虚無の使い方がちょっと変わってきているなあ、という感じ。
エンデに見いだされたというイーザウらしい、料理の仕方だなと思います。
期待の家でのシーンは、うまいなあと感じました。
時間を特定して戦争と絡めたのも彼らしい感じ。
ただ私にはこの長さと盛りだくさんアイテムはちょっとツライなぁ…
大人になって想像力も乏しくなったか、
最後の方はちょっと斜めな感じで読んでしまいました。
ファンタージエン企画、続々刊行されているようですね。
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ファンタージエン 秘密の図書館 単行本 – 2005/9/29
ファンタジーの金字塔「はてしない物語」(岩波書店刊)の世界(ルビ:ファンタージエン)が再び動き出す。ミヒャエル・エンデの秘蔵っ子であり「ネシャン・サーガ」シリーズでも有名なラルフ・イーザウが紡ぐ、「ファンタージエン」の古くて新しい物語。
- 本の長さ512ページ
- 言語日本語
- 出版社ソフトバンククリエイティブ
- 発売日2005/9/29
- ISBN-104797329831
- ISBN-13978-4797329834
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商品の説明
著者からのコメント
訳者あとがき抜粋
これはちょっとした事件だと思う。ミヒャエル・エンデの『はてしない物語』
といえば、すでにファンタジーの古典といえる。その物語の世界観が、エンデの
読者だった若い世代の作家に引き継がれ、エンデが発見した「ファンタージエ
ン」という内なる世界が二十一世紀にふたたびよみがえったからだ。
『はてしない物語』へのオマージュともいえるこのシリーズは、すでにドイツ
のファンタジー作家、ミステリー作家、歴史小説家など六人の作家がかかわり、
将来的には世界各地の作家に参加を呼びかける計画らしい。
このシリーズの勘所は「虚無」との戦いだ。二十五年ほど前、「虚無」にむし
ばまれた「ファンタージエン」を再生させるため少年バスチアンは内なる世界
に旅立った。彼はそこから辛くも生還し、大事なものをこの世界に持ち帰った。
しかし四半世紀がたった今、ぼくらは心の中にふたたび「虚無」を抱えるように
なっていないだろうか。「虚無」の実体は人によってさまざまだろう。もしかし
たら二十五年前よりもことは複雑になっているかもしれない。子ども時代に少
年バスチアンとファンタージエンで遊んだ若い作家たちが、「ファンタージエ
ン」の呼び声に応えて、二十一世紀の新たな「虚無」に立ち向かうため敢然と立
ちあがったと、そういうイメージでこの「ファンタージエン」シリーズを受け止
めてほしい。
これはちょっとした事件だと思う。ミヒャエル・エンデの『はてしない物語』
といえば、すでにファンタジーの古典といえる。その物語の世界観が、エンデの
読者だった若い世代の作家に引き継がれ、エンデが発見した「ファンタージエ
ン」という内なる世界が二十一世紀にふたたびよみがえったからだ。
『はてしない物語』へのオマージュともいえるこのシリーズは、すでにドイツ
のファンタジー作家、ミステリー作家、歴史小説家など六人の作家がかかわり、
将来的には世界各地の作家に参加を呼びかける計画らしい。
このシリーズの勘所は「虚無」との戦いだ。二十五年ほど前、「虚無」にむし
ばまれた「ファンタージエン」を再生させるため少年バスチアンは内なる世界
に旅立った。彼はそこから辛くも生還し、大事なものをこの世界に持ち帰った。
しかし四半世紀がたった今、ぼくらは心の中にふたたび「虚無」を抱えるように
なっていないだろうか。「虚無」の実体は人によってさまざまだろう。もしかし
たら二十五年前よりもことは複雑になっているかもしれない。子ども時代に少
年バスチアンとファンタージエンで遊んだ若い作家たちが、「ファンタージエ
ン」の呼び声に応えて、二十一世紀の新たな「虚無」に立ち向かうため敢然と立
ちあがったと、そういうイメージでこの「ファンタージエン」シリーズを受け止
めてほしい。
登録情報
- 出版社 : ソフトバンククリエイティブ (2005/9/29)
- 発売日 : 2005/9/29
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 512ページ
- ISBN-10 : 4797329831
- ISBN-13 : 978-4797329834
- Amazon 売れ筋ランキング: - 797,942位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 745位ドイツ文学 (本)
- - 906位ドイツ文学研究
- - 1,227位こどものSF・ファンタジー
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2014年6月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ネバーエンディングストーリーの作者からいろいろ検索しているとこの本にたどりつきました。子供の為に注文しました。何度も読み返しているようです。
2015年10月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ファンタージエンは本当に楽しそうに読んでいて、購入して良かったなと思いました。
2012年2月20日に日本でレビュー済み
エンデのはてしない物語を何度も夢中で読みました。その世界をまた体験できるとは!と思い読み始めたのですが、第一章で止めてしまいました。 全く別の物語として読むのなら楽しめる方もいらっしゃると思います。しかし、エンデ×上田さん日本語訳の、物語の美しさを前提にしていた私にはだめでした。はてしない物語の奥深さや感動を求める方にはお勧めしません。
2007年6月3日に日本でレビュー済み
懐かしい言葉や懐かしい登場人物が現れて、嬉しい反面、エンデのファンタージエンとの差異が残念でならない。
もちろん、エンデが書いているわけではないのだから仕方がないけれど・・・。
どうも文章や展開が、かみ合わない気がした。虚無の扱いも違うし・・・。
「期待の家」の行が一番「ファンタージエン」のような気がした。
物語としては面白いと思う。
このシリーズの別の作品を読んでみたいとも思う。
ただ、「はてしない物語」の存在があまりにも大き過ぎるから、評価も辛くなってしまいました。
もちろん、エンデが書いているわけではないのだから仕方がないけれど・・・。
どうも文章や展開が、かみ合わない気がした。虚無の扱いも違うし・・・。
「期待の家」の行が一番「ファンタージエン」のような気がした。
物語としては面白いと思う。
このシリーズの別の作品を読んでみたいとも思う。
ただ、「はてしない物語」の存在があまりにも大き過ぎるから、評価も辛くなってしまいました。
2006年7月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
はてしない物語の原作は読んでいませんが映画が大好きでした。トールキンに傾倒した若いクリストファー・パオリーニがエラゴンを生み出しましたが、エンデの影響を多大に受けたイーザウは果てしない物語の前史とも言うべき作品を雰囲気を壊すことなく創り上げたと思います。ファンタジー作品にふさわしい不思議なキャラクターや小物が多数登場しますが、ただ面白いだけではなく、どんなに自分になるべきか、どう生きるべきか考えさせられるものがあり面白かったと思います。
2012年8月28日に日本でレビュー済み
図書館で、エンデコーナーの隣に置いてありました。
えっ、ファンタージエン?直ぐ手が伸びました。
育児と仕事の合間を縫って、寝る間も惜しんで、読みました。
エンデのファンタージエンよりも、スペクタクル要素が大きいようです。
息つく間もない程の、ハラハラドキドキの展開でした。
あの、無愛想きわまりない印象、ブルドッグに例えられる程のおじいさん、
「カール・コンラート・コレアンダー氏」が、若き日にこんな冒険を経験していたとは。
そして、なんと!ファンタージエンで初のコイバナまで出てきます。
うーん、なんてほのかで、ピュアなロマンスでせうか。
読む者の心をじん、とあたためます。
「はてしない物語」で一度出会った人物(人でないことが多いが)を
改めて見かけた時の喜びは大きいし、
伏線を明かしてくれたり、謎を明るみにしてくれたりもしているので、
あのあかがね色の本をもう一度手にしたくてたまらなくなります。
空想世界「内なる世界」では、大切なものは「ものがたり」。
貴いものは「生み出す力」。
幼ごころの君は、それが善でも、悪でも、「汝の欲することを為せ」とおぼしめす。
ここがぴたりと一直線状につながってる以上、
いくら著者が違おうとも、やっぱりこれは、ファンタージエンであり
「はてしない物語」につながるものに違いないと思う。
そもそも、この著者がファンタージエンを語ることを、エンデ自身が許可したそうなのだから、
私たちが何をか言わんや、でありましょう。
そして、最後に残念なのは、自分の名前のイニシャルが
T.T.T.や K.K.K.や B.B.Bのようなのでないことです。
もし、W.W.W.とかだったら、行けるのかしらファンタージエン?
えっ、ファンタージエン?直ぐ手が伸びました。
育児と仕事の合間を縫って、寝る間も惜しんで、読みました。
エンデのファンタージエンよりも、スペクタクル要素が大きいようです。
息つく間もない程の、ハラハラドキドキの展開でした。
あの、無愛想きわまりない印象、ブルドッグに例えられる程のおじいさん、
「カール・コンラート・コレアンダー氏」が、若き日にこんな冒険を経験していたとは。
そして、なんと!ファンタージエンで初のコイバナまで出てきます。
うーん、なんてほのかで、ピュアなロマンスでせうか。
読む者の心をじん、とあたためます。
「はてしない物語」で一度出会った人物(人でないことが多いが)を
改めて見かけた時の喜びは大きいし、
伏線を明かしてくれたり、謎を明るみにしてくれたりもしているので、
あのあかがね色の本をもう一度手にしたくてたまらなくなります。
空想世界「内なる世界」では、大切なものは「ものがたり」。
貴いものは「生み出す力」。
幼ごころの君は、それが善でも、悪でも、「汝の欲することを為せ」とおぼしめす。
ここがぴたりと一直線状につながってる以上、
いくら著者が違おうとも、やっぱりこれは、ファンタージエンであり
「はてしない物語」につながるものに違いないと思う。
そもそも、この著者がファンタージエンを語ることを、エンデ自身が許可したそうなのだから、
私たちが何をか言わんや、でありましょう。
そして、最後に残念なのは、自分の名前のイニシャルが
T.T.T.や K.K.K.や B.B.Bのようなのでないことです。
もし、W.W.W.とかだったら、行けるのかしらファンタージエン?
2005年10月11日に日本でレビュー済み
”けれどもこれは別の物語、いつかまた、別のときにはなすことにしよう”
エンデが残した言葉が、ついに物語として語られる日がきました。
いつもこの言葉の続きをぼんやりと空想していたので、
このまま謎にしておきたかった気もしますが
やっぱり嬉しいですね!
主人公は『はてしない物語』でバスチアンが逃げ込んだあの本屋の店主、コレアンダー氏。
彼が何故あの本をもっていたのか? 彼はファンタージエンに行ったのか?
その謎を含め、コレアンダー氏の冒険が
イーザウさんの世界とも重なりながら語られています。
フッフール、幼こごろの君はもちろん、
ふらりと姿をあらわす懐かしい登場人物や
思わず笑っちゃうイーザウ氏の遊び心や仕掛けを思うと、
単純に続編や外伝というより、むしろ新たな物語と呼べそうです。
なんたって、エンデとイーザウさん、
二人の世界が重なってできているんですから!
この話は、もちろん『はてしない物語』を読んでいたほうが楽しめますが、
はじめてファンタージエンに触れる人も楽しめると思います。
ファンタージエンは広大であり、エンデはその全てを語りませんでした。
その世界観どおり、ファンタージエンを完結させずに
読むもの全てに想像の余地を残してくれたエンデの
おちゃめさと偉大さを改めて思います。
そのエンデが残した想像の庭で
作家たちが新たにファンタージエンを語り、遊ぶ。
なにが飛出すか、今後も楽しみです!
エンデが残した言葉が、ついに物語として語られる日がきました。
いつもこの言葉の続きをぼんやりと空想していたので、
このまま謎にしておきたかった気もしますが
やっぱり嬉しいですね!
主人公は『はてしない物語』でバスチアンが逃げ込んだあの本屋の店主、コレアンダー氏。
彼が何故あの本をもっていたのか? 彼はファンタージエンに行ったのか?
その謎を含め、コレアンダー氏の冒険が
イーザウさんの世界とも重なりながら語られています。
フッフール、幼こごろの君はもちろん、
ふらりと姿をあらわす懐かしい登場人物や
思わず笑っちゃうイーザウ氏の遊び心や仕掛けを思うと、
単純に続編や外伝というより、むしろ新たな物語と呼べそうです。
なんたって、エンデとイーザウさん、
二人の世界が重なってできているんですから!
この話は、もちろん『はてしない物語』を読んでいたほうが楽しめますが、
はじめてファンタージエンに触れる人も楽しめると思います。
ファンタージエンは広大であり、エンデはその全てを語りませんでした。
その世界観どおり、ファンタージエンを完結させずに
読むもの全てに想像の余地を残してくれたエンデの
おちゃめさと偉大さを改めて思います。
そのエンデが残した想像の庭で
作家たちが新たにファンタージエンを語り、遊ぶ。
なにが飛出すか、今後も楽しみです!