飛行機に関しては素人ですが、ディスカリーチャンネル(CS放送)の飛行機事故の番組を見て、旅客機に興味をもちました。
アマゾンの検索で著作者の存在を知り購入しました。
旅客機事故の原因、問題提起、対策について素人にも分かるように記述されています。
飛行機に興味のある方なら更に楽しめると思います。
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機長が語るヒューマン・エラーの真実 [ソフトバンク新書] 新書 – 2006/3/16
杉江 弘
(著)
事故の裏に隠された航空界の内情が明らかに
動物的本能によるエラー、パイロットの習性によるエラー、コミュニケーションの失敗によるエラー、行き過ぎたコスト削減が生み出すエラー、などヒューマン・エラーをその原因別に分析し、過去の事故を徹底的に解明する。現役機長だからこそ書けた、航空界の内情と事故の真相。悲惨な事故を繰り返さないために、過去の失敗から人間が学べることは何か――本書には現場からの切実なメッセージが詰まっている。
動物的本能によるエラー、パイロットの習性によるエラー、コミュニケーションの失敗によるエラー、行き過ぎたコスト削減が生み出すエラー、などヒューマン・エラーをその原因別に分析し、過去の事故を徹底的に解明する。現役機長だからこそ書けた、航空界の内情と事故の真相。悲惨な事故を繰り返さないために、過去の失敗から人間が学べることは何か――本書には現場からの切実なメッセージが詰まっている。
- 本の長さ216ページ
- 言語日本語
- 出版社ソフトバンククリエイティブ
- 発売日2006/3/16
- ISBN-10479733343X
- ISBN-13978-4797333435
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商品の説明
出版社からのコメント
動物的本能によるエラー、パイロットの習性によるエラー、コミュニケーションの失敗によるエラー、行き過ぎたコスト削減が生み出すエラー、などヒューマン・エラーをその原因別に分析し、過去の事故を徹底的に解明する。現役機長だからこそ書けた、航空界の内情と事故の真相。悲惨な事故を繰り返さないために、過去の失敗から人間が学べることは何か――本書には現場からの切実なメッセージが詰まっている。
登録情報
- 出版社 : ソフトバンククリエイティブ (2006/3/16)
- 発売日 : 2006/3/16
- 言語 : 日本語
- 新書 : 216ページ
- ISBN-10 : 479733343X
- ISBN-13 : 978-4797333435
- Amazon 売れ筋ランキング: - 741,278位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
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2018年3月31日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2006年6月19日に日本でレビュー済み
看護師として、医療事故を防ぐための知識をなにか獲られるのではないかと思ってこの本を読んだ。
そしたら、飛行機に乗るのがちょっと怖くなった。
本書の中では、飛行機事故の事例と著者による解説がいくつか出てくるのだが、
事故の事例の部分では、飛行機の運航にはこんなに人間的な要素が絡んでいるのか!と言うことがわかってきて、
次回自分が乗る飛行機の、機長と副操縦士の人間関係は果たして良好だろか?良好かどうかを誰か教えてくれないだろうか?
とか、
考えてしまった。
飛行機に乗るということは、その飛行機と言う乗り物と共に、その運転にかかわる人たちに命を預けるということなのだ、
ということが改めてわかったきがした。
ひるがえって、看護師としての私は、患者さんの安全を守る最も身近で重要なファクターなのである。
患者さんは、私たちに命を預けているのである。
本書の中で看護師としての自分の生かせるなと思ったこととしては、
ヒューマンエラーに対しては組織として取り組まなくてはいけないということと、
職場の人間関係はできるだけ良好に保たなければいけないなと言ううことと、
医療機器のインターフェースがミスを誘発し易いものだと思われたときには、改善を現場から提言して行かなければならないだろうな、ということと、
小さなミスを公にしてそれが大きな事故に結びつかないような対策を考えることの大切さや、
過去に起きた事故の事例等から傾向と対策を学ばなければいけないな、
ということなどがあると思った。
そしたら、飛行機に乗るのがちょっと怖くなった。
本書の中では、飛行機事故の事例と著者による解説がいくつか出てくるのだが、
事故の事例の部分では、飛行機の運航にはこんなに人間的な要素が絡んでいるのか!と言うことがわかってきて、
次回自分が乗る飛行機の、機長と副操縦士の人間関係は果たして良好だろか?良好かどうかを誰か教えてくれないだろうか?
とか、
考えてしまった。
飛行機に乗るということは、その飛行機と言う乗り物と共に、その運転にかかわる人たちに命を預けるということなのだ、
ということが改めてわかったきがした。
ひるがえって、看護師としての私は、患者さんの安全を守る最も身近で重要なファクターなのである。
患者さんは、私たちに命を預けているのである。
本書の中で看護師としての自分の生かせるなと思ったこととしては、
ヒューマンエラーに対しては組織として取り組まなくてはいけないということと、
職場の人間関係はできるだけ良好に保たなければいけないなと言ううことと、
医療機器のインターフェースがミスを誘発し易いものだと思われたときには、改善を現場から提言して行かなければならないだろうな、ということと、
小さなミスを公にしてそれが大きな事故に結びつかないような対策を考えることの大切さや、
過去に起きた事故の事例等から傾向と対策を学ばなければいけないな、
ということなどがあると思った。
2017年3月15日に日本でレビュー済み
航空機事故、エアラインビジネスでの危機管理については多くの本がでている。
その多くが事例を引き、事故の分類、特徴から危機管理の理論を謳うものがほとんどだが、
実際のところどれだけ説得力と効果があるのか疑問だった。
この本は事故の核心部分を露呈させ徹底的に細部の改変、改革までを具体的に指摘している点が違う。
冷静な分析眼が鋭い。
その多くが事例を引き、事故の分類、特徴から危機管理の理論を謳うものがほとんどだが、
実際のところどれだけ説得力と効果があるのか疑問だった。
この本は事故の核心部分を露呈させ徹底的に細部の改変、改革までを具体的に指摘している点が違う。
冷静な分析眼が鋭い。
2009年7月20日に日本でレビュー済み
航空機の事故は、機器のトラブルや人間による過失だけが原因で発生するわけではない。実は、組織や体制による潜在的なリスクも高いということが、本書を読むとよく分かる。JR西日本の社長が起訴された「JR福知山線脱線事故」もまたしかり。日勤教育の問題点が指摘されている。筆者は企業や組織自体が意識の変革を図り、エラー発生のメカニズムや発生時の対処方法について、現場の意見も取り入れつつ前向きに研究していく体制が必要であると説く。
ソフトの開発でも同じことが言える。ヒューマンエラーは起こるべくして起こるということを開発者は肝に銘じたい。ここでも「安全」は神話に過ぎず、エラーや攻撃を完全に防ぐことはできないが、少なくとも致命的な打撃を受けることの無いよう分析と対処を怠らないようにすべきだ。万全の体制をもってインシデントに対応できることこそ、今企業に求められている資質である。
本書に一つだけ、懸念があるとすれば…。
筆者は様々な航空機事故を分析し、どうすれば事故を防げるかについて考察、提案している。しかし、その考えが実際に現場に反映されているのかどうか、残念なことに我々には確かめるすべがない。よって、この本を読むと飛行機に搭乗するのが怖くなる。海外旅行の好きな方、海外へ頻繁に出張される方は読まないほうがいいかもしれない。
ソフトの開発でも同じことが言える。ヒューマンエラーは起こるべくして起こるということを開発者は肝に銘じたい。ここでも「安全」は神話に過ぎず、エラーや攻撃を完全に防ぐことはできないが、少なくとも致命的な打撃を受けることの無いよう分析と対処を怠らないようにすべきだ。万全の体制をもってインシデントに対応できることこそ、今企業に求められている資質である。
本書に一つだけ、懸念があるとすれば…。
筆者は様々な航空機事故を分析し、どうすれば事故を防げるかについて考察、提案している。しかし、その考えが実際に現場に反映されているのかどうか、残念なことに我々には確かめるすべがない。よって、この本を読むと飛行機に搭乗するのが怖くなる。海外旅行の好きな方、海外へ頻繁に出張される方は読まないほうがいいかもしれない。
2006年12月30日に日本でレビュー済み
「ヒューマンエラー」という切り口から見た、飛行機事故のケーススタディといった趣の本。
飛行機のハードが発達する一方で、それを使いこなせないために事故が起こる・・・このようなことは航空業界だけでなく、あらゆるジャンルで起こっていることだ。
本書はあくまで航空業界に特化してはいるが、著者の、ヒューマンエラーを減らすための提言の数々は多くの人にとって参考になるだろう。
ということで十分興味深い内容なのだが、航空関係者だけでなく一般読者にも読ませようという意図のわりには、用語や説明が不親切だったりすることが多いように思う。
また、全体の構成をもう少し工夫して欲しかったのと、校正が少々甘いのも気になった。
飛行機のハードが発達する一方で、それを使いこなせないために事故が起こる・・・このようなことは航空業界だけでなく、あらゆるジャンルで起こっていることだ。
本書はあくまで航空業界に特化してはいるが、著者の、ヒューマンエラーを減らすための提言の数々は多くの人にとって参考になるだろう。
ということで十分興味深い内容なのだが、航空関係者だけでなく一般読者にも読ませようという意図のわりには、用語や説明が不親切だったりすることが多いように思う。
また、全体の構成をもう少し工夫して欲しかったのと、校正が少々甘いのも気になった。
2006年4月1日に日本でレビュー済み
前回、同じ著者の本で「機長の失敗学」を読んで感銘を受けたことがある。
現役の航空機機長でありながら、勇気を持って人間が起こすエラーについて分析し、その対処法に取り組む姿勢を訴えておられる。本書ではそのことがより強く表されているようだ。
安全意識に関する日本と欧米の違いなどが学び取れると同時に、そのことに対する安全哲学については、多くの同業種の皆さんが認識しなければならないだろう。
航空機事故に感心のある方、「機長の失敗学」とともに一読されたい。
現役の航空機機長でありながら、勇気を持って人間が起こすエラーについて分析し、その対処法に取り組む姿勢を訴えておられる。本書ではそのことがより強く表されているようだ。
安全意識に関する日本と欧米の違いなどが学び取れると同時に、そのことに対する安全哲学については、多くの同業種の皆さんが認識しなければならないだろう。
航空機事故に感心のある方、「機長の失敗学」とともに一読されたい。