緻密なまでに構成された世界感の上で展開されるストーリーは、榊一郎の真骨頂と言えるのでは、さすがの一言です。
ただ、世界感が広すぎて作者自体が、苦労しているのでは、っと思う所もあります。
作中の世界では、音楽(神曲)と精霊がでてきますが、新しいと思うほどでは、ありません。
しかし、その背景の世界感は、すばらしく、期待を裏切られないシリーズに成長するはずです。
皆様、ポリフォニカワールドに乗り遅れのないよう!
自信を持って、オススメします。
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神曲奏界ポリフォニカ ウェイワード・クリムゾン (GA文庫) 文庫 – 2006/1/14
彼女は可憐で。勝手気ままで。
――全く容赦が無い。
早く起きて、
朝飯を作れ
……出来たか?
精霊が力を持つ世界があった。
彼らは神曲楽士の奏でる楽曲を糧とし、さまざまな力を発揮する。
そんな精霊たちと契約し、彼らを操ることのできる者は『神曲楽士(ダンティスト)』と呼ばれていた。
新米神曲楽士のタタラ・フォロンは、キュートで最強の精霊コーティカルテと契約をしてはいるものの、安定した神曲が扱えず
未だに見習い楽士。そんな彼に、精霊の放つ力“精霊雷”を集める初仕事が舞い込んだ。張り切るフォロンに、普段は何かとうるさいコーティカルテも、この時ばかりはなにも言わず素直に協力してくれたのだが……。
榊一郎の奏でる、ファンタジーな楽曲が、いまここに響き渡る!
――全く容赦が無い。
早く起きて、
朝飯を作れ
……出来たか?
精霊が力を持つ世界があった。
彼らは神曲楽士の奏でる楽曲を糧とし、さまざまな力を発揮する。
そんな精霊たちと契約し、彼らを操ることのできる者は『神曲楽士(ダンティスト)』と呼ばれていた。
新米神曲楽士のタタラ・フォロンは、キュートで最強の精霊コーティカルテと契約をしてはいるものの、安定した神曲が扱えず
未だに見習い楽士。そんな彼に、精霊の放つ力“精霊雷”を集める初仕事が舞い込んだ。張り切るフォロンに、普段は何かとうるさいコーティカルテも、この時ばかりはなにも言わず素直に協力してくれたのだが……。
榊一郎の奏でる、ファンタジーな楽曲が、いまここに響き渡る!
- 本の長さ344ページ
- 言語日本語
- 出版社ソフトバンク クリエイティブ
- 発売日2006/1/14
- ISBN-104797334436
- ISBN-13978-4797334432
登録情報
- 出版社 : ソフトバンク クリエイティブ (2006/1/14)
- 発売日 : 2006/1/14
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 344ページ
- ISBN-10 : 4797334436
- ISBN-13 : 978-4797334432
- カスタマーレビュー:
著者について
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1969年生まれ、大阪大学法学部卒。『ドラゴンズ・ウィル』で第九回富士見ファンタジア長編小説大賞を受賞し、デビュー。『神曲奏界ポリフォニカ』のアニメーション化でシリーズ構成・脚本を担当し、以後アニメーション原案・シリーズ構成・脚本の仕事を多数てがけている。また、創作集団イメイジング・フォレストを主宰し原作提供等を行うなど、幅広い創作活動を展開している(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 ザ・ジャグル 3―汝と共に平和のあらんことを (ISBN-13:978-4150309992)』が刊行された当時に掲載されていたものです)
カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2006年7月20日に日本でレビュー済み
キネティックノベルで先行していた話の続きが文庫で登場。
榊一郎の雰囲気がぷんぷんする作品。題名どおり神曲という音楽を
題材としたファンタジック物。世界観の構築、細かな設定などは
さすがに榊一郎だけあって、しっかりしたもの。
根底に流れてるテーマも榊一郎のいつものテーマであり彼のファンなら
読むことを義務づけられてるといっても過言ではないだろう。
そして一気に読んだらきっとキネティックノベルの無料体験版を
ダウンロードしに走るに違いない・・・
気になる点は音楽の表現だけか?音楽を世界観の中心に据えると
この点が非常に難しいのが難点。そこをどう判断するかは
読者の音楽知識と趣味に左右されるので、まあ読んでみてのお楽しみと
いうことにしておこう。
榊一郎の雰囲気がぷんぷんする作品。題名どおり神曲という音楽を
題材としたファンタジック物。世界観の構築、細かな設定などは
さすがに榊一郎だけあって、しっかりしたもの。
根底に流れてるテーマも榊一郎のいつものテーマであり彼のファンなら
読むことを義務づけられてるといっても過言ではないだろう。
そして一気に読んだらきっとキネティックノベルの無料体験版を
ダウンロードしに走るに違いない・・・
気になる点は音楽の表現だけか?音楽を世界観の中心に据えると
この点が非常に難しいのが難点。そこをどう判断するかは
読者の音楽知識と趣味に左右されるので、まあ読んでみてのお楽しみと
いうことにしておこう。
2006年1月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ファンタジーでありがちな「精霊」を「神曲」に絡めることで、
今までにない新鮮な魅力を出してる。
著者の榊一郎さん自身も「スクラップド・プリンセスの直系の後継」と
言ってるだけあって、棄てプリ好きなら買って損はないです。
絵が可愛いだけでなく、キャラ自身の魅力もたっぷりでグイグイ惹きこまれます。
ただ一つだけ難があるとすれば、現在キネティックノベルで発売されてる
「神曲奏界ポリフォニカ」の続編(数年後という設定)なので、
そちらを先に読んでおかないと、面白さの半分も伝わらない・・・。
(キネティック読んでからなら、文句なしの星5つ!)
キネティック版がフォロン学生編としたら、こちらはフォロン社会人編って感じなので、
是非続けて読むことをオススメします。
今までにない新鮮な魅力を出してる。
著者の榊一郎さん自身も「スクラップド・プリンセスの直系の後継」と
言ってるだけあって、棄てプリ好きなら買って損はないです。
絵が可愛いだけでなく、キャラ自身の魅力もたっぷりでグイグイ惹きこまれます。
ただ一つだけ難があるとすれば、現在キネティックノベルで発売されてる
「神曲奏界ポリフォニカ」の続編(数年後という設定)なので、
そちらを先に読んでおかないと、面白さの半分も伝わらない・・・。
(キネティック読んでからなら、文句なしの星5つ!)
キネティック版がフォロン学生編としたら、こちらはフォロン社会人編って感じなので、
是非続けて読むことをオススメします。
2007年5月22日に日本でレビュー済み
私は本作品を本書を手にするまで全く知りませんでした。
書店の一角を占拠してまで売られていたので買ってみましたという経緯。
そんな私が感じたこと。
まず、主人公とヒロインのキャラ設定や関係は個人的にツボですね。
最近何かと話題にされるツンデレってやつですか。
なので期待しながら読み進めたわけですが、程なくして興ざめしました。
すいません。
自分はどうしても音楽を表現する擬音がダメです。
もう一気に読む気力が失せてしまいます。
本作品は音楽が重要な要素のようなので、その表現に果敢にチャレンジしてるのかなぁ?
という筆者の気概みたいなのは感じられなくもないですが、
もうちょっと上手く表現できないものでしょうか。
それと、後で知ったことですが、本書は別メディアの続編ということらしいですね。
どうりで??な箇所が多々あると思いました。
また、別シリーズも平行して展開しているとか。
物語の広がり、ディープさには関心を持ちますが、
擬音表現を見るに耐えかねる私には手を出す気にはなれません。
本作品は本書が最初で最後のお付き合いということになりそうです。
書店の一角を占拠してまで売られていたので買ってみましたという経緯。
そんな私が感じたこと。
まず、主人公とヒロインのキャラ設定や関係は個人的にツボですね。
最近何かと話題にされるツンデレってやつですか。
なので期待しながら読み進めたわけですが、程なくして興ざめしました。
すいません。
自分はどうしても音楽を表現する擬音がダメです。
もう一気に読む気力が失せてしまいます。
本作品は音楽が重要な要素のようなので、その表現に果敢にチャレンジしてるのかなぁ?
という筆者の気概みたいなのは感じられなくもないですが、
もうちょっと上手く表現できないものでしょうか。
それと、後で知ったことですが、本書は別メディアの続編ということらしいですね。
どうりで??な箇所が多々あると思いました。
また、別シリーズも平行して展開しているとか。
物語の広がり、ディープさには関心を持ちますが、
擬音表現を見るに耐えかねる私には手を出す気にはなれません。
本作品は本書が最初で最後のお付き合いということになりそうです。
2007年1月15日に日本でレビュー済み
主人公らの職業(?)が神曲を奏でて"精霊"を呼び寄せる"神曲楽士"という設定で、そこは"楽士"というだけあって音楽―神曲が本書では重要な軸となっています。なので、キャラクターが何やら特別な楽器を使って神曲を奏でるシーンが頻繁に出てきます。こう言ったシーンで個人的に難点と思った箇所が一つ。"音(音楽)"の表現が、イメージし難いということです。作中では、音や神曲のリズム(?)が文字で書かれています。個人的には、それがかえってイメージし難くなってしまった一因でした。
その一点だけ気にはなりましたが、世界観だとかストーリー自体は面白かったと思います
ゲームが元のようですが、結構丁寧に書かれているのでゲームをプレイしていない私でも、世界観なんかも汲み取り易かったですし。後半の戦闘シーンも、敵に追い詰められたり追い詰めたり―一進一退といった感じで良かったです。この戦闘場面が良かったおかげで、最初は読んでいてストーリー展開に起伏無いな〜と不満に思ったことが、読み終わる頃には気にならなくなってましたしね♪
最後に、おそらくゲームをプレイしてから読むと、さらに物語を深く楽しめるのではないかと思います
その一点だけ気にはなりましたが、世界観だとかストーリー自体は面白かったと思います
ゲームが元のようですが、結構丁寧に書かれているのでゲームをプレイしていない私でも、世界観なんかも汲み取り易かったですし。後半の戦闘シーンも、敵に追い詰められたり追い詰めたり―一進一退といった感じで良かったです。この戦闘場面が良かったおかげで、最初は読んでいてストーリー展開に起伏無いな〜と不満に思ったことが、読み終わる頃には気にならなくなってましたしね♪
最後に、おそらくゲームをプレイしてから読むと、さらに物語を深く楽しめるのではないかと思います
2008年1月2日に日本でレビュー済み
あえてキネティック版ポリフォニカを一切読まないで見ました。(というか、キネティックどころかシェアードワールド、他のポリ巻も一切知らずの身で読みました)
その場合、キネティックやポリフォニカワールドを補完するための(世界観の説明)補足が多く書かれているため、それに対して嫌気をさすか、初めて読む人に対するフォローかという見方のどちらかでしょう。
あくまでフィクションであり、精霊など様なものが登場するため、ファンタジックなストーリです。しかし、それ以上にプロになったフォロンなど、まだ就業していないものが見るにしては、職業人=プロフェッショナルといいったようなものが(深読みでしょうが)垣間見ることが出来て、リアリティを子気味よく含んでいて面白いと感じました。
その場合、キネティックやポリフォニカワールドを補完するための(世界観の説明)補足が多く書かれているため、それに対して嫌気をさすか、初めて読む人に対するフォローかという見方のどちらかでしょう。
あくまでフィクションであり、精霊など様なものが登場するため、ファンタジックなストーリです。しかし、それ以上にプロになったフォロンなど、まだ就業していないものが見るにしては、職業人=プロフェッショナルといいったようなものが(深読みでしょうが)垣間見ることが出来て、リアリティを子気味よく含んでいて面白いと感じました。