現実の世界は法治国家であり,何でも法律を基準に解決することになっています.この法律というものも,議会で審議されて制定されたものと,いわゆる判例が法として扱われるものがあるそうです.
インターネットの世界では,現実社会における法律が適用されるのですが,まだまだ追いついていないのが現状でしょう.かといって全くの無法状態というわけでもなく,それぞれのコミュニティーでのルールが存在します.言うなれば中世世界の状況に似ているようです.
このようにインターネット社会における法律論が展開されており,ネットが抱える法的な問題や今後の発展を考える上で参考になるのではないかと思います.
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インターネットの法と慣習 かなり奇妙な法学入門 [ソフトバンク新書] 新書 – 2006/7/15
白田 秀彰
(著)
ネット社会を読み解くために必読の書!
『Hotwired Japan』の人気連載が書き下ろしなどを加えて待望の書籍化!
インターネットにおける「法」と「慣習」を考察して、今後のネット社会のあり方を軽妙に論じた一冊。
『Hotwired Japan』の人気連載が書き下ろしなどを加えて待望の書籍化!
インターネットにおける「法」と「慣習」を考察して、今後のネット社会のあり方を軽妙に論じた一冊。
- 本の長さ212ページ
- 出版社ソフトバンククリエイティブ
- 発売日2006/7/15
- ISBN-104797334673
- ISBN-13978-4797334678
商品の説明
出版社からのコメント
変化するネット社会を歴史的な観点で捉え、リアル社会との関わりや今後の展望までもを論じた一冊である。
日常的に接するネットを通した、法学の入門書としても最適だ。
『Hotwired Japan』の人気連載に大幅な加筆、書き下ろしを加えて刊行。
日常的に接するネットを通した、法学の入門書としても最適だ。
『Hotwired Japan』の人気連載に大幅な加筆、書き下ろしを加えて刊行。
レビュー
変化するネット社会を歴史的な観点で捉え、リアル社会との関わりや今後の展望までもを論じた一冊である。
日常的に接するネットを通した、法学の入門書としても最適だ。
『Hotwired Japan』の人気連載に大幅な加筆、書き下ろしを加えて刊行。 --出版社からのコメント
日常的に接するネットを通した、法学の入門書としても最適だ。
『Hotwired Japan』の人気連載に大幅な加筆、書き下ろしを加えて刊行。 --出版社からのコメント
登録情報
- 出版社 : ソフトバンククリエイティブ (2006/7/15)
- 発売日 : 2006/7/15
- 新書 : 212ページ
- ISBN-10 : 4797334673
- ISBN-13 : 978-4797334678
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,056,904位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 260位インターネット入門書
- - 599位情報社会
- - 1,062位SB新書
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2006年11月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2020年8月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ネットと日常生活の常識は乖離しています。お互いの慣習で物事を解決しようとするとひずみが生じます。その内容が書かれており、参考になりました。
2009年7月18日に日本でレビュー済み
HotWired JapanのWebに連載されていた記事をまとめたもの。連載時も読んではいたがやはりまとまった形で読めるのはうれしいことだ。
内容的には、かならずしも全面的に賛成するわけではない。彼がいうような実名(一定のハンドル名も含む。)による発言は無理だと思う。日本国民は「市民」でも「騎士」でもない。みんながそうなればいいけど、一部の人間に実名を求めても実害の方が多いのではないか。
国家権力による迫害に対する匿名の発言の意味もあったはず。ネットでの多数者による迫害に対する匿名の発言の権利も保障すべきだと思う。
匿名の壁新聞が世の中を変えることもある。実名の強制による萎縮効果の方が怖い。
でも、面白い本だった。論争的であることを恐れない。
ただ、やっぱり、彼ほど楽天的にはなれないなぁ。
内容的には、かならずしも全面的に賛成するわけではない。彼がいうような実名(一定のハンドル名も含む。)による発言は無理だと思う。日本国民は「市民」でも「騎士」でもない。みんながそうなればいいけど、一部の人間に実名を求めても実害の方が多いのではないか。
国家権力による迫害に対する匿名の発言の意味もあったはず。ネットでの多数者による迫害に対する匿名の発言の権利も保障すべきだと思う。
匿名の壁新聞が世の中を変えることもある。実名の強制による萎縮効果の方が怖い。
でも、面白い本だった。論争的であることを恐れない。
ただ、やっぱり、彼ほど楽天的にはなれないなぁ。
2017年5月21日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
大学で使う教科書に上がってたので購入。教科書は大学図書館で長期借り出しすることもできるけれど、やっぱり「万一の場合」に備えて自分で持っていたくて、あれこれ探しました。とにかく手に入ってよかったです。
2007年5月8日に日本でレビュー済み
読み始めて5分で、読み辛い、と思った。読んでいる最中は何度も欠伸をかき、読了までひどく時間がかかった。それは決して、僕が法律に明るくないとか、そういう理由ではないと思う。内容がどうこう言う問題ではない。
まず気に入らないのがその文体。内容はもともと著者のブログから来ているという。詳細に丁寧に解説してあってほしいインターネットと法律について、およそ様々な点から解説がなされているのだが、それと驚くほどミスマッチな軽やかでフランクな語り口調。しかも長い文や分かりにくい倒置文も多く、おかげでスムーズに読み進めることができない。これをブログで読むなら、きっと特に問題は感じないだろう。ただ、(加筆などは適宜しているそうだが)書籍向きとは到底思えない。金が勿体ないとすら感じる。
それから、余りにも多い「〜と思う」。著者はまえがきで、本書は「随筆」だと述べているが、それにしたってあらゆることが著者が「思う」ことばかりで、では本当にそうなのか、実際はどうなのか、ということが分からない。読了しても「なるほど著者はこう『思う』らしい」という理解しか残らない。サブタイトルは「かなり奇妙な法学に関する持論」とでもしてほしいぐらいだ。
読了して得た有用な知識というものはあまりない。しかし再読するのは疲れるだけなので遠慮したい。
まず気に入らないのがその文体。内容はもともと著者のブログから来ているという。詳細に丁寧に解説してあってほしいインターネットと法律について、およそ様々な点から解説がなされているのだが、それと驚くほどミスマッチな軽やかでフランクな語り口調。しかも長い文や分かりにくい倒置文も多く、おかげでスムーズに読み進めることができない。これをブログで読むなら、きっと特に問題は感じないだろう。ただ、(加筆などは適宜しているそうだが)書籍向きとは到底思えない。金が勿体ないとすら感じる。
それから、余りにも多い「〜と思う」。著者はまえがきで、本書は「随筆」だと述べているが、それにしたってあらゆることが著者が「思う」ことばかりで、では本当にそうなのか、実際はどうなのか、ということが分からない。読了しても「なるほど著者はこう『思う』らしい」という理解しか残らない。サブタイトルは「かなり奇妙な法学に関する持論」とでもしてほしいぐらいだ。
読了して得た有用な知識というものはあまりない。しかし再読するのは疲れるだけなので遠慮したい。
2009年11月14日に日本でレビュー済み
本書の内容は、法学の基礎をふまえた上で、現在のインターネットの世界の
様々な問題について考えるというもの。思いきり粗っぽくまとめると、
・ネットの世界は独特で、リアル世界の法を適用するには無理がある。
・しかし政治家はネットの世界を理解しないので、ネット世界に適した法整備をしない、
あるいはする必要さえ感じていない。
・このような状況を打破するには、法整備よりまずネット上で好ましい慣習を作り出すと
ともに、ネットでのルールのあり方について議論のできる状況を作り出し、最終的
にはネットの住人の意見を代表する議員を議会に送り込めるようすることだ。
大体上記のようになると思うが、著者の文章スタイルなのか、あるいはHot Wired
の連載をまとめたものだからか、議論はぼんやりとしており、また話もよくとぶので
読みにくく、印象に残りにくいと思う。しかし議論自体は納得のいく、妥当なものだろう。
様々な問題について考えるというもの。思いきり粗っぽくまとめると、
・ネットの世界は独特で、リアル世界の法を適用するには無理がある。
・しかし政治家はネットの世界を理解しないので、ネット世界に適した法整備をしない、
あるいはする必要さえ感じていない。
・このような状況を打破するには、法整備よりまずネット上で好ましい慣習を作り出すと
ともに、ネットでのルールのあり方について議論のできる状況を作り出し、最終的
にはネットの住人の意見を代表する議員を議会に送り込めるようすることだ。
大体上記のようになると思うが、著者の文章スタイルなのか、あるいはHot Wired
の連載をまとめたものだからか、議論はぼんやりとしており、また話もよくとぶので
読みにくく、印象に残りにくいと思う。しかし議論自体は納得のいく、妥当なものだろう。
2007年8月5日に日本でレビュー済み
Hot Wiredの連載はいつも読んでましたが、本になると一気にまとまった感じがします。
文章も軽快で、全体を通してすごくわかりやすかったです。
「法」とは何かというお話も、硬くなく、自然に頭に入ってきます。
インターネットにおける、新しい社会形成において、次のステップを考えるちょっとしたきっかけを与えてくれる本でした。
文章も軽快で、全体を通してすごくわかりやすかったです。
「法」とは何かというお話も、硬くなく、自然に頭に入ってきます。
インターネットにおける、新しい社会形成において、次のステップを考えるちょっとしたきっかけを与えてくれる本でした。
2008年3月25日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
「ネットワーク」に関する法についての入門書ですが、タイトルに惹かれて手に取った方が一応注意しておいた方が良いと思うのは、本書の内容は個別具体的な法律上の問題や条文の解釈という実定法学的なものではなく、そもそも「法」や「規範」って何?といった疑問から始まる法哲学や法制史等の、基礎法学的なものであるというところです。
つまり、この本を読んでネットワークを使った実生活がガラリと変わる・・・なんてことはまずありません(笑)
ただし、間違いなく面白い本ではあります。
初めの50ページぐらいは「法のねっこ」の解説に割かれていますが、ここを読むだけで一般的な法学部生レベルの基礎法学に関する知識のエッセンスは得られるのではないでしょうか(あくまで個人的な感想です笑)。
また、著者は情報法と知的財産法を専門に研究している学者でありながら、本書はあくまでエッセイであって学術論文用に書かれた文章ではないため、フランクな文体で書かれていて非常に読みやすいです。同じ内容を法学の教科書で学ぼうとすれば3倍は時間がかかるのではないでしょうか。
そんな素晴らしい本が新書で出ているのですから、「新書ブーム」なんてのも捨てたもんではありません。
久しぶりに☆を5つ以上つけたい本に出会いました。
つまり、この本を読んでネットワークを使った実生活がガラリと変わる・・・なんてことはまずありません(笑)
ただし、間違いなく面白い本ではあります。
初めの50ページぐらいは「法のねっこ」の解説に割かれていますが、ここを読むだけで一般的な法学部生レベルの基礎法学に関する知識のエッセンスは得られるのではないでしょうか(あくまで個人的な感想です笑)。
また、著者は情報法と知的財産法を専門に研究している学者でありながら、本書はあくまでエッセイであって学術論文用に書かれた文章ではないため、フランクな文体で書かれていて非常に読みやすいです。同じ内容を法学の教科書で学ぼうとすれば3倍は時間がかかるのではないでしょうか。
そんな素晴らしい本が新書で出ているのですから、「新書ブーム」なんてのも捨てたもんではありません。
久しぶりに☆を5つ以上つけたい本に出会いました。