読み物ではあるが、生物が苦手な学生が読むには良いと思う。
自分は生物はほとんど知らなくて、はっきり言って中学レベルでとまっていたのだが、この本を読んでから独学で分子生物学の本に入れた。
図がたくさん載っているので、それを参考にしながら、生物現象の概要を掴める様になっている。
流行りの血液型の話も遺伝学的に説明していて、楽しかった。
これを読んでバイオテクノジーに本気で興味を持つ者が増えると思う。
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やさしいバイオテクノロジー 血液型や遺伝子組換え食品の真実を知る (サイエンス・アイ新書) 新書 – 2007/1/16
芦田 嘉之
(著)
クローン技術の謎を知る!
本書は、遺伝子などの基本用語を解説しつつ、バイオテクノロジーの最新技術と血液型や遺伝子組換え食品にまつわる真実を明らかにしていきます。遺伝子やDNAが見せる精緻な仕組みは、まさに生命38億年のドラマなのです。
本書は、遺伝子などの基本用語を解説しつつ、バイオテクノロジーの最新技術と血液型や遺伝子組換え食品にまつわる真実を明らかにしていきます。遺伝子やDNAが見せる精緻な仕組みは、まさに生命38億年のドラマなのです。
- ISBN-104797338903
- ISBN-13978-4797338904
- 出版社ソフトバンククリエイティブ
- 発売日2007/1/16
- 言語日本語
- 本の長さ208ページ
商品の説明
出版社からのコメント
最近の志望校で人気なのはバイオテクノロジー系だと、工学系大学の教授がこぼしていました。ヒトゲノムの解読を契機に、遺伝子レベルで生命現象の設計図が解明されつつあります。その応用科学としてのバイオテクノロジーは、イネなどの作物の品種改良や、花粉症を改善する食品の研究など、私たちの暮らしを豊かにする先端科学でもあります。血液型占いは大好きだけど、遺伝子組換え食品は嫌い、そんなヒトなら常識がひっくりかえるかもしれないバイオテクノロジーの世界をのぞいてみてください。
登録情報
- 出版社 : ソフトバンククリエイティブ (2007/1/16)
- 発売日 : 2007/1/16
- 言語 : 日本語
- 新書 : 208ページ
- ISBN-10 : 4797338903
- ISBN-13 : 978-4797338904
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,530,195位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 337位バイオテクノロジー (本)
- - 717位サイエンス・アイ新書
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2007年1月30日に日本でレビュー済み
まじめな学者が、きちんとわかりやすく
バイオテクノロジーについて解説しようと努力した、という感じの本です。
で、この本には
「血液型や遺伝子組み換え食品の真実を知る」という副題がついていますが、
気楽に読んではいけません。
遺伝子組み換え食品について、世間一般で思われているような
ある種の危険はなぜないのかを、誠意とはなにか、細胞とはなにか、
遺伝子とは何かといったレベルから説き起こします。
ですので、気軽に電車で楽しんで読もう、という本ではありません。
ですが生物を勉強したい高校生が、生物学の入門として読むのには、
実にすばらしい本だと思います。
言っていることも穏当で、たとえば血液型占いも、
頭ごなしに否定する、という感じではありません。
またp.35 バナナとアルコールと塩と洗剤で、
自宅でも簡単にDNAを取り出せる、という解説が面白かったです。
やってみたくなるぢゃないのさ。
DNA鑑定の話や、ゲノムと遺伝子はちがうんだーと
朝日新聞のクロスワードパズルの答えに投書したら丁寧な返事が来た話とか、
真面目な学者のきちんとした報告ぶりに好感が持てました。
バイオテクノロジーについて解説しようと努力した、という感じの本です。
で、この本には
「血液型や遺伝子組み換え食品の真実を知る」という副題がついていますが、
気楽に読んではいけません。
遺伝子組み換え食品について、世間一般で思われているような
ある種の危険はなぜないのかを、誠意とはなにか、細胞とはなにか、
遺伝子とは何かといったレベルから説き起こします。
ですので、気軽に電車で楽しんで読もう、という本ではありません。
ですが生物を勉強したい高校生が、生物学の入門として読むのには、
実にすばらしい本だと思います。
言っていることも穏当で、たとえば血液型占いも、
頭ごなしに否定する、という感じではありません。
またp.35 バナナとアルコールと塩と洗剤で、
自宅でも簡単にDNAを取り出せる、という解説が面白かったです。
やってみたくなるぢゃないのさ。
DNA鑑定の話や、ゲノムと遺伝子はちがうんだーと
朝日新聞のクロスワードパズルの答えに投書したら丁寧な返事が来た話とか、
真面目な学者のきちんとした報告ぶりに好感が持てました。
2008年11月30日に日本でレビュー済み
本書のタイトルにある「やさしい」とは、大学レベルの生物学(すなわち本格的なバイオテクノロジー)の入門書ですよ、という意味だろう。
もちろん新書なので基本的な部分の解説もあるけれど、そこは図版を中心としたあっさりとした解説。その上、高校生物の範囲を超える部分も少なくない。私のような、生物の知識は中学理科止まり、という人が、一読して内容を理解できるかというと、あやしいと思う。本書の想定読者は、高校生物の内容は大まかでも理解している人、なんだろう。
別に遺伝子とDNAがどう違うのかわからなくても、著者の「結論」だけなら理解できる。が、それでは本書と『買ってはいけない』の類との差異というのは、結局どちらの意見が好きか、ということにしかならない。本書のキモは「なぜその結論に至るのか」という理屈の部分なので、基本的な解説をもう少していねいにしてほしかった。
たとえば本書では、
DNA:デオキシリボ核酸 塩基のつながったもの 遺伝子の本体
遺伝子:DNA分子の一部 タンパク質の設計図
タンパク質:アミノ酸がつながってできたもの
などと解説されている。これでわかる人もいる(そういう読者を想定している)のだろうけど、それでは本書が本当にリーチしたい人たち、つまり遺伝子とDNAの違いがわからない人には、届かないのではないか。
悪くはない本だし著者のまじめな姿勢は尊敬するけれど、同時にもう少し、やさしい内容だったら、という想いもある。啓蒙書の本分というのは、読者のレベルまで降りていくことにあると思うので。
もちろん新書なので基本的な部分の解説もあるけれど、そこは図版を中心としたあっさりとした解説。その上、高校生物の範囲を超える部分も少なくない。私のような、生物の知識は中学理科止まり、という人が、一読して内容を理解できるかというと、あやしいと思う。本書の想定読者は、高校生物の内容は大まかでも理解している人、なんだろう。
別に遺伝子とDNAがどう違うのかわからなくても、著者の「結論」だけなら理解できる。が、それでは本書と『買ってはいけない』の類との差異というのは、結局どちらの意見が好きか、ということにしかならない。本書のキモは「なぜその結論に至るのか」という理屈の部分なので、基本的な解説をもう少していねいにしてほしかった。
たとえば本書では、
DNA:デオキシリボ核酸 塩基のつながったもの 遺伝子の本体
遺伝子:DNA分子の一部 タンパク質の設計図
タンパク質:アミノ酸がつながってできたもの
などと解説されている。これでわかる人もいる(そういう読者を想定している)のだろうけど、それでは本書が本当にリーチしたい人たち、つまり遺伝子とDNAの違いがわからない人には、届かないのではないか。
悪くはない本だし著者のまじめな姿勢は尊敬するけれど、同時にもう少し、やさしい内容だったら、という想いもある。啓蒙書の本分というのは、読者のレベルまで降りていくことにあると思うので。