"我々制作者はウェブページを『卓越した著作物』だと思っているが、ユーザーから見た場合、これらは『時速100キロで疾走する車の窓から見る看板』というほうが実態に近い。"2001年発刊の本書は、WEBの約20年間の変化と一方で【変わらないユーザビリティ】についてユーモアを交え教えてくれる。
個人的には団体のなんちゃってWEB担当としても、日々管理サイトの修正にいそしんでいる事から、技術的にというよりは動画や何かとコンテンツが豊かになっても【変わらない利用者目線、デザインの原則】について確認したく本書を手にとりました。
さて、本書ではアップル他の多くの有名企業のWEBサイト構築に関わってきた著者が豊富な事例紹介、グラフィカルなページ構成にて【如何にしてもユーザーに考えさせないか(負担をかけないか)】といった視点で、視線移動、視覚的な雑音排除、テキストの適切さ、トップページの重要性や階層の構成などについて様々な気づきを与えてくれているわけですが、読み進めながら自身の管理するサイトを振り返っては反省しきりで胃が痛かった(笑)
また一方で、後半では企業内で担当者がサイトデザインを決めていく際のクライアントや上司、別部門との交渉(宗教戦争)にあたって有効なユーザーアビリティテストや、高齢化社会を迎えるにあたってより重要なアクセシビリティなどについて触れてくれているのも具体的で、そのままというのは無理としても、技術面ではないヒントに満ちていました。
特別な専門知識はなくも、個人や団体のWEBサイトやFBページを管理さぜるを得なくなっている誰か、WEBサイト黎明期からを懐かしく振り返りたい誰かにもオススメ。
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ウェブユーザビリティの法則 改訂第2版 単行本 – 2007/3/1
スティーブ・クルーグ
(著),
中野 恵美子
(翻訳)
使いやすいウェブを作るための常識
ユーザーを悩ませないことがユーザビリティの第一歩。一般的なユーザーの行動を理解して、使いやすいウェブサイトを作るためのプロのノウハウを一冊に凝縮。常識に基づいてウェブのデザイン・ナビゲーション・テストに取り組む方法を紹介します。
ユーザーを悩ませないことがユーザビリティの第一歩。一般的なユーザーの行動を理解して、使いやすいウェブサイトを作るためのプロのノウハウを一冊に凝縮。常識に基づいてウェブのデザイン・ナビゲーション・テストに取り組む方法を紹介します。
- 本の長さ256ページ
- 言語日本語
- 出版社ソフトバンククリエイティブ
- 発売日2007/3/1
- ISBN-104797339098
- ISBN-13978-4797339093
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登録情報
- 出版社 : ソフトバンククリエイティブ (2007/3/1)
- 発売日 : 2007/3/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 256ページ
- ISBN-10 : 4797339098
- ISBN-13 : 978-4797339093
- Amazon 売れ筋ランキング: - 590,923位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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2019年6月24日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2010年1月6日に日本でレビュー済み
原書のタイトルは「考えさせない【直訳】」です。
そのタイトル通りユーザビリティを考える上でもっとも大切な言葉だと思います。
日本語では硬くなっているので難しく感じますが、原書では漫画のイラストなども
起用されているので、気軽に誰にでも目を通してほしい作者の思いが含まれています。
基本的考えを勉強するのにもっとも良い本です。
そのタイトル通りユーザビリティを考える上でもっとも大切な言葉だと思います。
日本語では硬くなっているので難しく感じますが、原書では漫画のイラストなども
起用されているので、気軽に誰にでも目を通してほしい作者の思いが含まれています。
基本的考えを勉強するのにもっとも良い本です。
2007年9月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
この本は、
「ユーザビリティの良いサイトが構築できる」
技法の紹介本ではありません。
「ユーザビリティの良いサイトにするにはテストをしないと駄目」
という事を教えてくれる本です。
テストは重要だという当たり前の事。
それでいて時間が取れないでスキップしてしまう事の重要性を、
全ページに渡って延々と書きつづっています。
では、つまらないかというとそうでもなく・・・
翻訳本で読みにくく、著者特有の鼻に付く言い回しもありますが、
ユーザービリティの向上を日夜考えている方々は、
面白く最後まで読み進めることが出来ると思いますよ。
週刊誌を読むように、サクサクと読み終わります。
「ユーザビリティの良いサイトが構築できる」
技法の紹介本ではありません。
「ユーザビリティの良いサイトにするにはテストをしないと駄目」
という事を教えてくれる本です。
テストは重要だという当たり前の事。
それでいて時間が取れないでスキップしてしまう事の重要性を、
全ページに渡って延々と書きつづっています。
では、つまらないかというとそうでもなく・・・
翻訳本で読みにくく、著者特有の鼻に付く言い回しもありますが、
ユーザービリティの向上を日夜考えている方々は、
面白く最後まで読み進めることが出来ると思いますよ。
週刊誌を読むように、サクサクと読み終わります。
2008年11月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
シンプルな指摘で分かりやすい内容だった。
堅い内容を連想していたが、そうではなくシンプルで分かりやすい内容だった。
読みやすい本。
堅い内容を連想していたが、そうではなくシンプルで分かりやすい内容だった。
読みやすい本。
2009年1月19日に日本でレビュー済み
著者は、ユーザビリティ性のあるデザインとは「何もかもが一目瞭然であること」、
すなわち「ユーザーに考えさせないように」することが最も重要な原則だと言っている。
また、ユーザビリティ性のあるデザインにするためには、ユーザビリティテストを
行うことが重要なキーであり、著者はそのテストを行うための方法を惜しみなく
丁寧に書いてくれている。
近年、システム開発には切っても切れない縁となってきたWeb開発ですが、
多くの現場ではユーザインタフェースの向上にまで本気で力を入れているところは
まだそう多くはないようです。
本書を手に取ったのをきっかけに、ユーザビリティを意識することができる開発者が
増えたらいいなと思いました。(自分も含めて。。。)
すなわち「ユーザーに考えさせないように」することが最も重要な原則だと言っている。
また、ユーザビリティ性のあるデザインにするためには、ユーザビリティテストを
行うことが重要なキーであり、著者はそのテストを行うための方法を惜しみなく
丁寧に書いてくれている。
近年、システム開発には切っても切れない縁となってきたWeb開発ですが、
多くの現場ではユーザインタフェースの向上にまで本気で力を入れているところは
まだそう多くはないようです。
本書を手に取ったのをきっかけに、ユーザビリティを意識することができる開発者が
増えたらいいなと思いました。(自分も含めて。。。)
2008年3月4日に日本でレビュー済み
しかし、この中のいくつかの件を引用してユーザビリティについてコンサルティングできるようなインパクトは持ち合わせていない。
”1人のユーザーのテストをプロジェクトの早い段階で行うほうが、終わり頃になって50人のテストを行うよりも良い”
本書中盤以降に登場するこの件が、著者の強調するところを良く表している。
「誰のためのデザイン?」などの推薦図書を読み進める前の下敷きとしていいかもしれない。
”1人のユーザーのテストをプロジェクトの早い段階で行うほうが、終わり頃になって50人のテストを行うよりも良い”
本書中盤以降に登場するこの件が、著者の強調するところを良く表している。
「誰のためのデザイン?」などの推薦図書を読み進める前の下敷きとしていいかもしれない。