これからはコンピューターの仕組みの理解が大事かと思い購入。
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あなたはコンピュータを理解していますか? 10年後、20年後まで必ず役立つ根っこの部分がきっちりわかる! (サイエンス・アイ新書) 新書 – 2007/3/16
梅津 信幸
(著)
日本一わかりやすく、読みやすいコンピュータの本
本書が目指しているのは、小手先の知識ではありません。
コンピュータについていわば「王道」を堂々と行く内容、10年後、20年後まで役立つコンピュータに対する根本的な理解を伝えようとしています。
毎日使うコンピュータを根っこの部分からきっちり理解し、コンピュータ全体を見渡せるようになるための大切な鍵が潜んでいます。
第1章 その味噌汁の塩分はいかほど?
第1章ではまず、コンピュータそのものの前に、コンピュータに扱われる側である「情報」について説明します。
スープの中の塩分と同じように、実は、情報にも正味の部分とムダな部分とがあるのです。
情報についての正味とは何か、そこから話を始めましょう。
第2章 油田のパイプラインと伝言ゲームの連続
とらえどころのないはずの「情報」にも、実はそれぞれに大きさがあります。
第2章では、情報をやりとりするときにその「大きさ」が問題になるのだということを説明します。
まずは、石油パイプラインのたとえ話から始めましょう。
第3章 自動販売機はコンピュータ理解の始まり
現在、自動販売機は日本国内に600万台ほどあるそうです。これほど身近な対象なら、皆さんもイメージしやすいでしょう。
第3章では、自動販売機を材料にして、いよいよコンピュータの中身に踏み込んでいきます。
第4章 記憶のカースト制
第4章では、コンピュータが特製シートをどのように扱うのか、どうやってシートの通りに動くのかを見ていきます。
そして、情報を保存し、取り出すための巧妙な仕組みを、「参照の局所性」というキーワードで説明します。
第5章 師宣わく「未来は常に移り変わっておる」
最後の第5章では、未来のコンピュータの形を紹介します。でも、その前に現在のコンピュータの限界についても知っておくべきでしょう。
なぜなら、現状の限界を見極めることが、未来につながっていくからです。
本書が目指しているのは、小手先の知識ではありません。
コンピュータについていわば「王道」を堂々と行く内容、10年後、20年後まで役立つコンピュータに対する根本的な理解を伝えようとしています。
毎日使うコンピュータを根っこの部分からきっちり理解し、コンピュータ全体を見渡せるようになるための大切な鍵が潜んでいます。
第1章 その味噌汁の塩分はいかほど?
第1章ではまず、コンピュータそのものの前に、コンピュータに扱われる側である「情報」について説明します。
スープの中の塩分と同じように、実は、情報にも正味の部分とムダな部分とがあるのです。
情報についての正味とは何か、そこから話を始めましょう。
第2章 油田のパイプラインと伝言ゲームの連続
とらえどころのないはずの「情報」にも、実はそれぞれに大きさがあります。
第2章では、情報をやりとりするときにその「大きさ」が問題になるのだということを説明します。
まずは、石油パイプラインのたとえ話から始めましょう。
第3章 自動販売機はコンピュータ理解の始まり
現在、自動販売機は日本国内に600万台ほどあるそうです。これほど身近な対象なら、皆さんもイメージしやすいでしょう。
第3章では、自動販売機を材料にして、いよいよコンピュータの中身に踏み込んでいきます。
第4章 記憶のカースト制
第4章では、コンピュータが特製シートをどのように扱うのか、どうやってシートの通りに動くのかを見ていきます。
そして、情報を保存し、取り出すための巧妙な仕組みを、「参照の局所性」というキーワードで説明します。
第5章 師宣わく「未来は常に移り変わっておる」
最後の第5章では、未来のコンピュータの形を紹介します。でも、その前に現在のコンピュータの限界についても知っておくべきでしょう。
なぜなら、現状の限界を見極めることが、未来につながっていくからです。
- ISBN-104797339497
- ISBN-13978-4797339499
- 出版社ソフトバンククリエイティブ
- 発売日2007/3/16
- 言語日本語
- 本の長さ248ページ
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商品の説明
著者からのコメント
著者の梅津です。こんにちは。
本書は、2006年秋に創刊になった
サイエンス・アイ新書のシリーズ15冊目です。
技術評論社による旧版を土台に、
今回の新版は全体的に「あっさり」と仕上げました。
朝日新聞で山形浩生氏から
『「トンデモ解説」に深くナットク!』と評された比喩や、
タラジロウ氏のイラストはそのままに、
旧版に比べて値段は49%オフ、
2色刷りになって読みやすさがぐんとアップしています。
さらに、全文を見直して短文化し、
さらに軽快に読めるよう書き直しました。
コンピュータのややこしい話を初心者に端的に伝えるのに、
本書が少しでも役立つことを願っております。
出版社からのコメント
"絶妙のたとえ"でコンピュータがみるみるわかる!
「エントロピー」「チャネル」「有限オートマトン」「メモリ階層と参照の局所性」「インタフェース」など、
情報科学の基礎的な概念を、インスタント味噌汁や油田のパイプライン、ダンボールで作った自動販売機もどきや蓄音機、
人生ゲームをする神様、カースト制度のピラミッドや動き回るお坊ちゃまなど、高度な概念を実にふざけた文体と、
とんでもないたとえ話で絶妙に説明します。
一見すると、なんの関係性もなさそうなこれらの目次と、コンピュータとの間に共通する本質を描き出すことで、
コンピュータと人間との距離をはっきりさせること、これが本書のゴールとなっています。
これはコンピュータの入門書であると同時に、それ以上に、「科学的に考えを進めていくこと」の大切さについて
書かれた読み物として楽しめます。
「エントロピー」「チャネル」「有限オートマトン」「メモリ階層と参照の局所性」「インタフェース」など、
情報科学の基礎的な概念を、インスタント味噌汁や油田のパイプライン、ダンボールで作った自動販売機もどきや蓄音機、
人生ゲームをする神様、カースト制度のピラミッドや動き回るお坊ちゃまなど、高度な概念を実にふざけた文体と、
とんでもないたとえ話で絶妙に説明します。
一見すると、なんの関係性もなさそうなこれらの目次と、コンピュータとの間に共通する本質を描き出すことで、
コンピュータと人間との距離をはっきりさせること、これが本書のゴールとなっています。
これはコンピュータの入門書であると同時に、それ以上に、「科学的に考えを進めていくこと」の大切さについて
書かれた読み物として楽しめます。
著者について
梅津 信幸(うめず のぶゆき)
京都大学卒業、東京大学大学院修了。理学博士。現在は茨城大学勤務。
著書に『マイクロソフト・シンドローム』(オーエス出版社)、『「伝わる!」説明術』(筑摩書房)など。
著者の梅津です。こんにちは。
本書は、2006年秋に創刊になったサイエンス・アイ新書のシリーズ15冊目です。
技術評論社による旧版を土台に、今回の新版は全体的に「あっさり」と仕上げました。
朝日新聞で山形浩生氏から『「トンデモ解説」に深くナットク!』と評された比喩や、タラジロウ氏のイラストはそのままに、
旧版に比べて値段は49%オフ、2色刷りになって読みやすさがぐんとアップしています。
さらに、全文を見直して短文化し、さらに軽快に読めるよう書き直しました。
コンピュータのややこしい話を初心者に端的に伝えるのに、本書が少しでも役立つことを願っております。
京都大学卒業、東京大学大学院修了。理学博士。現在は茨城大学勤務。
著書に『マイクロソフト・シンドローム』(オーエス出版社)、『「伝わる!」説明術』(筑摩書房)など。
著者の梅津です。こんにちは。
本書は、2006年秋に創刊になったサイエンス・アイ新書のシリーズ15冊目です。
技術評論社による旧版を土台に、今回の新版は全体的に「あっさり」と仕上げました。
朝日新聞で山形浩生氏から『「トンデモ解説」に深くナットク!』と評された比喩や、タラジロウ氏のイラストはそのままに、
旧版に比べて値段は49%オフ、2色刷りになって読みやすさがぐんとアップしています。
さらに、全文を見直して短文化し、さらに軽快に読めるよう書き直しました。
コンピュータのややこしい話を初心者に端的に伝えるのに、本書が少しでも役立つことを願っております。
登録情報
- 出版社 : ソフトバンククリエイティブ (2007/3/16)
- 発売日 : 2007/3/16
- 言語 : 日本語
- 新書 : 248ページ
- ISBN-10 : 4797339497
- ISBN-13 : 978-4797339499
- Amazon 売れ筋ランキング: - 213,480位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 109位コンピュータ・情報処理の白書・用語辞典・参考書
- - 172位サイエンス・アイ新書
- - 5,185位電気・通信 (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
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トップレビュー
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2017年1月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
本を全体的にみると、やや基礎的な話に話題が集中しすぎかな?とは思いますが
10年前の時点でIoT社会の到来や技術的失業を言い当てたのは見事です。星四つ。
10年前の時点でIoT社会の到来や技術的失業を言い当てたのは見事です。星四つ。
2017年4月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
初学者にもわかりやすく書こうという気持ちは良くわかるのですが、情報量をお味噌汁に例えてもらってもお味噌汁で塩分が濃かったら高血圧の人には良くないし…(何を言っているかわからないかもしれませんが元のたとえが塩分だけを重要としているので)。パイプラインの説明で細い管と太い管が並列につながっている時に、太い管には石油が流れず、細い管には石油が流れる、という不思議な説明がなされていました。
これではちゃんとした理解はできないと思います。
これではちゃんとした理解はできないと思います。
2009年2月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ひとくちに「コンピュータ」といっても、その内容は多岐にわたる。題名にひきずられて本書に
「パソコンの使い方」の解説を期待すると、それはみごとに裏切られる。
本書は、「情報量」とは何か、「プログラム」とは何か、といった情報科学の本質的な考え方を、
たとえ話や身近な例を使って解説した書物である。
特に「データと情報とは異なる」という指摘をして「エントロピー」の概念を説明している点が、
入門書として非常にユニークな点である。その説明に使われる比喩の面白さと適切さが理解を助ける。
そして「情報量」を詳しく解説したあとで、「情報とは何なのでしょうか?結論からいうと、それは
私にもわかりません。なぜなら・・・」と述べている点に、情報理論の成果と制約に対する、著者の
深い理解と誠実な態度がよく表れている。
確かに「コンピュータは便利な道具であって、うまく使いこなせればよい」という立場なら、
「データ」という言葉と「情報」という言葉の区別など、どうでもよいことかもしれない。
ましてや「「情報量」は計算できるが、何が「情報」だかわからない」という言明など、
わけがわからなくなるだけで、有害とさえ感じるかもしれない。
その点で、新書という手軽な形をしていて、平易な言葉で語られてはいるが、実は、本書は
初心者向けではないのかもしれない。
しかし、コンピュータの歴史はまだそれほど長くはない。情報処理技術は今後ますます発達し、
コンピュータは世界のすみずみにまで見えない形で浸透する。その流れを踏まえて、本書の副題に
あるように「10年後、20年後まで必ず役立つ根っこの部分」を理解しようと思ったなら、
コンピュータが扱っている「情報」の本質について考えておくことが必要になってくる。そのような
「根っこの部分」を理解したいと考えている読者にとって、本書はまことに示唆に富んでいる。
「パソコンの使い方」の解説を期待すると、それはみごとに裏切られる。
本書は、「情報量」とは何か、「プログラム」とは何か、といった情報科学の本質的な考え方を、
たとえ話や身近な例を使って解説した書物である。
特に「データと情報とは異なる」という指摘をして「エントロピー」の概念を説明している点が、
入門書として非常にユニークな点である。その説明に使われる比喩の面白さと適切さが理解を助ける。
そして「情報量」を詳しく解説したあとで、「情報とは何なのでしょうか?結論からいうと、それは
私にもわかりません。なぜなら・・・」と述べている点に、情報理論の成果と制約に対する、著者の
深い理解と誠実な態度がよく表れている。
確かに「コンピュータは便利な道具であって、うまく使いこなせればよい」という立場なら、
「データ」という言葉と「情報」という言葉の区別など、どうでもよいことかもしれない。
ましてや「「情報量」は計算できるが、何が「情報」だかわからない」という言明など、
わけがわからなくなるだけで、有害とさえ感じるかもしれない。
その点で、新書という手軽な形をしていて、平易な言葉で語られてはいるが、実は、本書は
初心者向けではないのかもしれない。
しかし、コンピュータの歴史はまだそれほど長くはない。情報処理技術は今後ますます発達し、
コンピュータは世界のすみずみにまで見えない形で浸透する。その流れを踏まえて、本書の副題に
あるように「10年後、20年後まで必ず役立つ根っこの部分」を理解しようと思ったなら、
コンピュータが扱っている「情報」の本質について考えておくことが必要になってくる。そのような
「根っこの部分」を理解したいと考えている読者にとって、本書はまことに示唆に富んでいる。
2017年2月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
良さそうだと思って読み始めたのですが、途中で疑問を感じてやめてしまいました。
たとえを使って分かりやすくしようとされています。その姿勢自体は評価できます。しかし肝心の「たとえ」がどうにも不適切に思えます。
普通、何かと何かとの間には、類似点もあれば相違点もあるものです。AとBは全く同じなのだというようにたとえ話を使ってしまうと、慎重な読者は相違点の方にも目が行きますので、「○○のところが違うと思うんだけど、どう同じなんだ??」と感じて、かえって混乱してしまいます。
この著者のたとえは上記の不適切を多分に含んでいる気がします。明らかに違うところがあるはずなのに、全く同じだというような話の流れで説明をされているのです。そのせいで正確な理解に困難を覚えます。たとえ話は拡張しすぎないというのが大切なことです。この本を読んで混乱された方がおられたら、原因はそれだと思います。
もう一点は、他の方も書いておられますが、文章に自己満足があらわれすぎています。読んでいて不快になります。「世の中のやつは分かってやがらねえ」「理解が浅すぎる」みたいなお説教が随所にでてきます。こういうことをお思いになるのは自由ですが、書くときはごくごく控えめに書いて欲しいです。1点目に書いたように、内容的に疑問があるので、余計に不快に感じます。
以上の理由で、途中でやめました。情報理論の普通の入門書を買うことにします。
ただ著者のチャレンジの姿勢は評価して☆3にしておきます。
たとえを使って分かりやすくしようとされています。その姿勢自体は評価できます。しかし肝心の「たとえ」がどうにも不適切に思えます。
普通、何かと何かとの間には、類似点もあれば相違点もあるものです。AとBは全く同じなのだというようにたとえ話を使ってしまうと、慎重な読者は相違点の方にも目が行きますので、「○○のところが違うと思うんだけど、どう同じなんだ??」と感じて、かえって混乱してしまいます。
この著者のたとえは上記の不適切を多分に含んでいる気がします。明らかに違うところがあるはずなのに、全く同じだというような話の流れで説明をされているのです。そのせいで正確な理解に困難を覚えます。たとえ話は拡張しすぎないというのが大切なことです。この本を読んで混乱された方がおられたら、原因はそれだと思います。
もう一点は、他の方も書いておられますが、文章に自己満足があらわれすぎています。読んでいて不快になります。「世の中のやつは分かってやがらねえ」「理解が浅すぎる」みたいなお説教が随所にでてきます。こういうことをお思いになるのは自由ですが、書くときはごくごく控えめに書いて欲しいです。1点目に書いたように、内容的に疑問があるので、余計に不快に感じます。
以上の理由で、途中でやめました。情報理論の普通の入門書を買うことにします。
ただ著者のチャレンジの姿勢は評価して☆3にしておきます。
2012年1月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
比喩的表現が多すぎてかえって分かりにくいです。
コンピュータがどのようなものであるか、つまり"0と1の区別しかできないはずのコンピュータがどのようにして演算を行ったり、画像を表示したり、動画を再生できるか"など、コンピュータの構造や仕組みを知りたい方は読まない方が良いです。
本書ではそのまた根っこの部分、つまり"概念"を紹介しているようですが、誰にでもわかりやすいように比喩表現を多用しています。
その為、「味噌汁に含まれる塩分」はまだしも「画像に含まれる水分」だとか「文字のありがたさ」だとか…
その比喩表現の上、対数計算を使ってきます。比喩表現と実際の専門用語を織り交ぜたりすることが多々あり、こんがらがってしまいました。
その時はなんとか理解したつもりで読み進めましたが、"結局それって何なんだ(コンピュータとの関わりは)?"って自分に問いかけると、どのようにしてコンピュータの概念に結びつくのか説明できません。
確かにこの本ではコンピュータの根っこを理解させようとしているのかもしれませんが、根幹的過ぎてコンピュータだけの話では無くコンピュータとは全く関係の無い他のことにも結びつきそうです。その為10年後、20年後まで必ず役に立つのですね。コンピュータに関わらない仕事をしていても役に立つのですね。
個人的には「コンピュータ(の根っこの部分)を理解する」=「コンピュータがどのように0と1を駆使して様々な事を成し遂げているかその仕組みが解る」という事だと思っていたので、それは著者の目的とは違ったのかもしれません。
残り数十ページを残して読破を諦めてしまった僕から言わせてもらうならば、「コンピュータのことは一度忘れて読め」ですかね。本書で学べるはずの考え方や概念が本になって、コンピュータという電子機器を"創り"上げることが可能になったのでしょうね、おそらく。
コンピュータがどのようなものであるか、つまり"0と1の区別しかできないはずのコンピュータがどのようにして演算を行ったり、画像を表示したり、動画を再生できるか"など、コンピュータの構造や仕組みを知りたい方は読まない方が良いです。
本書ではそのまた根っこの部分、つまり"概念"を紹介しているようですが、誰にでもわかりやすいように比喩表現を多用しています。
その為、「味噌汁に含まれる塩分」はまだしも「画像に含まれる水分」だとか「文字のありがたさ」だとか…
その比喩表現の上、対数計算を使ってきます。比喩表現と実際の専門用語を織り交ぜたりすることが多々あり、こんがらがってしまいました。
その時はなんとか理解したつもりで読み進めましたが、"結局それって何なんだ(コンピュータとの関わりは)?"って自分に問いかけると、どのようにしてコンピュータの概念に結びつくのか説明できません。
確かにこの本ではコンピュータの根っこを理解させようとしているのかもしれませんが、根幹的過ぎてコンピュータだけの話では無くコンピュータとは全く関係の無い他のことにも結びつきそうです。その為10年後、20年後まで必ず役に立つのですね。コンピュータに関わらない仕事をしていても役に立つのですね。
個人的には「コンピュータ(の根っこの部分)を理解する」=「コンピュータがどのように0と1を駆使して様々な事を成し遂げているかその仕組みが解る」という事だと思っていたので、それは著者の目的とは違ったのかもしれません。
残り数十ページを残して読破を諦めてしまった僕から言わせてもらうならば、「コンピュータのことは一度忘れて読め」ですかね。本書で学べるはずの考え方や概念が本になって、コンピュータという電子機器を"創り"上げることが可能になったのでしょうね、おそらく。
2014年8月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ハードディスクとは何ぞや?メモリとは何ぞや?などというコンピュータの仕組みや理論をわかっていない方が読まれると、何が書かれているのかわからなくなる本、といえるかもしれません。
専門用語があまり出てこない不思議なコンピュータ本といえばいいのでしょうか。
ある程度、コンピュータを使いこなしている方や仕組みがわかっている方がお読みになると、ほほーそうなのか、と本書の良さを理解できるかと思います。
専門用語があまり出てこない不思議なコンピュータ本といえばいいのでしょうか。
ある程度、コンピュータを使いこなしている方や仕組みがわかっている方がお読みになると、ほほーそうなのか、と本書の良さを理解できるかと思います。
2008年5月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
同じ著者による同タイトルの本『あなたはコンピュータを理解していますか?』(2002年 技術評論社)の内容を元に再構成したもの。
本書は、「コンピュータ」について書かれた本というより、コンピュータの論理的基礎である「コンピュータ・サイエンス」について書かれた本。網羅的な内容ではなく、データと情報、チャネルと情報量、有限オートマトン、等の概念について読者と一緒に考えていくことを通して、コンピュータ・サイエンスに興味をもたせることを目的としている。重要な概念を平易に解説する、という趣旨ではなく、本書では取り上げられていないような他の重要な概念について読者が自ら考えることができるように考え方の例を示す、という趣旨。
以前から、この挑戦的なタイトルが気になっていた。冒頭の20ページは本書の趣旨がよくわからなくてつまらなく読んでしまったのだが、趣旨がわかって以降は大変面白く読んだ。著者はコンピュータ・サイエンスに限らず「本質をつかむ」ということを何よりも重視するタイプの人のようで、本質を浮かび上がらせるための比喩の使い方が非常に面白い。この本で扱われている内容を知ること以上に、著者の発想法、理解の仕方、説明の工夫、等をじっくり味わうことができれば、大変有益だと思う。あと2〜3トピック取り上げられていて、もう少し広い範囲をカバーしていれば、最高だったのだが…。
中学生や高校生のような若い読者にオススメ。若い頃に読んで後々大きな影響が現れてきそうな本、という印象を受けた。
本書は、「コンピュータ」について書かれた本というより、コンピュータの論理的基礎である「コンピュータ・サイエンス」について書かれた本。網羅的な内容ではなく、データと情報、チャネルと情報量、有限オートマトン、等の概念について読者と一緒に考えていくことを通して、コンピュータ・サイエンスに興味をもたせることを目的としている。重要な概念を平易に解説する、という趣旨ではなく、本書では取り上げられていないような他の重要な概念について読者が自ら考えることができるように考え方の例を示す、という趣旨。
以前から、この挑戦的なタイトルが気になっていた。冒頭の20ページは本書の趣旨がよくわからなくてつまらなく読んでしまったのだが、趣旨がわかって以降は大変面白く読んだ。著者はコンピュータ・サイエンスに限らず「本質をつかむ」ということを何よりも重視するタイプの人のようで、本質を浮かび上がらせるための比喩の使い方が非常に面白い。この本で扱われている内容を知ること以上に、著者の発想法、理解の仕方、説明の工夫、等をじっくり味わうことができれば、大変有益だと思う。あと2〜3トピック取り上げられていて、もう少し広い範囲をカバーしていれば、最高だったのだが…。
中学生や高校生のような若い読者にオススメ。若い頃に読んで後々大きな影響が現れてきそうな本、という印象を受けた。