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そうだ、葉っぱを売ろう! 過疎の町、どん底からの再生 単行本 – 2007/8/23
横石 知二
(著)
ニューズウィーク日本版『世界を変える社会起業家100人』に選ばれた男の壮絶な生き様!
男は朝っぱらから大酒をあおり、女は陰で他人をそしり日々を過ごすどん底の田舎町。
この町でよそ者扱いされた青年が、町民の大反発を買ったことから始まった感動の再生ストーリー。
今では70代、80代のおばあちゃんたちが、売上高2億6000万円のビジネスを支え、人口の2倍もの視察者が訪れる注目の町に変貌。
著者が二十数年かけて成し遂げた、命がけの蘇生術の全貌が明らかになる!
テレビ東京『カンブリア宮殿』で村上龍氏 絶賛!
横石知二さんは、現代の二宮尊徳だと思う。
重要なのは「町興し」「村興し」ではなく、その土地に生きる一人一人が目標と生きがいを持てるかどうかだと、見事に証明して見せた。
『葉っぱはおカネに化けん! 』より
「今度から葉っぱを売ろうと思うんですけど、どうですか?」
「葉っぱを売るってで? ハッハッハッ」
タヌキやキツネであるまいし、葉っぱがおカネに化けるんだったら、
そこいらじゅうに御殿が建つわ」
まともに取り合ってくれる人は、誰もいなかった。
それでも、これが成功すれば相当大きいと感じていた私は、
何としてでもやりたかった。
「やってみなんだら、分からんでないか」
怒りにも似たような、やる気が燃えたぎった。
第1章 とんでもない町に来たなぁ
第2章 そうだ、葉っぱを売ろう!
第3章 葉っぱがおカネに変わるまで
第4章 彩ビジネス急成長
第5章 転機の訪れ
第6章 彩とともに再生した町
第7章 成功のヒミツ
第8章 上勝いろどりからの提言
男は朝っぱらから大酒をあおり、女は陰で他人をそしり日々を過ごすどん底の田舎町。
この町でよそ者扱いされた青年が、町民の大反発を買ったことから始まった感動の再生ストーリー。
今では70代、80代のおばあちゃんたちが、売上高2億6000万円のビジネスを支え、人口の2倍もの視察者が訪れる注目の町に変貌。
著者が二十数年かけて成し遂げた、命がけの蘇生術の全貌が明らかになる!
テレビ東京『カンブリア宮殿』で村上龍氏 絶賛!
横石知二さんは、現代の二宮尊徳だと思う。
重要なのは「町興し」「村興し」ではなく、その土地に生きる一人一人が目標と生きがいを持てるかどうかだと、見事に証明して見せた。
『葉っぱはおカネに化けん! 』より
「今度から葉っぱを売ろうと思うんですけど、どうですか?」
「葉っぱを売るってで? ハッハッハッ」
タヌキやキツネであるまいし、葉っぱがおカネに化けるんだったら、
そこいらじゅうに御殿が建つわ」
まともに取り合ってくれる人は、誰もいなかった。
それでも、これが成功すれば相当大きいと感じていた私は、
何としてでもやりたかった。
「やってみなんだら、分からんでないか」
怒りにも似たような、やる気が燃えたぎった。
第1章 とんでもない町に来たなぁ
第2章 そうだ、葉っぱを売ろう!
第3章 葉っぱがおカネに変わるまで
第4章 彩ビジネス急成長
第5章 転機の訪れ
第6章 彩とともに再生した町
第7章 成功のヒミツ
第8章 上勝いろどりからの提言
- ISBN-104797340657
- ISBN-13978-4797340655
- 版四六
- 出版社SBクリエイティブ
- 発売日2007/8/23
- 言語日本語
- 本の長さ216ページ
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商品の説明
出版社からのコメント
本書「おわりに」より抜粋
まったく見ず知らずの上勝に来てから28年が経過したが、あっという間に過ぎてしまったような気がする。いろんな人たちから、「生まれ育った町でもないのに、なぜそこまでするの?」と聞かれるが、なぜだか自分でも分からない。おばあちゃんたちを主役にしたと言われるが、ほんとは自分自身が主役になっているのかもしれない。必要とされていることに、自分が喜びを感じているのかも・・・・・・。でも大事にしてきたのは、どんな人でもそれぞれに良さがあり、その場面づくりができればいいなぁと思ってきたことだ。
自分が社会の役に立つということが、どんなにうれしいことか。このことを「彩」事業を通じて、おばあちゃんたちから教えてもらった。事業の成長とともに、最近では「息子が帰ってきてくれることが何よりもうれしい」と涙を浮かべるおばあちゃんの姿が見られるようになって、これは私の人生最高の喜びである。この事業の成功は、もちろん私ひとりでできたものではなく、多くの人が応援してくださったことによるものだ。本当にありがとうと感謝の言葉を捧げたい。
最近、全国各地を回ってみると、全国の農村では心の空洞化が起きている。「もう、何をやってもダメ」とあきらめムードが漂い、自分のところを自慢する人や誇りを持った人が少なくなってしまった。あと何年この地域は持つだろうか、というところもたくさんある。一次産業の衰退、公共事業の激減、そして何よりも学校統合により地域に子供たちの声が聞かれなくなってしまったことは、いままで持っていた「気」がプツンと切れてしまう結果になった。少子高齢化社会の現実に、町が消えるか、甦るか、完全に岐路に立つときである。
なんとか、という思いを持って、全国からたくさんの方が上勝に来られるが「彩」の事業で成功したところは未だにない。なぜですかと聞かれると、私は「心の絆」だと答える。
この商品は、料理人は自分を演出するために使うものであり、おばあちゃんたちだってそうである。まさに、自分を表現する鏡のようなものなので、心のつながりがすごく大事。そのつなぎ役をしてきたのが、私の役目であったと思う。絆と絆をつなぐことは、そうたやすいものではない。絆を育むことができれば、どんな事業でも成功へ向かっていけると思う。絆は磨かれた自分が得られる最高の持ち物である。
いま私がやっていることは、後継者を育てること。このことができなければ、町は消えてしまう。その具体策は、夢の種を蒔くことである。後継者を育てるには、いまの自分自身が輝くことから始まり、夢の種を蒔かなければならない。気を育て、後押ししてあげること。おばあちゃんの言った「やってみるって、大事やな」「自分で踏み出る勇気やな」と語る言葉に、幸せをつかんだ人の喜びがあふれている。夢の種を蒔くことが、地域を再生することの出発点にもなるだろう。がんばっていくぞぉ・・・・・・。
平成19年7月 横石知二
レビュー
本書「おわりに」より抜粋
まったく見ず知らずの上勝に来てから28年が経過したが、あっという間に過ぎてしまったような気がする。いろんな人たちから、「生まれ育った町でもないのに、なぜそこまでするの?」と聞かれるが、なぜだか自分でも分からない。おばあちゃんたちを主役にしたと言われるが、ほんとは自分自身が主役になっているのかもしれない。必要とされていることに、自分が喜びを感じているのかも・・・・・・。でも大事にしてきたのは、どんな人でもそれぞれに良さがあり、その場面づくりができればいいなぁと思ってきたことだ。
自分が社会の役に立つということが、どんなにうれしいことか。このことを「彩」事業を通じて、おばあちゃんたちから教えてもらった。事業の成長とともに、最近では「息子が帰ってきてくれることが何よりもうれしい」と涙を浮かべるおばあちゃんの姿が見られるようになって、これは私の人生最高の喜びである。この事業の成功は、もちろん私ひとりでできたものではなく、多くの人が応援してくださったことによるものだ。本当にありがとうと感謝の言葉を捧げたい。
最近、全国各地を回ってみると、全国の農村では心の空洞化が起きている。「もう、何をやってもダメ」とあきらめムードが漂い、自分のところを自慢する人や誇りを持った人が少なくなってしまった。あと何年この地域は持つだろうか、というところもたくさんある。一次産業の衰退、公共事業の激減、そして何よりも学校統合により地域に子供たちの声が聞かれなくなってしまったことは、いままで持っていた「気」がプツンと切れてしまう結果になった。少子高齢化社会の現実に、町が消えるか、甦るか、完全に岐路に立つときである。
なんとか、という思いを持って、全国からたくさんの方が上勝に来られるが「彩」の事業で成功したところは未だにない。なぜですかと聞かれると、私は「心の絆」だと答える。
この商品は、料理人は自分を演出するために使うものであり、おばあちゃんたちだってそうである。まさに、自分を表現する鏡のようなものなので、心のつながりがすごく大事。そのつなぎ役をしてきたのが、私の役目であったと思う。絆と絆をつなぐことは、そうたやすいものではない。絆を育むことができれば、どんな事業でも成功へ向かっていけると思う。絆は磨かれた自分が得られる最高の持ち物である。
いま私がやっていることは、後継者を育てること。このことができなければ、町は消えてしまう。その具体策は、夢の種を蒔くことである。後継者を育てるには、いまの自分自身が輝くことから始まり、夢の種を蒔かなければならない。気を育て、後押ししてあげること。おばあちゃんの言った「やってみるって、大事やな」「自分で踏み出る勇気やな」と語る言葉に、幸せをつかんだ人の喜びがあふれている。夢の種を蒔くことが、地域を再生することの出発点にもなるだろう。がんばっていくぞぉ・・・・・・。
平成19年7月 横石知二
まったく見ず知らずの上勝に来てから28年が経過したが、あっという間に過ぎてしまったような気がする。いろんな人たちから、「生まれ育った町でもないのに、なぜそこまでするの?」と聞かれるが、なぜだか自分でも分からない。おばあちゃんたちを主役にしたと言われるが、ほんとは自分自身が主役になっているのかもしれない。必要とされていることに、自分が喜びを感じているのかも・・・・・・。でも大事にしてきたのは、どんな人でもそれぞれに良さがあり、その場面づくりができればいいなぁと思ってきたことだ。
自分が社会の役に立つということが、どんなにうれしいことか。このことを「彩」事業を通じて、おばあちゃんたちから教えてもらった。事業の成長とともに、最近では「息子が帰ってきてくれることが何よりもうれしい」と涙を浮かべるおばあちゃんの姿が見られるようになって、これは私の人生最高の喜びである。この事業の成功は、もちろん私ひとりでできたものではなく、多くの人が応援してくださったことによるものだ。本当にありがとうと感謝の言葉を捧げたい。
最近、全国各地を回ってみると、全国の農村では心の空洞化が起きている。「もう、何をやってもダメ」とあきらめムードが漂い、自分のところを自慢する人や誇りを持った人が少なくなってしまった。あと何年この地域は持つだろうか、というところもたくさんある。一次産業の衰退、公共事業の激減、そして何よりも学校統合により地域に子供たちの声が聞かれなくなってしまったことは、いままで持っていた「気」がプツンと切れてしまう結果になった。少子高齢化社会の現実に、町が消えるか、甦るか、完全に岐路に立つときである。
なんとか、という思いを持って、全国からたくさんの方が上勝に来られるが「彩」の事業で成功したところは未だにない。なぜですかと聞かれると、私は「心の絆」だと答える。
この商品は、料理人は自分を演出するために使うものであり、おばあちゃんたちだってそうである。まさに、自分を表現する鏡のようなものなので、心のつながりがすごく大事。そのつなぎ役をしてきたのが、私の役目であったと思う。絆と絆をつなぐことは、そうたやすいものではない。絆を育むことができれば、どんな事業でも成功へ向かっていけると思う。絆は磨かれた自分が得られる最高の持ち物である。
いま私がやっていることは、後継者を育てること。このことができなければ、町は消えてしまう。その具体策は、夢の種を蒔くことである。後継者を育てるには、いまの自分自身が輝くことから始まり、夢の種を蒔かなければならない。気を育て、後押ししてあげること。おばあちゃんの言った「やってみるって、大事やな」「自分で踏み出る勇気やな」と語る言葉に、幸せをつかんだ人の喜びがあふれている。夢の種を蒔くことが、地域を再生することの出発点にもなるだろう。がんばっていくぞぉ・・・・・・。
平成19年7月 横石知二
著者について
横石 知二(よこいし ともじ)
1958年徳島市生まれ。79年徳島県農業大学校園芸学科卒業後、上勝町農協に営農指導員として入社。
86年つまもの商品「彩」を開発、販売、91年特産品開発室長。
96年上勝町役場産業課に転籍し、99年第三セクター「株式会社いろどり」取締役。2005年同社代表取締役副社長。
02年アントレプレナー・オブ・ザ・イヤー日本大会特別賞受賞、03年日本ソフト化大賞受賞、07年地域活性化担当大臣から「地域活性化伝道師」に、
経済産業大臣から「地域中小企業サポーター」に、内閣官房および経済産業省から「地域産業おこしに燃える人」に、
ニューズウィーク日本版『世界を変える社会起業家100人』に、それぞれ選ばれる。
1958年徳島市生まれ。79年徳島県農業大学校園芸学科卒業後、上勝町農協に営農指導員として入社。
86年つまもの商品「彩」を開発、販売、91年特産品開発室長。
96年上勝町役場産業課に転籍し、99年第三セクター「株式会社いろどり」取締役。2005年同社代表取締役副社長。
02年アントレプレナー・オブ・ザ・イヤー日本大会特別賞受賞、03年日本ソフト化大賞受賞、07年地域活性化担当大臣から「地域活性化伝道師」に、
経済産業大臣から「地域中小企業サポーター」に、内閣官房および経済産業省から「地域産業おこしに燃える人」に、
ニューズウィーク日本版『世界を変える社会起業家100人』に、それぞれ選ばれる。
登録情報
- 出版社 : SBクリエイティブ; 四六版 (2007/8/23)
- 発売日 : 2007/8/23
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 216ページ
- ISBN-10 : 4797340657
- ISBN-13 : 978-4797340655
- Amazon 売れ筋ランキング: - 178,485位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 52位地域開発
- - 898位政治入門
- - 13,859位投資・金融・会社経営 (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2021年4月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
おすすめです。
2024年4月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ノンフィクションです。ビジネス書と捉えて読んでも面白いです。この本を通して感じるのは、横石氏の過疎地をなんかしたいという情熱がベースにあることです。実際会社でも会議やって、あれもダメこれもダメと考えてしまい、何も進まないもしくはあまり効果がないけどやるだけやりましたという実績作り等経験あるかと思います。でも考えてみて下さい、この本の状況の方が実社会より悪いですよね。高年齢者しかいない、特産品もない、地の利もない。本当に何も無いのか、何か手段が無いのか必死に横石氏は考えて、葉っぱに辿り着きます。それだけじゃなく率先垂範してケツを叩き、村を盛り立てています。
2017年6月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
・サノーさん一言コメント
「過疎の町で起きた「構造革命」が、必然であったことを学べる一冊」
【サノーさんおすすめ度★★★★★】
・ウノーさん一言コメント
「小さな葉っぱがもたらした、大きな幸せ。ビシネスの目的と意義を、教えて頂きました」
【ウノーさんおすすめ度★★★★★】
・サノーさん、ウノーさん読書会
サノーさん(以下サ):まあ、基本のストーリーは説明不要だろう。
ウノーさん(以下ウ):話題になりましたよね。和食のツマや飾りとなる「葉っぱ」を売って、年収1000万越えのおばあちゃんが「誕生」したんですもの。各界から熱い視線が注がれるのは、当たり前です。
サ:この本で、その「奇跡」が、極めて普遍的なセオリーにのっとって実現されたことを知ることができる。
ウ:「がんこ寿司」でのエピソードから、ブルーオーシャンの想起、そこからの実現化への道のりは、起業家のための教科書みたいです。
サ:防災無線ファックスからインフラの整備、村社会の巻き込み方など、オリジナルなメソッドも確認できる。
ウ:まさに「成功モデル」です。この話がマスコミで紹介され始めた頃に、銀座の和食屋さんで「もみじ」をどこから仕入れているか聞いたのですが「前はオーナーの方や板前さんが、車で秩父へ行って採ってきていたけど、この話が出てから、切り替えた」って言ってました。
サ:いまの日本社会において、インパクトがあるキーワード満載だからな。「過疎化」「高齢化」「貧困化」「自然災害」「女性と高齢者の労働」「限界集落からの回復」、ある意味都市部を除いた全ての日本で「いま、そこにある危機」から脱却するためのヒントが得られる。
ウ:日本だけじゃなく、世界からも注目ですよね。無価値だった庭の植栽が、年に何十万円も稼ぐ「金の生る木」に変貌したわけですから。
サ:もちろん、このモデルが「ブルーオーシャン」であり続けることはできない。商材が扱いやすいからこそ、参入障壁も低いし、競争は激化しやすい。
ウ:だからこそ、いたるところで、先行者益を確保する行動をとられているのですね。
著者の方が転職を希望した際の、住民の皆さんからの「嘆願書」には、ホロっときました。
サ:こういう「天性のマーケッター」がいると、いろんな仕事がしやすいよな。
ウ:「天性の優しさ、思いやり」があるからこそ、です。メソッドやノウハウだけでは、ブームは作れるかもしれませんが、維持するのは難しいです。
サ:田舎だから、高齢者だから、村社会だからという先入観を捨て、逆手にとって展開された姿勢には、本当に頭が下がる。
【了】
「過疎の町で起きた「構造革命」が、必然であったことを学べる一冊」
【サノーさんおすすめ度★★★★★】
・ウノーさん一言コメント
「小さな葉っぱがもたらした、大きな幸せ。ビシネスの目的と意義を、教えて頂きました」
【ウノーさんおすすめ度★★★★★】
・サノーさん、ウノーさん読書会
サノーさん(以下サ):まあ、基本のストーリーは説明不要だろう。
ウノーさん(以下ウ):話題になりましたよね。和食のツマや飾りとなる「葉っぱ」を売って、年収1000万越えのおばあちゃんが「誕生」したんですもの。各界から熱い視線が注がれるのは、当たり前です。
サ:この本で、その「奇跡」が、極めて普遍的なセオリーにのっとって実現されたことを知ることができる。
ウ:「がんこ寿司」でのエピソードから、ブルーオーシャンの想起、そこからの実現化への道のりは、起業家のための教科書みたいです。
サ:防災無線ファックスからインフラの整備、村社会の巻き込み方など、オリジナルなメソッドも確認できる。
ウ:まさに「成功モデル」です。この話がマスコミで紹介され始めた頃に、銀座の和食屋さんで「もみじ」をどこから仕入れているか聞いたのですが「前はオーナーの方や板前さんが、車で秩父へ行って採ってきていたけど、この話が出てから、切り替えた」って言ってました。
サ:いまの日本社会において、インパクトがあるキーワード満載だからな。「過疎化」「高齢化」「貧困化」「自然災害」「女性と高齢者の労働」「限界集落からの回復」、ある意味都市部を除いた全ての日本で「いま、そこにある危機」から脱却するためのヒントが得られる。
ウ:日本だけじゃなく、世界からも注目ですよね。無価値だった庭の植栽が、年に何十万円も稼ぐ「金の生る木」に変貌したわけですから。
サ:もちろん、このモデルが「ブルーオーシャン」であり続けることはできない。商材が扱いやすいからこそ、参入障壁も低いし、競争は激化しやすい。
ウ:だからこそ、いたるところで、先行者益を確保する行動をとられているのですね。
著者の方が転職を希望した際の、住民の皆さんからの「嘆願書」には、ホロっときました。
サ:こういう「天性のマーケッター」がいると、いろんな仕事がしやすいよな。
ウ:「天性の優しさ、思いやり」があるからこそ、です。メソッドやノウハウだけでは、ブームは作れるかもしれませんが、維持するのは難しいです。
サ:田舎だから、高齢者だから、村社会だからという先入観を捨て、逆手にとって展開された姿勢には、本当に頭が下がる。
【了】
2012年2月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
この本は65歳以上の高齢化率が48%以上という
徳島県の山間の中にある上勝町にて
営農指導員として町外から来た著者横石さんが
”山の葉っぱを売る”というビジネスを思いつき
どん底の過疎の村を再生した奇跡のストーリーです。
葉っぱが売れるなんて誰も考えつかないですよね(゜Д゜)!!
横石さんはそこからさらに東奔西走
全国の市場をゼロから開拓したり
じいちゃん、ばあちゃんたちに
「どういうものが商品になるのか?」
徹底して教育したり、大阪の一流割烹料理屋に
じいちゃん、ばあちゃんを連れて行って
自分の商品が高級料亭でどのように使われているか
見せて、得心させるなどなどさまざまな努力の結果、
貧乏な過疎の村に住むおばあちゃんたちが、
仕事に目覚め、生きがいを見出してきます。
しかも葉っぱを売ることで、 年収1000万円のおばあちゃんまで登場しました。
ちなみに表紙の笑顔のおばあちゃんは94歳だそうです。
みんなパソコンと携帯電話を使いこなし、毎日注文を受け、
競い合うようにきれいな葉っぱを出荷しています。
いつまでも仕事が出来る事で、みんなとっても元気に明るく暮らしています。
やりがいがあるからこそ、おばあちゃんの笑顔が素晴らしいのですね。
これこそ究極の町おこし、本当の福祉、ミラクルビジネス
全てにおいて WIN WIN WIN です \(^O^)/
著者の横石さんは、ニューズウィーク日本版で
世界を変える社会起業家100人に選ばれています。
他人のため、地域のために全身全霊を奉げてきた横石さん
『どこの町や村でも、自分たちの暮らす地域にあるものは全部
価値のある資源だととらえて活かしていくことができれば、
必ずや奇跡を起こせるはずだ。』
素晴らしい一言です。
そうだ、石を売ろう!
ちなみに、この葉っぱのビジネスからヒントを得て
今私たちは、”石”にまつわる町おこし事業をしています
『鳴り石の浜プロジェクト』
どこまでできるかはわかりませんが
地域活性化の一助となれればうれしいですね(^.^)
徳島県の山間の中にある上勝町にて
営農指導員として町外から来た著者横石さんが
”山の葉っぱを売る”というビジネスを思いつき
どん底の過疎の村を再生した奇跡のストーリーです。
葉っぱが売れるなんて誰も考えつかないですよね(゜Д゜)!!
横石さんはそこからさらに東奔西走
全国の市場をゼロから開拓したり
じいちゃん、ばあちゃんたちに
「どういうものが商品になるのか?」
徹底して教育したり、大阪の一流割烹料理屋に
じいちゃん、ばあちゃんを連れて行って
自分の商品が高級料亭でどのように使われているか
見せて、得心させるなどなどさまざまな努力の結果、
貧乏な過疎の村に住むおばあちゃんたちが、
仕事に目覚め、生きがいを見出してきます。
しかも葉っぱを売ることで、 年収1000万円のおばあちゃんまで登場しました。
ちなみに表紙の笑顔のおばあちゃんは94歳だそうです。
みんなパソコンと携帯電話を使いこなし、毎日注文を受け、
競い合うようにきれいな葉っぱを出荷しています。
いつまでも仕事が出来る事で、みんなとっても元気に明るく暮らしています。
やりがいがあるからこそ、おばあちゃんの笑顔が素晴らしいのですね。
これこそ究極の町おこし、本当の福祉、ミラクルビジネス
全てにおいて WIN WIN WIN です \(^O^)/
著者の横石さんは、ニューズウィーク日本版で
世界を変える社会起業家100人に選ばれています。
他人のため、地域のために全身全霊を奉げてきた横石さん
『どこの町や村でも、自分たちの暮らす地域にあるものは全部
価値のある資源だととらえて活かしていくことができれば、
必ずや奇跡を起こせるはずだ。』
素晴らしい一言です。
そうだ、石を売ろう!
ちなみに、この葉っぱのビジネスからヒントを得て
今私たちは、”石”にまつわる町おこし事業をしています
『鳴り石の浜プロジェクト』
どこまでできるかはわかりませんが
地域活性化の一助となれればうれしいですね(^.^)
2022年12月30日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
努力は誰でもできますが、努力をし続けることは難しい。これは才能の一つだと思います。
2018年9月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
生涯現役でイキイキ過ごすためのヒントを得られる感動の一冊。成功までの具体的な苦労も分かるので、参考になりました。
2018年2月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
多くの見学者が来て、情報をオープンに伝える。葉っぱを売るだけだから簡単そうだが、簡単には真似できない。真似できない理由は葉っぱの周辺がしっかりしているからです。著者は情熱と行動力でビジネスを形にしていっていますが、ビジネスを継続できる仕組み化をしているところが印象に残りました。70歳以上のおばあちゃんでもパソコンを使えるようにしたり、品質や納期へのこだわりを持たせたり、住民を巻き込んだ人の心も組み込まれた仕組みがあるからよそが簡単に真似できないのだと感じました。高齢者はパソコンを使えないといった固定観念すら払拭できる気づきの多い本です。
2019年4月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
何度読んでも感動します。一人の小さな努力が大きな輪になり、多数の人の幸せをもたらす。サラリーマン的根性で仕事に取り組んでいては絶対にできない事、戦前はこの事を当たり前にする人が多かった。唯物史観が戦前の日本を破壊した。