中古品:
¥93 税込
配送料 ¥257 6月5日-6日にお届け
詳細を見る
コンディション: 中古商品: 良い
コメント: ■商品の状態【付属品】 問題なし。【カバー】 一部にヤケあり。【本体】 多少のキズ・ヨゴレあり。■ご注文通知から1営業日以内に発送。■水ヌレ、ヨゴレ、キズ防止の為、耐水ビニール封筒に入れて発送いたします。■万が一、こちらの商品説明及びガイドラインで認められている範囲以外に不良点がございましたら送料及び商品代金を全額返金いたします。
Kindleアプリのロゴ画像

無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません

ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。

携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。

KindleアプリをダウンロードするためのQRコード

著者をフォロー

何か問題が発生しました。後で再度リクエストしてください。

そうだ、葉っぱを売ろう! 過疎の町、どん底からの再生 単行本 – 2007/8/23

4.4 5つ星のうち4.4 79個の評価

商品の説明

出版社からのコメント


本書「おわりに」より抜粋

まったく見ず知らずの上勝に来てから28年が経過したが、あっという間に過ぎてしまったような気がする。いろんな人たちから、「生まれ育った町でもないのに、なぜそこまでするの?」と聞かれるが、なぜだか自分でも分からない。おばあちゃんたちを主役にしたと言われるが、ほんとは自分自身が主役になっているのかもしれない。必要とされていることに、自分が喜びを感じているのかも・・・・・・。でも大事にしてきたのは、どんな人でもそれぞれに良さがあり、その場面づくりができればいいなぁと思ってきたことだ。
自分が社会の役に立つということが、どんなにうれしいことか。このことを「彩」事業を通じて、おばあちゃんたちから教えてもらった。事業の成長とともに、最近では「息子が帰ってきてくれることが何よりもうれしい」と涙を浮かべるおばあちゃんの姿が見られるようになって、これは私の人生最高の喜びである。この事業の成功は、もちろん私ひとりでできたものではなく、多くの人が応援してくださったことによるものだ。本当にありがとうと感謝の言葉を捧げたい。
最近、全国各地を回ってみると、全国の農村では心の空洞化が起きている。「もう、何をやってもダメ」とあきらめムードが漂い、自分のところを自慢する人や誇りを持った人が少なくなってしまった。あと何年この地域は持つだろうか、というところもたくさんある。一次産業の衰退、公共事業の激減、そして何よりも学校統合により地域に子供たちの声が聞かれなくなってしまったことは、いままで持っていた「気」がプツンと切れてしまう結果になった。少子高齢化社会の現実に、町が消えるか、甦るか、完全に岐路に立つときである。
なんとか、という思いを持って、全国からたくさんの方が上勝に来られるが「彩」の事業で成功したところは未だにない。なぜですかと聞かれると、私は
「心の絆」だと答える。
この商品は、料理人は自分を演出するために使うものであり、おばあちゃんたちだってそうである。まさに、自分を表現する鏡のようなものなので、心のつながりがすごく大事。そのつなぎ役をしてきたのが、私の役目であったと思う。絆と絆をつなぐことは、そうたやすいものではない。絆を育むことができれば、どんな事業でも成功へ向かっていけると思う。
絆は磨かれた自分が得られる最高の持ち物である。
いま私がやっていることは、後継者を育てること。このことができなければ、町は消えてしまう。その具体策は、夢の種を蒔くことである。後継者を育てるには、いまの自分自身が輝くことから始まり、夢の種を蒔かなければならない。気を育て、後押ししてあげること。おばあちゃんの言った「やってみるって、大事やな」「自分で踏み出る勇気やな」と語る言葉に、幸せをつかんだ人の喜びがあふれている。夢の種を蒔くことが、地域を再生することの出発点にもなるだろう。がんばっていくぞぉ・・・・・・。
平成19年7月 横石知二

レビュー

本書「おわりに」より抜粋

まったく見ず知らずの上勝に来てから28年が経過したが、あっという間に過ぎてしまったような気がする。いろんな人たちから、「生まれ育った町でもないのに、なぜそこまでするの?」と聞かれるが、なぜだか自分でも分からない。おばあちゃんたちを主役にしたと言われるが、ほんとは自分自身が主役になっているのかもしれない。必要とされていることに、自分が喜びを感じているのかも・・・・・・。でも大事にしてきたのは、どんな人でもそれぞれに良さがあり、その場面づくりができればいいなぁと思ってきたことだ。

自分が社会の役に立つということが、どんなにうれしいことか。このことを「彩」事業を通じて、おばあちゃんたちから教えてもらった。事業の成長とともに、最近では「息子が帰ってきてくれることが何よりもうれしい」と涙を浮かべるおばあちゃんの姿が見られるようになって、これは私の人生最高の喜びである。この事業の成功は、もちろん私ひとりでできたものではなく、多くの人が応援してくださったことによるものだ。本当にありがとうと感謝の言葉を捧げたい。

最近、全国各地を回ってみると、全国の農村では心の空洞化が起きている。「もう、何をやってもダメ」とあきらめムードが漂い、自分のところを自慢する人や誇りを持った人が少なくなってしまった。あと何年この地域は持つだろうか、というところもたくさんある。一次産業の衰退、公共事業の激減、そして何よりも学校統合により地域に子供たちの声が聞かれなくなってしまったことは、いままで持っていた「気」がプツンと切れてしまう結果になった。少子高齢化社会の現実に、町が消えるか、甦るか、完全に岐路に立つときである。
なんとか、という思いを持って、全国からたくさんの方が上勝に来られるが「彩」の事業で成功したところは未だにない。なぜですかと聞かれると、私は
「心の絆」だと答える。
この商品は、料理人は自分を演出するために使うものであり、おばあちゃんたちだってそうである。まさに、自分を表現する鏡のようなものなので、心のつながりがすごく大事。そのつなぎ役をしてきたのが、私の役目であったと思う。絆と絆をつなぐことは、そうたやすいものではない。絆を育むことができれば、どんな事業でも成功へ向かっていけると思う。
絆は磨かれた自分が得られる最高の持ち物である。
いま私がやっていることは、後継者を育てること。このことができなければ、町は消えてしまう。その具体策は、夢の種を蒔くことである。後継者を育てるには、いまの自分自身が輝くことから始まり、夢の種を蒔かなければならない。気を育て、後押ししてあげること。おばあちゃんの言った「やってみるって、大事やな」「自分で踏み出る勇気やな」と語る言葉に、幸せをつかんだ人の喜びがあふれている。夢の種を蒔くことが、地域を再生することの出発点にもなるだろう。がんばっていくぞぉ・・・・・・。
平成19年7月 横石知二

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ SBクリエイティブ; 四六版 (2007/8/23)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2007/8/23
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本 ‏ : ‎ 216ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4797340657
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4797340655
  • カスタマーレビュー:
    4.4 5つ星のうち4.4 79個の評価

著者について

著者をフォローして、新作のアップデートや改善されたおすすめを入手してください。
横石 知二
Brief content visible, double tap to read full content.
Full content visible, double tap to read brief content.

著者の本をもっと発見したり、よく似た著者を見つけたり、著者のブログを読んだりしましょう

カスタマーレビュー

星5つ中4.4つ
5つのうち4.4つ
79グローバルレーティング

この商品をレビュー

他のお客様にも意見を伝えましょう

上位レビュー、対象国: 日本

2024年4月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2017年6月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2012年2月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2022年12月30日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2018年9月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2018年2月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2019年4月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入