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「プライバシー」の哲学 (ソフトバンク新書 053) 新書 – 2007/11/16
仲正 昌樹
(著)
「プライバシー」について哲学してみよう!
プライバシーの保護が叫ばれる昨今。しかしそもそも「プライバシー」とは何なのか? その定義は曖昧なまま、言葉だけが独り歩きしている。西欧起源のこの概念はどのように生まれ、受容されていったのか。情報化社会のキーワードの1つに正面から取組む1冊。
プライバシーの保護が叫ばれる昨今。しかしそもそも「プライバシー」とは何なのか? その定義は曖昧なまま、言葉だけが独り歩きしている。西欧起源のこの概念はどのように生まれ、受容されていったのか。情報化社会のキーワードの1つに正面から取組む1冊。
- 本の長さ216ページ
- 言語日本語
- 出版社ソフトバンククリエイティブ
- 発売日2007/11/16
- ISBN-104797341041
- ISBN-13978-4797341041
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商品の説明
レビュー
『集中講義!日本の現代思想』(日本放送出版協会)、『「不自由」論』『お金に「正しさ」はあるのか』(筑摩新書)、『ネット時代の反論術』(文春新書)など、現代社会思想の旗手として次々と著書を発表、多くの固定ファンを持つ仲正昌樹氏による最新刊。
今回、仲正氏が俎上に載せたのは、芸能人の恋愛スキャンダルから、住所・氏名などの個人情報、信教の自由、果ては遺伝情報にいたるまで、考え得るさまざまなものを飲み込んで肥大・膨張を続ける「プライバシー」という概念について。
原語の持つ意味を離れ、カタカナ語として日本固有の意味を持つにいたった「プライバシー」には、もはや決定的な定義を与えることすら難しくなっています。これに対して本書は、西欧における"privacy"と日本の「プライバシー」の違い、プライバシー概念成立の経緯、法律とプライバシーの相克、プライバシー権獲得の歴史などを概観しながら、最終的に現代日本における「プライバシー」の本質に迫る意欲作となっています。 --出版社からのコメント
今回、仲正氏が俎上に載せたのは、芸能人の恋愛スキャンダルから、住所・氏名などの個人情報、信教の自由、果ては遺伝情報にいたるまで、考え得るさまざまなものを飲み込んで肥大・膨張を続ける「プライバシー」という概念について。
原語の持つ意味を離れ、カタカナ語として日本固有の意味を持つにいたった「プライバシー」には、もはや決定的な定義を与えることすら難しくなっています。これに対して本書は、西欧における"privacy"と日本の「プライバシー」の違い、プライバシー概念成立の経緯、法律とプライバシーの相克、プライバシー権獲得の歴史などを概観しながら、最終的に現代日本における「プライバシー」の本質に迫る意欲作となっています。 --出版社からのコメント
登録情報
- 出版社 : ソフトバンククリエイティブ (2007/11/16)
- 発売日 : 2007/11/16
- 言語 : 日本語
- 新書 : 216ページ
- ISBN-10 : 4797341041
- ISBN-13 : 978-4797341041
- Amazon 売れ筋ランキング: - 971,848位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2014年10月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
とてもいいものです。とてもいいものです。とてもいいものです。
2023年1月13日に日本でレビュー済み
第1章 「プライバシー」とは何か?(「プライバシー」の意味;「プライバシー」と「プライベート」 ほか)
第2章 近代的「公共性」の成立と「プライバシー」(「人間の条件」としての「公共性」;「公共性」を支える「私秘性」 ほか)
第3章 プライバシーの法理(「プライバシー権」の起源;もう一つの「プライバシー権」=「自己決定権」 ほか)
第4章 「プライバシー」をめぐる抗争(「家」の政治性;「プライバシー権」とフェミニズム ほか)
第5章 プライバシーの“本質”(「私秘性」の意味;「プライバシー」と「自己」 ほか)
第2章 近代的「公共性」の成立と「プライバシー」(「人間の条件」としての「公共性」;「公共性」を支える「私秘性」 ほか)
第3章 プライバシーの法理(「プライバシー権」の起源;もう一つの「プライバシー権」=「自己決定権」 ほか)
第4章 「プライバシー」をめぐる抗争(「家」の政治性;「プライバシー権」とフェミニズム ほか)
第5章 プライバシーの“本質”(「私秘性」の意味;「プライバシー」と「自己」 ほか)
2011年5月22日に日本でレビュー済み
元々は「放っておいてもらう」権利だったプライバシー権が「自分に関わる情報は、自分がコントロールする(または決定する)」権利にまで肥大化していった、その拠って来るゆえんについて、詳細・精密な論理立てで説明を積み重ねていく長編哲学評論。相当な学識がベースにあると思われるが、ペダンチックな気配はほとんどなく、心地よく読み進むことができた。著者の作品を読むのは初めて。地味なように見えて、案外にふところの深い、引き出しの多い書き手なのかもしれない。
面白かったのは、40代半ばながらも独身で、女性と付き合ったこともなく、最近は勤務先の大学(金沢大)の学生とくだらない話をするのも億劫。推理小説を読んだり、映画館に赴くなどの他は、公務員宿舎と研究室の間を往復しているだけ。そんな自らの生活につき、これらにプライバシーの感覚はなく、こうやって書くのも全然平気、などと書いていることだ。また、叙述は全体にニュートラルだが、「サヨク」と表記する一群の研究者らについて記す時は、微妙な反感が混ざっているようで、その点も面白く読めた。
面白かったのは、40代半ばながらも独身で、女性と付き合ったこともなく、最近は勤務先の大学(金沢大)の学生とくだらない話をするのも億劫。推理小説を読んだり、映画館に赴くなどの他は、公務員宿舎と研究室の間を往復しているだけ。そんな自らの生活につき、これらにプライバシーの感覚はなく、こうやって書くのも全然平気、などと書いていることだ。また、叙述は全体にニュートラルだが、「サヨク」と表記する一群の研究者らについて記す時は、微妙な反感が混ざっているようで、その点も面白く読めた。
2010年11月29日に日本でレビュー済み
現代の情報化社会において、個人情報保護等の問題が存在するが、インターネットの普及により世界中が繋がり易くなり、距離に関係なく、より世間が狭くなって来ている。それと同時に、社会における公共性と、自宅等の非公開の部分との分離・境界線が曖昧になって来ている。本来、職業等の社会的活動は公開されてしかるべきだが、自宅等のプライベートにおいて他人から干渉される必要性は全く無く、プライバシーの侵害は基本的人権にも関わる問題である。又、秘密が公開される事になると、其の人の生命や財産、性生活等のセキュリティーが脅かされる事になる。自由や規制緩和等により、節度が無くなり、タガが外れ、不法行為に及ぶ等、其の程度の益々の悪化が気にかかる所であるが、今一度、引き締めて節度を守り、公共と秘密との区別をしっかりとして、線を引き分離する必要性を感じます。唯、今後、海外で行われている性犯罪者や心神喪失で不起訴となった者等の再犯を防止する為の監視情報等について、被害者への配慮も含めて議論される必要性が有る様に思います。