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大聖堂-果てしなき世界(上) (ソフトバンク文庫) ペーパーバック – 2009/3/17
全世界が待っていた!
1500万部のベストセラー『大聖堂』続編
いつか、イングランドでいちばん高い建物を建てる――大きな夢を抱く建築職人のマーティンは、その才能に嫉妬した元親方の策略によって破門され、細々と生計を立てていた。一方、彼の恋人で富裕な羊毛商人の娘カリスは衰退する羊毛市を救うため、老朽化した橋の修復計画に奔走する。
そんな折り、町の橋が崩壊して多数の死者が!
全世界で1500万部のベストセラーとなった『大聖堂』から18年、世界中をふたたび熱狂させた続編が登場。
全米ベストセラー第1位。世界27カ国で出版決定。
- 本の長さ672ページ
- 言語日本語
- 出版社SBクリエイティブ
- 発売日2009/3/17
- 寸法10.67 x 2.54 x 14.99 cm
- ISBN-10479734623X
- ISBN-13978-4797346237
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商品の説明
出版社からのコメント
『大聖堂』をそこまで愛してくださったという事実が、私が神経質になった理由の一つです。
果たして同じぐらいみなさんを楽しませられる作品をものせるだろうかという不安を拭い切れなかったのです。(略)
『大聖堂』を上梓して18年後のいま、私はその答えを見つけたのではないかと考えています。
(略)あなた方が私と同じぐらい、この作品を愛してくださることを祈るばかりです。
ケン・フォレット(『大聖堂―果てしなき世界』上巻収録「序文」より抜粋) --著者からのコメント
レビュー
『大聖堂』を上梓して18年後のいま、私はその答えを見つけたのではないかと考えています。(略)あなた方が私と同じぐらい、この作品を愛してくださることを祈るばかりです。
ケン・フォレット(『大聖堂―果てしなき世界』上巻収録「序文」より抜粋) --著者からのコメント
著者について
1949年、ウェールズ生まれ。新聞記者、出版社勤務などを経て1978年にスパイ小説『針の眼』を発表。
同書は、アメリカ探偵作家クラブ(MWA)賞を受賞、ベストセラー作家としての地歩を築いた。
その後も『大聖堂』や『レベッカへの鍵』など、発表する作品はすべてベストセラーとなっている。
1989年に発表された『大聖堂』(ソフトバンク文庫)は、全世界で1500万部以上のセールスを記録、
著作のなかでもっとも売れた作品となった。
本書は、18年後に発表された『大聖堂』の続編にあたり、初登場で全米ベストセラー第1位を獲得。
発売後1年あまりで世界で350万部の売り上げを記録、世界27カ国で出版が決定するなど大きな話題となっている。
翻訳:戸田 裕之(とだ ひろゆき)
早稲田大学第一文学部卒業。主な訳書に『針の眼』ケン・フォレット(東京創元社)、『ネームドロッパー』ブライアン・フリーマントル(ともに新潮社)、
『雪の狼』グレン・ミード(二見書房)。他多数。
登録情報
- 出版社 : SBクリエイティブ (2009/3/17)
- 発売日 : 2009/3/17
- 言語 : 日本語
- ペーパーバック : 672ページ
- ISBN-10 : 479734623X
- ISBN-13 : 978-4797346237
- 寸法 : 10.67 x 2.54 x 14.99 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 346,488位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 4,130位英米文学
- - 36,438位ビジネス・経済 (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
1949年、ウェールズ生まれ。新聞記者、出版社勤務などを経て1978年にスパイ小説『針の眼』を発表。同書は、アメリカ探偵作家クラブ(MWA)賞を 受賞、ベストセラー作家としての地歩を築いた。その後も『大聖堂』や『レベッカへの鍵』など、発表する作品はすべてベストセラーとなっている。1989年 に発表された『大聖堂』(ソフトバンク文庫)は、全世界で1500万部以上のセールスを記録、著作のなかでもっとも売れた作品となった。本書は、18年後 に発表された『大聖堂』の続編にあたり、初登場で全米ベストセラー第1位を獲得。発売後1年あまりで世界で350万部の売り上げを記録、世界27カ国で出 版が決定するなど大きな話題となっている。(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『大聖堂―果てしなき世界 (上)』(ISBN-10:479734623X)が刊行された当時に掲載されていたものです)
カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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何とかなりませんか?
三分冊で、かなりのボリュームですが、
内容的には、前回より軽く、読みやすい。
前作では、大聖堂をたてる、、というなにか、
世俗を超えた、壮大な目標や、イメージがありました。
今回は、、女性二人の主人公を中心とした、
土地、権力、、などを巡る
市井の生活を描くのがメインで、
壮大さは感じられなかった。
気になったのは、ペストを、
マスクで防げる、、というような記載が有った事。
ちょっとねえ。
前作と比べるから、3になってしまうけど、
これは、これで面白いです。
今も昔も,権力者は私腹を肥やすことしか考えていないのだ。
救いとはみんなの物ではなく,まずは自分たち(教会)の物なのだろう。
橋の崩壊から急展開し始める話は,この後の巻でどんどん進みそうだ。
分厚いけれども,非常におもしろく,飽きさせない作品だと思う。
舞台は同じイングランドのキングスブリッジ。時代はあれから約150年後の14世紀である。本書では大聖堂はあくまでシンボル的な存在であり、前作で活躍したトムやジャック、アリエナの末裔たちが織りなす人間ドラマが主流である。
主人公格のマーティンとカリス、グウェンダをはじめとする登場人物たちが幾多の試練に見舞われながら、物語は1327年11月から1361年11月までの34年間が描かれる。
はじめは橋の崩落、フランスとの100年戦争で荒れた国家、さらにはヨーロッパを席捲するペストの猛威。これらの災厄にくわえて、さまざまな人々の野心、貪欲、希望、愛憎、そして復讐、人間の生み出すさまざまな思いと葛藤。読者は、思わずマーティンやカリス、グウェンダらに感情移入してしまい、ある時は絶望し、ある時は憎悪し、またある時は喜びに打ち震えること請け合いだ。
また、彼らが子供時代に遭遇した“事件”の謎がこの長い長い物語の最後になって、“幸運の切り札”として解き明かされ、利用されるといった仕掛けもほどこされている。
本書は、前作ほどの歴史絵巻的なスケール感は感じられないが、個々の人間の営みがより一層身近に、まるでそこにいるかのように読者に訴えかけてくる。まさに稀代のストーリー・テラー、ケン・フォレットがつむぎ出した14世紀イングランドの一大ロマン小説である。
何より、登場人物の名前がファーストネームでの記載がほとんど、というのが有難い。これがいちいちフルネームで書かれると、それを判別するだけでしんどくなってしまう。それに登場人物はそこそこいるものの、この分量にしては、主要人物に絞って書かれているし、相関図もコンパクトにまとまるのがまた読みやすい。だけれど、それで話が小さくなると面白くないが、その簡潔な関係性の中からあれやこれやの壮大な物語が広がっている。
上巻では1327年から1337年の10年間。主人公たちが子どもから大人へと成長するまでを中心に、イギリスのキングスブリッジという街が描かれる。中世の割に古臭さを感じないが、少々閉口してしまうのが、残虐な殺人もまたあることだ。
ただ、冒頭すぎに、どうやらこれが下巻まで続くキーとなる秘密が出てくることや、マーティンとカリスという2人の恋愛の行方(純愛に思えるが、それにしてもマーティンは誰とでも、というふしがある。そこらへんに中世の雑多な様子が反映されているような・・・)や、街の要である橋が崩れることで大きく人の運命が変わること、理不尽な人たちが暗躍し、当初、ナイスガイと思われていた人物が身内にいるブレーンのおかげで権力をものにしていく様など、エンターテイメント性に溢れている。
中世臭さはないものの、修道士と修道女が力を持っていたり、おまじない的なもの(「愛の薬」)などに特色があるが、それほど細かく当時のしきたりは、とか歴史的事実は、というものを省いて、分かりやすく読めるようにしてあるので、歴史物が好きな人には物足りないかもしれない。
ここまでケンフォレットのファンでしたが、この内容にはがっかり、もしかしたら品の悪いポルノ小説だ。
物語の常道としてのハラハラドキドキもとってつけたようで、まさに、「つくった物語」である。
作者の失敗作なので、これまでのファンであった人は読まない方がよい。