筆者が最新のウェブトレンドに精通し、ウェブの世界に対して深い洞察力を持つ
「プロフェッショナル」だということは、この本の充実した内容が物語っています。
ウェブを使って何かおもしろいことを始めたい、ビジネスを起こしたいと思っている
方には、特に興味深く読めるのではないでしょうか。
最初から最後まで、耳にしたことのない新技術、新サービスにあふれ、未知の世界を
知って単純に関心する部分も多々ありますが、この本から何かを得ようと思うと、
「知らなくてもいいこと」「知っておくべきこと」を意識して読むといいのかな、と
思いました。
私がこの本を読んで感じた潮流、それは、「誰か」が「あなた」におもしろい仕掛けを
用意するのではなく、「あなた」が自分自身がおもしろいように「パーソナライズ」する、
「あなた本位のサービス」が主流になるということです。
最新事情を書いてある本ですので、時間の経過とともに価値は薄れていくと思いますが、
これから2〜3年のスパンで考えると、この本に書かれてある「知っておくべきこと」を
意識できているか、いないかで、ウェブへの接し方が変わってくるのではと感じました。
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ウェブを変える10の破壊的トレンド 単行本 – 2007/12/22
渡辺 弘美
(著)
ウェブビジネス 次の一手はここにある!
新たなサービス、ビジネスモデルを模索するIT業界人のためのトレンド解説書。米国を中心としたIT業界の最新動向を10のトレンドに集約。新たなテクノロジーとその背景にある潮流を鋭く読み解く。また日本の現状を踏まえ、明日のビジネスへのヒントを示唆する。
新たなサービス、ビジネスモデルを模索するIT業界人のためのトレンド解説書。米国を中心としたIT業界の最新動向を10のトレンドに集約。新たなテクノロジーとその背景にある潮流を鋭く読み解く。また日本の現状を踏まえ、明日のビジネスへのヒントを示唆する。
- 本の長さ224ページ
- 言語日本語
- 出版社ソフトバンククリエイティブ
- 発売日2007/12/22
- ISBN-104797346442
- ISBN-13978-4797346442
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商品の説明
著者からのコメント
米国で肌身に感じた破壊的イノベーションの数々。それらがユーザー・エンパワーメントの視点を伴ったときに、大きな力となる。本書ではウェブを中心とする最新情報を満載したが、これらの一つ一つを知っているだけなら、単なる「情報オタク」だ。底流にある破壊的トレンドをつかんでこそ、次のビジネスの方向性が見えてくる。IT企業の経営者、企画部門、マーケ部門の方々はもちろん、日本から次代の破壊的トレンドを生み出す若手エンジニアの達にも読んでほしい。
出版社からのコメント
ニューヨークを基点に世界のIT事情を調査し続けてきた著者が、テクノロジーとビジネスの最新動向を「破壊的トレンド」の観点から鋭く読み解く。2008年、自社の戦略はいかにあるべきか? IT業界関係者(とくにサービス企画、マーケティング担当および経営層)必読の一冊。
レビュー
もはやWeb2.0は単なるスローガンではない。世界のIT業界では、日々新たなテクノロジーが生み出され、それをマネタイズするための試行錯誤が繰り返されている。一つひとつの技術やビジネスモデルは、個別に展開されているように見えながらもいくつかの大きな潮流(トレンド)の上に成り立っている。イノベーションを自社のものとし、変化に対応していくためには、そのトレンドを読み誤ってはならない。
ニューヨークから世界のITビジネス事情をリポートし続けてきた著者が、主に米国の事例を中心に紹介しながら、ウェブの進化の方向性とわれわれが進むべき道を指し示す。 --出版社からのコメント
ニューヨークから世界のITビジネス事情をリポートし続けてきた著者が、主に米国の事例を中心に紹介しながら、ウェブの進化の方向性とわれわれが進むべき道を指し示す。 --出版社からのコメント
抜粋
破壊的トレンドとは何か?
常に顧客の意見に耳を傾ける優良企業ほど「持続的技術」への投資を維持し、「破壊的技術」の登場を無視してしまう。そして、そのためにリーダーの座から転落してしまうことになる。優良企業が転落する構図をこのように結論付けた10年前の名著を現代流に解釈してみる。米国を中心としたIT分野の破壊的なイノベーションの登場とその背景にあるユーザー・エンパワーメント(ユーザー主導)の時代変化を「破壊的トレンド」と表現し、10の代表的なトレンドを紹介していきたい。
著者について
渡辺弘美(わたなべ・ひろよし)
経済産業省勤務。2007年6月まで日本貿易振興機構(JETRO)および独立法人情報処理推進機構(IPA)ニューヨークセンターでIT分野の調査を担当。インターネット、ITサービス、セキュリティ分野などの動向を毎月まとめた「ニューヨークだより」を発信し、IT業界関係者の貴重な情報源の一つとして注目された。近著に『セカンドライフ創世記』(インプレス/共著)がある。NBOnlineにおいて『渡辺弘美の「IT時評」』を連載中。
経済産業省勤務。2007年6月まで日本貿易振興機構(JETRO)および独立法人情報処理推進機構(IPA)ニューヨークセンターでIT分野の調査を担当。インターネット、ITサービス、セキュリティ分野などの動向を毎月まとめた「ニューヨークだより」を発信し、IT業界関係者の貴重な情報源の一つとして注目された。近著に『セカンドライフ創世記』(インプレス/共著)がある。NBOnlineにおいて『渡辺弘美の「IT時評」』を連載中。
登録情報
- 出版社 : ソフトバンククリエイティブ (2007/12/22)
- 発売日 : 2007/12/22
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 224ページ
- ISBN-10 : 4797346442
- ISBN-13 : 978-4797346442
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,115,141位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 60,831位投資・金融・会社経営 (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
著者をフォローして、新作のアップデートや改善されたおすすめを入手してください。
福岡県出身。東京工業大学物理学科卒業後、1987年通商産業省(現・経済産業省)に入省し長年にわたりIT政策に従事。2004年から3年間日本貿易振興機構(ジェトロ)及び情報処理推進機構(IPA)ニューヨークセンターでIT分野の調査を担当。当時、インターネット、ITサービス、セキュリティ分野などの動向を毎月まとめた「ニューヨークだより」を発信し、日経ビジネスオンラインで「渡辺弘美のIT時評」を連載。2008年にアマゾンジャパン株式会社(現・アマゾンジャパン合同会社)に転身し、15年間にわたり日本における公共政策の責任者を務め、世界中のAmazonで最古参のロビイストとなる。国際大学グローバル・コミュニケーション・センター(GLOCOM)客員研究員。
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2008年2月20日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2008年1月21日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
米国に住んでIT業界にいながら「はっと」感じる事象なども記述され、大変興味深く読ませていただきました。
以前Geek とかマニアしか知らなかった技術をわかりやすく広範囲にわたって、筆者自身の体験をもとに意見を交えながら書かれているので読みやすい本です。3年もたたないうちに古くなる変化の激しい先端IT技術を書くことは勇気がいることですが、この本は大きな流れを一方で感じさせる名著だと思います。
情報が世界中どこでもリアルタイムに伝わる今日においても、実ビジネスや生活のギャップは日米間で厳然と存在します。「ウェッブを変える10の破壊的トレンド」が一般の方々への刺激を与えることで、日本の活性化のために役に立つことを願っております。
以前Geek とかマニアしか知らなかった技術をわかりやすく広範囲にわたって、筆者自身の体験をもとに意見を交えながら書かれているので読みやすい本です。3年もたたないうちに古くなる変化の激しい先端IT技術を書くことは勇気がいることですが、この本は大きな流れを一方で感じさせる名著だと思います。
情報が世界中どこでもリアルタイムに伝わる今日においても、実ビジネスや生活のギャップは日米間で厳然と存在します。「ウェッブを変える10の破壊的トレンド」が一般の方々への刺激を与えることで、日本の活性化のために役に立つことを願っております。
2008年6月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
さすがJETROに所属していた筆者だけあって、情報が充分に網羅され、
充実した内容となっている。キーワードによる分類を使用した章立て
も秀逸。
有償でしかもそのレポートのほとんどが英語Webサイトのコピーという
質の悪いコンサルに頼むよりも、まずはこの本を読みましょう。
「Up to date」な情報が2,000円未満で手に入ると考えると「お得」です。
IT技術関連の新鮮な情報はすぐに「賞味期限切れ」になってしまいます。
そういった意味で、この本の賞味期限は2008年内だと思います。
充実した内容となっている。キーワードによる分類を使用した章立て
も秀逸。
有償でしかもそのレポートのほとんどが英語Webサイトのコピーという
質の悪いコンサルに頼むよりも、まずはこの本を読みましょう。
「Up to date」な情報が2,000円未満で手に入ると考えると「お得」です。
IT技術関連の新鮮な情報はすぐに「賞味期限切れ」になってしまいます。
そういった意味で、この本の賞味期限は2008年内だと思います。
2008年1月12日に日本でレビュー済み
『ウィキノミクス』を読んだ直後に本書を読んだ。
両者ともIT分野の書籍であるが、取り扱っている内容や
事実を超えて、直感的に日米の違いを意識せざるを得なかった。
それは何故か。
本書は、アメリカで流行っている「新技術」を10のキーワードで紹介している。
確かにアメリカで流行っているものは後で日本でも
流行ることが多く、そうした意味では有益な本かもしれない。
だけど、この本を読んでも、新しい技術を知るときに感じる
高揚感や希望というものがほとんど感じられなかった。
ウィジット、iPhone、ポストグーグル、セマンティック、
ふーん、という感じ。
あるいは、そういうものを知らないとこれから
生き残れませんよ、という危機感を持って
読むべきなのだろうか。
この本は、日本ではアメリカかどこかで起こっている変化を受け入れ
に専念すべきだ、という世界観によって無意識のうちに支配されて
いるのではないだろうか。
それは、明治以来の古くてつまらない、破壊すべきものではないか、
と私には思える。
こういう書籍が依然として企画・出版されて大きな影響力を
持ちうる日本の現状に対する危機感と、それ以外の可能性
への期待を込めて、筆を執りこの書評を投稿した。
なお、本書で取り上げられている技術の多くは10年以上前から
研究や実用化が進められてきたものである、という印象を
持ったことも指摘したい。
そうした点からも「破壊的」というキーワードは
本書の内容にそぐわないように思われる。
両者ともIT分野の書籍であるが、取り扱っている内容や
事実を超えて、直感的に日米の違いを意識せざるを得なかった。
それは何故か。
本書は、アメリカで流行っている「新技術」を10のキーワードで紹介している。
確かにアメリカで流行っているものは後で日本でも
流行ることが多く、そうした意味では有益な本かもしれない。
だけど、この本を読んでも、新しい技術を知るときに感じる
高揚感や希望というものがほとんど感じられなかった。
ウィジット、iPhone、ポストグーグル、セマンティック、
ふーん、という感じ。
あるいは、そういうものを知らないとこれから
生き残れませんよ、という危機感を持って
読むべきなのだろうか。
この本は、日本ではアメリカかどこかで起こっている変化を受け入れ
に専念すべきだ、という世界観によって無意識のうちに支配されて
いるのではないだろうか。
それは、明治以来の古くてつまらない、破壊すべきものではないか、
と私には思える。
こういう書籍が依然として企画・出版されて大きな影響力を
持ちうる日本の現状に対する危機感と、それ以外の可能性
への期待を込めて、筆を執りこの書評を投稿した。
なお、本書で取り上げられている技術の多くは10年以上前から
研究や実用化が進められてきたものである、という印象を
持ったことも指摘したい。
そうした点からも「破壊的」というキーワードは
本書の内容にそぐわないように思われる。
2008年12月18日に日本でレビュー済み
コンパクトながら、変革を予感させる興味深い兆候を
集めた、リファレンスで、おもしろい本です。
新しい技術、ビジネス潮流の予感を、具体的に丹念に、丹念に
集めて紹介していて、知らないサービスやイノベーションも
たくさんあって、とってもためになります。
単に新興企業やサービスの紹介にとどまらず、それを破壊的トレンド
として、「智慧」を使って分類したところが本書のミソです。
私は、その中でも、特に、「フリー」(潤沢経済)、「クラウドソーシング」
そして、「ダイレクト」(ユーザ主導経済)を興味深く読みました。
全体のバックには、話題になった『イノベーションのジレンマ』の枠組みを
念頭におきながら、既存技術、既存ビジネスを壊して、時代を変革する
萌芽の今を切り取っています。しかし、その意義は、単に技術オタク的な
興味ではなく、もしかしたら、玉石混合なこれらのアイデアの中に、次の
MSやグーグルがある可能性が大きい、という、ダイナミズムへの期待と
ワクワク感にあるといえます。
一部を除いて、トレンドの発信源がほとんどアメリカなのは、日本人として
ちょっと残念ですが、今のところ、革新の潮流がそうなので仕方ないですね。
集めた、リファレンスで、おもしろい本です。
新しい技術、ビジネス潮流の予感を、具体的に丹念に、丹念に
集めて紹介していて、知らないサービスやイノベーションも
たくさんあって、とってもためになります。
単に新興企業やサービスの紹介にとどまらず、それを破壊的トレンド
として、「智慧」を使って分類したところが本書のミソです。
私は、その中でも、特に、「フリー」(潤沢経済)、「クラウドソーシング」
そして、「ダイレクト」(ユーザ主導経済)を興味深く読みました。
全体のバックには、話題になった『イノベーションのジレンマ』の枠組みを
念頭におきながら、既存技術、既存ビジネスを壊して、時代を変革する
萌芽の今を切り取っています。しかし、その意義は、単に技術オタク的な
興味ではなく、もしかしたら、玉石混合なこれらのアイデアの中に、次の
MSやグーグルがある可能性が大きい、という、ダイナミズムへの期待と
ワクワク感にあるといえます。
一部を除いて、トレンドの発信源がほとんどアメリカなのは、日本人として
ちょっと残念ですが、今のところ、革新の潮流がそうなので仕方ないですね。
2008年3月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ウエッブ2.0が騒がれて、早くも相応の月日が経つ。
そこで多くの人は言うのだろう、「けっきょく何も変わらなかったではないか」と。
ウエッブ進化論の梅田氏は昨年、「いまはウエッブ2.0の踊り場」だと論じていた。
本書では、いわばその踊り場後に現れるであろうウエッブテクノロジーの黎明が、数多く紹介されている。
著者も認めるようにその多くが現時点では遊びに過ぎないものであるのは事実だろう。
しかし、パソコンも誕生時にはおもちゃだと言われたのだ。
いずれ、この中から破壊的なトレンドが発生し、誰かが、何かが消え去っていくのだろう。
そこで多くの人は言うのだろう、「けっきょく何も変わらなかったではないか」と。
ウエッブ進化論の梅田氏は昨年、「いまはウエッブ2.0の踊り場」だと論じていた。
本書では、いわばその踊り場後に現れるであろうウエッブテクノロジーの黎明が、数多く紹介されている。
著者も認めるようにその多くが現時点では遊びに過ぎないものであるのは事実だろう。
しかし、パソコンも誕生時にはおもちゃだと言われたのだ。
いずれ、この中から破壊的なトレンドが発生し、誰かが、何かが消え去っていくのだろう。
2008年2月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
「破壊的トレンド」という題名のインパクトだけに目を奪われると、あたかもいたずらに危機感だけを煽るものと想像してしまいがちです。
私もこの本を手に取る前は正直なところ多少なりともそのような先入観を抱いていました。
ところが読了して、作者の意図はむしろ日本のIT産業従事者、特に若く有望なエンジニアへのエールであると感じました。
著者の広い視野と深い洞察力、何より膨大な量のWebサイトを読み込んだであろう、丹念な調査が感じられる書籍です。
この手の書物は早く読むにこしたことはない、というのは言うまでもありません。
私もこの本を手に取る前は正直なところ多少なりともそのような先入観を抱いていました。
ところが読了して、作者の意図はむしろ日本のIT産業従事者、特に若く有望なエンジニアへのエールであると感じました。
著者の広い視野と深い洞察力、何より膨大な量のWebサイトを読み込んだであろう、丹念な調査が感じられる書籍です。
この手の書物は早く読むにこしたことはない、というのは言うまでもありません。
2008年10月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
この本に記載されている”破壊的テクノロジー”が本当に破壊的テクノロジーにあてはまるかは疑問ですが、しかし、個人的には当本に導かれてSTUMBLEUPONにはっまてしまいました。やっぱり日本よりアメリカの方がネットでは進んでいるなあと実感します。