設定が苦しく説得力に乏しいのは別としても、物語の消化・人物描写何れも満足出来るものではなく、まだ売り物にするには早いと思います。
物語について言えば、妹の奇病と父親の行方という二つの柱が存在するのに、一冊読み切ってもどちらも全く進展しない。つまり続刊を前提してるんだけど、デビュー作の一冊目がいきなりこれでは、二冊目が出ても本当にオチをつけられるのか疑問に思ってしまいます。
次に人物描写については、とにかく女の子の描写が変。ヒロインとゲストキャラ何れも堅物・ヒス持ち・普通に話そうとするだけで口論になるという具合で、お陰で毎度話が不合理な方向に捻じ曲がる始末。お話の都合上そうしちゃってる部分もあるんでしょうが、余り良い方法だとは思わないし、実は本当に女の子が書けないんじゃないかとこれも疑問に思ってしまいます。
敢えて見慣れない設定に挑んだ点はいいと思いますが、それだけですね。
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ストレイジ・オーバー (GA文庫 な 3-1) 文庫 – 2008/4/15
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砂町亘、お前も俺たちのチームに入れ!
父は海外出張で不在気味。亘にとって身近な家族は、妹・匡子だけだった。しかしその妹は三年前からずっと同じ日を過ごすという、記憶の奇病にかかっていた。そんな出口の見えない日々を送る亘の前に、ある日一人の少女がやってきて事態は思わぬことへ――。
父は海外出張で不在気味。亘にとって身近な家族は、妹・匡子だけだった。しかしその妹は三年前からずっと同じ日を過ごすという、記憶の奇病にかかっていた。そんな出口の見えない日々を送る亘の前に、ある日一人の少女がやってきて事態は思わぬことへ――。
- 本の長さ328ページ
- 言語日本語
- 出版社ソフトバンククリエイティブ
- 発売日2008/4/15
- ISBN-104797348356
- ISBN-13978-4797348354
商品の説明
レビュー
「お兄ちゃんがへん」
そんなことはない、と俺はお茶を濁すが、妹は食らいついてくる――。
妹の匡子は、三年前から同じ〝八月二十九日〟を繰り返えし過ごしている。記憶が更新されない匡子の眼には、成長した俺の姿や、季節の変化が奇異と映るのだろう。医者は記憶の奇病だと言った。いろいろ治療を試みたが、すべて芳しくはなく、出口の見えない日々を俺も匡子も送っていた。
そんなある日、海外出張中の親父の行方がわからなくなっていると知らされた。しかも、失踪の原因は妹の病と関係があるかもしれないというのだ。
親父の失踪と、妹の病――共通点は「記憶使い」と呼ばれる能力だという。
この事態――俺になにが出来る!? --出版社からのコメント
そんなことはない、と俺はお茶を濁すが、妹は食らいついてくる――。
妹の匡子は、三年前から同じ〝八月二十九日〟を繰り返えし過ごしている。記憶が更新されない匡子の眼には、成長した俺の姿や、季節の変化が奇異と映るのだろう。医者は記憶の奇病だと言った。いろいろ治療を試みたが、すべて芳しくはなく、出口の見えない日々を俺も匡子も送っていた。
そんなある日、海外出張中の親父の行方がわからなくなっていると知らされた。しかも、失踪の原因は妹の病と関係があるかもしれないというのだ。
親父の失踪と、妹の病――共通点は「記憶使い」と呼ばれる能力だという。
この事態――俺になにが出来る!? --出版社からのコメント
登録情報
- 出版社 : ソフトバンククリエイティブ (2008/4/15)
- 発売日 : 2008/4/15
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 328ページ
- ISBN-10 : 4797348356
- ISBN-13 : 978-4797348354
- カスタマーレビュー:
著者について
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カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2008年4月21日に日本でレビュー済み
主人公の砂町亘は妹の匡子と暮らしている。しかし妹は3年前からずっと八月二十九日を過ごしている。毎日同じ時間に起き、同じ時間に眠る妹。寝ると記憶がリセットされてしまうので、起きる度に誤魔化したり説明したりしなければならない毎日。医者に見せても原因は分からない。母は死に、父は仕事で家にもどることが少ない。ゆえに亘は妹は自分で守ると決めている。
そんな妹を家に閉じ込める日々を過ごす亘の前に一人の少女、工藤高子が現れる。
「お父さんのことが心配じゃないんですか?」
工藤高子は父の仕事仲間で二週間前から連絡がとれないのだという。
そして初めて知る「記憶使い」という存在と父の本当の仕事、そして妹の病気の真実。亘は妹を救うため、父親によって封印されていた能力を使い「記憶使い」の世界へ足を踏み入れる。
「記憶使い」という設定の説明が工夫されていて非常に分かりやすい。この話の中心となる設定が明瞭なので、この物語の世界に入りやすかった。1章から4章まであり、それぞれ別の出来事を扱っている。短編集のように一つ一つが短いのでさらりと読める。ちなみに「記憶使い」として動くのは2章と3章で、そこで「記憶使い」の面々の活躍と細かい設定が出てくる。構成と展開が巧い。
主人公である亘の行動方針がはっきりしているので、物語の雰囲気が揺らぐことは無い。それだけに他のキャラの魅力や存在感が少し弱いのが残念である。それはこれからの展開に期待。
読みきりではなく続き物です。父親の失踪や妹の病気に関してなど解決するのはまだ先のようです。文章、イラストともにレベルが高く、読み応えあります。とりあえずこの始まりを読んで損は無いかと。
そんな妹を家に閉じ込める日々を過ごす亘の前に一人の少女、工藤高子が現れる。
「お父さんのことが心配じゃないんですか?」
工藤高子は父の仕事仲間で二週間前から連絡がとれないのだという。
そして初めて知る「記憶使い」という存在と父の本当の仕事、そして妹の病気の真実。亘は妹を救うため、父親によって封印されていた能力を使い「記憶使い」の世界へ足を踏み入れる。
「記憶使い」という設定の説明が工夫されていて非常に分かりやすい。この話の中心となる設定が明瞭なので、この物語の世界に入りやすかった。1章から4章まであり、それぞれ別の出来事を扱っている。短編集のように一つ一つが短いのでさらりと読める。ちなみに「記憶使い」として動くのは2章と3章で、そこで「記憶使い」の面々の活躍と細かい設定が出てくる。構成と展開が巧い。
主人公である亘の行動方針がはっきりしているので、物語の雰囲気が揺らぐことは無い。それだけに他のキャラの魅力や存在感が少し弱いのが残念である。それはこれからの展開に期待。
読みきりではなく続き物です。父親の失踪や妹の病気に関してなど解決するのはまだ先のようです。文章、イラストともにレベルが高く、読み応えあります。とりあえずこの始まりを読んで損は無いかと。