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科学でわかる男と女の心と脳 男はなぜ若い子が好きか?女はなぜ金持ちが好きか? (サイエンス・アイ新書) 新書 – 2010/3/16
男はなぜ若い子を好むのでしょうか? 女はなぜ金持ちを好むのでしょうか?
あたり前すぎて誰も調べないと思った方。そんなことはありません。
科学的な調査が進んでいますが、内容がデリケートで科学者が口を開こうとしないだけです。
本書はそんな、ふだん聞けない性の科学を明らかにしたもの。
男女の恋の駆け引き、セックス、浮気から隠された性の裏側を、進化論という視点で解説していきます。
- ISBN-104797356235
- ISBN-13978-4797356236
- 出版社SBクリエイティブ
- 発売日2010/3/16
- 言語日本語
- 寸法10.6 x 1.2 x 17.3 cm
- 本の長さ208ページ
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商品の説明
出版社からのコメント
日々のくらしのなかで私たちの心をよぎる、男女の異性の好みについてさまざまな疑問。
私たちは異性のなににひかれるのか?
男は若い女にひかれやすく女は経済力のある男にひかれやすいというのは本当なのか?
本当だとしたら、それはなぜなのか?
そんな疑問に答えていく。
第2章 恋のかけひき ~パートナーを獲得し、つなぎとめる~
恋のはじまりから終わりまで、私たちの心にはさまざまな感情がよぎり、私たちはさまざまな行動をする。
なぜ男は女の前でついついカッコつけてしまうのか?
なぜ女は男より見た目に気を配るのか?
彼氏や彼女の心が離れていきそうになったとき、なぜ私たちは嫉妬にかられるのか?
そんな疑問に答えていく。
第3章 恋の悲劇 ~性と犯罪~
恋愛と犯罪。一見無関係に見えるこの2つは深く関わっている。
なぜ犯罪者の大多数は男なのか、どんな状況で人は愛する人や愛した人を殺してしまうのか、といった話題を取り上げる。
重いテーマだが、犯罪者になること・犯罪の被害者になることを回避する手助けになると思う。
第4章 恋と脳 ~男女の脳の違い~
ほんの20年ほど前まで、男女の脳の違いについて話すのはタブーだった。
しかし、男と女の脳が違うという生物学的な証拠は次々と集まりつつある。
男女の得意・不得意はどう違うのか?
なぜヒトの進化の過程で男女の脳の違いが生まれたのか?
男女の脳は解剖学的にどう違うのか? そんな疑問に答えていく。
第5章 恋とからだ ~男女の発達の仕組み~
たった1つの受精卵から、どのように男や女の、心や体はできあがっていくのだろうか。
ヒトの性は「体の性」だけでは決まらない。
自分は男であると感じるのか女であるとかんじるのかという「心の性」もある。
なぜ体と心という別々の性があるのか、そんな疑問に答えていく。
著者について
横浜生まれ。お茶の水女子大学理学部数学科卒業。オレゴン州立大学動物学科卒業、プレルトリコ大学海洋生物学修士、ハワイ大学動物学博士。
専門は動物生態学、動物行動生態学。守備範囲は広く、基礎生物学、生態学、動物行動学、生物統計学、科学英語をこなす。
2011年10月より、長浜バイオ大学英語専任准教授。
著書に『科学でわかる男と女の心と脳』(サイエンス・アイ新書)、訳書に『実データで学ぶ、使うための統計入門
データのとりかたと見方』(南條郁子氏との共訳、日本評論社)がある。
学生とのやり取りをこよなく愛し、教えるのが大好き。趣味はカラオケ。滋賀県長浜市在住。
登録情報
- 出版社 : SBクリエイティブ (2010/3/16)
- 発売日 : 2010/3/16
- 言語 : 日本語
- 新書 : 208ページ
- ISBN-10 : 4797356235
- ISBN-13 : 978-4797356236
- 寸法 : 10.6 x 1.2 x 17.3 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 449,995位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 374位サイエンス・アイ新書
- - 679位恋愛心理
- - 6,549位生物・バイオテクノロジー (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
最新News2022年7月29日
科学ジャーナリスト賞2022の一次選考通過作品の1つに選出されていました。
受賞は逃しましたが、「科学者をまどわす魔法の数字 インパクト・ファクターの正体」が、科学ジャーナリスト賞2022の一次選考通過作品(新聞1、書籍4、映像4、Web2)の1つに選ばれていました。
以下、本書の白楽ロックビル氏による紹介文です。
紹介文:
「白楽の研究者倫理 」というブログを書いているお茶の水女子大学・名誉教授の白楽ロックビルです。
先日、まったく知らない麻生一枝(あそう・かずえ)さんから、日本評論社経由で『インパクト・ファクターの正体』(日本評論社、発売日 : 2021/1/19、176ページ、¥2,860)という本が送られてきた(以下の本の表紙出典:アマゾン)。麻生さんはこの本の著者である。
まったく知らない人から本が贈られてくることは珍しい。
どうして送られてきたの? と思って奥付を見ると、麻生さんはお茶の水女子大学・理学部数学科を卒業している。
白楽は生物学科・教授だった。数学科の学生向けの講義はしていなかった。一般教養の講義もほんの少ししかしたことがない。多分、教え子ではない。
お茶の水女子大学を卒業後、麻生さんは、オレゴン州立大学の「動物学科」を卒業し、プエルトリコ大学で海洋生物学の修士号、ハワイ大学で博士号(Ph.D)を取得した。専門は動物行動生態学とある。
数学科卒の女性が米国の大学で「動物学」の分野に進むとは、ユニークな経歴である。イヤ、男性だって珍しいというか、日本人でそういう人生コースを選んだ人は麻生さんしかいないだろう。
推測すると、著者の麻生さんは、20代に相当、屈折した人生を過ごしていたに違いない。こういう人は、斜めから、横から、裏から、さらには、無理やり数枚はがして現実社会を見るタイプである。
専門は動物行動生態学なのに、科学ジャーナリズム海外修行準備中とある。荒波と刺激のある人生が好きらしい。
そういう人が書いた本だから、同じように屈折した白楽は、読んでみようと思った次第である。贈ってくれた本でもあるし。
しかし、タイトルが『インパクト・ファクターの正体』だから、読む前から、大衆受けしないだろうと感じた。芥川賞・直木賞の候補にはならない。
でも、お茶の水女子大学の川上弘美、楊逸、藤原正彦、土屋賢二などを越え、イヤ、越えるのは相当大変だ。マー、科学ジャーナリストとして、彼(女)らとは別の領域を開くかもしれない。
あ~、本の紹介に入る前に、前置きが長くなってしまった。
『インパクト・ファクターの正体』を読み始めると、インパクト・ファクターの説明と問題点が丁寧に書いてある。
だいぶ前、「impact factor」を 「衝撃因子」と訳した高名な物理学者に衝撃を受けたことがある。高名な物理学者はさも「専門家です」という顔で「衝撃因子」の説明をしていた。
しかし、「衝撃因子」と訳した段階で、ド素人であることは明白だ。白楽は注意してあげるべきだったかもしれないが、相手は高名な方です。口をはさめませんでした。
この領域の知識が少しでもある人は「impact factor」を「衝撃因子」とは訳さない。「インパクト・ファクター」とそのまま訳す。
この本は、その「インパクト・ファクター」を正面から、詳しく解説している。内容は屈折していない。本書一冊で、インパクト・ファクターの全部がわかる。白楽が取り組んでいるネカト問題(研究不正)との絡みもつかめてくる。
ただ、この手の本のつらいところは、本質的に「重要」な内容なのに、というか「重要」だからでもあるが、話が「硬い」。
しかし、「重要」なので少し骨のある社会人や学生、それに、当然ながら、研究者・院生・研究評価者・科学ジャーナリストなどには読んでもらいたい。
このような「硬い」内容を、多くの読者に喰いこんで読んでもらうにはど~するか?
それで、著者は「硬い」話を柔らかくしている。さらには、著者が研究者として体験したエピソードもそえるという工夫もしている。
読者は、硬い歯で喰らいついて読み、自分製の消化液で吸収すべきだ。
かつての同僚の藤原正彦の口調で言うと、シッカリ吸収しない「卑怯な奴」は「ぶん殴ってやる」(藤原正彦は「卑怯な奴」と「ぶん殴ってやる」が口癖だった)。
そして、麻生一枝さんは科学ジャーナリストとしてさらなる挑戦を続けて欲しい。
最初はレビューを書くつもりで書き始めたのだが、感想と期待になってしまった。「ぶん殴ってやる」。
白楽ロックビル(お茶の水女子大学・名誉教授)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
図説も多く、文章もわかりやすく書かれているので、入門書としては最適。
それに加えて、参考文献も充実しています(大半は英語の文献です)。
研究者が執筆したという本です。
思想的偏りのある本でもないので、お薦めできる本です。
簡単に言えば、男女の差というのは、確実な差があるわけではなく、女らしい男もいるし、男らしい女もいるし、というところから始まり、胎児の間に受けるホルモンの影響で、身体的、精神的男女が生まれること、そして、子孫をいかにたくさん残すかという観点から、恋愛や性活動の差異が男女に見られるということをわかりやすく書かれています。
類書では、ジャレド・ダイアモンド著「なぜ、セックスは楽しいか」があります。こちらもおすすめです。
1回くらい読んでも損はないかと。
その観点から改めて男女学について勉強しようと本書を手にしてみました。
医学的観点、科学的観点などのデータを元にして、
重い内容ではなくキャッチーで軽く描かれているために読みやすい。
ただ、後半にあるセクシャルマイノリティ関連の内容は
データが少ないからか、実態や現状とは異なってるなと見受けられました。
というより、事象のほんの一面的な部分しか取り上げられていない。
まぁ本書はセクシャルマイノリティを科学する専門書ではなく、
あくまで一般的な男女の大きな違いや概念が触れられているだけですので、
そういった奥深い部分まで知りたい方には少し物足りないかもしれません。
それでも、男女の異なる点が分かりやすく見やすくまとめられてあるので
値段も高くはないので1冊くらいは持っておいても損はないかもしれません。
この手のお話に興味がある方であれば知っているような話が多いのですが、いままで興味がなかった方にとっては新たな発見は多い本だと思います。
似たような話の本はたくさん出ていますので、特にこの本でなければという理由は見当たりませんでした。
動物学的にオスは、子孫を残すために行動し、狩猟をしてくる。
メスは、子孫を生み育てるために、危険の少ない道を選ぶ
ということだけ
多くの話題は副題にあるように、なぜ”男は地位や名声にこだわり”、”女はエステに通うのか”です。
それに付随して、「なぜ男の方が犯罪を犯し易いのか」などかなり込み入った内容にも入ります。
最終章の「体の性と心の性の成長」は、特に興味深い内容でした。
性同一性障害がなぜ発生するのかについても書かれれており、一般的に触れにくい(らしい)問題にも詳しく解説してくれています。
とても勉強になります。
そして、見開きに表紙のような挿絵、グラフが必ずあり、読者を考えた非常に分り易い本になっています。
とにかく、「なるほど」が多く、異性と関わりを持つ人は触れておくと良いかと思いました。
難しいけれども前提となる部分は(やむを得ず?)しっかり説明されていて、「なんでこんな結論になるの?」と思う様な部分はないところが好感です。
最新の研究からも色々な成果が書かれていて、僕的に初めて知った事も数多くありました。
とはいえ、減数分裂といった「難しいけれども初等理科で習う部分」は省かれてますので、ご注意くださいね。
面白いのは発生と性分化に関わる部分で「人間の基本形は女性で、Y染色体は男性の身体への改造の引き金を引くに過ぎない」の部分が図解で分かり易く書かれています。
また、それにより「心理的には女性で身体的には男性」という人格やその逆の人格が、教育や環境とは無関係に母胎内で起きてしまう部分には注目すべきでしょう。
また著者は女性ですが、女性原理主義的ではなく、むしろそれが科学の邪魔になっているといったスタンスで科学者らしくて良いです。
男性とは、女性とは、平均的にどういった傾向のものなのか? という性の傾向を知ると、社会生活上も使えますし、雑談にも役立つと思いますよ。