10年前に読んで、人生を大きく変え、救ってくれた。糖質オフの金字塔。この本と夏井睦さんの本で、真実に覚醒し、生活と健康に大きな大きなpositive impactを与えてくれた。心からお礼を言いたい。
最近若干discipline（規律）が薄まってしまったので、喝を入れ直す／ネジを締め直す意味で、10年ぶりに再読。改めて、素晴らしい、多くの地球人類に読んで頂きたい一冊だと思った。
ここ10年間の世界での糖質オフ(off-carb)の流れを切り拓いた偉大な初期の本の中の一冊。
これまで常識とされてきたframework/stereotypeに対して、logicと臨床に基づいたfactで、「おかしくね？」と切り込んでいく、痛快な一冊。目から鱗。Eye-opening。実際に医療の現場で臨床の実験を繰り返す中で磨かれ、揉まれてきたと言う点が素晴らしい。
反論や心配に対しても、医者として一つ一つ細かく反証を挙げていく姿勢も丁寧。（一方で、それらの点に興味がない読者にとっては冗長になるので、特に後半は、刺さらなければ積極的に飛ばしてオッケー。）
糖質オフについて初めて学びたい人が最初に手に取る一冊として最適かも。特に、what（何か）/how（どうやるのか）の基礎に加え、更にその先にある、why（なぜそうすべきか／なぜワークするのか）について、しっかり理屈と証拠を突きつけてくれるのが素晴らしい。
今後この流れは強まる事こそあれ、戻ることは無いと思う。世代が変わるつれ、少しずつメインストリームへと取って変わっていくんだと思う。（勿論、炭水化物やスイーツが無くなる事は無いし、それを望むことも、押し付けたい気持ちも全く無い。ただ、考え方や、日常の習慣が、地球人類と言う種全体として大きく変わっていくと確信する。）そのうち、利害関係が薄れていって（糖質に基づいた社会／経済／学問システムの中で、既得権益／利権があった人たちが老いてお亡くなりになって行き、毒されてない若い世代がtake overしていく中で）、学校でも、政府も、医薬品業界も、こっちに振れていく日が必ず来ると思う。
特に刺さった点は、
・糖質オフは、カロリー制限不要で、糖質以外は、お酒も含め、好きなものを好きなだけお腹いっぱい食べられる。したがって、始め易い続け易い（自分自身で10年間続けてきて、その通り以外のなにものでもないと心底同意する）
・太るメカニズムはインスリンによる、血糖の脂肪への取り込み。したがって、インスリンを出させる糖質さえ食べなければ太らない／痩せる
・太るか／やせるかは、カロリーではない。糖質
・インスリンは、脂肪の分解も止める
・フルーツ、フルーツジュースは果糖が多いので切る。牛乳も乳糖が多いので切る
・飲み物は水かブラックコーヒー
・酒のつまみはチーズやナッツ
・そもそも人体／哺乳類の身体の構造は、糖質を摂取しなくても、脂肪を使って血糖を作れる「糖新生」の仕組みがある。糖質大量摂取を想定してない
・普通の食事をすると300g/日の糖質量を、意識的に切って、それでも尚含まれてる／切りきれない分の50g/日に抑える
・そもそも人類は400-500万年の間糖質ほぼ無しで生きてきた。糖質を摂るようになったのは農耕が始まった1万年前。更に大量摂取するようになったのはこの数100年の話。それ以前は糖質ほぼ無し。その前提で身体／DNAはデザインされてる
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