オリンピック招致成功の裏に、緻密な戦略に基づいたプレゼン技術の活用があったことをこの本によって知りました。また「伝える技術」は決して難しいことではないが、身に付くまで練習する必要があることがわかりました。この本には自分でもできるエクササイズや「伝える」時に役に立つコツが分かりやすく載っているのでとても参考になります。
日本人が苦手なプレゼンという分野の必要性、またどんな技術が必要なのかを分かり易く教えてくれる有意義な本です。
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心を動かす! 「伝える」技術 五輪招致7人のプレゼンターから学ぶ (SB新書) 新書 – 2013/12/17
荒井 好一
(著)
誰にでも上達できる方法があった!
滝川クリステルのビジュアルハンド、太田雄貴の勝負顔、安倍首相のジャッジを導く魔法の手……
あの奇跡のプレゼンから「スピーチの技術」を学びとる!
感性に訴え共感を呼ぶスキルは、エクササイズを通じて体で覚えこむ。
一生もののスキルを身につける!
まえがき
第一部 オリンピック招致の7人のプレゼンターに学ぶ「伝える」技術
第二部 伝えるコンテンツをいかに構成するか
~チーム・プレゼンから、コンテンツの構成を学ぶ~
第三部 伝えるための「準備と練習」をどう行うか
~プレゼンに対する意識革命をもたらした五輪招致のスピーチ~
滝川クリステルのビジュアルハンド、太田雄貴の勝負顔、安倍首相のジャッジを導く魔法の手……
あの奇跡のプレゼンから「スピーチの技術」を学びとる!
感性に訴え共感を呼ぶスキルは、エクササイズを通じて体で覚えこむ。
一生もののスキルを身につける!
まえがき
第一部 オリンピック招致の7人のプレゼンターに学ぶ「伝える」技術
第二部 伝えるコンテンツをいかに構成するか
~チーム・プレゼンから、コンテンツの構成を学ぶ~
第三部 伝えるための「準備と練習」をどう行うか
~プレゼンに対する意識革命をもたらした五輪招致のスピーチ~
- 本の長さ224ページ
- 言語日本語
- 出版社SBクリエイティブ
- 発売日2013/12/17
- 寸法10.7 x 1.3 x 17.4 cm
- ISBN-104797376007
- ISBN-13978-4797376005
商品の説明
出版社からのコメント
全国学校図書館協議会選定図書
東京承招致プレゼンテーションでは、竹田理事長、猪瀬知事、安倍首相や水野さんたちの
体から発する生身の提案を受け、IOC委員たちは「よし、彼らに任せよう! 」
「彼らと一緒に仕事をしよう! 」と、一票を投じて決断してくれたのです。
開催都市の招致活動は、熾烈なロビー・バトルが繰り広げられ、
多くのIOC委員は態度を最後の最後まで決めかねていたといいます。
そんな彼らの多くが、TOKYOに投票してくれたのは、最終プレゼンで「心を動かした」からです。
ロジカルシンキングは理路整然と整理をするだけで、心は動かせません。
パワーポイントは、見やすくするだけで、心は動かせません。
「心を動かした」のは、すべて人間が持っているチカラです。
滝川クリステルさんのビジュアルハンド(目に見える手)、太田雄貴さんの真顔の発信力、
水野さんの豊かな表情とジェスチャー、安倍首相のジャッジを引き出す手、佐藤真海さんの輝く目……
それらはすべて、人の体に備わったコミュニケーション昨日の働きです。
読者のみなさんも等しく備えている機能です。
(中略)
7人のプレゼンターは、多くのことを教えてくれています。
それをこの本では次の三部構成で紹介しています。
(第一部)言葉を超えた「伝える技術」について
非言語系のボディランゲージや、声の使い方、アイコンタクトの力などを、
各プレゼンターのプレゼンテーションを解説していくとともに、
読者のみなさんが自分の能力にするために、自宅でできるエクササイズを併載しました。
(第二部)
今回のプレゼンに使われた原稿は、実に興味深く、学びの多いコンテンツです。
「起承転結」の四段論法を縦軸に、スティーブ・ジョブズが愛した「3つのルール」手法を横軸に展開していました。
また、7人で役割分担した絶妙な連携プレイも、原稿の分析から楽しんでいただけるでしょう。
読者の皆さんが、一人でプレゼンを行う場合の構成法も学んでいただけます。
(第三部)
日本では、人前でのスピーチは「場数」が大事といって、経験を重ねるしか上達の道がないかのように言います。
しかし、そうではありません。
周到な準備と、適切なフィードバックを得た練習の積み重ねが、唯一のベストパフォーマンスへの手段です。
読者のみなさんが、ビジネスプレゼンやスピーチで着実にレベルアップする方法をお教えします。
東京承招致プレゼンテーションでは、竹田理事長、猪瀬知事、安倍首相や水野さんたちの
体から発する生身の提案を受け、IOC委員たちは「よし、彼らに任せよう! 」
「彼らと一緒に仕事をしよう! 」と、一票を投じて決断してくれたのです。
開催都市の招致活動は、熾烈なロビー・バトルが繰り広げられ、
多くのIOC委員は態度を最後の最後まで決めかねていたといいます。
そんな彼らの多くが、TOKYOに投票してくれたのは、最終プレゼンで「心を動かした」からです。
ロジカルシンキングは理路整然と整理をするだけで、心は動かせません。
パワーポイントは、見やすくするだけで、心は動かせません。
「心を動かした」のは、すべて人間が持っているチカラです。
滝川クリステルさんのビジュアルハンド(目に見える手)、太田雄貴さんの真顔の発信力、
水野さんの豊かな表情とジェスチャー、安倍首相のジャッジを引き出す手、佐藤真海さんの輝く目……
それらはすべて、人の体に備わったコミュニケーション昨日の働きです。
読者のみなさんも等しく備えている機能です。
(中略)
7人のプレゼンターは、多くのことを教えてくれています。
それをこの本では次の三部構成で紹介しています。
(第一部)言葉を超えた「伝える技術」について
非言語系のボディランゲージや、声の使い方、アイコンタクトの力などを、
各プレゼンターのプレゼンテーションを解説していくとともに、
読者のみなさんが自分の能力にするために、自宅でできるエクササイズを併載しました。
(第二部)
今回のプレゼンに使われた原稿は、実に興味深く、学びの多いコンテンツです。
「起承転結」の四段論法を縦軸に、スティーブ・ジョブズが愛した「3つのルール」手法を横軸に展開していました。
また、7人で役割分担した絶妙な連携プレイも、原稿の分析から楽しんでいただけるでしょう。
読者の皆さんが、一人でプレゼンを行う場合の構成法も学んでいただけます。
(第三部)
日本では、人前でのスピーチは「場数」が大事といって、経験を重ねるしか上達の道がないかのように言います。
しかし、そうではありません。
周到な準備と、適切なフィードバックを得た練習の積み重ねが、唯一のベストパフォーマンスへの手段です。
読者のみなさんが、ビジネスプレゼンやスピーチで着実にレベルアップする方法をお教えします。
著者について
荒井 好一(あらい よしかず)
1971年同志社大学卒。総合広告会社、大広に38年間在籍。
クリエイティブディレクターとして、パナソニック、キリン、武田薬品などを中心に600本余りのプレゼン歴。
2010年11月、交流を重ねた仲間と共に、「一般社団法人 日本プレゼン・スピーチ能力検定協会」を設立し、理事長に就任。
著書に、『日本人はなぜスピーチを学ばないのだろう』(象の森書房、2012年)。
1971年同志社大学卒。総合広告会社、大広に38年間在籍。
クリエイティブディレクターとして、パナソニック、キリン、武田薬品などを中心に600本余りのプレゼン歴。
2010年11月、交流を重ねた仲間と共に、「一般社団法人 日本プレゼン・スピーチ能力検定協会」を設立し、理事長に就任。
著書に、『日本人はなぜスピーチを学ばないのだろう』(象の森書房、2012年)。
登録情報
- 出版社 : SBクリエイティブ (2013/12/17)
- 発売日 : 2013/12/17
- 言語 : 日本語
- 新書 : 224ページ
- ISBN-10 : 4797376007
- ISBN-13 : 978-4797376005
- 寸法 : 10.7 x 1.3 x 17.4 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 411,181位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2014年1月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
オリンピック招致の7人のプレゼンターの、プレゼン技術を分析・解説している視点が本格的だ。
広告プレゼン600本の経験から獲得された著者の理論と技術が、今回の五輪招致ジャパンチームの成功を
解き明かしている。「ビジュアルハンド」や「真顔の説得力」や「目で語る技術」など、
日本人が苦手としてきた「どのように伝えるか」という技術がエクササイズ付きで学べる。
第2部の、スピーチ原稿の構成もなかなか読ませる。起承転結とスティーブ・ジョブズが好んだ3つのルールの
組合せとは興味深くて良くできてて、これはビジネスにも使えるなと思わせる。
7人のプレゼンタ−のエピソードの記述も文章力もあるし、一気に面白く読ませる。
新書でこの充実ぶりはなかなかだと思う。
広告プレゼン600本の経験から獲得された著者の理論と技術が、今回の五輪招致ジャパンチームの成功を
解き明かしている。「ビジュアルハンド」や「真顔の説得力」や「目で語る技術」など、
日本人が苦手としてきた「どのように伝えるか」という技術がエクササイズ付きで学べる。
第2部の、スピーチ原稿の構成もなかなか読ませる。起承転結とスティーブ・ジョブズが好んだ3つのルールの
組合せとは興味深くて良くできてて、これはビジネスにも使えるなと思わせる。
7人のプレゼンタ−のエピソードの記述も文章力もあるし、一気に面白く読ませる。
新書でこの充実ぶりはなかなかだと思う。
2019年2月20日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
評論する人と0から生み出して成果だすのとは違うので、この本の内容は、レビュー本って印象でした。
2014年1月22日に日本でレビュー済み
この本は、一般社団法人 日本プレゼン・スピーチ能力検定協会の設立者である、荒井好一氏が書いたものです。
私は、同協会が開催するプレゼン・スピーチセミナー(2級)に参加した者ですが、
このセミナーに参加したことで、自分自身に自信を持つことができるようになりました。
そして、人前で話すことを楽しいと思えるようになったばかりか、
1対1のコミュニケーションにおいても、臆せずにしっかりとアイコンタクトをしながら話せるようになるなど、
たった1か月半の3時間×全5回のセミナーで、劇的に人とのコミュニケーションが変わったことに大きな喜びを感じております。
本書は、そのセミナーの中で行われている実習や理論を、ほぼ余すところなく伝えています。
しかも、東京五輪招致プレゼンという旬の題材を使うことで、多くの人が実感を持って、
人の心を動かす「伝える」技術を学ぶことができるようになっています。
本書を読むときには、ぜひ、youtube等で招致プレゼンの動画を確認しながら読み進めることをお勧めします。
そしてぜひ、一度それぞれのプレゼンターの表現を真似て行ってみて、その自分の姿を動画撮影してチェックしてみてください。
最初は、自分の姿を動画で見ることは恥ずかしいと感じると思いますが、しかし、多くのことがわかると思います。
自分で思っていたよりもジェスチャーが小さかったり、メリハリがなかったり。表情や声のトーンの変化が少なかったり。
そして、自分が苦手とする表現を見つけ出したら、本書に書かれている実習を行ってみて、もう一度動画撮影してチェックする。
これを繰り返すことで、必ず自分の表現力や伝える技術が身についていきます。
また、自分の姿を動画で何度も見ることで、自分を客観的に評価し、改善する力がついていきます。
最初の内は恥ずかしいと思いますが、ぜひ、自分だけでなく、友達などと一緒に複数人でトライ&チェックを繰り返してみてください!!
本当に驚きの効果があります。
本書は、これからの日本人に必要な伝える技術と、その習得のためのメソッドを学べるという点では、★5としたいところです。
ただ、部分的に、やや「こじつけ?」感があった気がします。
どの部分とは敢えて言いませんが、例えばあるプレゼンターについては、本書で解説されているような表現技術が、
実際の映像を見てみるとあまり上手くできておらず、ぎこちない動きという印象を持ちました。
一般論としての表現技術がまずあり、それを、五輪招致の7人のプレゼンターに当てはめて解説しようとしたことで、
多少のこじつけが必要だったのかもしれません。
その点で、★−1としました。
しかしながら、本書は、自分の目と手と声を最大限に活かして、人の心を動かす「伝える」技術とその習得のためのメソッドを知ることができ、
さらに、五輪招致プレゼンという生の題材でその技術を確認しながら学ぶことができるという点で、何度も読み返す価値がある本だと思います。
私は、同協会が開催するプレゼン・スピーチセミナー(2級)に参加した者ですが、
このセミナーに参加したことで、自分自身に自信を持つことができるようになりました。
そして、人前で話すことを楽しいと思えるようになったばかりか、
1対1のコミュニケーションにおいても、臆せずにしっかりとアイコンタクトをしながら話せるようになるなど、
たった1か月半の3時間×全5回のセミナーで、劇的に人とのコミュニケーションが変わったことに大きな喜びを感じております。
本書は、そのセミナーの中で行われている実習や理論を、ほぼ余すところなく伝えています。
しかも、東京五輪招致プレゼンという旬の題材を使うことで、多くの人が実感を持って、
人の心を動かす「伝える」技術を学ぶことができるようになっています。
本書を読むときには、ぜひ、youtube等で招致プレゼンの動画を確認しながら読み進めることをお勧めします。
そしてぜひ、一度それぞれのプレゼンターの表現を真似て行ってみて、その自分の姿を動画撮影してチェックしてみてください。
最初は、自分の姿を動画で見ることは恥ずかしいと感じると思いますが、しかし、多くのことがわかると思います。
自分で思っていたよりもジェスチャーが小さかったり、メリハリがなかったり。表情や声のトーンの変化が少なかったり。
そして、自分が苦手とする表現を見つけ出したら、本書に書かれている実習を行ってみて、もう一度動画撮影してチェックする。
これを繰り返すことで、必ず自分の表現力や伝える技術が身についていきます。
また、自分の姿を動画で何度も見ることで、自分を客観的に評価し、改善する力がついていきます。
最初の内は恥ずかしいと思いますが、ぜひ、自分だけでなく、友達などと一緒に複数人でトライ&チェックを繰り返してみてください!!
本当に驚きの効果があります。
本書は、これからの日本人に必要な伝える技術と、その習得のためのメソッドを学べるという点では、★5としたいところです。
ただ、部分的に、やや「こじつけ?」感があった気がします。
どの部分とは敢えて言いませんが、例えばあるプレゼンターについては、本書で解説されているような表現技術が、
実際の映像を見てみるとあまり上手くできておらず、ぎこちない動きという印象を持ちました。
一般論としての表現技術がまずあり、それを、五輪招致の7人のプレゼンターに当てはめて解説しようとしたことで、
多少のこじつけが必要だったのかもしれません。
その点で、★−1としました。
しかしながら、本書は、自分の目と手と声を最大限に活かして、人の心を動かす「伝える」技術とその習得のためのメソッドを知ることができ、
さらに、五輪招致プレゼンという生の題材でその技術を確認しながら学ぶことができるという点で、何度も読み返す価値がある本だと思います。
2014年3月28日に日本でレビュー済み
五輪招致のプレゼンと聞いて、すぐに思い出すのは滝川クリステルさんの「お・も・て・な・し」ではないでしょうか?
話していた内容は忘れてしまっても、あのシーンだけは、どこかで見聞きして鮮明に覚えていると思います。
五輪招致を勝ち取った、あのプレゼンの秘訣が、この本で解き明かされています。
そもそも、著者の荒井さんが普段教えているプレゼンメソッドと五輪招致のプレゼンに多くの共通点があることに気づいたのは、教え子さんからのメールだったそうです。
教え子の方は、学んだことを極めるとオリンピックの招致すら成し遂げられると知り、先生の教えの確からしさに改めて気づけたこの喜びを、他ならぬ先生に伝えたいと心が動いたのです。
荒井さんの「伝える技術」が、確実に成長する喜びにつながっていた証拠です。
そう考えると心を動かすための伝える技術の本質とは、心と心を通わせるための修練に他ならないように感じてしまいました。
話していた内容は忘れてしまっても、あのシーンだけは、どこかで見聞きして鮮明に覚えていると思います。
五輪招致を勝ち取った、あのプレゼンの秘訣が、この本で解き明かされています。
そもそも、著者の荒井さんが普段教えているプレゼンメソッドと五輪招致のプレゼンに多くの共通点があることに気づいたのは、教え子さんからのメールだったそうです。
教え子の方は、学んだことを極めるとオリンピックの招致すら成し遂げられると知り、先生の教えの確からしさに改めて気づけたこの喜びを、他ならぬ先生に伝えたいと心が動いたのです。
荒井さんの「伝える技術」が、確実に成長する喜びにつながっていた証拠です。
そう考えると心を動かすための伝える技術の本質とは、心と心を通わせるための修練に他ならないように感じてしまいました。