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潜水艦の戦う技術 現代の「海の忍者」――その実際に迫る (サイエンス・アイ新書) 新書 – 2015/6/16
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【潜水艦「せとしお」の元艦長が、本当の潜水艦の戦い方を1冊にまとめました! 】
国土を海に囲まれている日本は、輸出入の99.7%を船に頼っており、
海を自由に利用できるか否かは国の存立にかかわります。
日本が海を自由に利用することを邪魔しようとしたり、
日本への侵略を企てるものによる海の利用を拒否する役割を果たすのが潜水艦です。
潜水艦を運用する国はアジアでも増えてきています。
また、アメリカやロシア、中国などは核弾頭を装備した弾道ミサイルを
搭載する原子力潜水艦を保有し、核抑止力の重要な柱としています。
本書では、国防に欠かせない潜水艦の戦い方を、潜水艦「せとしお」の元艦長が解説していきます。
【この本の内容(一部)】
●日本初の潜水艦は?
●世界初の原子力潜水艦とは?
●スノーケルとは?
●沈座とホバリングとは?
●なぜ、潜水艦は音を嫌うのか?
●どうやって魚雷を艦内に入れるのか?
●襲撃の手順は?
●潜望鏡襲撃と聴音襲撃の違いは?
●魚雷の射法とは?
●哨戒機との虚々実々の駆け引きとは?
●沈んだ潜水艦から乗員を助けるには?
【この本の各章】
★第1章 潜水艦の歴史
★第2章 潜水艦の構造
★第3章 潜水艦の潜航と浮上
★第4章 潜水艦の動力
★第5章 潜水艦の航法
★第6章 潜水艦と音
★第7章 潜水艦の戦い
★第8章 潜水艦救難
- 本の長さ224ページ
- 言語日本語
- 出版社SBクリエイティブ
- 発売日2015/6/16
- 寸法11.5 x 1.2 x 17.5 cm
- ISBN-104797381299
- ISBN-13978-4797381290
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出版社より

潜水艦の構造
海上自衛隊の「うんりゅう」。セイルの側面に取り付けられているのが、深度をコントロールするための潜舵です。潜水艦の船体が他の船の船体と異なるのは、水中を行動することに由来します。水圧に対抗して乗組員と装備機器の空間を確保している船体を耐圧船殻と言います。耐圧船殻の能力は、潜水艦がどのくらい深く潜れるかを決定します。このため、耐圧船殻の材料として超高張力鋼が使用されることが多いのです。
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メイン・バラスト・タンク(MBT)MBTは内殻と外殻によって形成されたタンクのことで、浮上中は予備浮力を提供し、潜水艦の浮上状態を維持します。タンクの頂部には空気を抜くためのベント弁があり、タンクの下部には後で述べる一部のタンクを除いては、フラッド・ポートと呼ばれる穴が開いたままになっています。 |
潜水艦の舵船が運動するために、水中の艦尾付近に舵が装備されています。右に曲がるときには、艦橋あるいは船橋にある舵輪を右に回すと舵が右に動き、その結果、船は右に曲がります。右に曲がるために舵を右に取ることを日本では伝統的に「面舵」と呼んでいます。反対に左に曲がるときは「取り舵」になります。潜水艦では舵は3つあります。日本ではすべてに舵という言葉をあて、縦舵、潜舵そして横舵となります。 |
潜望鏡日本の潜水艦は、世界最高水準にある光学技術に支えられ、世界最高の潜望鏡を装備しています。レーダーが装備され、さらに敵のレーダー波を探知して警報する早期警戒用ESM(敵のレーダー波を探知する装置で、いわゆる逆探)、さらに真っ暗闇の中でも目標を視認できるように暗視装置が、また潜望鏡は1人の人間しか目標を見ていませんが、その情報を多くの人間が共有できるようにビデオ装置が組み込まれるようになりました。 |
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潜航潜航・浮上の原理を理解する最も簡単な方法は、お風呂で洗面器を逆さまにしてお湯に沈めてみることです。洗面器の中に少し水が入ってきますが、それ以上は入ってきません。この状態が浮上中の潜水艦のメイン・バラスト・タンク(MBT)の状態です。洗面器の底に穴を開けると、中に水が入ってきてすぐにいっぱいになります。これが潜航です。潜水艦は、浮上状態でベント弁を開くとフラッド・ポートから海水が入ってきて浮力を失い、潜入する。 |
スターリング・エンジン2ピストン・スターリング・エンジンは、その名のとおり2つのピストンによって、作動気体を移動させるとともに動力を取り出しています。「そうりゅう」型潜水艦は、この2ピストン・スターリング・エンジンを4基搭載しています。温めると膨張し、冷やすと収縮するという空気の性質を用いている。温度が異なる2つの空間と、90度の位相差を付けた2個のピストンを利用する。 |
潜水艦の通信命令は通常、文書の形式で受け取ります。艦長はこの命令に基づき作戦計画を立て、出港していきます。超短波(VHF)、極短波(UHF)を使用した通信です。VHFあるいはUHFは、原則として通話による交信に使用されます。さらに、現在では必要に応じ衛星通信も使用されています。 |
商品の説明
出版社からのコメント
日本の「そうりゅう」型潜水艦が、オーストラリアに輸出されるかもしれないというニュースは、
皆さんの記憶に新しいことと思います。
この件に関する日本とオーストラリアとの交渉は今も続いていますが、
お陰で潜水艦、特に通常型潜水艦が脚光を浴びることとなりました。
この背景には、オーストラリアだけでなくアジアの国々における潜水艦部隊の創設や近代化、
あるいは増強が活発に行われているという情勢があります。
マレーシアはフランスから「スコルペン」級潜水艦2隻を購入しました。
ベトナムは2009年にKILO級潜水艦6隻をロシアから購入し、
現在、3番艦までがベトナム海軍の戦列に加わっています。
インドネシアは1990年代初期にドイツの209型潜水艦2隻を整備していましたが、
3隻の潜水艦を韓国に発注中で、最終的には12隻まで増強する計画です。
フィリピンは将来、3隻の潜水艦を購入する計画であることを発表しました。
シンガポールも古い4隻の潜水艦をドイツのType218SGに更新します。
このような動きの理由の1つとして、中国への対応があります。
これらの国々から見れば圧倒的な力を持つ中国海軍に対応する方法として、潜水艦が選ばれるのです。
では、なぜ潜水艦が選ばれるのでしょう? 答えは潜水艦が「潜水」艦だからです。
潜水艦は、さまざまな要素が撚(よ)り合わさって初めて、戦うことができます。
そこで、潜水艦の本質に近づくために、撚り合わさっている要素を解きほぐして、解説していきます。
あるときは、潜水艦の歴史という「糸」を辿っていきます。
あるときは、潜水艦がどのような構造をしているのか、
造られる時どのようなことに注意が払われるのか、という糸を読み解いていきます。
これらの糸が縦糸とすれば、そもそも潜水艦が潜るということはどういうことか、
潜った先の海中はどのような環境なのか、どのようにして海中を行動するのか、
といった糸を横糸として織り込みながら見ていきます。
さらに、核心的な問題として潜水艦を潜水艦たらしめている、
敵と渡り合うために求められている技量(海上自衛隊では術科と呼んでいます)を、
芯になる糸として織り込んでいます。潜水艦が生き残りをかけて
どのような戦いをしているのかも、忘れてはならない大切な糸でしょう。
これらの糸をできるだけ平易に、写真やイラストを添えて、わかり易いものになるように心がけました。
もし本書を通じて皆さんが潜水艦に関心を持ち、好きになってくだされば望外の喜びです。
著者について
【潜水艦「せとしお」の元艦長が、本当の潜水艦の戦い方を1冊にまとめました! 】
国土を海に囲まれている日本は、輸出入の99.7%を船に頼っており、
海を自由に利用できるか否かは国の存立にかかわります。
日本が海を自由に利用することを邪魔しようとしたり、
日本への侵略を企てるものによる海の利用を拒否する役割を果たすのが潜水艦です。
潜水艦を運用する国はアジアでも増えてきています。
また、アメリカやロシア、中国などは核弾頭を装備した弾道ミサイルを
搭載する原子力潜水艦を保有し、核抑止力の重要な柱としています。
本書では、国防に欠かせない潜水艦の戦い方を、潜水艦「せとしお」の元艦長が解説していきます。
【この本の内容(一部)】
●日本初の潜水艦は?
●世界初の原子力潜水艦とは?
●スノーケルとは?
●沈座とホバリングとは?
●なぜ、潜水艦は音を嫌うのか?
●どうやって魚雷を艦内に入れるのか?
●襲撃の手順は?
●潜望鏡襲撃と聴音襲撃の違いは?
●魚雷の射法とは?
●哨戒機との虚々実々の駆け引きとは?
●沈んだ潜水艦から乗員を助けるには?
【この本の各章】
★第1章 潜水艦の歴史
★第2章 潜水艦の構造
★第3章 潜水艦の潜航と浮上
★第4章 潜水艦の動力
★第5章 潜水艦の航法
★第6章 潜水艦と音
★第7章 潜水艦の戦い
★第8章 潜水艦救難
登録情報
- 出版社 : SBクリエイティブ (2015/6/16)
- 発売日 : 2015/6/16
- 言語 : 日本語
- 新書 : 224ページ
- ISBN-10 : 4797381299
- ISBN-13 : 978-4797381290
- 寸法 : 11.5 x 1.2 x 17.5 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 425,022位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 309位兵器・戦闘機
- - 377位サイエンス・アイ新書
- カスタマーレビュー:
著者について

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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
映画・ドラマ位でしか、触れる機会はないし詳しい事など出ませんから結構面白かったです。
技術と、秘密のかたまりなんですね。
興味深く読ませていただきました。
毎回本が擦り切れるまで読みふけっているようです。
内容的にはトム・クランシーの域つまり四半世紀前に公開されていた内容程度。
期待ほど深くは潜っていただけないのは、機密上致し方ないところか。
個人的には曳航ソーナーの運用についての掘り下げが読みたかった。
はじめての一冊としては文句なしにオススメ。軍事マニアの人はスルーで。
明治33年に出版された日本最初の海洋冒険SF、押川春浪「海底軍艦」の復刻本を見ると当時の海軍関係者が献辞や推薦文を書いており、戦前日本アニメの最高傑作とされている「桃太郎の海鷲」も海軍がスポンサーだったと聞くが、日本海軍の国民への宣伝は現代もスマートなのだなと思った。
こういうの買う人ってある程度知ってる人しか買わないと思うんですが、紙多め、文字少なめ。情報少なめ。
確かに知らない情報もあったけど、最後まで読んで、ああ、無駄な買い物しちゃったなと落ち込みました。
技術的原理や使用戦術を余り知らない素人なので、充分に参考になりました。