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「発達障害」と言いたがる人たち (SB新書) 新書 – 2018/6/6

3.9 5つ星のうち3.9 115個の評価

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過熱する「発達障害バブル」の深層を探る

いま、過熱する「発達障害バブル」。専門外来では、予約から診察まで3か月待ちは当たり前といった状況が続いている。
わが子の行動やコミュニケーションに不安を抱く親たち。
仕事や人間関係の尽きない悩みに原因を求めるおとなたち。
皆、「生きづらさ」のよすがとして、「発達障害」という記号を求めているのではないか、と精神科医の香山さんは指摘する。
早く診断を受けて、適切な支援を受けさえすれば、この「生きづらさ」は軽減されるのか?
発達障害に関する分類や考え方は、まだまだ大きく変動しており、精神科医でさえ、その変動についていくのは難しい。
過熱する患者や家族の心理と変動し続ける発達障害診断。
「発達障害」はどこへ行くのか?
精神科医・香山リカさんが、生きづらさの原因を「発達障害」に求める人たちの心理と時代背景に斬り込んだ意欲作!
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発達障害 生きづらさを抱える少数派の「種族」たち 「発達障害」だけで子どもを見ないで その子の「不可解」を理解する 発達障害は最強の武器である 発達障害の子どもたち、「みんなと同じ」にならなくていい。
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「無理に治さなくていいのか」「目からウロコが落ちた」と大反響、5万部超! 臨床経験30年以上の医師が送る「発達障害」解説の決定版 「発達障害」と診断される可能性のある子どもたち12のストーリーを例に、丁寧に子どもの行動を理解し支援する。最高の一冊! 「変わってる」「生きづらさ」は強みになる!自らの実体験をもとに発達障害を武器にする術を伝授。和田秀樹氏と香山リカ氏との対談を収録。 発達に凹凸のある子の伸ばし方、障害のない社会のつくり方とは? 発達に課題のある子どもたちが通う、人気教室の教え

商品の説明

著者について

香山リカ
1960年北海道生まれ。精神科医。東京医科大卒。立教大学現代心理学部映像身体学科教授。豊富な臨床経験を生かして、現代人の心の問題を中心にさまざまなメディアで発言を続けている。専門は精神病理学。
連載・レギュラー:北海道新聞(ふわっとライフ)、毎日新聞(ココロの万華鏡)、創(「こころの時代」解体新書)。
『しがみつかない生き方』(幻冬舎新書)、『「私はうつ」と言いたがる人たち』(PHP新書)、多重化するリアル―心と社会の解離論』(ちくま文庫)、『「わかってもらいたい」という病』(廣済堂出版)など著書多数。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ SBクリエイティブ (2018/6/6)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2018/6/6
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 新書 ‏ : ‎ 224ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4797393416
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4797393415
  • 寸法 ‏ : ‎ 11.2 x 1.4 x 17.4 cm
  • カスタマーレビュー:
    3.9 5つ星のうち3.9 115個の評価

著者について

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香山 リカ
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1960年札幌市生まれ。

東京医科大学卒業。精神科医として病院での診察に携わりながら、立教大学現代心理学部映像身体学科教授として教壇にも立つ。豊富な臨床経験を活かし、現代人の心の問題を鋭く分析し、きめ細かな解決策を提示する。ほかにも、政治・社会批評、サブカルチャー批評、皇室問題から趣味のプロレスに関する批評まで、幅広いジャンルで活躍する。事務所では住み着いたノラ猫1匹、自宅では犬1匹と猫5匹と同居。

カスタマーレビュー

星5つ中3.9つ
5つのうち3.9つ
115グローバルレーティング

この商品をレビュー

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上位レビュー、対象国: 日本

2021年12月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
小学生の子供を持つ親です。
最近、周りのママさん達が、事あるごとに「発達障害」と言う言葉を使い、レッテルを貼る事に違和感を覚えていました。
重い発達障害がある方や、グレーゾーンでも本人と親が困っているなら分かるのですが、少し聞き齧った知識で「あの子は発達障害じゃない?」等の発言をするママさんが多く感じていたので、本書を読んでスッキリしました。

用は本人と親周りが困っていて、支援を望んでいるかが重要に思います。
世間のお節介婆を減らす為にも、こういう良書がもっと普及して行って欲しいです。

発達障害と騒ぐマスメディアに踊らされないようにしたいですね。
良い本を執筆頂き有難うございます。
18人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2022年5月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
今まで発達障害系の書籍を20冊程度読んできましたがなかなか楽しめました。
普通、発達障害を題材にした書籍は「当人がどれだけ辛いか」とかそういう部分を書いていますが、
発達障害というものの曖昧さや発達障害と診断される人が増え続けている原因などの切り口で書かれていて新鮮でした。
タイトルは攻撃的ですけど、実際の中身からはグレーゾーンや自称発達障害の人を悪くいうようなことなんて全く書いていないです。
むしろどうやって寄り添うべきかなど問題提起をしてくれています。
15人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2018年8月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ただし、この方がそれを語るのには、ものすごく意義があると思う。

非常にバランスがとれており、
新しい知見があるかと言えば、ほぼない。
けれども、それをテレビ等に頻繁に顔出しなさっている氏が、
その名前と顔とを刻印したうえで出版されるのには、
啓蒙的な意味で小さからぬ意義があると思う。

ただし、申し訳ないけど。このタイトルはねーわ。
せっかくのバランスが取れた論述を、
割と思いっきり台無しにしかかっている印象。

まあ、釣りタイトルでなきゃ購買意欲って
なかなか動かないとも思いますけどね。
実際俺自身、この釣りタイトルに挑発されて買ったようなもんだし。

「発達障害」を、一種の勲章として顕示したい人。
いるよね。つーか、今の世の中で、
こいつを否定しきれる人ってどんだけいるんでしょうね、
とは思わざるを得ないです。

「現実に困っている」から、発達障害。
ただ、その困り方は、
結局当事者にのみ帰属するものでしかない。

どう頑張っても他人でしかない精神科医が、
ではそれとどう付き合っていくべきか。
非常に難しいテーマではありますが、
「そんな簡単に切り分けられる問題と思うなよ」
って全力でぶん殴ってこられてるこの本は、
実に秀逸な問題提起にはなってくれていると思います。
45人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2023年4月16日に日本でレビュー済み
書いてある内容自体は悪くないと思います。発達障害者が置かれている現状、発達障害の診断はプロの精神科医でも難しく、現在、配達障害を診断できる医師は少なく、診断するにしても最低2時間かかり、場合によっては何日も精神科医に通う必要もあるという話も書かれていて良いです。

ただ、気になったこと。それは、この本に限った話ではないが、香山リカさんは、どこか上から目線のようなものを感じるのです。彼女なりに貧しい人、困っている人に寄り添おうと努力されているとおもいます。だけど、そこまで。香山さんは、ある程度は寄り添っても、結局あなたの努力が足りないからでは?という感じになる。

発達障害といいたがると本のタイトルにありますが、たいていの人は自分が発達障害だと認めたくないと思うんですよ。現実、発達障害だと医師が認めたところで、就職が有利になるわけじゃない。むしろ、それを理由に職場でいじめられる可能性だってあるのです。発達障害ということで障害者枠で企業に入ったが、そこで大変苦労し、ノイローゼになって退職した人の話もきいたことがあります。

それに、現在はコンプライアンスが叫ばれている反面、失敗が許されない社会となりました。企業も失敗をしない人材を欲します。それで失敗を繰り返す社員は爪弾きになる。ムダとはわかっていても自分が発達障害という医師が認めれば、会社側も少しは考慮してくれるのではってワラにつかまる思いで医者に行く方もいらっしゃると思います。その点の視点が香山さんのご著書に書いてないのが残念です。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2021年6月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
最近周りに「言いたがる」人が増えたと実感しており、
その理由や対応法を探していて、この本を読みました。
既に経験として理解していたこと、おそらくそうであろうと感じていたことを
明確に分析して書かれた本を読み、良い講義を受けたような気持ちになりました。
ありがとうございます。
6人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2018年9月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
発達障害当事者で、コメディカル職です。

評価が低かったので、興味本位で購入しました。

巻頭の『はじめに』において、

"「私は発達障害についての専門的知識は乏しいので、絶対に正しい診断とは言えませんが」と断ったうえで、「あなたには何らかの発達上の問題があるとは思えません」と告げる"

"実際の臨床例ではなく、これまでお目にかかった人たちの特徴から構成した架空の事例である"

この時点で、大いなる疑問が湧いてきます。

本文も突っ込みどころ満載で、とてもお医者様が書いた本だとは思えません。

出版社は校正・校閲されているのでしょうか??

初めて炎上商法なる言葉が実感出来ました。

購入動機に鑑みれば、大正解とも言えます。
217人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2022年7月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
もっと科学的に昨今の発達障害ブームに斬り込んでくれる本だと思ったのですが、正直期待はずれでした。頷けるところもあるのですが新たな発見はほとんどなし。タイトル負けしてます。
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2021年10月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
低評価が気になったのでこの本を擁護
させて下さい。

 まず全体の雰囲気についてですが、キャッチーなタイトルに比べて内容は真面目です。発達障害の定義や、発達障害にかんする社会や医療の現状・課題についても書かれていて、発達障害を軽視する雰囲気は感じません。タイトルに反感を覚えてしっかり読まずに低評価を付けた人も多いのではないでしょうか。

 次に筆者の倫理観についてです。登場する「発達障害と言いたがる人たち」は、夜更かしして朝起きられない等、確かに発達障害とは断言できないと思いました。そういう患者の悩みに寄り添うことと、医療の世界の基準に従って発達障害ではないと判断すること別問題だと思います。患者が「自分は発達障害かもしれない」と言ったら発達障害と診断する医師がいたら怖いし、本当に障害を持っている人に迷惑だと思います。
 このことを理解できずに責められていると勘違いしてショックを受けるような読解力・精神状態の人にこの本を読ませたら、それは周囲の人の責任だと思います。

 最後に「発達障害と言いたがる」について自分なりに解釈・補足すると、(発達障害か否かにかかわらず)発達障害という「個性」を自分に付与したがる人が増えているのが問題だ、ということだと思います。自分と向き合う人を馬鹿にする意図はありません。ただし、向き合うのではなく、必要もない場面で「自分は発達障害(の関係者)で~」と言いたがり、かわいそうだと思われたいのが見え見えの人、お涙ちょうだいの演出に発達障害を利用する人がいたら、問題だと思いませんか。
 正直自分はこの本のタイトルを見てドキッとしました。案外、図星を突かれての低評価もあるかもしれません。
16人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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