佐藤氏の知的生産術の全てが惜しみなく書かれている。
根本的に自分の知を高めたいと考えている人達には、オススメの1冊。
もちろん、簡単に自分の知を高めることはできない。
しかし、本書の内容を忠実に実践すれば、素晴らしい自分に出会えるだろう。
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調べる技術 書く技術 誰でも本物の教養が身につく知的アウトプットの極意 (SB新書) 新書 – 2019/4/6
佐藤 優
(著)
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購入オプションとあわせ買い
AI時代の知性の磨き方
「月に500冊の本を読み、1200ページの原稿を書き、130人と面会、1日4時間をインプットに充てている」と語る作家・佐藤優氏。
そんな佐藤氏が毎日実践している、知的生産(「読む・書く・考える」の実践法)を初公開
目次
第1章 情報過多な時代の調べる技術、書く技術
第2章 【インプット】情報を「読む力」を高める
第3章 【アウトプット】読んだ知識を表現につなげるスキル
第4章 調べる技術、書く技術の「インフラ整備」のすすめ
「月に500冊の本を読み、1200ページの原稿を書き、130人と面会、1日4時間をインプットに充てている」と語る作家・佐藤優氏。
そんな佐藤氏が毎日実践している、知的生産(「読む・書く・考える」の実践法)を初公開
目次
第1章 情報過多な時代の調べる技術、書く技術
第2章 【インプット】情報を「読む力」を高める
第3章 【アウトプット】読んだ知識を表現につなげるスキル
第4章 調べる技術、書く技術の「インフラ整備」のすすめ
- 本の長さ184ページ
- 言語日本語
- 出版社SBクリエイティブ
- 発売日2019/4/6
- 寸法11.5 x 1.1 x 17.4 cm
- ISBN-104797398647
- ISBN-13978-4797398649
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出版社より
「知の巨人」が初めて著す【知的アウトプット】の極意!
読書、新聞・ニュース、ネット・SNS、ノート・手帳…。月に500冊読み、1200ページを書く佐藤優が、誰でも本物の教養が身につけられる「調べる技術」と「書く技術」を伝授!
- 「生の情報」は新聞、「経緯や結論」は本で
- 1カ月の主要ニュースがざっくりわかる『新聞ダイジェスト』
- 考力低下を招く、「メッセージツール」に要注意
- 手書きノートは「1冊」に、2年手帳は予定管理の最強ツール
商品の説明
著者について
佐藤優(さとう・まさる)
1960年東京都生まれ。作家、元外務省主任分析官。85年、同志社大学大学院神学研究科修了。外務省に入省し、在ロシア連邦日本国大使館に勤務。その後、本省国際情報局分析第一課で、主任分析官として対ロシア外交の最前線で活躍。2002年、背任と偽計業務妨害容疑で逮捕、起訴され、09年6月有罪確定。現在は執筆や講演、寄稿などを通して積極的な言論活動を展開している。
1960年東京都生まれ。作家、元外務省主任分析官。85年、同志社大学大学院神学研究科修了。外務省に入省し、在ロシア連邦日本国大使館に勤務。その後、本省国際情報局分析第一課で、主任分析官として対ロシア外交の最前線で活躍。2002年、背任と偽計業務妨害容疑で逮捕、起訴され、09年6月有罪確定。現在は執筆や講演、寄稿などを通して積極的な言論活動を展開している。
登録情報
- 出版社 : SBクリエイティブ (2019/4/6)
- 発売日 : 2019/4/6
- 言語 : 日本語
- 新書 : 184ページ
- ISBN-10 : 4797398647
- ISBN-13 : 978-4797398649
- 寸法 : 11.5 x 1.1 x 17.4 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 48,298位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 131位SB新書
- - 2,383位ビジネス実用本
- - 4,500位投資・金融・会社経営 (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
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元外交官で文筆家。ロシア情報収集・解析のエキスパート。魚住昭/ジャーナリスト。ノンフィクションに著作多数。青木理/ジャーナリスト。元共同通信記者。『日本の公安警察』『絞首刑』など著作多数。植草一秀/経済学者。日本経済、金融論が専門。(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 誰が日本を支配するのか!?政治とメディアの巻 (ISBN-13:978-4838721566)』が刊行された当時に掲載されていたものです)
イメージ付きのレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2022年3月26日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
筆者が最適と考える読書術について記載されていました。特に印象的なのが読書内容を理解するために求められる基礎力の土台は高校レベルの勉強に直結している点です。高校レベルの土台の上に初めて基礎ができるという考えは他書ではあまり見かけない内容に思えました。読書術において実施するノートの取り方でも自分の意見や考えを一言で良いから記載するとあり、早速本書より取り入れてみました。このレビューについても私一個人の意見を表現しようと思い記載したに過ぎません。
2019年4月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
最初に断りを入れておくと、私は佐藤優を勝手に師と崇めていて、彼の本は新書やエッセイ含めて殆どを読んできました。また、彼のエッセイはいくつかの雑誌にも載っているので、可能な範囲でそれらも読んでいます。
その上で、この本を読んでみましたが、個人的に取り込める部分とそうでない部分があったので、それぞれまとめておきます。
<取り込める部分>
・知的生産とは「手段」である、ということ
これはマインドセットに通じる話ですが、
「何のために知的生産的になるのか」の
目的と手段を履き違えないようにすることが
根本的に大事です。
本書では、仕事への取り組み方を
4分類していて、その中の
「高給取りかつやりがいのある仕事」に
取り組める(シフトできる)ようになるために、
知的インプットとアウトプットをする必要がある、
と説かれています。
こういう視点は、佐藤優の本には珍しく感じ、
どちらかというと「自己啓発的」な側面と受け止めましたが、
より「実用性」のフォーカスを当てた、というのが
この本の参考になる部分でした。
<取り込みづらい部分>
それはずばり、「資産運用」について。
この本では、佐藤優にしてはまた珍しく、
資産運用をどうするか、ということについても
数ページ割いて解説されています。
この点も非常に新鮮に思えましたが、
書かれている内容はあくまでも
「損をせずに確実にリターンを得る」
方法に限定されていて、
個人的に面白さを感じませんでした。
具体的に言うと、私自身が資産運用について
最近勉強を始めて、投資信託(インデックス投資)が
1つの方法として良さそうだ、ということを
本をいくつか読んで理解したのですが、
その手法について、師はやや否定的な見方を持っていました。
どちらが良い悪い、の話ではなく、
自分が取れるリスクの大きさや、
なんのためにお金を殖やすのか、という目標によって
取り組み方は違うと思うので、
それこそ、この本で書かれているように
「複数の資料に当たって複眼的に物事を捉えて判断する」
必要がある、と思います。
この本を読んだ上で、
別の本を通しても勉強をして
自分にとっての最適の判断は何なのか、
を、読者一人一人が身につけられれば、
著者としては本望なのかもしれませんね。
その上で、この本を読んでみましたが、個人的に取り込める部分とそうでない部分があったので、それぞれまとめておきます。
<取り込める部分>
・知的生産とは「手段」である、ということ
これはマインドセットに通じる話ですが、
「何のために知的生産的になるのか」の
目的と手段を履き違えないようにすることが
根本的に大事です。
本書では、仕事への取り組み方を
4分類していて、その中の
「高給取りかつやりがいのある仕事」に
取り組める(シフトできる)ようになるために、
知的インプットとアウトプットをする必要がある、
と説かれています。
こういう視点は、佐藤優の本には珍しく感じ、
どちらかというと「自己啓発的」な側面と受け止めましたが、
より「実用性」のフォーカスを当てた、というのが
この本の参考になる部分でした。
<取り込みづらい部分>
それはずばり、「資産運用」について。
この本では、佐藤優にしてはまた珍しく、
資産運用をどうするか、ということについても
数ページ割いて解説されています。
この点も非常に新鮮に思えましたが、
書かれている内容はあくまでも
「損をせずに確実にリターンを得る」
方法に限定されていて、
個人的に面白さを感じませんでした。
具体的に言うと、私自身が資産運用について
最近勉強を始めて、投資信託(インデックス投資)が
1つの方法として良さそうだ、ということを
本をいくつか読んで理解したのですが、
その手法について、師はやや否定的な見方を持っていました。
どちらが良い悪い、の話ではなく、
自分が取れるリスクの大きさや、
なんのためにお金を殖やすのか、という目標によって
取り組み方は違うと思うので、
それこそ、この本で書かれているように
「複数の資料に当たって複眼的に物事を捉えて判断する」
必要がある、と思います。
この本を読んだ上で、
別の本を通しても勉強をして
自分にとっての最適の判断は何なのか、
を、読者一人一人が身につけられれば、
著者としては本望なのかもしれませんね。
2022年10月26日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
月額有料サービスの紹介をされても手を出しにくいな。
他は良いと思う。
他は良いと思う。
2022年1月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
手軽に読めて結構興味深い内容でした。
2022年1月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
高校の学びは社会に出てからの基礎となる、そんな視点で高校時代の学びを捉えたことはなかった。しかし、自分で考えるために、欠かせない学びであったことを確認した。
自分の考える力が備わっているのは、高校までの基礎があるから、と捉えると、驚きだが、その意味で、高校までの教育について考えさせられた。
文系や理系というのは、高校時代に決まっていた時代に高校生だったが、理系だったことがプラスだった。今はもっぱら文系であるが、多少のサイエンスに理解がしやすい、その礎である。
大人になっても学び直せるツールはスタディサプリとあった。同じく取り上げられていたi TunesUは2021年で終わってしまった。
子供の頃にサボっていても、大人になった今から学び直せば、メディアの情報に振り回されず、主体性をもって社会を生き抜く糧となる。また、心豊かに暮らすためにも知的生産力は欠かせない。
プログラミングが当たり前となっている子ども達世代に遅れないためにも、大人も今の子ども達の学びを、学び直し、社会のお荷物とならないようにしたいものである。
それから、話し言葉ではなく、書き言葉をあらためて意識したい。SNSで手短な会話が多くなった。この点に著者佐藤さんは警鐘を鳴らす。
佐藤さんの本はわかりやすい上、実行可能なアドバイスも多い。おススメです。
自分の考える力が備わっているのは、高校までの基礎があるから、と捉えると、驚きだが、その意味で、高校までの教育について考えさせられた。
文系や理系というのは、高校時代に決まっていた時代に高校生だったが、理系だったことがプラスだった。今はもっぱら文系であるが、多少のサイエンスに理解がしやすい、その礎である。
大人になっても学び直せるツールはスタディサプリとあった。同じく取り上げられていたi TunesUは2021年で終わってしまった。
子供の頃にサボっていても、大人になった今から学び直せば、メディアの情報に振り回されず、主体性をもって社会を生き抜く糧となる。また、心豊かに暮らすためにも知的生産力は欠かせない。
プログラミングが当たり前となっている子ども達世代に遅れないためにも、大人も今の子ども達の学びを、学び直し、社会のお荷物とならないようにしたいものである。
それから、話し言葉ではなく、書き言葉をあらためて意識したい。SNSで手短な会話が多くなった。この点に著者佐藤さんは警鐘を鳴らす。
佐藤さんの本はわかりやすい上、実行可能なアドバイスも多い。おススメです。
2019年5月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
正直な読後感としては「フツー」、と言わざるを得ません。 要は、読んだり調べたりしたことは書くというアウトプットで記憶にとどめる。 新聞という編集責任を経た媒体は2紙読むべし、それができなければWebを利用する、、、ただし、玉石混交のフェイクニュースに惑わされぬよう、定番の信頼できるサイトだけを効率的に読もう、、、ネット検索に頼るようでは時間の無駄、等々、「そりゃそうだよね」が続きます。
月に1200頁書く佐藤氏ですから、本書もチャッチャッチャとペンを進めたのかな、その分、深くはないなという印象です。 しかし、さすがは佐藤優氏。 ひびく言葉はところどころに出てきました。 それを差し支えない程度に備忘録するなら、こんな感じでしょうか。
ネットニュースは玉石混交ゆえ情報収集法として不適。 読まないに限る。 そのとおりですね。 確実な情報を効率的に獲得するためには、あらかじめ信頼できるサイトを絞り目的に適ったチェックを、ということでしょう。 ネットサーフィンなど、”それが目的”なら否定はしませんが、的確な情報収集としては時間のムダということでしょう。 SNSもやめたほうがいい、と言います。 だれがどこで何を食べたか、などという情報に、わざわざ依存する必要はなさそうです、、、確かに。 つまり、自分の頭で考える、批判的思考力をもってモノゴトを見ようということですね。 そのとおりだと思います。
働き方も言及されます。 「これ以上できません」と上司に言うのは恥ずかしくない、一人で抱え込み大事なところで折れてしまうとしたら、上司にとっても困る、というわけです。 小生も200h超の残業が続き、もうこれ以上できません、とギブアップ宣言した経験があります。 3回目で聞き入れてくれました。 周囲の同僚は、頑張りすぎていることに気づかないままメンタル不調で消えていきました。 私は、そうなる前に手を挙げました。 勇気のいることです。 でも、自分で自分をコントロールする意識は最優先すべきと、いうことでしょう。 共感できました。 死ぬまでやらなければならない仕事など存在しえない、、、ですもんね。
仕事の「前倒し思考」が強すぎて、あれもこれも早めに、という強迫観念に囚われ、残業武勇伝を構築するメンタリティはいまだにありそうです。 佐藤氏のおっしゃるとおり「明日できることは、今日はやらない」という発想も必要ですね。 それは、佐藤氏のこんな言葉に表れている、と思いました。 その言葉とは、、、。
「日々、よく休み、よく消費することで労働力を生み出す。これが知的生産ののインフラ整備の基本」というわけです。 意味が分かりませんでした。 でも読み進めるうち、分かったように思います。 みんなが働き過ぎでは、みんなが消費する時間を確保できません。 せっかく生活を犠牲に働いてすばらしい製品を世に送り出すことに成功しても、それを使ってくれる消費者が労働者として多忙を極めていては購買機会につながらない。 せっかく作っても、みんな頑張りすぎて忙しいから、消費することを忘れてしまう、もっというならその時間がない、、、そんな景気停滞に今の「働き方」が加担している、ということなのでしょう。 「休む」「働く」というバランスを国レベルで整えなければ経済は最適化されない、といえそうです。 佐藤氏は、それを指摘しているのでしょう。 仕事を先取りして、頑張ってるアピールを前面に押し出す「労働観」は理論的にも整合しない、ってことなのでしょう。
多忙な著者ですから、ありきたりな言説でページを満たすことも、まぁ、あることでしょう。 ただし、本書には正当なメッセージが並べられています。 ササッと読めるボリュームを考え合わせると、通勤途中のポケットにしのばせておいてもいいかもしれません。
月に1200頁書く佐藤氏ですから、本書もチャッチャッチャとペンを進めたのかな、その分、深くはないなという印象です。 しかし、さすがは佐藤優氏。 ひびく言葉はところどころに出てきました。 それを差し支えない程度に備忘録するなら、こんな感じでしょうか。
ネットニュースは玉石混交ゆえ情報収集法として不適。 読まないに限る。 そのとおりですね。 確実な情報を効率的に獲得するためには、あらかじめ信頼できるサイトを絞り目的に適ったチェックを、ということでしょう。 ネットサーフィンなど、”それが目的”なら否定はしませんが、的確な情報収集としては時間のムダということでしょう。 SNSもやめたほうがいい、と言います。 だれがどこで何を食べたか、などという情報に、わざわざ依存する必要はなさそうです、、、確かに。 つまり、自分の頭で考える、批判的思考力をもってモノゴトを見ようということですね。 そのとおりだと思います。
働き方も言及されます。 「これ以上できません」と上司に言うのは恥ずかしくない、一人で抱え込み大事なところで折れてしまうとしたら、上司にとっても困る、というわけです。 小生も200h超の残業が続き、もうこれ以上できません、とギブアップ宣言した経験があります。 3回目で聞き入れてくれました。 周囲の同僚は、頑張りすぎていることに気づかないままメンタル不調で消えていきました。 私は、そうなる前に手を挙げました。 勇気のいることです。 でも、自分で自分をコントロールする意識は最優先すべきと、いうことでしょう。 共感できました。 死ぬまでやらなければならない仕事など存在しえない、、、ですもんね。
仕事の「前倒し思考」が強すぎて、あれもこれも早めに、という強迫観念に囚われ、残業武勇伝を構築するメンタリティはいまだにありそうです。 佐藤氏のおっしゃるとおり「明日できることは、今日はやらない」という発想も必要ですね。 それは、佐藤氏のこんな言葉に表れている、と思いました。 その言葉とは、、、。
「日々、よく休み、よく消費することで労働力を生み出す。これが知的生産ののインフラ整備の基本」というわけです。 意味が分かりませんでした。 でも読み進めるうち、分かったように思います。 みんなが働き過ぎでは、みんなが消費する時間を確保できません。 せっかく生活を犠牲に働いてすばらしい製品を世に送り出すことに成功しても、それを使ってくれる消費者が労働者として多忙を極めていては購買機会につながらない。 せっかく作っても、みんな頑張りすぎて忙しいから、消費することを忘れてしまう、もっというならその時間がない、、、そんな景気停滞に今の「働き方」が加担している、ということなのでしょう。 「休む」「働く」というバランスを国レベルで整えなければ経済は最適化されない、といえそうです。 佐藤氏は、それを指摘しているのでしょう。 仕事を先取りして、頑張ってるアピールを前面に押し出す「労働観」は理論的にも整合しない、ってことなのでしょう。
多忙な著者ですから、ありきたりな言説でページを満たすことも、まぁ、あることでしょう。 ただし、本書には正当なメッセージが並べられています。 ササッと読めるボリュームを考え合わせると、通勤途中のポケットにしのばせておいてもいいかもしれません。
2021年12月24日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
調べる技術,書く技術の必要性、磨き方、そのための準備(お金をどれくらいかけるか)について著者なりの観点から教えてくれる本です。
例えば、
「新聞を複数紙読み比べる」という手段で、表面的な情報に潜むメディア各社やそのスポンサーの思惑を見通す力を高める。というトレーニングで、人生を他の誰かに踊らされない知性を磨く教養が身につくということを知れます。
お金は「自己福祉に使うと良い」というのはごもっとも。
そういう事にお金をかけようとしみじみ思う。
次点で「国債を買おう」は、どうかな。。。
そこは著者のキャリアを割引いて考るのがよさそうです。
例えば、
「新聞を複数紙読み比べる」という手段で、表面的な情報に潜むメディア各社やそのスポンサーの思惑を見通す力を高める。というトレーニングで、人生を他の誰かに踊らされない知性を磨く教養が身につくということを知れます。
お金は「自己福祉に使うと良い」というのはごもっとも。
そういう事にお金をかけようとしみじみ思う。
次点で「国債を買おう」は、どうかな。。。
そこは著者のキャリアを割引いて考るのがよさそうです。