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構築屋 (新風舎文庫 ま 116) 文庫 – 2005/3/1
松井 聡
(著)
- 本の長さ223ページ
- 言語日本語
- 出版社新風舎
- 発売日2005/3/1
- ISBN-104797495022
- ISBN-13978-4797495027
登録情報
- 出版社 : 新風舎 (2005/3/1)
- 発売日 : 2005/3/1
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 223ページ
- ISBN-10 : 4797495022
- ISBN-13 : 978-4797495027
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著者について
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上位レビュー、対象国: 日本
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2013年9月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
シニカルである。シニカルな作品というと普通は、主人公(ひいては作者自身)に何処となく、何とはなしに…超然とした態度が漂うものだが…。 しかしこの作品はそういうシニカルさとはちょっと違う。この作者、自分で自分を笑ってさえいる様な気がしてならないがそれは、自虐ではない。あえて言えば「諦観」。 背後から膝カックンをされた、何度も。最初は謎の存在「チャーリー」に、やがて「チャーリー」じゃない何かに…。理不尽な人生の先はまた理不尽でしかないはずなのに、悲劇は喜劇的でさえある。主人公と一緒にさまよえば、不思議な安堵感・爽快感を感じる。とにかく読んでみて欲しい。人の妙な部分を、絶妙な角度から突いてくる作品だ!
2006年3月29日に日本でレビュー済み
面白かった。いやまあ万人ウケはしないだろうけど、作者が作り出す重苦しい雰囲気を十分に堪能できました。('-,_ω-`)プッ
構築屋っていうタイトルから察する事もできるように、何かを構築するわけです。何を構築するのか。それは華々しい過去です。主人公は社会的に見て、どう考えても優遇されない過去を持っています。それを全部塗り替えてしまおうと主人公は様々な書物に手を出し、嘘で華々しい過去のエピソードを作り上げようとします。そしてその結果、奇妙な夢を見るようになり、その夢の住人であるチャーリーに色々と諭されることになるのです。お前の今やっていることは間違っている、とかそんな感じで。
これ、書かれてる内容のほとんどが主人公の思考です。登場人物同士の会話もありますけど、大半は主人公の心情描写みたいなものが続きます。まぁ淡々としているんですけど、それでこれだけの重みを読者に与えられるのはすごいな、と。('-,_ω-`)プッ
ただ、後半は夢と現実がかなり錯綜する場面が多々あるので理解が追いつかなくなるかもしれません。
構築屋っていうタイトルから察する事もできるように、何かを構築するわけです。何を構築するのか。それは華々しい過去です。主人公は社会的に見て、どう考えても優遇されない過去を持っています。それを全部塗り替えてしまおうと主人公は様々な書物に手を出し、嘘で華々しい過去のエピソードを作り上げようとします。そしてその結果、奇妙な夢を見るようになり、その夢の住人であるチャーリーに色々と諭されることになるのです。お前の今やっていることは間違っている、とかそんな感じで。
これ、書かれてる内容のほとんどが主人公の思考です。登場人物同士の会話もありますけど、大半は主人公の心情描写みたいなものが続きます。まぁ淡々としているんですけど、それでこれだけの重みを読者に与えられるのはすごいな、と。('-,_ω-`)プッ
ただ、後半は夢と現実がかなり錯綜する場面が多々あるので理解が追いつかなくなるかもしれません。
2006年3月10日に日本でレビュー済み
構築屋…その題名で衝動買いした。何でかは解らない。でも、何か惹かれた。
中身は、現実と夢の中の話が突然入れ替わったりして、私の様な精神異常者でないと、最初は混乱するかもしれない。
主人公の中に現れる謎の人物「チャーリー」彼はとてつもなく魅力的だ。主人公とはまるで正反対なのも良い。本事自体は薄いのに、中身はとても濃い。「私はマトモだ」と思っている人ほど読んで欲しい本。
中身は、現実と夢の中の話が突然入れ替わったりして、私の様な精神異常者でないと、最初は混乱するかもしれない。
主人公の中に現れる謎の人物「チャーリー」彼はとてつもなく魅力的だ。主人公とはまるで正反対なのも良い。本事自体は薄いのに、中身はとても濃い。「私はマトモだ」と思っている人ほど読んで欲しい本。
2006年8月3日に日本でレビュー済み
構築屋としての技術が洗練されればされるほど現実と妄想の隙間は無くなるんだろうなと思いました。主人公の仕事は、もはや現実逃避ではなくて、まさに新たな現実の創造です。誰しもが、この仕事に手を染めることはできないと思うけれど、今の世の中、誰が手を染めてもおかしくないんじゃないかなとも思いました。