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ちーちゃんは悠久の向こう (新風舎文庫 あ 133) 文庫 – 2005/2/1

4.1 5つ星のうち4.1 35個の評価

「ちーちゃんこと歌島千草は僕の家のごくごく近所に住んでいる」――幽霊好きの幼馴染・ちーちゃんに振り回されながらも、「僕」の平穏な日常はいつまでも続くはずだった。続くと思っていた――あの瞬間までは。
怪異事件を境に、ちーちゃんの生活は一八〇度転換し、押さえ込んでいた僕の生活の中の不穏まで堰を切って溢れ始める……。
疑いもしなかった「変わるはずがない日常」が音を立てて崩れ落ちていくさま、それをただ見続けるしかない恐怖を描いた、新感覚のジュブナイル・ホラー。世紀末の退廃と新世紀の浮遊感を内包した、新時代作家・日日日(あきら)、堂々デビュー!!
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商品の説明

出版社からのコメント

04年に突然現れ、ライトノベル系レーベルを中心に各社の新人賞で入賞を繰り返す3年生・日日日(あきら)。05年最大の期待を持って迎えられる作家と言っても過言ではないでしょう。“第4回新風舎文庫大賞”受賞作を引っ提げて、遂にお目見えです。あなたもその目で確かめてみてください。新しい才能、を。

著者について

日日日(あきら)1986年7月29日生まれ、奈良県出身。千葉県在住。本格的な活動を開始した04年だけで、“第4回新風舎文庫大賞”をはじめ“えんため大賞”佳作(エンターブレイン)、“角川学園小説大賞”優秀賞(角川書店)と次々大きな賞を獲得。文庫大賞受賞作となる本書で待望のデビューを果たす。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 新風舎 (2005/2/1)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2005/2/1
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 文庫 ‏ : ‎ 285ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4797495588
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4797495584
  • カスタマーレビュー:
    4.1 5つ星のうち4.1 35個の評価

著者について

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日日日
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カスタマーレビュー

星5つ中4.1つ
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上位レビュー、対象国: 日本

2015年12月10日に日本でレビュー済み
私が読んだのは、新風舎文庫版。おさげ髪の端っこが隅に書いてある表紙で、ヒロインの顔はなかった。だって悠久の向こうだもんね。

家庭内虐待を扱ったラノベとしては、走りだったんじゃないかな。タイトルでわあっと思って、中を開いて、まったく意味なく虐待されている主人公に衝撃。
●●だから苛められる、というのはまだいい方。だって、●●でなければ苛められないという意味でもあるのだから。
恐ろしいのは、理由なく親に苛められている主人公の荒み。お隣にちーちゃんがいてよかった!

DVラノベ(そんな言葉あるのか?)としては、永遠に私の中の№1だ。どこかに救いがある乙一とはまた違うのよ。違う魅力なのよ。
2007年4月20日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
 虐待されてるモンちゃん、ひたすら幽霊好きのちーちゃん、微妙なしゃべり方で飄々としてる武藤先輩、逸脱した青春と恋愛未満の淡い心情、そしてクライマックスとしてのドラスティックな暴力描写、なだれ落ちてく日常感覚、最後のホラーなオチにしても映画のネタとして最適と思われます。 ―で、「アイランドタイムズ」で素晴らしかった仲里依紗がちーちゃんを演じるそうで☆「薄く染めた茶髪の三つ編み、白すぎるほど白い肌」まさにハマり役!ちーちゃんの言動や振るまいのすべてを仲里依紗の姿で「想像読み」したので、おもしろかったし、ひときわ愛着がわく小説となりました。 あと武藤先輩、あの微妙な口調で飄々としたキャラを誰が演じるのか?個人的には谷村美月にやってもらいたいとか思うんですが・・・。

―とにかく逸脱した青春小説として、リーダブルでいっきに読めるユニークな秀作!映画化を機にこれからまた注目されると思うので嬉しいです。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2014年6月30日に日本でレビュー済み
なんだろうか、この感じは。
タイトルでオチが早々解ってしまい、あらあらと思いながら読み、実際に予想通りの結末だったのだが、それでもなんだか分からないが衝撃を受けました
切ないというよりは残酷というか、終盤は読み進めるのが少し心苦しく思いました。
登場人物がリンクしている作品があるということで、そちらも読んでみようと思います
2010年8月21日に日本でレビュー済み
読みやすかったです。
デビュー当時からこの読ませ方をしてたのかとびっくりです。
受賞当時名前は知っていました。でも作品はひとっつも手に取らなかったです。
角川文庫から出ているのを知り、衝動買いです。

キャラクタの根本もしくは原因がちっとも分からなかったですね。
オカルト好きの原因や虐待の理由。
こういう設定なんだ、とはいえ一文くらい足すべきでは?と思いました。
ラスト、飲み込めなかったんですが。
意味が分からない。説明されないと分からないラストの書き方もどうかと。

ジャケットは元版元の方が良かったです。
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2011年3月16日に日本でレビュー済み
多作なこの著者の本のなかでも異色。
切実で、独特な視点と勢いのあるこういう文章は年をとったら書けないと思うと同時に、
十代でこんな自制の利いた文章を書いたというのは信じられない。努力で出来る仕事じゃないことは確か。才能でしょうね。

気づかないくらいの坂を上ってく感じで話は進んで、いつの間にか後戻りできない所にいる。
本当に怖い本です。

気の利いた文章ではないので読みにくいと感じる人もいるようですが、引っかかるようなところはまったくありません。

普通の本、普通の小説に厭きてる人は是非どうぞ、新しい視点に出会えます。
少なくとも私は、文章でこれだけのことが出来るというのは衝撃でした。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2005年5月25日に日本でレビュー済み
途中まで読んで寝たら夢に出た。
日日日の小説の文体とか感覚とかすごい共感したし、彼はやっぱ天才なんだと思う。
17だか18だか知らないが、その年齢であの文章が書けるのもすごいと思うし、
30/40才の人間が書いた文章だったとしても、全く問題無かったと思う。

私的な話で申し訳ないが、(他人から見れば非日常と見える日常に居るので)
日常(≒平凡)にどっぷり浸かってる者が非日常を求めるのに対して、
「君の思っている非日常とか非現実なんてものは、とてもとても不幸な事だぜ」と
「非日常という日常を生きている人が、「非日常に憧れている日常を生きている人」と共に生きる事で、己にとっての安息と平穏としているものが」感じるいらつき、そんな感覚に俺は共感したのだろう。

そう言うのはすごくよくわかる。
この小説は俺にとっては恐怖でもなんでもなかった。別に怖くはなかった。

レビューでは「虐待という事実が現実的ににかかれていない」とおっしゃる向きもあるようだが、
この世代にとっては……ある現実を共有してきた者たちにとっては「虐待という事実をやけに重々しく書く」という事は逆に「リアル」ではないのじゃないかな。
当事者にとって虐待というのは隠蔽したい逃避したい対象。
主人公たる、何でも冷静に描写してしまう語り部が、そこにこそ冷静になれていない。
それこそがリアルではないかと思うのです。
11人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2005年3月1日に日本でレビュー済み
~ネットの個人書評などをつらつら見ていたら、あまりにも「あとがき」が不評なので、かえってそれが気になって読んでしまった。
まあ、確かに。この勢いで攻撃されたら堪ったもんじゃないかもなー、と思いました。攻撃されたと思ったほうは、そりゃ反撃したくもなるだろう、と。
ただね、日日日が攻撃しているのは紛れもなく「日日日自身」なんじゃないかと~~思うのですが。誰を見下してるとか、誰に対して優越感を持っているとか、これでどうして感じられるのかとてつもなく疑問。
「食われて死んでいく」のは“仲間たち”だって言ってるでしょう?抗う術も気力もなかったら、自分もそうなっていたと告白してるでしょう?
それが悪いとかつまらないとかは言ってないし、ただ自分はそれじゃ厭だった、良しとしなか~~った。だから日日日は自分を鼓舞して奮い立たせて、退路を断ってここにきた。だけじゃないのか?
自分の運命に宣戦布告して、打ち勝って、こんなこと言われるなんて、小説家ってワリに合わないんだねー。
まあ、それはともかく。あと気になったのは、みなさん性別から考えて日日日=主人公(モンちゃん)だと思ってるんだろうなということ。まあ、モンちゃ~~んの爆発と「あとがき」の効果だろうとは思うけど。
でも私には日日日=ちーちゃんなんだろうなと感じられた。漠然と不満を抱き、悠久の向こうに思いを馳せて……。
だけど悠久の向こうに安楽を求めるより、日日日は現実でもがき苦しむことに大きなリアリティーを感じたから、自分に喧嘩を売ってでも踏みとどまりたかったのでは?
で、勝ったのではないか~~、と。
だとしたらこの小説は、ものすごいファンタジーな上に、ごくごく私小説という二重構造。こういうのが「プロの仕事じゃない」のかどうかは知らないけど、本編とあとがきと解説まで込みで、少なくともある種の感銘と共に読み終えたよ。
人の心に衝動を与えるのは、きっと価値のあることだよねぇ?
なんの根拠も示さずに、自分が好きではないものを「~~無価値」とだけ評するよりは遥かに。
あと個人的に残念なのは、この小説が本当に作用するのは私のようなロートル相手ではなく、日日日以降の世代の人間なんだろうなと思ってしまうこと。
日日日はきっと同世代以降の人間にエールを送るために現れた、世代の突出だと思ったから。
要するに、それを「天才」だとか言ってしまうのは、オトナたちが自分の理解~~の範疇に押し込めたいだけであって、日日日はそんなのとは全く無関係に、思うがままに書いてくれれば、とりあえずそれでいいや。~
12人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2005年12月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
 私が今年新風舎から本を出版した関係で興味を持ち、読んでみましたが、正直いってよくは分かりませんでした。ホラーは苦手(「リング」などは怖いとは思わず単純に面白かった)ですが、幼なじみとはいえ高校生の男女がこれほどベタベタしてるとは思えないので疑問に感じました(相手が変わっているからというのは説明にならないのでは)。何よりも登場人物に感情移入ができないのが辛かったです。

 最初はある有名な映画のパターンかと思ったのですが、読み進むと辻褄が合わないので思い直しました。主人公を取り巻く状況の説明が長く、本題に入るまでの100ページがもどかしかったです。

 幼なじみ以外にも変わった高校生が何人か登場したり、幼なじみが壊れていくのにまわりが傍観して日常が進むのにはリアリティを感じませんでした(ホラーだから、ライトノベルだからよいとは思いません)。この学校の教師は何をしているのでしょうか……?

 肝心のラストもよく分かりませんでした。前半を読み直しても、何かすっきりしない、納得がいかないのは私だけでしょうか。

 絶賛するほどの作品とは感じませんでしたが、著者のこれからに期待するものもあり、読む価値はあると思います。

 
8人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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