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オシムの言葉 フィールドの向こうに人生が見える ウェア&シューズ – 2005/12/5

4.1 5つ星のうち4.1 146個の評価

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なぜ彼は人を動かせるのか。
Jリーグ、ジェフ千葉の監督イビツァ・オシム。厳しさとユーモアに溢れる言動は、選手はもちろん、サッカーファンの心をわしづかみにする。サラエボから来た名将が日本人に伝えたものとは。
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登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 集英社インターナショナル (2005/12/5)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2005/12/5
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • ウェア&シューズ ‏ : ‎ 240ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4797671084
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4797671087
  • カスタマーレビュー:
    4.1 5つ星のうち4.1 146個の評価

著者について

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木村 元彦
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カスタマーレビュー

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上位レビュー、対象国: 日本

2020年5月6日に日本でレビュー済み
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オシムにワールドカップの監督をしてほしかった。
2009年1月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
この本の大きな特徴は、オシムさんの本ではないというところのあると思う。ゆえに客観的解釈を多く含んでいるように感じた。
また、サッカーの展開に関する記述や、関係者のインタビューが結構盛り込まれていて、周りからみたオシム像という構図になっているように思う。

その構図の中で映し出されるオシムさんは戦争に出会い、私などでは想像もできない辛苦を人生の中で経験されてきている人。それが人間としての幅を広げ、選手に緊張感を感じさせつつも、慕われる名監督となっておられる人。サッカーを心の底から愛し、美しいサッカーができるための妥協を自他共に一切認めない人。 そんな感じで描かれていた。

読み物として、ふんふん、と読みやすかったが、チームへの奉仕精神、リスクを取ってこそ、道は開けるという言葉はとても印象に残った。熟考の末にリスクをとれる。そんな努力家、誇り高い人間に私もなりたいと思った。
6人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2006年7月10日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
御多聞にもれず、購入当初に本書から期待していたのは、

稀有な知将の「語録」であり、その含蓄とアイロニーに

触れてみたい、と言うかなりミーハーなものでありました。

ヨーロッパの有名選手、指導者が史上最も尊敬すべき指導者

の一人に名前が必ず挙がってくる、そんな彼が、なんでまた

日本の、それも一歩も二歩も大舞台から下がっていたチーム

の監督に「甘んじていた」のか、そんな素朴な疑問も解ける

かな、と軽率にも思っておりました。

しかし、当初のその予想は大きく覆され、読み進んでいる

内に何度も落涙を禁じえない状況に苛まれました。

この書は、決して「語録」ではありません。サッカーというスポーツ

史だけでなく、世界史にも名を残しても不思議ではない、偉大な指導

者である、イビツァ・オシムの半生期であります。著者による優れた

現代ユーゴ史、ユーゴ事情の詳述とあいまり、この偉大な指導者が

どのような環境の下でその半生を過ごしてきたか、いかに彼が偉大な

人物であったのか、否応なく思い知らされることとなりました。

そして、心から願いたいことは、日本サッカー協会のくだらない権力

抗争やくだらないメディアによって、オシム氏の尊厳が少しでも

損なわれないでいてほしい、と、言うことです。彼が日本を好きに

なってくれた、日本人の優しさ、素晴らしさとのケミストリーで、

10年の南アフリカ大会出場と大活躍が実現できるよう、心から

応援し、祈りたいと思いました。(個人的には松井大輔に期待したい、

ですね)
14人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2006年8月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
おそらく、多くの方と同じだと思うんですけど、

ドイツでの惨敗を受けて、次の監督がどんな人物なのか、

非常に興味があったので読んでみました。

オシム氏へのインタビューやいろいろなところでの発言を

時系列でまとめた本書、

正直言って「頭に入ってこないなぁ」というのが印象でした。

バラバラに見えるインタビューや発言をまとめて

ひとつの真実や事実に迫る、

というやり方はノンフィクションの「王道」だと思うんですけどね。

何だかいろいろな要素が入り込みすぎて、

逆に、中心にあるものを分かりづらくさせているような。

(例えば、筆者自身の感情やオシム氏の感情の推察、周囲の人間の思い、その国の国民の思いなど、視点がたくさんありすぎて、どこの目線で読んだらいいのかわからない)

それと、文章のあちこちに散見される、

筆者のいらん思い込みや感傷みたいなものは、本当に蛇足です。

それでも、オシム氏の発言は非常に小気味よく、

氏の勇気と明確なサッカー観はしっかり伝わりました。

ユーゴスラビアでの紛争で、

民族やアイデンティティの闘争に巻き込まれ、その勇気を示しましたが、

日本の代表監督はマネーとコマーシャリズムの闘争に明け暮れることでしょう。

けれど、きっとその勇気を見せてくれるのではないかと、期待を抱かせてくれる内容でした。

不甲斐ないドイツでの戦いに、代表戦に失望していましたが、

もう一度、応援してみようかな、と。

本としてのまとまりに欠ける点から★2つですが、

オシム監督に期待を込めて、★1つプラスです。
24人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2006年10月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
サッカー現日本代表監督のオシムの半生を綴っている読み物。

サッカーファンとして、非常に名声の高いオシム監督の半生に興味があり買った本であったがこれほど凄い人だとは知らなかった。

厳しい指導ばかりが取りざたにされるが、これを読んでからは「文句ばっかり言ってないで黙ってオシムにしっかりついていけよ!」といいたくなる。

サッカーファン必読の書!
9人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2017年3月30日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
評価が遅れてすみませんでした。ゆっくり読んでいたので。
品は新しく良かったです。
2006年7月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
「考えながら走る」という枕詞で呼ばれるオシムサッカーだが、
その秘密の一端に確実に触れた気分にさせてくれる本。

オシム独特の奇抜な練習法に、
最初は戸惑いを隠せなかったジェフの選手たちが、
徐々にその真の狙いに気づくにつれて、
自発的に「考えながら走る」サッカーを開花させていき、
J有数の強豪へと変貌する過程は非常に読みごたえがあり、
オシムという人物がサッカーを知り抜いていることを感じさせるが、
おそらくそれ以上に興味深いのは、
やはり旧ユーゴ時代のオシムの背景に触れた部分だろう。

サッカー選手でなければ、数学者の道を選ぶことも出来たというほど
きわめて優秀な頭脳の持ち主であったことや、
旧ユーゴ代表監督時代に内戦が始まり、
包囲下のサラエボに残された家族との別離を
数年間にわたって耐え忍ばなければならなかった事実などを知ると、
「オシム語録」と呼ばれる数々の卓抜な警句の出所が
少しは理解できたような気もするのだが、
むろん、同様の苦難を経験した人間の全員が
オシムのように魅力ある言葉を吐けるわけではないのだから、
結局は、「同じ状況で何を考えて行動するか?」という、
オシムの基本的な姿勢に全ては帰するのだろうし、
その彼が一生を費やして考え抜いても答が出ないほどに、
奥が深く興味の尽きないサッカーというスポーツは、
なんと素晴らしく面白いものなのだろうと思わずにはいられない。
62人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2007年3月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
正直なところ、評価が難しい本だ。
サッカー監督というより、哲学者に近いであろうオシムを少しでも知るためには手頃な入門書である。その点では、彼の人生をも踏まえて「星5つ」が妥当だろう。
しかし「ズタボロにされたスタジアム」(一番悲しい部分でこの文とは……)、「選手的には……」、「意味深(長)」をはじめとして、文章の幼稚さが書籍の価値を著しく減じていることも否定できない。その意味を加味して、星をひとつ減じるのが適切だと判断した。
もしオシムが日本語に堪能であれば、著者と読書感想文の課題図書として選考した人間に、罰走を命じることだけは間違いないだろう。
5人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート