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闘う経済学 未来をつくる[公共政策論]入門 単行本 – 2008/5/26

4.2 5つ星のうち4.2 11個の評価

リアルな経済学は、こうして社会を変えていく
経済学をいかに現実政治に応用させるかという大問題に、竹中平蔵が挑む!! 大臣時代の実体験をもとに、政治を動かす「リアリズム経済学」のメカニズムと抵抗勢力との闘いぶりを詳かにする。
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商品の説明

著者からのコメント

現実の政治は、教科書に出てくる世界よりはるかに複雑である。
またどんな政策も、民主主義の政治プロセスを経なければ決められない。
政治と経済は、不可分に結びついている。
残念ながら日本では、学者は大学を離れず、政治家と官僚は政策を手放さない、という構図がつづいてきた。
つまり、政治と経済の隙間を埋める努力が十分になされてこなかった。
この本は、そのような隙間を埋めたいという思いで書かれたものである。(著者からのメッセージ)

出版社からのコメント

混迷する日本政治のなか、いま最も言動が注目される「行動する経済学者」、
竹中平蔵が新たに書き下ろした「みんなの未来をつくるリアルな経済学」の一般向け教科書です。

日本ではまだよく知られていない「公共政策論」の概説書でもあります。
慶応義塾大学経済学部のテキストにも採用が決定しています。

政治の裏側を知った著者が、いまだから明かすエピソードがちりばめられています。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 集英社インターナショナル (2008/5/26)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2008/5/26
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本 ‏ : ‎ 296ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4797671734
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4797671735
  • カスタマーレビュー:
    4.2 5つ星のうち4.2 11個の評価

著者について

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竹中 平蔵
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カスタマーレビュー

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上位レビュー、対象国: 日本

2012年1月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
本書は経済学を学んでいる学生および、研究者にこそ手に取って読んでほしいと思います。また竹中氏に批判的な方にもぜひ読んでいただきたいです。
今日もマスコミには実務経験もないのに(酷い時にはまったくその道の専門家でもないのに)勝手なことばかり言う自称エコノミストや政策通が出ています。
また学者の中には自ら政府に入って政策立案に関わらず、机上の空論や理想論を広げて批判を繰り返している人も相変わらずいます。
本書は経済学者として、国家運営という極めて実務の場での生々しい奮闘記を綴ったものです。
本書の中でも述べられていますが、政策とは中身だけでなくその決定プロセスも加味されるべきだと言う。
政策立案には実に複雑怪奇な政治的プロセスが必要です。言うは易しで、実際には理想論を掲げていても抵抗勢力との闘いを勝ち抜かなければそれは採用されないのです。
省庁との調整や政治家への根回し、その他知識人との意見交換と、政治は学問だけのフィールドにいる人には想像も及ばない大変な世界なのである。

また著者は本書の中で、経済学という学問が本当に役に立つのかと言うことに対して一つの結論を導いている。経済学の基礎は必ず役に立つということだ。
私自身経済学を学ぶ中で、例えばケインズ的な乗数効果と言うものの信憑性や金融政策が現実でどれほど有効なのかという疑問がたくさんありました。
理論的には一つの結論がありますが、一方で現実は不都合なもので理論通りの結論を導くことができません。
では果たしてそのようなときに理論と実践でどう折り合いをつけるのかという答えを本書では示唆してくれているように思います。
様々な政策を打ち出す上で重宝した人材は、けっして専門家ではなく勤勉な実務家だったと言います。それが故に経済学を志す人はいかに実践的に自分が経済学を用いて貢献していけるのかを知るためにもぜひ一読してみてください。

さらに本書では竹中氏の基本的な経済政策に対するスタンスも確認できます。とかく市場原理主義者だ、新自由主義者だと言うレッテルを張られがちな著者ですが、決してそうではないことがわかる。
むしろ財政政策のある程度の有用性を認めており、それがどのような場合に必要であるのかと言う理論的にかつ経験的に培われた著者の基準が解説されている。
経済政策は非常に機微な動向を読み取る洞察力が必要であり、こうすればすべてが解決といった都合の良い解決策はありません。
あらゆる現象が有機的に連関しており、一つのことへの解決策は新たな問題を生むことも世の常です。
竹中氏がいかに複合的な、包括的な目で経済を見ていたのかがわかりますし、またそのバックボーンとしてどれほど経済学に精通していたのかも本書は語っています。

不良債権処理をはじめとし非常にドラスティックな改革を行い、日本を救った竹中氏の功績は大きいと思います。しかしながら小泉竹中路線にはまた多くの批判があるのも事実です。
しかし安易な批判は簡単です。実際に実務に関わるということ、そこで繰り広げられる生々しい政治奮闘を我々は何も知りません。
このレビューで私は竹中氏の政策に優劣はつけませんが、彼に賛同する方もしない方も、何も知らないままに外から過剰に評価したり批判したりするのではなく、実践に飛び込もうと言う気概を持つことが大切ではないでしょうか。
本書はそういう気概を奮い立たせてくれる一助になると思います。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2009年5月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
本書においては、
公共事業の減等による財政健全化、不良債権処理、
経済財政諮問会議の活用、三位一体の改革等の地方分権、
そして、郵政民営化に対する、著者の理論的根拠と闘いが述べられている。
教科書の述べる経済学理論と日本の現実の間をどのようにとらえるとよいのか、
他の入門書ではあまり解説されていない点が解説されており、その点は興味深い(実際の乗数効果等)。
また、「戦略は細部に宿る」として、国会審議、与党の政策決定プロセスの変遷について、
どのような戦略・戦術をとったか、それなりに詳細に記載されているのも興味深い。
ただ、経済学的記述がなされているところもあれば、そうでない章もあり、
全体としては、公共政策論入門という性質の本ではないと思う。

また、本書の妥当性の評価は、小泉総理の在任期間の評価そのものに直結するものと思われる。
2003年以降の日本の景気拡大が、
あたかも著者らの政策の成果であるかのように述べられているが、本当にそうなのか?
日本政策投資銀行等、政策金融はすべて民営化すべきだったのか?
郵政民営化はどの程度、効果があるものだったのか?
批判する論者も多い中、批判されている方の主張のエッセンスを読みとり、
自分の頭で考える材料の一つとしては有用だと思う。
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2009年6月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
小泉純一郎元首相とともに、日本の構造改革に奔走した竹中氏が、自らの経験を元に政治の意思決定システムと政策を決めるために必要な簡単な経済学をわかりやすく教えてくれる。

非常に面白い!

竹中氏よりの人もそうでない人も政治と経済に関して興味があって、その手の入門書を読んだことがあるのならば、この本は入門と中級の架け橋としてとてもよいと思う。

政治や経済など難しそうな分野を扱う本なのにどうして面白いのか。それは本書が客観的な事実を扱うことや、自らの意見を主張することに偏っていないからだ。非常にバランスがよい。また、論理的に語られているので今まで曖昧模糊としていたところがストンと腑に落ちる感覚を与えてくれる。だから、ぐいぐい引き込まれてしまう。

不良債権処理、郵政民営化、地方分権などわかりやすく目立つ政策が多かったが、それがどうして当時必要だったのか、また、日本が今現在どんな問題を抱えているのかを教えてくれる。

経済学という学問だけでは、政治は動かない。政治には政治家や官僚や既得権益者やマスコミや、国民が関係してくる。そしてこれはすべて人である。権謀術数が渦巻く政治の場で、いかに目標としている政策を実行に移すのか。そういう戦略的な記述も多く、楽しめる。さながらハードボイルド小説を読んでいるようだった。
6人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2008年7月30日に日本でレビュー済み
1.「失われた10年は(金融機関や企業の)経営の失敗」としているが,バブルの成長と崩壊は戦後の日本人が信じた土地神話が根本原因であり,1500兆円にのぼる債務は経営の失敗といった次元のものではなかろう.
2.民間企業が一斉に債務返済に走ったため資金需要が激減し,平時の経済学や金融政策が機能しない状況に陥った訳だが,その認識がない.
3.国債の残高が増え続けると金利が急騰する危機が来ることを心配して財政再建が急務としている.長期的には正しいが,現状では資金需要がないために金利上昇の兆候が出ておらず,依然財政出動を必要とする段階にあるのではないか.1500兆円の債務の裏には儲けた人達もいるはず,また外国から借りていないので,景気が完全に回復した段階で日本人全体でどう消化するかという国内問題であろう.
4.図1.1により総需要管理政策が失敗と説明しているが,同図はタイムラグを考えればその反対にも解釈できる.これ以外には財政出動が景気対策として無効という自説を証明するデータはない.
5.公共事業のGDP比率によって過剰としているが,単純な外国との比較が適当でないのは食糧自給率と同じではなかろうか.
6.不良債権処理を竹中氏の功績のように書いているが,当初竹中氏は不良債権処理に公的資金を投入する政策に反対だったはず.また公的資金投入は一種の財政出動であることをどう考えているのか.

等々基本的な疑問が多い.小泉竹中コンビは謬った経済学的仮説により日本経済の回復を遅らせた責任者と思えてならない.
22人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2010年1月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
大臣を辞めてからの一連の著作(「改革はどこに行った?」「構造改革の真実」)の教科書的バージョンであるが、前半は教科書的であるが後半はもう大臣時代の理論的回想がほとんどである。ただまとめ方がこの本が一番読みやすいかなと思う。経済学者が大臣を務めたことなんて今までなかった(厳密に言えば1年未満なら1人いるらしい)ので、理論をいかに具体的な施策にまでもっていくかの苦労話は生々しく面白い。ただこの本を読むにつけ日本の政治家のアホさ加減に心が痛む。ほんまに日本はどないなるんでしょうかね??
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2009年1月22日に日本でレビュー済み
公共政策論の概説書とあるが、公共政策という領域における実例の概説書といったほうがよいかもしれない。
小泉政権による政策の中から、郵政民営化、三位一体の改革、不良債権問題等の主なものを、著者独自の視点により解説している。

文章は平易であるし、著者の、物事をシンプルしようという意思が随所に感じられるため、とても読みやすかった。
今なお多くの支持を得ている小泉政権とはなんだったのか、小泉元総理大臣に最も近いところで政権時代を過ごした著者にしか書けないものがあるのではないだろうか。

また、竹中平蔵の抱く理想のリーダー像などについても書かれている。
これに関してはなかなか得るものがあり、共感できる読者にとっては是非読んでもらいたい。

何より、小泉・竹中のDNAを感じることの出来る一冊であると思う。
8人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2009年1月8日に日本でレビュー済み
昨年末以来の経済危機により、小泉内閣での「小さい政府路線」
「規制緩和路線」に対し、激しく批判が高まっている。
中でも経済財政大臣等として、小泉改革の中核を担った著者への
風当たりは強まる一方といってよい。

本書は、公共経済学、政治経済学、マクロ経済学、財政学の
初歩的理論をミックスさせた初歩的教科書であると共に、
著者が大臣として、如何に経済学の理論を「政策」に具体化したか
を明らかにした告白本でもある。

わが国経済学会は長らく、
米国経済学会の有力学者が大統領経済諮問委員会議長あるいは財務長官
(例:サマーズ氏、スティグリッツ氏)といった政府の要職と
大学を往復するのと異なり、大学という小さい世界にとどまってきた。
いきおい日本人学者が記す経済学の教科書は、理論専攻で具体性が
まったくない代物が多く、一般人が経済学に背を向けさせることを
目的としていたのではないかというくらいひどいものであった。

その中でわかりやすい解説書を記していた数少ない経済学者が、
中谷厳氏と著者であるが、
(前者が市場万能論を全面的に最近否定したのと著者との違いは
 大変面白い)
それが故に、小泉元首相に経済担当大臣に抜擢されたともいえよう。
そして、現在は慶応大学に戻り、我が国経済学会に「具体性」という
精神を混入する役割を果たしているといえる。

著書そのものは、後の政治学者が小泉政権期の政策決定過程を
研究する第一級資料となりうる政策決定過程を学術的に
明らかにしている。
また、自民党、野党議員との格闘といった政治的エピソードにも
とんだ内容となっている。

しかし、非正規雇用を拡大するなどの、新自由主義的政策を推進した
政策責任者であったという歴史的事実はなんら変えようがないという
点で本書の評価は、読者それぞれの立場で二分することとなるだろう。
9人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート