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資本主義はなぜ自壊したのか 「日本」再生への提言 単行本 – 2008/12/15
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広がる格差、止めどない環境破壊、迫り来る資源不足、そして金融危機――すべての元凶は、資本主義にあった! 「構造改革」の急先鋒と言われていた著者が、いま、悔恨を込めて書く「懺悔の書」。
- ISBN-10479767184X
- ISBN-13978-4797671841
- 出版社集英社インターナショナル
- 発売日2008/12/15
- 言語日本語
- 本の長さ376ページ
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商品の説明
著者について
登録情報
- 出版社 : 集英社インターナショナル (2008/12/15)
- 発売日 : 2008/12/15
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 376ページ
- ISBN-10 : 479767184X
- ISBN-13 : 978-4797671841
- Amazon 売れ筋ランキング: - 287,491位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 95位アジアの世界経済
- - 1,516位経済学 (本)
- - 6,656位その他のビジネス・経済関連書籍
- カスタマーレビュー:
著者について
![中谷 巌](https://m.media-amazon.com/images/I/01Kv-W2ysOL._SY600_.png)
三菱UFJリサーチ&コンサルティング理事長、一般社団法人「不識庵」理事長・「不識塾」塾長。1942年大阪生まれ。1965年一橋大学経済学 部卒業。1973年ハーバード大学経済学博士(Ph.D.)。同大学で教鞭をとった後、1984年大阪大学教授、1991年一橋大学教授(~99年)。 1993年細川内閣首相諮問機関「経済改革研究会」委員、1998年小渕内閣首相諮問機関「経済戦略会議」議長代理。1999年ソニー取締役(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『日本の「復元力」―歴史を学ぶことは未来をつくること』(ISBN-10:4478012040)が刊行された当時に掲載されていたものです)
カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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私自身も著者の意見である「新自由主義は絶対的格差を拡大させる」、「過度な競争はコミュニティを崩壊させ、人間本来の機能を失わさせる」に同意します。
非正規・正規での格差、少子化、環境破壊、コミュニティの崩壊、過度な競争に新自由主義が深く関与しており、資本家(株式を保有する者、経営者、金融関係者)に富が独占する現代社会に言及しています。
今の日本では汗水垂らして働く人ほど賃金は安く、美味しい会食に明け暮れと人ほど高給取り。今更ながらに何かオカシイと思っていましたが、その答えが書かれているように思いました。新しい本ではないが、その分、この10年あまりの経済の動きと照らし、読むとその意味が分りやすく感じました。
特に「資本主義の本質は搾取にある」というマルクスの言葉は、素人の自分にも妙に腑に落ちた気がしました。
そして、自分も昔、より安い労働力を求め製造拠点を東南アジアに移すため、技術指導と称して、それを実行してきたが、実はそれも搾取の一助だったなか・・・とも思うに到りました。コロナで話題になっていますが、近年の格差問題の本質が、よく分った気がします。ただ少々文字が小さくて、近眼老眼の自分には少し苦痛でした。。
著者は次のように言う:
1)経済学理論は、現実社会のうんと単純なモデルで、非現実的な仮定をおいて組み立ててある。だから現実がこの理論どおりに動くとは限らない
2)経済学のなかで市場万能論が一世を風靡したのはそれが正しいからではなく、そうすることで利益を得られる人々が後押ししたからである。彼らは情報の非対称を利用して情報弱者である大衆を食い物にすることができるのだ
3)そのようなわけで市場主義とグローバル資本主義を野放しにした結果、貧富の格差が拡大して不幸な人が増えてしまった
4)かつて市場主義にもとづいて「改革」を叫んだのは誤りだった
〇 しかし経済学者である以上、こんなことは著者は百も承知していたはずではないのか。何にうろたえて、いまさら懺悔だの転向だのと言っているのだろう。
〇 思い返してみれば中谷氏が改革を唱えた当時の日本には、あちこちに既得権がはびこって息が詰まるような思いがあった。だから「中谷先生、あなたは改革の旗を振ることで良い仕事をしてくださいましたよ」と言ってさしあげたい。たしかに副作用はあったかもしれない。しかし、たとえ理想的な政策制度ができても、いずれ新たな問題を生じるのがふつうではないか。それは飽きやすく馴れやすいという人間の性質から避けられないことではないか。だから制度や政策は常に揺さぶり続けることが必要とされるのではないか。「改革」の副作用があれば揺さぶりのなかでそれを緩和是正するための手当てを考えればよいのではないか。このようなパッチワークをいつまでも続けるのが人間社会の宿命ではないか。このように思う。
〇 それにしても中谷先生、グローバル資本主義を「モンスター」とまで罵倒したにしては、本書が示す対応策は少々お粗末ではないでしょうか。世界通貨当局が欲しいと言うが、それを言ってもしょうがない。日本国内政策として、消費税と年金財源とする、消費税を増税する、還付金付き消費税を導入する、同一労働同一賃金政策、環境立国、さらには地域コミュニティの回復等を提案するが、本当にこれで「モンスター」の害を防げるとお考えだろうか。
〇 本書でもうひとつ気になったのは、後半でさかんに展開されている日本文化論、アメリカ論、西欧文化論などである。どこかで聞いたことのある議論の寄せ集めばかりだ。粗雑で浅い。ここでの中谷先生は学者というよりはジャーナリストのようだ。
〇 結局のところ本書が教えてくれるのは、経済学理論とは道具に過ぎない、これを正しく使うには歴史、政治、文化、倫理などに対する洞察を持っていなくてはならないということかと思う。
細川内閣や小渕内閣の経済戦略会議等でリーダー格として積極的に新自由主義を唱えマーケットメカニズムを推進する立場で規制改革を高唱した著者が、リーマンショックでの世界経済の変動そして日本社会の格差拡大の状況下で「自分は間違っていた」と一転して世間に懺悔と転向を表明し大反響を起した本ですね。
要はソ連の崩壊を受け東西冷戦が終結し、モノ、カネ、ヒトの動きが急速にグローバル化し、従来の一国主体の資本主義から一転しモンスターもどきのグローバル資本主義に変質し、もはや「市場の失敗」とかでなく、本質的な悪魔性を内包する存在になった。
このグローバル資本主義を放置すると世界経済の破局という究極の事態になるのは必至、今から対策を講ずるべしという提言ですね。
冒頭部の弁明・懺悔は真摯なものと分かりますが、少しくどくてあまり印象は良くなかったですね。行きすぎた市場経済を非難する余り、極端な経済体制を敷くブータン、キューバを過大に賛美しているあたりは経済学者としては情緒的すぎる感じがしました。
グローバル資本主義すなわちアメリカ型の金融資本主義の問題点の経済学的分析は先にエコノミストの浜矩子氏の『グローバル恐慌―金融暴走時代の果てに』を読んでいるので二番煎じで新しい知見はなかったですが
むしろ、アメリカ型グローバル資本主義の歴史的政治社会的背景を探った
第4章 「宗教国家、理念国家」としてのアメリカ
第5章「一神教思想」はなぜ自然を破壊するのか
第6章 今こそ、日本の「安心・安全」を世界に
あたりの比較文明・文化論の方が面白かったですね。
アメリカが執拗に市場経済を主張し規制緩和を他国に押し付ける理由をアメリカ建国の歴史にあるとし、ヒューマニズム(人間中心主義)の近代合理主義の欠陥、山川草木も神の創造物だとし征服すべきものと考えるするキリスト教の一神教的自然観まで動員し、アメリカ型の資本主義の問題点を鋭く追及し
翻って日本のアニミズム的自然観、神も仏も混淆させてしまう本地垂迹説の鷹揚さ、争いを好まず、西洋ほどの身分制社会ではなかった日本の歴史的な社会の安定性を再評価しているのが印象的でした。
著者も市場経済を全面的に拒否するわけでなく、社会保障重視の「大きい政府」をとる北欧型資本主義の立場から必要な改革は進めるべきとし、日本再生の施策として経済格差是正のための所得税累進課税の強化、還付金付き消費税(福祉税)、年金の税方式化、地域コミュニティ再構築のための地方分権の推進、失業保険、職業訓練所の拡充等による労働市場の整備、日本の優秀な技術を活かした環境超先進国指向などの具体的提言をしています。
そして以上のような思い切った改革を実施するためには消費税は税率を一気に最低でも20パーセントないし25パーセントは引き上げる必要がありとしています。
この本については、余りにも身勝手だとの批判やエコノミストの専門的立場からの辛口の批評も多々あるようですが、私は興味深く読ませていただき勉強になりました。
実際は難解な事象も、平易でわかりやすい表現で記載・解説しているので
とても飽きずに最後まで読むことができました。
我々日本や欧米の土台になり資本主義の変遷や欠点にスポットをあてた本書は
資本主義の問題点を浮き彫りにすることで、現代のビジネスパーソンに問題提起を
しているような気がします。良作に出会えたことに感謝しています。
富がシフトした結果、誕生したのがビル・ゲイツやマイケル・デルであるというが、彼らは新しい産業を開拓しあらたな富を創造した結果、富を手にしたのではないか。シリコンバレーでは、インテルが半導体産業を創造し、豊かになった従業員たちが投資家となりコンピューター産業と情報通信産業に投資してIT産業を創造した。
また、グローバル資本主義にとって最大の責務は投資家へのリターンを最大化することであるというが、資本家や投資家を金持ちと一元的に決めつけてはいないか。保険や年金のお金を運用する機関投資家、資産を運用する一般的なお年寄り、従業員自身が投資家に含まれていることを知らないのか。例えば、ユナイティッド航空の株式の半分は従業員の所有である。労働者だって資本家なのである。
米国には公的年金制度が無いと批判しているが、日本の年金制度は役人の横領の結果破綻した。ブータンと違って福祉が行き届かなくなったのは、役人による組織的な横領が年金制度を崩壊させ、国を疲弊させた。結果、福祉にお金が回らなくなったためで、グローバル資本主義や新自由主義とはかけ離れた問題である。
懺悔の書は良いが、グローバル資本主義と新自由主義を批判するのであれば、もう少し深い議論をお願いしたいものである。