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Web標準の教科書 単行本 – 2005/7/7
購入オプションとあわせ買い
具体的には、XHTMLやCSSを使用して構造と表現を分離する、クロスブラウザなデザインを実現する、アクセシビリティに関するガイドラインを順守するなどが求められますが、それには、サイト制作や運用を根底から見直すことが必要になるかもしれません。
では、Web標準に準拠することのメリットは何でしょう? 環境を問わず誰でもアクセスしやすくなることはもちろん、XHTML+CSSをうまく組み合わせればムダなソースをダイエットすることができます。また、サイトの構造を明確にすることで、SEOの面でもアクセスアップにつながります。
構造的に正しいWebサイトを制作することは、閲覧者と制作者の両者にさまざまなメリットをもたらしてくれるのです。
メディアとしてのWebサイトが生活のさまざまな場面で活用されている現在、サイト制作者は利用者のブラウザの種類や回線速度、身体的状況など、さまざまな要素について配慮をしなければなりません。
本書でWeb標準を導入して、一歩先行くWebサイトを実現してください。
- ISBN-104798010928
- ISBN-13978-4798010922
- 出版社秀和システム
- 発売日2005/7/7
- 言語日本語
- 本の長さ607ページ
商品の説明
著者からのコメント
このようにWebに関する知識がボトムアップするなか、何が標準的なWeb技術なのか、つまり「Web標準」について多くの人が興味を抱いています。アクセシビリティやSEO、互換性や相互運用性など、Webのポテンシャルを最大限に生かそうとすると、結局「Web標準」に行き着くことに気づいている人もいるでしょう。Web標準に準拠して正しいWebページをつくることは、もはや「守り」ではなく「攻め」なのです。
Web標準に対する誤解として「味気ないWebページしかつくれないのではないか」というものがあります。しかし、あらゆるスポーツには厳格なルールがありますが、スポーツが「創造的でない」という意見を聞いたことがないのと同じように、正しいルールに基づいたWeb制作によって創造力が損なわれ〓るということはありません。
私はよく、Web標準は「キャンバス」のようなものであり、技術をどう組み合わせるかがその「サイズ」と考えたらどうか、という話をします。それによって、時間や労力を最小化できるだけでなく、創造力という名の「絵の具」や「絵筆」を作品に集中させることができるからです。
本書では、Web標準のフロントエンド技術である「XHTML」と「CSS」を中心に、正しいWebページのつくり方を説明しています。ただし、単なる仕様の解説ではなく、常に「実際にどう生かせるか」という観点から実践的な説明を随所に盛り込んでいます。
著者について
1975年生まれ。早稲田大学大学院商学研究科修了。大学院在学中の1999年5月にWebリファレンス&リソース提供サイト「CYBER@GARDEN」を立ち上げる。一般企業に就職後もWebデザイン誌での執筆やW3C(R)仕様書の翻訳活動を続け、2003年5月にWebプロデューサーとして独立。(X)HTML、CSS、XMLアプリケーション、アクセシビリティ、Webトレンドに関する執筆・講義など多数。著書に『伝わるWeb文章デザイン100の鉄則』(秀和システム)。
登録情報
- 出版社 : 秀和システム (2005/7/7)
- 発売日 : 2005/7/7
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 607ページ
- ISBN-10 : 4798010928
- ISBN-13 : 978-4798010922
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,098,343位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
1975年、栃木県宇都宮市生まれ。早稲田大学大学院商学研究科修了。株式会社まぼろし 取締役CMO。株式会社サイバーガーデン 代表取締役。WebサイトやWebサービスのプロデュース、企画・制作、コンサルティング、Webテクノロジー関連の執筆や教育活動などに従事。
社団法人 全日本能率連盟登録資格「Web検定」プロジェクトメンバー。CSS Nite、宣伝会議などでスピーカーや講師を務める。元・金沢工業大学大学院工学研究科 知的創造システム専攻 客員教授。
主な著書に『Web標準の教科書』(秀和システム)、『現場のプロから学ぶXHTML+CSS』(共著、マイナビ)、『ウェブの仕事力が上がる標準ガイドブック(Web検定 公式ガイドブック)シリーズ』(監修・執筆、ワークスコーポレーション)など。
カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
本書構成は、すでにメジャーから外れたXHTMLやCSS2.0を取り扱い、それらに関するリファレンスを網羅的に記載している部分が多いです。テクニック的な記載はあまりないです。また、サンプル的なコードの記載はあるものの、そのコードによる変化とか結果の画像がほとんどないので、確認するには自分でコードをうって確認が要ります。通勤で電子書籍を見るの場合もお勧めできないです。
※本レビューはあくまで私の所感です。
(対象最新ブラウザがIE 6、Firefox 1、Safari 1など)
本書の目的を考えると、まだまだ許容範囲です。
内容はテキストブックらしく、基本や歴史から詳しく解説してあります。
文体も読みやすく、リファレンス的にも使えるので、読み込めば力になると思いました。
難点を探すと、全ページに地色がついているせいか
インクのにおいがきついです。
わたしはこのにおいに弱いので、少し気分が悪くなるのが困ります...。
しかし、Web標準を学ぶためのよい本だと思います。
例を挙げると、CSS のセレクタの説明で「親要素に含まれるすべての子孫要素」という言い方は多義的に感じます。たとえば要素 E, F を考えたとき、w3.org の仕様書のように
E F → F 要素が E 要素の(直接の子を含む)子孫である場合
E > F → F 要素が E 要素の直接の子である場合
E * F → F 要素が E 要素の子孫であるが、直接の子ではない場合(E 要素と F 要素の間に 1つ以上の要素がある場合)
のように明確に言い切って貰えれば、読んでいて安心できると思う。
また、本の体裁装飾の問題だが、各行の行線は不要であると思う。装飾が過剰でやや読みづらい。
Web上でその場しのぎの情報をつまみ食いすることが癖となり、増え続けるガラクタのような知識に右往左往していました。
そんな私のような情報迷子の方がいれば、この本は恐らく良き道標となってくれます。
文字が多く、2色刷りでもあるため一見読みにくそうなのですが、実はとても読みやすく、そして分かりやすい。
Web標準とは何か、そしてそこに辿り着くにはどうすればよいか、それを確かに示してくれるでしょう。
どれほど複雑な事がらであっても、それを仔細漏らさず、かつ確実に読者に伝えるための文章表現の心配りは素晴らしく、言葉遣いに対する著者の強いこだわりを感じます。
今さら過去を悔やむつもりは無いですが、仮にサイトを作り出した当初にこの本に出会っていれば、結果的には時間的にも金銭的にも無駄が省けたのではないかと思います。
そういえば、学校の勉強も「教科書」を読むのが結局のところ一番良い学習法だという話をどこかで聞いたことがあります。
---急がば回れ---
これからWeb作成に入門しようとする人にこそ、この「教科書」をお奨めしたいです。
ただ、個人的に後輩や友人にはおすすめする気にはなれない。
WEB制作の解説書としてはかなり読みづらい部類の本だと感じるためだ。
時間の限られた身としては、ポイントをおさえながら流し読みしたいのだが、「”正しい”Webサイト」を売りにしながら、「正しいやり方」の解説と「こういうやり方もあるよ」という解説が同じような流れで淡々と書かれてしまっているため、流し読みでは内容がつかめない。(というか読み間違える時がある)
重要な箇所だと思ってペンで下線を引いたら、文の後半でいきなり「この記述は使うべきでない」とか書かれていたりするので、全体的にどうも紛らわしい。
この本を買う人の多くは「”正しい”Webサイト」という”正解”を期待していると思うので、少なくともページを開いて、何が”正解”か(重要か)が一見してわからなかったり、読者に正解の判断をゆだねているような並列的な記述をしている点は期待はずれに感じる人も多いのではないだろうか?
多くの情報の中から自力で必要な部分をまとめるスキルのある人や、「じっくり読む派」の人なら気に入るかもしれない。
逆に、限られた時間で情報を効率よく吸収したい人にはおすすめできない。
少なくとも「あれ?これどうだったっけ?」という時のリファレンス的な使用には絶対に向かない・・・。
値段もそこそこするので、もうすこし実用性を加味した整理をされていれば・・・と感じる一冊でした。