いつも安定した質の内容を提供してくれる業界入門シリーズとして今回も安心して購入したが、期待通りの内容だった。
業界の概観・未来像や主要企業については新聞・一般誌でも読める程度のものであり目新しい話はなかったが(第1・2・8章)、開発・宣伝の流れ、業界を形作るプレーヤーやそれらを結びつける利害関係・契約関係等についてはコンテンツ産業の基礎ともなる内容であり、大変勉強になった(第3章)。またゲーム業界の法律とルールの章(第4章)では、過去の代表的な訴訟も紹介され非常に分かりやすかった。とてつもなく簡単にではあるが、ゲーム業界における著作権問題や中古販売問題の基礎の理解に向けて手がかりを得られた。
ゲーム業界の問題点やオンラインゲームを含む最新動向については(第5〜7章)、あまりインサイトに富んだ内容はないものの(そもそも業界入門本にこれを期待してはいないのだが)、あらゆるトピックがよくカバーされている。(最新動向と言ってもWii・PS3の発売前だが。)
相変わらずよくまとまっている業界入門シリーズだと思う。
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図解入門業界研究最新ゲーム業界の動向とカラクリがよ~くわかる本 (How-nual図解入門業界研究) 単行本 – 2006/9/13
橘 寛基
(著)
- 本の長さ213ページ
- 言語日本語
- 出版社秀和システム
- 発売日2006/9/13
- ISBN-104798014338
- ISBN-13978-4798014333
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登録情報
- 出版社 : 秀和システム (2006/9/13)
- 発売日 : 2006/9/13
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 213ページ
- ISBN-10 : 4798014338
- ISBN-13 : 978-4798014333
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,754,416位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 875位学生の就職(業界研究)
- - 150,597位エンターテイメント (本)
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2007年1月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ゲーム業界というといろいろなイメージがわきおこるのではないでしょうか。
時代の変化と共に確実に変化を遂げているのが、
本書を読むと手に取るように分かります。
次世代機への注目はもとより、
時代の変化に伴う、新しい遊びを常に提供し続けている。
だからこそ生まれる変化の激しさなのでしょうか。
時代の変化と共に確実に変化を遂げているのが、
本書を読むと手に取るように分かります。
次世代機への注目はもとより、
時代の変化に伴う、新しい遊びを常に提供し続けている。
だからこそ生まれる変化の激しさなのでしょうか。
2011年6月5日に日本でレビュー済み
ゲーム業界の発展と課題、動向を捉えたうえで、今後の展望を描いて結んでいます。各項目で、大きな出来事やポイントを網羅しているため、読了後に業界の全体像がぼんやりと浮かび上がってきます。そのため業界を俯瞰するうえでは価値ある一冊ではないでしょうか。著者が繰り返し警句を鳴らしているのが、ゲームの複雑化に伴うゲーム離れで、それがどれだけ深刻かビジネス的な側面も含めて、本書を通じ学ぶことができます。そういった知識を持って、ゲームのサプライヤー、ディストリビュータと対峙すると面白いのではないかと思います。
2006年10月23日に日本でレビュー済み
ゲームに興味がある人と言うよりはゲーム業界に関心がある人に向けて書かれた本だと思います。
Nintendo、Sony、EA、MSなどの力関係や勢力図などは見ものです。
ゲーム業界全体での提携や敵対などの組織図が付いていますので、
例えば〜のメーカーは今は大会社○○の子会社だ、などということがすぐ調べられます。
巻末に日本のほとんど全ての主要ゲーム会社の所在地が記載されているのも良いです。
そういった勢力情勢のほかには、何故ゲーム離れや日本市場の没落などゲーム業界の
今の危機や、オンライン分野や新しい新感覚なゲームの誕生など将来への期待、
さらにこれからゲーム業界はどう遷移していくかなどの見通しが語られています。
Nintendo、Sony、EA、MSなどの力関係や勢力図などは見ものです。
ゲーム業界全体での提携や敵対などの組織図が付いていますので、
例えば〜のメーカーは今は大会社○○の子会社だ、などということがすぐ調べられます。
巻末に日本のほとんど全ての主要ゲーム会社の所在地が記載されているのも良いです。
そういった勢力情勢のほかには、何故ゲーム離れや日本市場の没落などゲーム業界の
今の危機や、オンライン分野や新しい新感覚なゲームの誕生など将来への期待、
さらにこれからゲーム業界はどう遷移していくかなどの見通しが語られています。
2006年12月16日に日本でレビュー済み
この業界への就職を狙っているので一冊ぐらいはこういった本を読んでおくか、と購入。
ここ数年慌ただしかったゲーム業界の合併なんかの話など参考になりました。
ゲームを産業としてとらえ、その問題点を洗い出していく姿勢が良い。これは、7掛けのオタクみたいな人間にはとても思いつかない姿勢でしょう。
また、問題点だけではなく優れた点についても書いてあり、そう言う意味では平等な見地において書かれており、悲観論のみの本とも一線を画しています。
ただ、筆者が詳しくないゲームのジャンルについての記述には多少不正確さがあるようです。また、ゲーム業界と大きく区切って本を出す以上はアダルトゲームの側面にも多少は触れる必要があったような気がします。
本の性質上、経年劣化しやすいのは致し方ないところでしょうね・・・
ですので、次世代機が出て間もない今、読むことをお勧めします。
ここ数年慌ただしかったゲーム業界の合併なんかの話など参考になりました。
ゲームを産業としてとらえ、その問題点を洗い出していく姿勢が良い。これは、7掛けのオタクみたいな人間にはとても思いつかない姿勢でしょう。
また、問題点だけではなく優れた点についても書いてあり、そう言う意味では平等な見地において書かれており、悲観論のみの本とも一線を画しています。
ただ、筆者が詳しくないゲームのジャンルについての記述には多少不正確さがあるようです。また、ゲーム業界と大きく区切って本を出す以上はアダルトゲームの側面にも多少は触れる必要があったような気がします。
本の性質上、経年劣化しやすいのは致し方ないところでしょうね・・・
ですので、次世代機が出て間もない今、読むことをお勧めします。