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スピリチュアル・マシーン: コンピュータに魂が宿るとき 単行本 – 2001/5/1
- 本の長さ472ページ
- 言語日本語
- 出版社翔泳社
- 発売日2001/5/1
- ISBN-104798100226
- ISBN-13978-4798100227
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商品の説明
メディア掲載レビューほか
シリコンチップによる「知的生命」の可能性を論じた本だ。単なるアルゴリズムとしての人工知能ではなく、自分が自分であると自覚し、世界の不思議を問い続ける「実存」としての人工知性が、近い将来に作れるという刺激的な結論を導いている。
著者カーツワイルは、アメリカの人工知能研究者。というよりも八面六臂の発明家として有名な人物だ。コンピューターによる作曲を高校生の時から試み、大学卒業後は視覚障害者向けの文書読み上げシステムを開発し、その過程で知り合った盲目の音楽家スティービー・ワンダーと共に、高音質シンセサイザーのブランド「Kurzweil」を立ち上げた。
そんな知的に「ハジけた」人物の本だから、論旨も一筋縄ではいかない。まず、物理的なカオス現象への考察から、きわめて独創的な時間論を導き、その結果として、生物進化の最先端に現在の科学技術があるとする。つまり、生物進化と技術進歩は連続したもので、生物進化の正当な後継者として科学技術は進歩していると主張するのだ。その上で、科学技術の進歩は指数関数的に加速していると指摘し、コンピューターが自我を持つことも遠い未来ではないと結論する。
人間がシリコン知性体を生み出すというアイデアは、SF小説ならそう珍しいものではない。むしろ本書の特徴は、著者のあくまで楽天的に科学技術を信頼する姿勢にある。その主張のように、コンピューター知性が近い将来実現するかは、正直なところ判断できない。しかし、科学全般を悪とする悲観的姿勢からは、人類絶滅のような悲観的結論しか得られない。著者のような楽天的な姿勢が、進歩し続ける科学技術から最大の成果を引き出すカギであることは間違いない。
(ノンフィクションライター 松浦 晋也)
(日経パソコン 2001/07/09 Copyright©2001 日経BP企画..All rights reserved.)
-- 日経BP企画
内容(「MARC」データベースより)
登録情報
- 出版社 : 翔泳社 (2001/5/1)
- 発売日 : 2001/5/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 472ページ
- ISBN-10 : 4798100226
- ISBN-13 : 978-4798100227
- Amazon 売れ筋ランキング: - 483,768位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 366位情報学・情報科学全般関連書籍
- カスタマーレビュー:
著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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という点について、博識・博学で知られる著者の考えを披露して欲しかった。また知性だけでなく、もっと根源的な「命(いのち)」という視点からも、機械と人間の比較に踏み込んで欲しかった。しかし、それは過大な期待として差し引くとして、本書は当該分野における秀逸の書物と思う。
1999年の作品(翻訳出版は2001年)
現在、著者はグーグルの開発責任者の一人として活躍しています。
この書籍が出てから現在、15年経過しましたが
内容は古くなっていないです。
本書はこれからくる未来を予想しているのですが
彼の有名な予想の一つに『コンピューターがチェス名人を超える年』を
1年の誤差で的中させた点です。
通常、多くの人々は現在の延長線上(線形:リニア)に未来を予想しがちですが
著者は『収穫加速の法則』があるとして指数関数的に成長する未来予想をしてます。
ただ、本書では2009年、2019年の予想が書かれていますが
こちらの予想はかなり外れています。
予想の方向はあっているが
社会が追いついてない、古い様式に慣れた人が追いついてないと言った印象です。
例えば、『2009年にはコンピューターのようなデバイスを複数
身に付けていて、それらは体内LANとして互いに、通信できている』としています。
この先見性は素晴らしいですが、予想より普及は遅れてます。
実際に2014年現在で、人々が身に付けているコンピューターと呼べるものは
スマートフォンくらいで、一部のユーザーがスマートフォン+bluetoothデバイスの
イヤフォンやnike+など”体内LAN"を使っている程度ではないでしょうか?
本書以外でも、カーツワイルの予想は、実際のそれよりも
”前倒しで予想しがち”と思えるものがいくつもあります。(TEDでの映像など)
カーツワイルの未来予想は、どちらかというと『一般的な生活水準』ではなく
研究室などの最先端にこそ、その正確性があるのではないかと思いました。
それであれば『コンピューターがチェス名人を超える年』をほぼ、的中させたが
他の『一般的な生活水準』についての予想は、遅れがちである理由も説明がつきます。
本書で、技術の進歩と、その進歩を遅らせる要因として
【ラッダイト (技術革新反対主義者)】を上げています。
そういった反対者も確かにいると思いますが、そこまで積極的な反対者ではなく
もっと消極的な反対者、進歩の速度を遅らせる要因として文化なども大きい気がします。
例えば、合理的に考えたら新技術のほうが様々な点でメリットが大きくても
それを宣伝する済活動など文化的な側面が十分である必要があるし
またそれを受け入れる消費者の柔軟性も求められるので
「知らないので使っていない→普及しない」
「知っていても使い慣れたやり方を手放さない→普及しない」
などのケースも大きいと思います。
ただ、彼の未来予想の根本である『収穫加速の法則』は技術だけではなく
経済活動や生活一般に関しても確かにあると思います。
詳しいデータは忘れましたが、富豪になるまでの時間は年々、短縮されている
という話を聞いたことがあります。
鉄鋼王カーネギーが数万ドル稼いだ年数(多分数十年)より短い時間で
マイクロソフトのビル・ゲイツが達成し、
アマゾンのジェフ・ベゾス、フェイスブックのザッカーバーグなどが
どんどんその時間を短縮していった、といったことです。
社会生活の変化も、著者の予想通りに進化できるといいのですが
こればかりは予想が難しいのかもしれません。
本書ではないのですが、著者は
『いま私のもとに集まっているアイディアも、お金さえかければ実現可能なものが多い。
なので、どの技術が社会的に求められて、どの分野にお金を掛けるのかで進歩も変わってくる』
といったようなことを述べていました。*詳細はウル覚えですがそんなニュアンスだったような・・・
ただ、著者のような科学者が来るべき未来のビジョンを提示することによって
そこに人々がニーズを見出し、叶えようと努力し、実現するという
いわゆる『予言の自己成就』となる効用も大きいと思います。
著者は『特異点』や『不老不死』の分野で現在、世界をリードしているので
今後も出版等での啓蒙活動を続けていってもらいたい。
他の国からのトップレビュー
On the misses: he assumed that there would be continuing value to intellectual property, which now appears to be wrong. That particular miss mars some of his other guesses based on that assumption, particularly ones about structuring future economies on the continuing value of intellectual property. (Also, for the computer science types, he also seems to have missed on guesses about genetic algorithms being a key component of AI; that does not seem to have panned out, or, at least, not up to this point.)
The spoiler is that he predicted the end of humanity at the hands of our AI progeny. Let's strongly hope that he got that one wrong, too.
It's not a great pleasure to read this book. Ray Kurzweil is good at writing prose, but his technique of a conversation with an imaginary "Molly" over the decades of the 21st century isn't one that I liked. These imagined conversations make up a fair percentage of the page count (roughly 65 pages of the total 260 pages in the main body of the book, which is over 20%), and I personally found those wearying to wade through.
His timeline in the appendix is excellent, and it is worth skipping to it first, before tackling the text.
I think that this is an important book that everyone should be familiar with, particularly the dire end of MOSHs (Mostly Original Substrate Humans.) We can always hope that we escape that fate!
2023年8月6日にインドでレビュー済み