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エンタープライズアプリケーションアーキテクチャパターン: 頑強なシステムを実現するためのレイヤ化アプローチ 単行本 – 2005/4/1
エンタープライズアプリケーション開発は、多くの新しい技術の出現から利益を得てきました。Javaと.NETのようなマルチレイヤをなすオブジェクト指向のプラットフォームは、今では一般的になっています。これらの新しいツールや技術は、強力なアプリケーションを構築することができます。しかし、これらの実装は容易ではありません。
オブジェクト開発を経験した技術者が、アーキテクチャを理解しないまま開発を行うために、エンタープライズアプリケーション開発では共通の失敗がしばしば生じます。本書は、エンタープライズアプリケーション開発者が直面するやっかいな課題に対する直接的な回答を示したものです。技術は変化(SmalltalkからJava、.NET。CORBAまで)していても、共通の問題を解決するために同じ基礎的な設計の考え方を適用することができるのです。
本書は40以上のパターンを紹介しています。これらは、エンタープライズアプリケーションプラットフォームに適用可能な解決策です。前半は、エンタープライズアプリケーション開発についての短いチュートリアルです。
後半は、各パターンについて詳細に解説しています。各パターンは、JavaまたはC#でコード例を詳述し、使用法および実装について説明します。概念についても、豊富なUMLダイアグラムで例証します。
- 本の長さ548ページ
- 言語日本語
- 出版社翔泳社
- 発売日2005/4/1
- ISBN-104798105538
- ISBN-13978-4798105536
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出版社より
エンタープライズアーキテクチャのレイヤ化とは?
エンタープライズアプリケーション開発は、多くの新しい技術の出現から利益を得てきました。Javaと .NETのようなマルチレイヤをなすオブジェクト指向のプラットフォームは、今では一般的になっています。これらの新しいツールや技術は、強力なアプリケーションを構築することができます。しかし、これらの実装は容易ではありません。
オブジェクト開発を経験した技術者が、アーキテクチャを理解しないまま開発を行うために、エンタープライズアプリケーション開発では共通の失敗がしばしば生じます。
本書は、エンタープライズアプリケーション開発者が直面するやっかいな課題に対する直接的な回答を示したものです。技術は変化(SmalltalkからJava、.NET。CORBAまで)していても、共通の問題を解決するために同じ基礎的な設計の考え方を適用することができるのです。
本書は40以上のパターンを紹介しています。これらは、エンタープライズアプリケーションプラットフォームに適用可能な解決策です。前半は、エンタープライズアプリケーション開発についての短いチュートリアルです。
後半は、各パターンについて詳細に解説しています。各パターンは、JavaまたはC#でコード例を詳述し、使用法および実装について説明します。概念についても、豊富なUMLダイアグラムで例証します。
※紙の書籍と電子書籍でレイアウトが異なります。
登録情報
- 出版社 : 翔泳社 (2005/4/1)
- 発売日 : 2005/4/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 548ページ
- ISBN-10 : 4798105538
- ISBN-13 : 978-4798105536
- Amazon 売れ筋ランキング: - 330,012位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 7,366位電気・通信 (本)
- - 23,216位投資・金融・会社経営 (本)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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ADO.NETにおそらくEJBライクなORマッピング機構が組みこまれると思うので(私見です)行データゲートウェイやアクティブレコードなどは少しおまけ的な存在に思えた。
参考になるソースコードが豊富です。深みのある本なので繰り返し読んでいきたいです。
プログラミング経験がメインフレーム系や制御系しかないという人たちにも、自分たちのソフトウェア構造ではどのパターンの組み合わせになっているかが見えてくる。Visual Basic環境でSQLサーバなどから得たレコードセットを中心にプログラムしている人や、WebアプリケーションをPerlで書いている人たちも同様である。もちろんJ2EEやXML Webサービス環境にある人たちにも、分散オブジェクトの使い方やO/Rマッピングについて、いくつかのパターンから有効な示唆が得られるだろう。各々の開発環境におけるソフトウェア構成を捨てることはできないにしても、それにはどういう面では強みがあり、どういう弱みがあるかは本書により確認できる。
概論の中では、トランザクションの特性についてとデータの並列操作についての話題もきちんと説明されているので、プログラミング初心者や、これまであまりそうしたことに注意を払わなくてすんでいたプログラマにとっても、大いに参考になる。
メインフレーム系や制御系にいる人たちは、クラス図およびシーケンス図の意味や、リレーショナルDBにおけるテーブル間の関係については、きちんと理解しておかないと何がありがたいのか解らないかも知れない。そういう方たちには、これを機会にオブジェクト指向やデータ中心アプローチの入門書(初心者向けという意味ではない。プロフェッショナル向けに、記法とか文法とか細かいところにあまりこだわらず「何に着目するのか、何故そうするのか」について簡潔に書かれたもの)を読むことをお奨めする。
決して目新しいことが書いてあるわけではありませんが、知識の整理や体系付けには最適です。業務経験者であれば少なくともこの中のパターンのいくつかは使ったことがあると思いますが、はたして採用したアーキテクトが最適であったか、改めて考えさせられると思います。
この手の本としては仕方ないですが日本語訳は難ありです。多分これを読むぐらいの方なら原文もある程度想像がつくとと思いますが、訳さなくてもよいところまで無理に訳してあったり、機械的に訳してあるだけで、前後の意味がおかしいところがあります。
日本語訳で一通り読んで、原文を手元に置いておくのも手かもしれません。
緩ロックなどのわかりやすい単語訳以上にひどいのは訳者の意思で勝手に単語を省略したり意訳(したつもり)で元の文章のニュアンスが失われて間違って伝わってしまっていること。
> 原文: Consistency: A system’s resources must be in a consistent, noncorrupt state at both the start and the completion of a transaction.
> 訳文: 一貫性(Consistency):トランザクションの開始時点から終了時点まで、システムのリソースは必ず一貫した正常な状態で無くてはならない。
bothを勝手にその間と訳者の判断で意訳しているが、経験あるエンジニアなら分かる通りトランザクションの一貫性は開始時点と終了時点のその2点のみであればよい。つまりこの翻訳は重大な翻訳ミスを起こしている。
残念ながらこのレベルの翻訳ミスが2ページに1回あるため原著のわかりやすさ・簡潔さが完全に失われており、本書はフニャフニャしたよくわからない・間違った主張をする本になっている。
結局原著をKindleで買ってそちらをベースに英語がわからないところだけ本書を見て参考程度に読んでいる。
この本だけを読むと分かりづらいばかりか間違った知識を植え付けられかねないのでまったくおすすめできない。
逆に本書を読んでPofEAAをわかったつもりでいるとしたらその人は間違った知識を大量に受け入れてしまっているか、ほんの上辺だけを眺めてわかった気になっている可能性が高い。
内容は文句無しにすばらしく、読んで損はない本だと思います。しかし日本語を理解するのに多大な労力をするので、それなら原書を読むべきだったと後悔するかもしれません。これが原書で読んでいたら文句無しに星5つだったと思います。
内容的に目新しいことがあるわけではく、経験を積んだエンジニアなら誰もが悩み経験してきたケースに対するベストプラクティスを形式知にしたカタログだと思います。
なので、読んでいくと昔悩んだことがパターンとして切り出されていて、それを見ると”うむうむやっぱりそうなるよねー”と自分の過去の設計を振り返ったり、新たな発見があったりと読んでいて楽しかったです。
またこの本は、若手のエンジニアに一番に読んでもらって、まずはパターンのボキャブラリを増やしてほしいのですが、ある意味あたりまえのことのカタログなので経験がないとその価値に気づかないことや、日本語訳の文面を別の意味で取ってしまう恐れがある気がします。それでもこの本は新人・若手に是非読んでもらいたいお勧めの一冊だと思います。
ファウラー氏でパタンといえば「アナリシスパターン」ですが、この本はそれほど読みにくくはありません。「UMLモデリングのエッセンス」ほど読みやすくもないですが。
読み心地は「リファクタリング」に似た感がありました。
出てくるパターンは、「よくある~~ような作り」を整理したものが中心で、パターンとして整理し対比する事でそれぞれのメリットとデメリットが浮き彫りにされています。
既に見知ったものがパターンとして整理されて、おぼろげだったものにくっきりとした輪郭が浮かび上がるような、そんな感覚を何度か覚えました。
最後に茶々ですが...
著者本人のblikiに曰く、この本のテーマはエンタープラ~~イズアプリケーションの設計方法で、エンタープライズアーキテクチャはまた別の話との事で、エンタープライズアーキテクチャについては特に触れられていません。
な訳でエンタープライズアプリケーションのレイヤ化は中心的なテーマですが、エンタープライズアーキテクチャのレイヤ化なんて触れられていません。残念。~
2018年の今となっては説明の事例や前提にやや古さを感じる部分もあります(プレゼンテーションレイヤの話について、昨今のWebアプリだとSPAを考慮するとMVCだけではなくMVPやMVVMが好まれている様に感じる、など)が、基本的な設計としては今でも充分に使われているし通用する内容です。
本書におけるパターン名はメジャーなフレームワークやライブラリの中でも良く登場するため、正確かつ迅速に設計を理解したり説明したりするのにはとても役立つのではないでしょうか。
他の方も書いている様に、日本語訳に致命的かつ文脈を推測して理解することが不可能なレベルの欠陥が多数存在するため、本書を日本語版のみで購入して読むことは**全く**オススメできません。
充分な開発経験のあるエンジニアでも苦しいので、必ず原著を一緒に参照できるように購入すべきだと思います(または原著既読の間違いを指摘できる人と一緒に読む)。
Fowler: Pattern Enterpr Applica Arch (Addison-Wesley Signature Series (Fowler))
では本書はどういった場合に使えるのかというと、
・既にある程度以上の設計・開発経験のあるエンジニアが
・英語で500ページ読むのはしんどいので大体は日本語で読みたい
・常に誤訳を疑いつつ日本語で読み、明らかに技術的におかしいと思ったら原著を参照する前提
という読み方であれば、多少の意味はあると思います。
500ページ規模の英文をサクサク読める人には全くオススメできませんが、自分の場合は「ないよりはあったほうが良かったかな?」と感じる程度には意味はありました。
日本語訳があまりにもひどいので、間違い探しみたいな感覚で読めるのはそれはそれでいいのかもしれないですね(間違いを正してくれる人がいること前提ですが)
なお、初級者が入門書として読むのは完全に害悪なので読まない方が良いです。間違った知識を間違ったまま覚えてしまう危険がとても高い。
内容はすばらしいのだけれど、最大の問題点は、訳者が内容を理解しないで訳していることである。内容を理解していないので、文章はおかしなところだらけである。
このような専門書を売っている訳者と監訳者、及び出版社の責任は重大であると思う。
マーチン・ファウラーさんが序文を載せているけれど、もし、日本語が少しでも読めたならば、大変悲しい思いをしていると考える。