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だれが「音楽」を殺すのか? 単行本 – 2004/9/1
いま日本の「音楽」を取り巻く状況がおかしい。CD売上げは年々下落し続ける一方で、レコード輸入権やCCCD、違法コピーといったさまざまな問題がアーティストと音楽ファンのあいだに深い亀裂となって横たわり、デジタル時代の新しい音楽の楽しみ方を見失わせてしまっています。本書は、いまの音楽業界のなかで複雑に絡み合った数多くの「論点」を、さまざまな視野から鋭くあぶり出し、アーティストと音楽ファンそして音楽業界の行き方を模索します。
- 本の長さ342ページ
- 言語日本語
- 出版社翔泳社
- 発売日2004/9/1
- ISBN-104798107034
- ISBN-13978-4798107035
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商品の説明
メディア掲載レビューほか
音楽が売れなくなりレコード業界が落ち込んだのはなぜか。ここ数年の間にリスナーの自由度を妨げ,音楽の流通を厳しく規制するようにした業界のビジネス手法が下手だったと,筆者は分析する。前半は,レコード輸入権,コピー・コントロールCD,違法コピーとファイル交換,音楽配信サービスについて,議論のポイントや議論の経緯を解説。後半は著作権管理や業界のあり方に対する意見が書かれている。音楽業界で問題となっている数多くの論点が技術面から理解できる。
(日経バイト 2004/12/01 Copyright©2001 日経BP企画..All rights reserved.)
-- 日経BP企画
登録情報
- 出版社 : 翔泳社 (2004/9/1)
- 発売日 : 2004/9/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 342ページ
- ISBN-10 : 4798107034
- ISBN-13 : 978-4798107035
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,037,865位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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ジャーナリスト/メディア・アクティビスト。「ポリタス」編集長。1973年生まれ。東京都出身。早稲田大学社会科学部卒。大阪経済大学客員教授。京都造形芸術大学客員教授。テレ朝チャンネル2「津田大介 日本にプラス+」キャスター。フジテレビ「みんなのニュース」ネットナビゲーター。 一般社団法人インターネットユーザー協会(MIAU)代表理事。株式会社ナターシャCo-Founder。メディア、ジャーナリズム、IT・ネットサービス、コンテンツビジネス、著作権問題などを専門分野に執筆活動を行う。ソーシャルメディアを利用した新しいジャーナリズムをさまざまな形で実践。 世界経済フォーラム(ダボス会議)「ヤング・グローバル・リーダーズ2013」選出。主な著書に『ウェブで政治を動かす!』(朝日新書)、『動員の革命』(中公新書ラクレ)、『情報の呼吸法』(朝日出版社)、『Twitter社会論』(洋泉社新書)、『未来型サバイバル音楽論』(中公新書ラクレ)ほか。2011年9月より週刊有料メールマガジン「メディアの現場」を配信中。
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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音楽業界の時代に変革を適切に飽きなくコメントして良書と言えます。
分厚くて文字が多いのに、読み進めることがちっとも困難でない良書。曽我部恵一など著名人のインタビュー等がタイミング良く挿入されていて飽きません。事実を列記しただけでないオピニオンある作品になっているのは、筆者のロックスピリットによるものなのかも。
『誰が「音楽」を殺すのか?』の質問に対して、『○○が「音楽」を殺すのです』という答えを導き出さなかったところに感銘を受けました。
この本は、現代ポピュラー音楽産業にまつわるいくつかの問題についての資料集です。
そしてそれに付随した形で、音楽産業に対する筆者の〈希望〉が述べられているだけのものです。
音楽産業の現状が、ポピュラー音楽の文化的な面にどう働きかけているのか(テクノロジーと文化の関係)には、全く触れられていません。
タイトルにあるような「音楽の死」とは文化的な死ではなかったのですね。
タイトルだけで買った私が愚かでした。
この本はタイトルを「誰が「音楽産業」を殺すのか」にすべきだったんではないでしょうか。
しかし、資料集としては多くの労力をはらっていらっしゃると思います。
なので☆をひとつ多めにして、2つです☆☆キラッ
別にCDなんか要らない人も増えているんだよと、毎度ツッコミを入れていた。
だがCDで食っている人が多く、事情は当分改善しそうもない。
本書では、「音楽」文化を変えてきた法律、技術、関係者の思惑などを盛り込んで、現代の音楽業界を取り巻く問題点を分かりやすく解説している。
最初のトピックは「レコード輸入権」である。2004年に成立した著作権法の改定問題だ。
名称はレコード輸入権だが、レコードを輸入したいのではなく、輸入CDを制限しようという内容だ。
海外向けに安く出荷した邦楽が逆輸入されることを止めることを主眼としているが、実は様々な問題を内包しており、自由な音楽文化を妨げるのではないか、と著者は危惧している。
再販制度で守られたCD業界が、さらに輸入制限までかけて今どき護送船団まっしぐら。そんな業界は果たして生き残れるのかと問う。
さらにCCCDやファイル交換、音楽配信ビジネスのお寒い現実をクリエイターと消費者双方の立場から眺め、様々に問題提起する。
これが答えだ、こいつが悪い、ということは明確に追求している訳ではない。
現実に起きている現象を正確に記述し、さらに個人的な音楽ユーザとしての意見を述べている。
CDが売れない理由を違法コピーだけに求めガチガチにガードする思想は、地デジの録画コピー回数問題に似ている。
どちらもユーザの利便性と音楽文化の将来を考えず、過去の遺産と現状の仕組みを維持したいようだ。
邦楽の未来を開拓するにはどうしたら良いか。ちょっと考えてみたい。
CCCDなんて者もあったなと思い出しました。
今読むと古い所もあります。CCCDとか。
しかしこの本で一番衝撃的だったのFMラジオで芸能人のトークが増え、曲をかける時間が短くなっているという事。
この頃からすでにこんな現象が起こっていたのかと思って衝撃的だった。
というのも最近みたテレビの音楽番組、FMラジオのDJと女性アイドル歌手が司会、ゲストも歌手。
当然トークした後パフォーマンスするのかと思って待った居たら番組が終わってしまった。音楽には何の関係もない話をずっと喋って曲は歌わない音楽番組(?)。
ミュージックステーションもトークや懐メロランキングの時間が増えている。
おそらく出演できる歌手も、曲の時間も少なくなっているはず。
曲が好きな私としてはさびしい限り。