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プロマネは見た!: 超エクセレントなIT企業で繰り広げられるプロジェクトの実態 単行本 – 2004/12/1
大手流通企業のクレジットカード事業部門の情報システム部を皮切りに、モバイルベンチャー企業や商社系ブロードバンド事業会社での新規事業・サービスの立ち上げ、大手SIerでのシステム開発など、さまざまな企業で数多くのプロジェクトを経験してきた著者が語るプロジェクトの実態。
プロジェクトマネジメントに力を入れているとマスコミで取り上げられている会社でも、そのプロジェクトの実態は散々たるものだったり……。
「うちの会社、こんなひどいマネジメントでいいの?」と不安になったことのあるSE、「こんなプロジェクト、もう辞めてやる!」とキレる寸前の営業、「メンバーが自分についてきてくれない」と悩んでいるプロマネなど、プロジェクトに携わるすべての人に読んでもらいたい1冊です。プロジェクトの状況を改善するための教訓も収録!
- 本の長さ212ページ
- 言語日本語
- 出版社翔泳社
- 発売日2004/12/1
- ISBN-104798108014
- ISBN-13978-4798108018
商品の説明
メディア掲載レビューほか
架空のIT企業を舞台に、システム開発の失敗を物語仕立てで紹介した。大手流通企業やシステム構築事業者で数多くのプロジェクトに携わった著者が、自らの体験を下敷きに書き起こした。
本書は33種類の失敗パターンを、企業体質、組織構造、プロジェクト・マネジャやSE、営業担当者の行動といった原因ごとに分類して紹介している。「プロジェクトをダメにする企業体質」の章では、「転職組に失敗プロジェクトを押し付ける」、「赤字救済のためにムダなお金を注ぎ込む」といった例を挙げている。
このほかにも、「プロジェクトをダメにする末期症状」の章を設け、「貸し借りや人間関係を優先するベンダー選定」を紹介している。公正なコンペを装いつつ、実際は事業部長のコネで発注先が決まるといったケースだ。
各失敗パターンは6ページにまとまっており、読みやすい。ベテランのシステム担当者は、一つや二つは心あたりがある失敗パターンを見つけられるだろう。
(日経コンピュータ 2005/01/24 Copyright©2001 日経BP企画..All rights reserved.)
-- 日経BP企画
著者からのコメント
大手流通企業のクレジットカード事業部門の情報システム部を皮切りに、数多くのプロジェクトを経験。
現在、マーケティング・リサーチ・サービスを提供する企業、株式会社クロス・マーケティングに勤務。新しいマーケティング・リサーチ・ソリューションの開発をはじめ、複数のプロジェクトの責任者としてプロジェクトを指揮する。
専門はプロジェクトマネジメント、マーケティング、転職お悩み相談。
著者について
1960年青森県生まれ。
大手流通企業のクレジット・カード事業部門の情報システム部を皮切りに、モバイル・ベンチャーでの経営参画、商社系ブロード・バンド事業会社での事業立ち上げ、大手Sierでのシステム開発など数多くのプロジェクトを経験。現在、マーケティング・リサーチ・サービスを提供する株式会社クロス・マーケティングに勤務する。
登録情報
- 出版社 : 翔泳社 (2004/12/1)
- 発売日 : 2004/12/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 212ページ
- ISBN-10 : 4798108014
- ISBN-13 : 978-4798108018
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,925,205位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 936位情報・コンピュータ産業
- - 1,481位情報学・情報科学全般関連書籍
- - 4,052位オペレーションズ (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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内容としては、プロジェクトマネジメントの方法論というよりも、もっと
あたりまえと思われることについて(おそらく実体験をもとに)触れられて
いる。が、実際に周りを見渡してみたらできてなかったり、自分の周囲と
比べて笑える部分もあり、面白い。成功例があるともっといいかも。
結局のところ、チームで活動するからには、メンバのモチベーションをいかに向上させるかがもっとも重要、ということですね。
マネジメントのスキルを身につける、というよりは、日常のマナーや心掛けを見直すための1冊です。
気楽に読める読み物としては十分、お薦めできる本です。もし、あなたがプロマネはもちろんのこと、プロジェクトと呼ばれる仕事に携わったことがあるならば、所謂「あるある」本として読むことにより、ちょっとしたストレス解消の一環になると思います。
仮に学生さんやプロジェクトに関わった事がない方にとっても、偉そうな会社に勤める社会人も、所詮こんなもんなのかといった形で実情を知ることができるのではないでしょうか。
(後者の場合は少し補足が必要ですね。事象は眺める角度によって全く違った印象を受けるものです。本書は決して嘘偽りを書いているものではないと思いますが、こういった一見コミカルな行いをいい大人達が至ってまじめにやっているのが社会で、それで人間の生活は支えられていることは誤解しないで欲しいです。)
―― こ、これ、もしかしたら超エクセレントな会社、うちの会社のことじゃないか・・・
読み終えた人の多くにそんな思いをさせる所も、この本の面白さかもしれませんね!
みんな同じなんだ、と軽く読む分には楽しめます。
解決策は・・・自分で模索するしかないですね。
「世界一高い見積を出すことで有名」な、超エクセレントなIT企業に転職した「伊藤部長代理」が目にする驚愕の大企業の実態!
ウチの会社でもこんなことあるよな~、と思わずうなずいたり、引きつった笑みを浮かべたり、大いに反省したり、日本のIT業界のプロマネは、結局どこもおなじなんだなあと、安心したり。
伊藤部長代理の信条は、「プロジェクトとは利益を出すもの」。「次の案件を受注するために、この案件は赤字で受注する」だの「○○会社の情報システムに食い込むために、今回は赤字で受注する」などという、大会社ならではの「公認の赤字」はとんでもないことと切って捨てる。こんなことをしていると、赤字をなんとも思わない体質が染み付いて、企業や従業員は利益を出す努力をしなくなるという。
伊藤部長代理は、このほか、プロマネ自身の問題、プロジェクトをダメにするSEや営業の問題など、身近な題材を取り上げて、プロマネの極意をさらりと示す。
プロジェクトマネジメントの教科書が氾濫しているが、モデルケースを作って物語りの中でポイントを説明するのは読者にとっては事例が示されることで興味深く、インパクトもあって頭に入り易い。この本もそういった面で、教科書式のプロマネ本に飽きた読者や、プロマネ初心者にとって気楽に読める良いテキストになる。
長年に渡って培って来た日本の経験的な(ドロドロした?)プロジェクト体質はそう簡単に変わるもんじゃない。「わかっちゃいるけどやめられない」なのだ。そこをどうやって変えてゆくのか。この本はその具体的な道を少し示してくれる。
この本では、実際にあったことや聞いた話などが33の具体的なショートストーリーに整理され、それぞれの締めくくりとして教訓が書かれています。業種は違えど、「ある、あるこんなこと」「いる、いるこんなヤツ」と思う事例がたくさん紹介されています。だから、IT業界やプロマネでない一般の社会人が読んでも同じようなことを体験していると思います。
社会人になってまだ日の浅い人が読めば「転ばぬ先の杖」になるかもしれません。しかし、最初の話で、失敗するのが明らかなプロジェクトは引き受けないようにノーといえる勇気を!と教訓に書かれても言えないのが現実だったりするよなぁと、思ってしまいます。
著者も問題解決の特効薬はみつけにくいと書いておりますが、教訓の次にやはり解決策を読みたいと思ってしまいます。この本は、あくまで問題の原因を明らかにするのが目的なんだとは思いますが、解決方法は様々だとしても、たとえばこんな方法が考えられると提示されていたらもっと良かったと思います。問題の指摘に関しては、よく整理されているので、自分の仕事で気が付かなかった問題点を理解することはできると思いますので、入門編、初級者にオススメといえますね。