コンピュータ関係に疎い人でもそれなりに楽しめます。
専門用語的な部分はググればいいですがナナメ読みでも充分イケますよ。
タダの一個人だった著者が自分の創造物を商品化してマネタイズに成功するまでの
試行錯誤や失敗談、実体験から学び取った経験則なんかが惜しげもなく書かれてます。
訳書ですが訳者の文体が非常に自然で読みやすい。グイグイ引き込まれます。
クレームを付けるとしたら文字が少し小さいことぐらい。
起業とか考えてる若い人とか、そうでない人もぜひ入手して読んでください。
自分の目にどんだけウロコが付いてたのか思い知らされます。
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Eric Sink on the Business of S: 革新的ソフトウェア企業の作り方 単行本 – 2008/9/1
Joel Spolsky大推薦!
「エリック・シンクの言っていることは全部正しい。エリックの言うとおりに
するといい。そうすれば、まずいことにはまずならないはずだ!」
小さくても成功しているソフトウェア企業のマーケティング/マネジメント/セールスのすべて!
著者のEric Sinkは、ソフトウェア業界のアカデミー賞と誉れ高いJolt Awardsで2008年
製品部門大賞を受賞したSourceGear LLC社の創業者である。創業からたったの10年で
ここまで登りつめた理由はどこにあるのか?いまもなお同社で現役のプログラマとして
活躍中の著者が、自社製品を認めてもらい、より多くの人に購入してもらうにはどうしたら
よいか?という問いにじっくりと取り組んできた、その経験から導きだされた最適解の
集大成が本書である。開発者のみならず、ソフトウェア業界で働く営業マン、起業家、
経営者、すべての人にとって、読みやすくテンポのよい文章で仕事に役立つ知識や
ヒントが満載!
「エリック・シンクの言っていることは全部正しい。エリックの言うとおりに
するといい。そうすれば、まずいことにはまずならないはずだ!」
小さくても成功しているソフトウェア企業のマーケティング/マネジメント/セールスのすべて!
著者のEric Sinkは、ソフトウェア業界のアカデミー賞と誉れ高いJolt Awardsで2008年
製品部門大賞を受賞したSourceGear LLC社の創業者である。創業からたったの10年で
ここまで登りつめた理由はどこにあるのか?いまもなお同社で現役のプログラマとして
活躍中の著者が、自社製品を認めてもらい、より多くの人に購入してもらうにはどうしたら
よいか?という問いにじっくりと取り組んできた、その経験から導きだされた最適解の
集大成が本書である。開発者のみならず、ソフトウェア業界で働く営業マン、起業家、
経営者、すべての人にとって、読みやすくテンポのよい文章で仕事に役立つ知識や
ヒントが満載!
- 本の長さ273ページ
- 言語日本語
- 出版社翔泳社
- 発売日2008/9/1
- ISBN-104798117501
- ISBN-13978-4798117508
登録情報
- 出版社 : 翔泳社 (2008/9/1)
- 発売日 : 2008/9/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 273ページ
- ISBN-10 : 4798117501
- ISBN-13 : 978-4798117508
- Amazon 売れ筋ランキング: - 473,249位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 279位情報・コンピュータ産業
- - 9,367位電気・通信 (本)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2008年10月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
本書を読んでまず思ったのが、
小さなISV(Independent Software Vendor)にとって、ソフトウェア業界で得られ
るチャンスが無いなんていうことはなく。よく目を凝らして注意深く見渡してみ
ると、ISVにとってのチャンスはたくさん転がっているものだと思いしらされて
しまった。
それほど彼の書く文章には説得力を感じられ、彼の経験もまた、その内容を
確かにするほどの多くのエピソードを持っていた。
例えば、自分の会社を始めるには、「自分を知る」、「失敗したときのプランを
用意する」、「製品を何にするか決める」、「数字を足し合わせる」という4つの
重要な項目について、的確なアドバイスとなることが書かれている。
こういう経験に基づくアドバイスは、ISVを設立している人、またはこれから
しようとしている人に対して大いに参考になる内容でした。また、会社に雇われ
ている普段はコーディングとデバッグの事しか考えていない開発者も、ぜひ読
んでおいて損はない内容ばかりです。
ぜひ、自分は開発者だと自負している人たちには読んでほしい一冊だと思いました。
小さなISV(Independent Software Vendor)にとって、ソフトウェア業界で得られ
るチャンスが無いなんていうことはなく。よく目を凝らして注意深く見渡してみ
ると、ISVにとってのチャンスはたくさん転がっているものだと思いしらされて
しまった。
それほど彼の書く文章には説得力を感じられ、彼の経験もまた、その内容を
確かにするほどの多くのエピソードを持っていた。
例えば、自分の会社を始めるには、「自分を知る」、「失敗したときのプランを
用意する」、「製品を何にするか決める」、「数字を足し合わせる」という4つの
重要な項目について、的確なアドバイスとなることが書かれている。
こういう経験に基づくアドバイスは、ISVを設立している人、またはこれから
しようとしている人に対して大いに参考になる内容でした。また、会社に雇われ
ている普段はコーディングとデバッグの事しか考えていない開発者も、ぜひ読
んでおいて損はない内容ばかりです。
ぜひ、自分は開発者だと自負している人たちには読んでほしい一冊だと思いました。
2010年1月25日に日本でレビュー済み
小さな規模から始めるソフトウェア開発・販売の知見が得られます。以下に感心した点を述べます。
・バージョン1.0の意義は次のバージョンを開発する費用を調達することにあるので、なるべく短い期間でバージョン1.0をリリースする。起業まもなくの収入がゼロに近い時期では特に早めに商品をリリースする必要がある。
・競合のいない分野はマーケットがないだけの可能性が高いので、競合のある分野で差別化をねらう方が低リスク
・ゲームソフトを売るよりも、何かの問題(不便・不満など)を解決できるソフトの方が確実性が高い
・価格づけは、競合の製品より高い付加価値を提供することを前提にして高い値段づけを考える。極端な話、競合の製品より4倍高い付加価値があるのであれば、4倍の値段にする発想。
・顧客によって払える金銭の余裕度が異なるので、本来顧客により最適な価格が異なる。製品の種類をスタンダード版・プロフェッショナル版・エンタープライズ版などに分けて異なる価格づけをする手段がある。
・セールスの際には、その商品が顧客にどのような問題を解決させ、どのように付加価値を与えるのか説明する。顧客の抱える不便・不満を顕在化させ、その商品がいかに役立つか強調する。
・起業のプランニングをするときには一年のキャッシュフローをまず表計算シートに可視化すること。開発期間は2倍程度に長く、費用も2倍程度に大きく見積もり、収入の見込みは半分程度に抑えめに書く。
・単純に貸借対照表や損益計算書を見ていてもわかりづらいが、資産としての価値は現金とその他では大違い。資産として計上された「牛」で給料は払えない。現金が王様。
(以上は自分の言葉で書いているので、厳密な表現は異なるかもしれません)
・バージョン1.0の意義は次のバージョンを開発する費用を調達することにあるので、なるべく短い期間でバージョン1.0をリリースする。起業まもなくの収入がゼロに近い時期では特に早めに商品をリリースする必要がある。
・競合のいない分野はマーケットがないだけの可能性が高いので、競合のある分野で差別化をねらう方が低リスク
・ゲームソフトを売るよりも、何かの問題(不便・不満など)を解決できるソフトの方が確実性が高い
・価格づけは、競合の製品より高い付加価値を提供することを前提にして高い値段づけを考える。極端な話、競合の製品より4倍高い付加価値があるのであれば、4倍の値段にする発想。
・顧客によって払える金銭の余裕度が異なるので、本来顧客により最適な価格が異なる。製品の種類をスタンダード版・プロフェッショナル版・エンタープライズ版などに分けて異なる価格づけをする手段がある。
・セールスの際には、その商品が顧客にどのような問題を解決させ、どのように付加価値を与えるのか説明する。顧客の抱える不便・不満を顕在化させ、その商品がいかに役立つか強調する。
・起業のプランニングをするときには一年のキャッシュフローをまず表計算シートに可視化すること。開発期間は2倍程度に長く、費用も2倍程度に大きく見積もり、収入の見込みは半分程度に抑えめに書く。
・単純に貸借対照表や損益計算書を見ていてもわかりづらいが、資産としての価値は現金とその他では大違い。資産として計上された「牛」で給料は払えない。現金が王様。
(以上は自分の言葉で書いているので、厳密な表現は異なるかもしれません)
2011年4月3日に日本でレビュー済み
ソフトウェア企業の作り方という副題を見ると、ビジネス系の印象を受けるがプログラマなど開発している人こそ読む価値がある。
この本を読むことで、「技術に関して知識があれば、開発者としては問題ないのではないか」という認識が覆された。
独立できるほどの本物のソフトウェア開発者になるには、技術だけじゃなくビジネスなどの色んなことを知っておく必要があることに気付かされる。
また、この本と合わせて「joel on software」を読むと、一層ソフトウェアに携わる人がどういうことに苦労してきたか、どうやって乗り越えてきたのか知ることが出来るので合わせてオススメしたい。
この本を読むことで、「技術に関して知識があれば、開発者としては問題ないのではないか」という認識が覆された。
独立できるほどの本物のソフトウェア開発者になるには、技術だけじゃなくビジネスなどの色んなことを知っておく必要があることに気付かされる。
また、この本と合わせて「joel on software」を読むと、一層ソフトウェアに携わる人がどういうことに苦労してきたか、どうやって乗り越えてきたのか知ることが出来るので合わせてオススメしたい。
2009年1月22日に日本でレビュー済み
本書で書かれていることは著者の経験に裏打ちされている実践的なものである。いわゆる評論家や大学の先生、MBAなどの理論の机上の空論ではない。また、ソフトウェア開発企業に限った話題でなく、小さな会社を存続させるための戦術と戦略が具体的に述べられている。したがって、自分で会社を興し、差別化して、継続して運営し、発展させることを計画している人は熟読すると良いと思う。