前編の
Effective C#
はC#1.0が対象でしたが、こちらはC#2.0から3.0をカバーしています。
また、内容もジェネリック、ラムダ式、LINQなど、2.0以降で追加された新機能を深く掘り下げて説明しています。
C#はそれなりに理解しているつもりでしたが、それでもこの本は全体的にかなり難解でした。
というか、ジェネリック、ラムダ式、LINQなどを極めるには、従来の手続き型プログラミングやオブジェクト指向プログラミングとは異なる、新しい考え方を要求される気がします。
自分にはその準備ができていなかったせいで、この本が特に難解に感じられたのかもしれません。
というわけで人によっては難解に思えるこの書籍ですが、C#2.0以降で追加された新機能をとことん使い倒したい！と意気込んでいる方には間違いなくオススメできる一冊だと思います。
一方、まずは新機能に限定されないC#の基本機能を深く学習しておきたいという方には、前編のEffective C#をオススメしておきます。
とはいえ、Effective C#と同様、こちらも万人受けはしなさそうです。
よってこの本でも星4つにしておきます(こちらの本はさらに読者層が限定されますが)。
[補足]
ちなみにEffective C#とオリジナルの作者は同じであるにも関わらず、訳者が異なっているせいか、見出しの文体が違っているのが少し気になりました。
個人的にはEffective C#の文体の方が好きですね。
例:
Effective C#の場合「〜を使用すること」
More Effective C#の場合「〜を使え」
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