この方の著作を初めて読んだが、今のデジタル社会ではこういうことが起こっているんだなと教えられた。
組織や企業、政府は基本的に守りの姿勢に入るもの。規制すればいいとか、昔の慣行を持ち出しがち。
しかし、現代はインターネットのない一昔前とスピードが違う。
アイデアであれ規制であれ、すぐに古臭いものになってしまう。
それを理解しないで、お金や作品・アイデアを「自分のもの」と声高に訴えて、奪おうとする者を攻撃するのは、時代に取り残されることなんだと思う。
お偉いさん達は、若い人たちのスピード感を理解するよう努めるべきだ、というのが本を読んだ私の感想です。
中年にさしかかった私も、ついデジタル関係の新しいことは難しいと思って敬遠しがちだけれど、理解する努力はしないとな、と思わされた。
訳者のあとがきに書いてあることが、いまいち本の論点とずれていて、理解しがたかった。
いや、著者はそれが言いたかったわけではないよね?みたいな。重箱の隅をつつく必要ないでしょ、という違和感。
著者の元?ファンであるからこそ納得いかない部分に疑問を呈したんだろうけど、自分の知識をひけらかすような訳者の言い分があるせいで読後感が悪くなったのは、事実。非常に残念。
翻訳するなら、著者の言葉だけでなく、その裏にあるものを理解して、著者に寄り添って日本語にしてほしい。
訳者の主観が入って日本語訳に偏りがあるのではないかと疑念がわき、英語の原本を読みたいと思った。
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REMIX: ハイブリッド経済で栄える文化と商業のあり方 単行本 – 2010/3/1
ローレンス レッシグ
(著),
山形 浩生
(翻訳)
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商業経済と共有経済は共存(リミックス)できる。
そこにこそ新しい可能性がある。それを殺してはならない。
ネット時代では、商業活動と各種の共有活動が並置・相補関係にあるハイブリッド経済/文化こそが主流となるため、それを発展させる制度改革を主張する。ハイブリット文化/経済を可能にするためには、著作権法の改正が必要だ。だが、現在の制度は著作権が強すぎ、所有者がはっきりしない場合も多く、さらに死ぬほどややこしい。だから、著作権を抑えるべき。それは、『コモンズ』で論じたように、一部の技術革新を殺すからだけではない。それは、『Free Culture』で述べたように、ある種の創造性をつぶすからだけでもない。それは、『Code』で述べたように、憲法で保障された自由を減らしてしまうからでもない。それは、子どもたちの世代をつぶしてしまうからだ。
【原題】Remix: Making Art and Commerce Thrive in the Hybrid Economy
そこにこそ新しい可能性がある。それを殺してはならない。
ネット時代では、商業活動と各種の共有活動が並置・相補関係にあるハイブリッド経済/文化こそが主流となるため、それを発展させる制度改革を主張する。ハイブリット文化/経済を可能にするためには、著作権法の改正が必要だ。だが、現在の制度は著作権が強すぎ、所有者がはっきりしない場合も多く、さらに死ぬほどややこしい。だから、著作権を抑えるべき。それは、『コモンズ』で論じたように、一部の技術革新を殺すからだけではない。それは、『Free Culture』で述べたように、ある種の創造性をつぶすからだけでもない。それは、『Code』で述べたように、憲法で保障された自由を減らしてしまうからでもない。それは、子どもたちの世代をつぶしてしまうからだ。
【原題】Remix: Making Art and Commerce Thrive in the Hybrid Economy
- 本の長さ336ページ
- 言語日本語
- 出版社翔泳社
- 発売日2010/3/1
- 寸法14.9 x 2.8 x 21.1 cm
- ISBN-104798119806
- ISBN-13978-4798119809
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登録情報
- 出版社 : 翔泳社 (2010/3/1)
- 発売日 : 2010/3/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 336ページ
- ISBN-10 : 4798119806
- ISBN-13 : 978-4798119809
- 寸法 : 14.9 x 2.8 x 21.1 cm
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- - 176位ネットビジネス
- - 346位メディアと社会
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2010年3月20日に日本でレビュー済み
レッシグの最新刊。今回は商業経済と共有経済の共存(ハイブリッド経済)について。
主に著作権の行き過ぎた保護についての批判。著作権をなくせという極端な主張ではなく、その著作権に一定の保護を与えるにしても、現状の保護の仕方はあまりにもやり過ぎで、かえって社会に害を与えているという。
その辺の主張は、大枠では理解できるが、訳者解説で山形浩生氏が書いているように、ファイル共有についても合法化しようという主張は、アメリカでも、そして日本でも違和感を覚えるぐらい過激な主張に思える。
しかし、レッシグの主張は、別に青少年を犯罪者扱いしないためだけに合法化せよと言っているのではないことに注意する必要があると思う。
彼としては、犯罪として扱っている現在でもファイル共有は減らないし、またファイル共有により著作権者に大きな損害が発生しているという明確な証拠もない(異論は出てくると思うけど)。むしろ、著作権者の利益になっている場合もある。であれば、著作権者は、高額な弁護士費用を払って、ファイル共有をしている青少年を訴え続けるよりも、もっといい手段があるのではないかと言いたいのだと思う。
これは議論に値する主張だと思う。著作権という権利が他の財産権と異なった性格を持ち、一定の制約の範囲内で認められる(財産権自体にも制約はあるが)ということを前提とすれば、著作権の強固な保護よりも、それを弱めることにより、より豊かな文化、技術発展が望めるのならば、社会にとっても、その方が有益なのではないか。
面白いなぁ、こういう議論。法律の勉強を離れてからだいぶ経つけど、彼の議論を読むととても刺激的。
主に著作権の行き過ぎた保護についての批判。著作権をなくせという極端な主張ではなく、その著作権に一定の保護を与えるにしても、現状の保護の仕方はあまりにもやり過ぎで、かえって社会に害を与えているという。
その辺の主張は、大枠では理解できるが、訳者解説で山形浩生氏が書いているように、ファイル共有についても合法化しようという主張は、アメリカでも、そして日本でも違和感を覚えるぐらい過激な主張に思える。
しかし、レッシグの主張は、別に青少年を犯罪者扱いしないためだけに合法化せよと言っているのではないことに注意する必要があると思う。
彼としては、犯罪として扱っている現在でもファイル共有は減らないし、またファイル共有により著作権者に大きな損害が発生しているという明確な証拠もない(異論は出てくると思うけど)。むしろ、著作権者の利益になっている場合もある。であれば、著作権者は、高額な弁護士費用を払って、ファイル共有をしている青少年を訴え続けるよりも、もっといい手段があるのではないかと言いたいのだと思う。
これは議論に値する主張だと思う。著作権という権利が他の財産権と異なった性格を持ち、一定の制約の範囲内で認められる(財産権自体にも制約はあるが)ということを前提とすれば、著作権の強固な保護よりも、それを弱めることにより、より豊かな文化、技術発展が望めるのならば、社会にとっても、その方が有益なのではないか。
面白いなぁ、こういう議論。法律の勉強を離れてからだいぶ経つけど、彼の議論を読むととても刺激的。
2010年3月22日に日本でレビュー済み
おそらくレッシグはこの本を最後に、著作権というテーマから離れ、
政治というレイヤーへと移ることが言われており、
その点で本著は、これまでのレッシグの総集編的な意味合いを持つ。
本著ではRWとROの文化に触れつつ、
商業経済と共有経済がハイブリッドなビジネスの世界を説明する。
そこでは、現在の強すぎる著作権ではなく、アマチュアのリミックスを合法化して、
あくまで守るべきコンテンツのみ法に適用すべきと主張する。
そして権利自体は14年の時限として、その後は登録制にすることで、
守るべきものとそれ以外を線引きして、かつサーチコストと利益分配を明確にする、
という案を打ち出しているが、そもそものWTOのベルヌ条約と抵触する点で、
あまり現実的ではないのではないか。
結局のところ、法が追いつかない間に、プラットフォームレイヤーの思惑と、
DRMの強度、そしてユーザー心理のバランスで決まっていくのではないだろうか。
政治というレイヤーへと移ることが言われており、
その点で本著は、これまでのレッシグの総集編的な意味合いを持つ。
本著ではRWとROの文化に触れつつ、
商業経済と共有経済がハイブリッドなビジネスの世界を説明する。
そこでは、現在の強すぎる著作権ではなく、アマチュアのリミックスを合法化して、
あくまで守るべきコンテンツのみ法に適用すべきと主張する。
そして権利自体は14年の時限として、その後は登録制にすることで、
守るべきものとそれ以外を線引きして、かつサーチコストと利益分配を明確にする、
という案を打ち出しているが、そもそものWTOのベルヌ条約と抵触する点で、
あまり現実的ではないのではないか。
結局のところ、法が追いつかない間に、プラットフォームレイヤーの思惑と、
DRMの強度、そしてユーザー心理のバランスで決まっていくのではないだろうか。