GradleはMavenの規約を引き継いでいて、スクリプト内には省略されている部分も多いです。本書はそういった省略箇所も略さず解説してくれるので結果としてリファレンス書のようにもなっています。ですが、デフォルトのビルドに不満だからこそGradleを始めるのだと考えると、これくらい詳しい方がいいのだとも思えます。
またビルドツールそのものに詳しくない人にも、ビルドツールというブラックボックスの中身を一つ一つ解説してくれることはありがたいことだと感じました。
少し残念なのは、Gradleスクリプトの記述言語であるGroovyに関する説明が(Groovyの本ではないのでしかたないですが)やや不足気味なことです。Groovyの文法はJavaと共通しているといわれているものの、GradleではJavaと共通しない記法が多用されています。本書の説明とJavaの文法知識だけでは、サンプルコードのどこが型でインスタンスでメソッドなのか解読が難しかったです。
2016年8月にリリースされたGradle 3.0では、別のJVM言語であるKotlinをサポートするなど、Groovyとは少し距離を置こうとしているようにも見えるので、文法に深入りしなくて正解だったということは将来的にはありえるかもしれません。
分量が多い割には読みやすく、結局最後までざっと読むことが出来たので、星4つか5つかで迷うところですが星5つとしておきます。
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Gradle徹底入門: 次世代ビルドツールによる自動化基盤の構築 単行本 – 2014/11/1
綿引 琢磨
(著)
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購入オプションとあわせ買い
日本語初のGradle解説書、ついに刊行!
Groovyベースのビルドツール「Gradle」は、SpringやHibernateなどの著名なOSSで利用されているほか、Androidの公式ビルドツールとして採用されており、これからの開発者やビルド職人には無視することのできないツールのひとつと言えるでしょう。
本書は、GradleのインストールからJavaアプリケーションのビルドやテスト、依存関係の管理、ビルド成果物の公開などのGradleの主要な機能の解説に加え、詳細なスクリプトファイルの記述方法からCIツールやIDEとの連携といった実業務で必要となる範囲までをカバーした日本語初のGradleの解説書となります。
有識者によるGradle 2.0ベース(1.x系ベースの章や2.1のトピックなどもあります)で書き下ろされた500ページを超える本書は「徹底入門」の名に恥じない内容で、これだけ充実したGradle解説書は、日本語ではもちろん英語でも類を見ません。
これからGradleを始める人、Gradleをもっと使いこなしたい人、GradleとJenkinsでCIをやりたい人、AntやMavenからの移行を考えている人…などなど、多くの開発者やビルド職人にお勧めできる一冊です。
Groovyベースのビルドツール「Gradle」は、SpringやHibernateなどの著名なOSSで利用されているほか、Androidの公式ビルドツールとして採用されており、これからの開発者やビルド職人には無視することのできないツールのひとつと言えるでしょう。
本書は、GradleのインストールからJavaアプリケーションのビルドやテスト、依存関係の管理、ビルド成果物の公開などのGradleの主要な機能の解説に加え、詳細なスクリプトファイルの記述方法からCIツールやIDEとの連携といった実業務で必要となる範囲までをカバーした日本語初のGradleの解説書となります。
有識者によるGradle 2.0ベース(1.x系ベースの章や2.1のトピックなどもあります)で書き下ろされた500ページを超える本書は「徹底入門」の名に恥じない内容で、これだけ充実したGradle解説書は、日本語ではもちろん英語でも類を見ません。
これからGradleを始める人、Gradleをもっと使いこなしたい人、GradleとJenkinsでCIをやりたい人、AntやMavenからの移行を考えている人…などなど、多くの開発者やビルド職人にお勧めできる一冊です。
- 本の長さ575ページ
- 言語日本語
- 出版社翔泳社
- 発売日2014/11/1
- 寸法18.5 x 3.1 x 23.1 cm
- ISBN-104798136433
- ISBN-13978-4798136431
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登録情報
- 出版社 : 翔泳社 (2014/11/1)
- 発売日 : 2014/11/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 575ページ
- ISBN-10 : 4798136433
- ISBN-13 : 978-4798136431
- 寸法 : 18.5 x 3.1 x 23.1 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 286,623位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 894位ソフトウェア開発・言語
- カスタマーレビュー:
著者について
著者をフォローして、新作のアップデートや改善されたおすすめを入手してください。
外資系ソフトウェアベンダー、フリーランス、IoTベンチャーなど数社を経て、2017年4月よりレッドハット株式会社にてOpenShift(Kubernetes)担当SAとして活動中。
大学院生時代にインターネットバブルの洗礼を受け、以後10年ほどWebやJava EE関連の業務を担当。Javaが停滞していた時期にはJVM言語のGroovyに注目して関連のプロダクトを追いかけている。
その後に所属したベンチャーではIoT(Internet of Things)の基盤構築を担当し、Apache SparkやHadoopなどのビッグデータ関連プロダクトやScala/R/Node.js/Pythonなどと格闘、コンテナ化に光明を見出して現在に至る。
ここ数年は、プライベートタイムは息子の世話に追われています。
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2016年7月31日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2015年5月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
深く考えずに安かったのでkindle版を購入しましたが、ビットマップでした。
読むのに支障があるわけではありませんが、小さい字を拡大しても
ぼやっとしたままなのは少し気になりました。無料サンプル版があるので、
それで確認してから購入する事をお勧めします。
内容はGradleが関係すると思われる状況を広くカバーしていて、
多数の例があげられています。自分の使い方にあった例を見つけて
使うと便利そうです。その反面、疑問に思う事をこの本で調べても答えが得られず、
関連マニュアルにあたらなければならない事もありそうです。
この本だけでGradleを学ぶのではなく、参考書的に使うのが良さそうです。
読むのに支障があるわけではありませんが、小さい字を拡大しても
ぼやっとしたままなのは少し気になりました。無料サンプル版があるので、
それで確認してから購入する事をお勧めします。
内容はGradleが関係すると思われる状況を広くカバーしていて、
多数の例があげられています。自分の使い方にあった例を見つけて
使うと便利そうです。その反面、疑問に思う事をこの本で調べても答えが得られず、
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この本だけでGradleを学ぶのではなく、参考書的に使うのが良さそうです。
2017年8月20日に日本でレビュー済み
Web上で得た知識では断片的になると思い本書を購入。
しかし、本書は断片的な情報が羅列されているだけで系統立てて説明されておらず意味が無かった。
検索ができる分Webの方がましである。
IDE統合などページを多く割いて有るが完全に時代遅れになっている。
内容自体も公式の日本語化された Users Guide 以上のものは無い。
公式の Users Guide を読めば本書は不要である。
しかし、本書は断片的な情報が羅列されているだけで系統立てて説明されておらず意味が無かった。
検索ができる分Webの方がましである。
IDE統合などページを多く割いて有るが完全に時代遅れになっている。
内容自体も公式の日本語化された Users Guide 以上のものは無い。
公式の Users Guide を読めば本書は不要である。
2015年2月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
分厚いですが、よくあるキャプチャー画像ばかりの入門書とは異なり非常に濃い内容でした。
特に実践編は具体的で使える内容のものが多くありました。
高いですけど見合った内容だと思います。
特に実践編は具体的で使える内容のものが多くありました。
高いですけど見合った内容だと思います。
2016年2月7日に日本でレビュー済み
Androidの公式IDEビルドツールとなったり
今後、ますます注目されそうです。
私はJavaのPG経験が少しあるだけですが、
Gradleに関して丁寧に解説してあり、既存のビルドツールとの
わかりやすい長短比較がなされていて、どんな時に、何ができるのか解説されています。
JavaプロジェクトビルドはAntやMavenも良いけど
これからはGradleで決まり!
今後、ますます注目されそうです。
私はJavaのPG経験が少しあるだけですが、
Gradleに関して丁寧に解説してあり、既存のビルドツールとの
わかりやすい長短比較がなされていて、どんな時に、何ができるのか解説されています。
JavaプロジェクトビルドはAntやMavenも良いけど
これからはGradleで決まり!
2016年4月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
これはつい衝動買いしてしまった私のミスなのですが、他の方が書かれている通り画像ベースの固定レイアウトなので電子書籍として扱いにくいです。
さらにArrows Tab F-05Eの1920×1200の画面では全ページ縦画面横画面ともに白紙ページしか表示されず一切読むことができません。
他の固定レイアウト本は読めているため不思議なのですが…
内容的には上記原因の読みにくさから読みきれていないため控えさせていただきたいと思います。
さらにArrows Tab F-05Eの1920×1200の画面では全ページ縦画面横画面ともに白紙ページしか表示されず一切読むことができません。
他の固定レイアウト本は読めているため不思議なのですが…
内容的には上記原因の読みにくさから読みきれていないため控えさせていただきたいと思います。
2017年8月6日に日本でレビュー済み
今となっては、バージョンが古いものの、コンセプトを学ぶにはいいだろうと思いましたが、
これだけのページ数を使っていながら、重要な点は説明されていません。
Groovy初学者にもわかる説明をしているかと思えば、タスクやクロージャに関する説明がなかったりと
誰をターゲットにしているのか分からず、何を解説しているのかよく分からず、単に関係する項目を
ズラズラと並べているようなもので、あまりお薦めできません。
これだけのページ数を使っていながら、重要な点は説明されていません。
Groovy初学者にもわかる説明をしているかと思えば、タスクやクロージャに関する説明がなかったりと
誰をターゲットにしているのか分からず、何を解説しているのかよく分からず、単に関係する項目を
ズラズラと並べているようなもので、あまりお薦めできません。
2014年11月20日に日本でレビュー済み
ある程度の規模のアプリケーションをある程度の人数で構築するとなった場合、なんらかのビルドツールを使うことは避けられません。Java系のプロジェクトでは、おそらくMavenが、場合によってはAntが使われているのが現状でしょう。ただ、それらXML系のビルドツールに伴う煩わしさ、不自由さも少なからずあって、新しくプロジェクトを作る、あるいは、既存のビルドツールを移植したい、という状況でビルドツールを探している方にとっては、Gradleは魅力的な選択肢として映るでしょう。GradleのベースとなっているGroovyはJavaをベースとした軽量言語で、堅苦しいことなしにかゆいところに手が届く印象ですが、Gradleも同じ思想を受け継いでいるように思えます。
本書はそうしたGradleにとっての、文字通りの「徹底入門」となっています。
第一部の導入編はビルドツールの概要から、Gradleのインストール、"Hello world"の実行などが、初めてGradleを触る人にもわかりやすく解説されています。続く第二部の基礎編では、ファイル操作やロギング、依存関係の管理方法など、実際に使う上で欠かせない内容が網羅されています。それだけに留まらず、第三部の実践編、第四部の発展編では、テストやIDEとの連携、他のツールからの移行など、本格的な適用にあたって必要になるであろうことが丁寧に書かれています。また、随所に脚注が入っていて、理解を助け、また知識を膨らませてくれます。
この内容であれば600ページ近い厚さになることも頷けますし、”入門”であると同時に"徹底"であるところに、名だたる著者の方々のGradle/Groovyへの思い入れが感じられます。
Gradleのようなツールの場合、必要な情報をその都度ネットで調べるケースも多いですが、どうしても知識としては断片的になってしまいます。体系だった知識を身につけるためにも、こうした本を手元においておき、必要に応じて見返すのもよいことなのではないでしょうか。
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