先月末にKindleで購入しました。
目的は、試験にも実務にも応用できるよう包括的に知識を確認し、知識に穴をなくすことでした。
試験は昨日あり購入時から１ヶ月も余裕はありませんでした。そのため購入時は、少し分厚すぎるかな？と思っていたのですが実際には読みきることができました。
電子書籍が提供されているので、勉強するぞと腰を据えて本を開かなくても電車内などちょっとした時間を見つけて読めるのが大きかったのかなと思います。また本書は、FWやIPSなどを用いた簡単なNW構成図などが多く記載されています。そのためテキスト量自体はページ数からうける印象よりも思いの他少ないのかもしれません。
またIPA試験をベースに構成されているため堅実で包括的な内容になっています。具体的には、マネジメントやポリシーの話からプロトコルや構成の話まで掲載されています。また、図も多くてわかりやすいです。
実際には普段セキュリティに関わる人間であれば一度は見聞きしたことがあるような知識も多いと思います。しかし日々業務に追われているとつい意識が薄くなってしまったり視野が狭くなってしまうこともあるかと思います。そのため、試験を受けない人も一度おさらいする意味で読んでみてもよいかも知れません。
なお、個人的にはあまり気にならなかったので評価には影響させていませんが、人によっては気にするかも知れないなと思った程度の購入上の注意点を参考として示しておきます。
・前提として基本的なNW知識は必要です。この構成だとこういうデメリットがある、この構成だとその点が克服される、ような図と解説を見ても理解がなかなかできない場合、読むのに１ヶ月以上かかってしまうかも知れません。とはいえ複雑なものでは決してないので普段関連する業務をされている方なら大丈夫かと思います。
・掲載されている問題は択一式のものがほとんど。午後１、２対策には過去問をやるか別の書籍も併せて読んだほうがよいと思われます。
・包括的に学習できる構成を重視して重複を恐れずに記載してある印象です。同じような注釈や、○○で書いたように～、のような表現が結構多かった気がします。特にSSLおよびTLS初期バージョンは脆弱である旨の注釈は多かったです。個人的には、わかりにくいよりはいいかな、と思いました。
・AndroidのスマホではブックマークできましたがiPadなどではできませんでした（なお、商品の説明にも記載してありますがハイライト機能や検索機能の利用もできません）。が、この手の本ではよくあることだと理解しており慣れていたので個人的にはあまり気にならなかったです。たまに移動が面倒なくらいです。
（2016.03.28追記）
大分たちましたが、この時受けた試験（２７年度秋期）は無事受かっていました。今から思っても知識を網羅しておく面で本書は合格に役立つと思います。またセスペは情報処理安全確保支援士登録の前提資格にするというような話もあるようので今後より重要になってくる資格試験だと思います。資格に興味のある方は読んでみてよいのではないでしょうか。
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イメージ付きのレビュー
kindle版購入しました。
kindle版購入しました。本の内容に不満はありません。しかしkindle本としては不満です。私は「kindle for PC」で閲覧していますが、この本に関してはメモやハイライトが使えませんでした。因みに、他の出版社から出ているkindle本はメモやハイライトが使えてます。
