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父「永六輔」を看取る 単行本 – 2017/7/27

4.7 5つ星のうち4.7 12個の評価

2016年7月7日、昭和を代表する「才人」が逝った――。
永六輔、享年83。本名、永孝雄。
ラジオ・テレビ番組の演出、作詞家、ラジオパーソナリティーなど多彩な才能で知られた。
逝去から1年。
長女が10年におよぶ笑いあり・涙ありの介護の日々を、初めて綴る。

「世に知られた〝六輔〞としてしか存在しなくなってしまったように思える父を、
〝孝雄〞だった父として少しでも自分のほうへ引き戻すことができるのではないかと思った。
自分自身の精神安定のためにもそうしなければ、と思った。」(本書はじめに より)

タレント「六輔」と父「孝雄」の間で揺れていた長女が、介護を通じて初めて真正面から向き合った父と娘の物語――。
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登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 宝島社 (2017/7/27)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2017/7/27
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本 ‏ : ‎ 269ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4800269598
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4800269591
  • 寸法 ‏ : ‎ 13 x 2.4 x 18.9 cm
  • カスタマーレビュー:
    4.7 5つ星のうち4.7 12個の評価

カスタマーレビュー

星5つ中4.7つ
5つのうち4.7つ
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上位レビュー、対象国: 日本

2017年10月24日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
深夜放送で時油研世代を通り抜けた者の一人です。永六輔という名前は、ジブンの心の成長に、実に大きな存在です。
亡くなって、そのご家族や著者であるお嬢さんのことを初めて伺いました。そして、やはり、永さんは永さんでした。

多くの昭和の時代を語る人物の中で、大きな輝きを放つ一人であり、そのご家族の中でも大切な父親として生きられたことを、嬉しく拝見します。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2017年9月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
NHK日曜日朝のラジオ番組「著者からの手紙」で紹介されていたので購入してみた。
放送作家、作詞家、ラジオパーソナリティなどマルチな才能を発揮していた、永六輔さんが2016年7月7日に亡くなった。83歳であった。
本書は六輔さんの長女、千絵さんの10年間に及ぶ介護の記録である。
私自身ももうじき83歳になるので、読みながら色々と身につまされた。

永さんは2002年1月に奥様に先立たれて以来一人暮らしを続けていた。
2008年ころからろれつが回らなくなってきた。私自身も永さんが出演されるラジオ番組「土曜ワイド」をいつも楽しみに聞いていたのだが、急に滑舌が悪くなり聞き取りにくくなっていた。
あとでわかるのだが、これはパーキンソン病の影響であった。娘さんたちもパーキンソンが相当悪くなるまで、これがパーキンソン病の影響だとは気がつかなかったようだ。
本書を読んでみると、永さんは、このほかに、大腿骨骨折、脊柱疲労骨折、前立腺癌など多くの大変な病気に罹患していて千絵さんも介護には大変だったようだ。しかし、幸いにも千絵さんは映画評論家と言う比較的時間が自由になる職業であり、夫の良明さんは永さんのマネージャーを務めていたほか、妹の麻理さんの手伝いも頼めるなど、介護に担い手としては恵まれたものであったようだ。
それに、永六輔と言う有名人だ。いざという時は諏訪病院の鎌田先生などのご高名な先生の診察やアドバイスを仰ぐことができたし、町のクリニックでも割合とわがままが効いたそうだ。

それでも、介護と言うのがいかに大変なことかわかる。
介護保険の知識もほとんどなく、ケアマネージャーやヘルパーの区別もつかなかった著者にとって、介護保険を使うというのがそもそも難問だったようだ。
私自身も一度地域包括マネージャーなる方の訪問を受け、要支援2と判定さえrたが、どこに頼めばなにをやってくれるのか、全く分からない。
パーキンソン病は難病で治らない病なのに、毎年申請して難病認定を受けねばならない。介護保険の等級も毎年申請しなおさなければならないし、申請書のサインは本人自筆が条件だ。本人の手が震えて字が掛けなければ代理人が署名するが、それがまた正当な代理人ということを証明せねばならない。
国はわざと手続きを面倒にして、社会保障費用を節約するために申請を諦めさせようという魂胆ではないかと、千絵さんも憤っている。

実際に大の男が寝たきりになると、女の手ではどうにもならないことがある。そんな時に夫の良明さんは大いに助けになったようだ。
また、自費で頼むことになるのだろうが、朝、昼、夜中に患者の体位を替えてくれる「体位変更サービス」なる会社もあることが分かった。

永さんは比較的わがままな患者生活を過ごしたうえで、ご家族に看取られて自宅で亡くなられたそうだ。
本書は天才永六輔の最後の模様と、娘さんの介護生活の苦労を描いた一冊である。
ご高齢の方や、家族に高齢者がいる方には参考になる点も多いと思う。
7人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2017年11月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
晩年の永六輔を知ることができ、現役当時の著書どうりの生き方を貫き、幸せな人生を送ったと感じた。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2017年11月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
お父様の介護を最期まで妹さんやご主人と協力しながらやり通した著者の温かいお人柄が伝わってくる本でした。葬儀の喪主挨拶の言葉が心に沁みました。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2017年11月1日に日本でレビュー済み
 永六輔が、大橋巨泉と一緒に出演した「徹子の部屋」(最後のテレビ出演となった。)を見て、私はびっくりした!リクライニング車いすに座り足にはひざ掛けがかけられ、目はうつろで顔いろも青っ白い。見るからに永六輔は病人である。あの才気あふれるマルチタレントの永六輔の姿は、そこにはどこにもなかった。

 永さんのTBSラジオ・土曜ワイドを私はよく聞いていた。10年くらい前から永さんの滑舌が悪くなっており、とても聞きづらかった。その頃、パ-キンソン病を発症したようである。どうして、ラジオ番組を降板しないのかと思ったが、友人の小沢昭一さんの言葉によりラジオの仕事は永さんにとっては、生涯のライフワ-クになったようだ。

 この本は、永さんの長女・永千絵さんが永さんが病におかされてから亡くなるまでの約10年間にわたる介護生活の悲喜こもごもを詳細に綴っている。
 
 永さんは、テレビのレギュラー出演をある時期からやめラジオに絞ったことから分かるように自分の信念を貫き通した人と言える。つまり良い意味でも悪い意味でも頑固だったのではないか。そのような性格の親を介護することはさぞかし大変と思われたが、長女の千絵さんは永さんを施設に入所させず亡くなるまで、温かい眼差しを持って永さんの介護を根気よく続けた。

 頑固な反面、江戸っ子特有の明るさや茶目っ気のある人なので、永さんは車椅子生活になっても「(日々の生活の中に)これは楽しい!」を見つけることが出来たり、自身のラジオ番組の生放送中に、「今日、オムツをはいています!」とカミングアウトしたりすることが出来た人だったのだろう。だから、千絵さんをはじめとする永さんの家族たちが永さんを亡くなるまで介護することが出来たのではないか。

 この本を読むと、自分が病におかされ介護される身となったら、まずはそのことを自身が素直に受け止めることが大切であり(認知症を患った場合は、難しいと思うが。)、そこから周囲にいる家族などの介護する人の協力や信頼関係が生まれるのではないかと私は考えさせられた。

 最期は、自宅で家族が看取った。

 現代日本において、高齢者介護はとても身近な話題となっている。千絵さんは、介護保険制度にも問題があるとさりげなく指摘しており、介護度に応じた介護保険サービスの内容が、分かりづらかったのでサービスを使わず自費でヘルパ-さんを使ったようだ。

 超高齢化社会の中で、高齢の親のいる方や自身が高齢の方などにはまさに必携の1冊と言えるだろう。介護問題を実体験に基づいて、決してネガテイブにならずポジテイブな姿勢で取り組んでいたことが分かりやすく書かれており、とても好感が持てました。

 土曜日の午前中、今でも私はTBSラジオを聞くことがある。そこからは永さんの声はもう聞こえてこない。

 
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2018年6月27日に日本でレビュー済み
永さんの晩年の生活ぶりを一番身近に過ごした長女千絵さんの眼から見た回想録。
千絵さんの文章や永さんとの生活の中で垣間見えるのは、彼女の生真面目さ。
確か以前に永さんが、奥様昌子さんを在宅で最後を看取るまでの著書があったが、
個人的にはそちらの方がずっと伝わるものが深かった。(夫婦の関係と親子の関係の
違いなのかもしれない。永さんと昌子さんの結びつき、お互いへの思いやり、依存、
信頼など、こちらに伝わる深さがあったように思う。本は「妻の大往生」中公文庫)

老年期を日々生活することの難しさ。あの永さんでもこうなっちゃうんだな、と思うと
一人になった自分のこれからなんぞ、もっともっと大変なことになるんだろう。
介護保険も今のところは払うだけだが、結構な金額毎月負担していながら制度の理解は
いま一つだと、(千絵さんと同様だ)少し学ばないといけないと思う。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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