「天地明察」で有名になった渋川春海の暦にまつわる逸話から、伊能忠敬をはじめとする測量技術、医学、数学・和算、に至るまで、当時の世界技術の最先端と比べ独自の考え方で進化を遂げ、真理を追究する当時の日本の科学技術は意外と知られていないことが多く、改めて、日本人に生まれたことを誇りに思えます。
また、時代の背景としておおらかな抜擢人事や失敗に対して非常に寛大な社会であったこともこのような素晴らしい技術を生み出したことを考えると、今の私たちの社会が何が足りないのかも考えさせられます。
資料の写真も多く、内容も非常にわかりやすいので、日本国民としてぜひ読んでおくべき一冊だと思います。
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江戸学入門 江戸の理系力 単行本(ソフトカバー) – 2014/3/25
洋泉社編集部編
(著)
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- 本の長さ190ページ
- 言語日本語
- 出版社洋泉社
- 発売日2014/3/25
- ISBN-104800303737
- ISBN-13978-4800303738
登録情報
- 出版社 : 洋泉社 (2014/3/25)
- 発売日 : 2014/3/25
- 言語 : 日本語
- 単行本(ソフトカバー) : 190ページ
- ISBN-10 : 4800303737
- ISBN-13 : 978-4800303738
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,360,984位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 40,526位日本史 (本)
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2014年5月23日に日本でレビュー済み
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しかし、それらが本当に世界に伝わってびっくりさせたかという、実証がほしい。私にとってそういう実証が裏付けられたらもっと面白かったが、そういう事例が記載されていない。そういう意味ではこれまでの本と何ら変わりないと思った。
この本の記述だけだと、日本でのみ、リエントリーしている様に思われる。今一歩の努力を要す。。。。
この本の記述だけだと、日本でのみ、リエントリーしている様に思われる。今一歩の努力を要す。。。。
2014年6月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
オリジナルのムックが入手できなかったので何とも評価しにくいが、この値段の単行本にしては平凡すぎる。ほとんど新しい知見がない。
2014年4月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
本書の「商品の説明」(このページの上の方)では淡白に、「世界をアッと言わせた江戸のチカラの数々!江戸時代の科学技術の実力は世界水準を超えていた!」とあるだけだが、構成・内容はなかなかに面白い。江戸時代の“鎖国体制(貿易・文化規制)”という特殊な時代背景にありながら、中国やオランダ経由の限られた技術・理論、あるいは日本独自の技術開発など、凡そ必要に迫られて(実用的志向から)発展した科学技術について解説されている。小説家と研究者2名による巻頭対談は別として、(1)天文暦学、(2)測量技術、(3)医学、(4)数学(和算)、(5)主要な科学者らの人物列伝(履歴・事蹟など)、以上の5章からなる。各トピックの内容は、当該技術や理論の解説と言うよりも、技術・理論の開発者や実践者らの経歴・事蹟の解説(歴史的論述)に近い。技術・理論自体は概論的なものであり内容も一般的レベルに留まるので、読者を(理科・技術系に)限定するものではなく幅広い印象を受ける。
第1章は、渋川春海が日本独自の貞享暦作成に至る経緯、貞享暦の歴史的意義など、第2章は、日本地図作成の歴史概観から伊能忠敬の17年に及ぶ日本全図の作成や(地図完成と忠敬の死の)エピソードなど、第3章は、日本の医学史概観、漢方医学から蘭学医学への変遷、『解体新書』及び解剖学、有吉佐和子氏の小説(『華岡青洲の妻』)で著名な華岡青洲の全身麻酔の開発と外科手術、種痘の日本での浸透など、第4章は、吉田光由『塵劫記』、関孝和らによる和算の概略、第5章は、平賀源内ら9人の発明・技術などを中心に解説する。写真や図表が多用されており、機械・器具や地図など興味深いものがあるが、私見ながらその動作・構造・原理などの概説も欲しかったように思う。本書のトピックは主として“実用性”ないし現実の“必要性”に裏付けられた「実学志向」の科学技術であるが、第4章は、関孝和らに依る和算の発展がもっぱら「問題を出しては解くというリレー式の問答」(139〜144頁)を基礎に、言わば「ゲーム」として愛好されそれが高等数学のレベルまで発展していったという特徴が詳細に論述され、日本独自の和算の歴史的意義が非常に興味深いものとなっている。全体に技術や理論自体は概論的であるので、タイトルの『理系力』に臆する必要はなく読者を選ばず読みやすい一冊かと思う。
第1章は、渋川春海が日本独自の貞享暦作成に至る経緯、貞享暦の歴史的意義など、第2章は、日本地図作成の歴史概観から伊能忠敬の17年に及ぶ日本全図の作成や(地図完成と忠敬の死の)エピソードなど、第3章は、日本の医学史概観、漢方医学から蘭学医学への変遷、『解体新書』及び解剖学、有吉佐和子氏の小説(『華岡青洲の妻』)で著名な華岡青洲の全身麻酔の開発と外科手術、種痘の日本での浸透など、第4章は、吉田光由『塵劫記』、関孝和らによる和算の概略、第5章は、平賀源内ら9人の発明・技術などを中心に解説する。写真や図表が多用されており、機械・器具や地図など興味深いものがあるが、私見ながらその動作・構造・原理などの概説も欲しかったように思う。本書のトピックは主として“実用性”ないし現実の“必要性”に裏付けられた「実学志向」の科学技術であるが、第4章は、関孝和らに依る和算の発展がもっぱら「問題を出しては解くというリレー式の問答」(139〜144頁)を基礎に、言わば「ゲーム」として愛好されそれが高等数学のレベルまで発展していったという特徴が詳細に論述され、日本独自の和算の歴史的意義が非常に興味深いものとなっている。全体に技術や理論自体は概論的であるので、タイトルの『理系力』に臆する必要はなく読者を選ばず読みやすい一冊かと思う。
2014年8月28日に日本でレビュー済み
本書は、「江戸の天文暦学」「江戸の測量術」「江戸の医学」「江戸の数学・和算」「江戸を彩る理系人たち」の五章で構成されている。
江戸時代は、西欧先進科学に遅れることも多くあったことは否めないが、理系の学問の中には日本独自の発想から西欧科学などを凌駕する優れた成果を残した碩学たちもいた。
例えば「算聖」として知られた関孝和は、1676年に、和算で円周率を小数点10桁まで正確に導き出した。(評者がかって読んだ 鳴海風著『江戸の天才数学者―世界を驚かせた和算家たち』に詳しい)
また医学の分野では、花岡青洲が1804年に全身麻酔で世界初の乳がん手術に成功したことである。
この花岡青洲の手術の成功は、アメリカのウイリアム・モートンが全身麻酔で手術に成功する42年も前であった。
測量術などでは精巧な日本地図を作製した伊能忠敬など知らない人はいないだろうが、この偉業にも江戸の天文学や数学・和算の碩学たちの残した成果と協力がその礎になったことは忘れてはならないだろう。
本書を読みながら評者は既知のことも多くあったが、コラム「為替・先物取引を生んだ大阪経済」(p142〜145)にて今でも株価のチャートを表示する記号として用いられている「ローソク足」がすでに実用されていた事実を初めて知った。
もちろん先物取引がシカゴで始まる100年以上もまえに大阪で考案された事実は知っていたが、このローソク足には驚いてしまった。
本書は、コンパクトな単行本だが、資料などの写真なども多く掲載されていてるから、日本の江戸時代が世界でも有数な文明国だったことを再認識できる良書だと、この分野に興味のある方にお勧めの一冊だと評価したい。
江戸時代は、西欧先進科学に遅れることも多くあったことは否めないが、理系の学問の中には日本独自の発想から西欧科学などを凌駕する優れた成果を残した碩学たちもいた。
例えば「算聖」として知られた関孝和は、1676年に、和算で円周率を小数点10桁まで正確に導き出した。(評者がかって読んだ 鳴海風著『江戸の天才数学者―世界を驚かせた和算家たち』に詳しい)
また医学の分野では、花岡青洲が1804年に全身麻酔で世界初の乳がん手術に成功したことである。
この花岡青洲の手術の成功は、アメリカのウイリアム・モートンが全身麻酔で手術に成功する42年も前であった。
測量術などでは精巧な日本地図を作製した伊能忠敬など知らない人はいないだろうが、この偉業にも江戸の天文学や数学・和算の碩学たちの残した成果と協力がその礎になったことは忘れてはならないだろう。
本書を読みながら評者は既知のことも多くあったが、コラム「為替・先物取引を生んだ大阪経済」(p142〜145)にて今でも株価のチャートを表示する記号として用いられている「ローソク足」がすでに実用されていた事実を初めて知った。
もちろん先物取引がシカゴで始まる100年以上もまえに大阪で考案された事実は知っていたが、このローソク足には驚いてしまった。
本書は、コンパクトな単行本だが、資料などの写真なども多く掲載されていてるから、日本の江戸時代が世界でも有数な文明国だったことを再認識できる良書だと、この分野に興味のある方にお勧めの一冊だと評価したい。