嫌な映画は好きな映画。知らずに見逃した映画も本書を参考に機会があれば視聴してみたい。
~団塊爺い。

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別冊映画秘宝 厭な映画 (洋泉社MOOK 別冊映画秘宝) ムック – 2015/9/9
チャラチャラした奴らをみるとカツを入れてやりたくなる、煮え切らない人生を送る皆様に捧げる、イヤガラセ映画の数々。
今年日本公開40周年を迎える『悪魔のいけにえ』をはじめ、
暴力と狂気でスクリーンを圧倒した、後味悪い映画を正面きって特集する!
今年日本公開40周年を迎える『悪魔のいけにえ』をはじめ、
暴力と狂気でスクリーンを圧倒した、後味悪い映画を正面きって特集する!
- 本の長さ239ページ
- 言語日本語
- 出版社洋泉社
- 発売日2015/9/9
- ISBN-104800304121
- ISBN-13978-4800304124
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登録情報
- 出版社 : 洋泉社 (2015/9/9)
- 発売日 : 2015/9/9
- 言語 : 日本語
- ムック : 239ページ
- ISBN-10 : 4800304121
- ISBN-13 : 978-4800304124
- Amazon 売れ筋ランキング: - 506,835位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 94,175位雑誌 (本)
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2015年10月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
映画秘宝の本は出れば購入する中毒者です。映画オタクでもありますが、それでいて映画秘宝オタクなのです。
そこで今回の本、表紙が「悪魔のいけにえ」ということもあって期待値マックスで読み込みました。
悪意満点のまえがきから、「悪魔のいけにえ」についての中毒的評論をすぎて、これでもかといわんばかりに「厭な映画」が語られます。
狂犬病のセントバーナードが暴れる「クジョー」から、ガイアナ人民寺院事件の映画まで話題も豊富で満腹感。
読み終わったときに不思議とすっきりしたのも意外でした。かなりひどいテーマの映画(どんなことが書かれているのかは自粛しますが)についても触れられているのに、奇妙な爽快感。
秘宝特有のオタクくささ、ねちっこさがないせいでしょうか? 面白い一冊です。
そこで今回の本、表紙が「悪魔のいけにえ」ということもあって期待値マックスで読み込みました。
悪意満点のまえがきから、「悪魔のいけにえ」についての中毒的評論をすぎて、これでもかといわんばかりに「厭な映画」が語られます。
狂犬病のセントバーナードが暴れる「クジョー」から、ガイアナ人民寺院事件の映画まで話題も豊富で満腹感。
読み終わったときに不思議とすっきりしたのも意外でした。かなりひどいテーマの映画(どんなことが書かれているのかは自粛しますが)についても触れられているのに、奇妙な爽快感。
秘宝特有のオタクくささ、ねちっこさがないせいでしょうか? 面白い一冊です。
2015年9月9日に日本でレビュー済み
表紙にこの1冊の長所、短所、両方が現れているように思います。
「厭な映画」。素晴らしい題名です。
「嫌な映画」でも「イヤな映画」でもなく「厭な映画」。
じっとりとまとわりつくような、いやあでクセになるような
ある種の映画群をじんわりと浮かび上がらせます。
同時に名作短編アンソロジー「厭な物語」や
短編小説集「厭な小説」を思い起こさせ、期待は高まります。
「厭な○○」に外れなし!
モノクロの写真に爽やかな水色のタイトルという意表を突いたデザインもいい。
ビジュアルで特定のイメージに寄せないところがさらに期待をあおります。
以上がいいところ。
残念なのは、その写真が「悪魔のいけにえ」の撮影スナップであること。
いやもちろん、時代を作った名作だと思いますが、
「厭な映画」というカテゴリーを代表する作品かどうかといえば
あくまで一つの極ではないでしょうか。
「悪魔のいけにえと厭な仲間たち」みたいなまとめ方は
厭…じゃない、嫌だなあ。
何の映画であれ、主人公を立てる感じがちょっと…。
そして表紙を開くと
「悪魔のいけにえ」大特集が40ページ以上。
う~ん、タイトルからシャブロルとかヘネケとかクローネンバーグとかマメットとか
ポランスキーとかゲルマンとか多種多様な「厭」が押し寄せてくると思ったら
しばらくお預けをくらった気分です。
いや、著者たちの「悪魔のいけにえ」シリーズやフーパー監督への愛は分かりますが
ここで個人的な思い入れを語られても…。「厭」要素の分析は少なく、ちょっと拍子抜け。
しかし、それが終わると、一挙に様々な分野の「厭映画」怒涛の紹介が始まります。
「怖い子ども」「狂ったおっさん」「極悪アニマル」「人食い」「カルト宗教」「宇宙人」「田舎の恐怖」など
容赦ない乱れうち!これだ!このボリューム、この混沌ぶりこそが「厭アンソロジー」だ!
こころ温まる監督親子の撮影裏話が挟まる時もあるが、それはそれで一服の清涼剤。
大満足です。
ただ贅沢をいうと有名どころが多く、
もっともっと未知の映画を知りたかったですね。
本当に贅沢をいうとですが…。
「厭な映画 2」も待っています!
「厭な映画」。素晴らしい題名です。
「嫌な映画」でも「イヤな映画」でもなく「厭な映画」。
じっとりとまとわりつくような、いやあでクセになるような
ある種の映画群をじんわりと浮かび上がらせます。
同時に名作短編アンソロジー「厭な物語」や
短編小説集「厭な小説」を思い起こさせ、期待は高まります。
「厭な○○」に外れなし!
モノクロの写真に爽やかな水色のタイトルという意表を突いたデザインもいい。
ビジュアルで特定のイメージに寄せないところがさらに期待をあおります。
以上がいいところ。
残念なのは、その写真が「悪魔のいけにえ」の撮影スナップであること。
いやもちろん、時代を作った名作だと思いますが、
「厭な映画」というカテゴリーを代表する作品かどうかといえば
あくまで一つの極ではないでしょうか。
「悪魔のいけにえと厭な仲間たち」みたいなまとめ方は
厭…じゃない、嫌だなあ。
何の映画であれ、主人公を立てる感じがちょっと…。
そして表紙を開くと
「悪魔のいけにえ」大特集が40ページ以上。
う~ん、タイトルからシャブロルとかヘネケとかクローネンバーグとかマメットとか
ポランスキーとかゲルマンとか多種多様な「厭」が押し寄せてくると思ったら
しばらくお預けをくらった気分です。
いや、著者たちの「悪魔のいけにえ」シリーズやフーパー監督への愛は分かりますが
ここで個人的な思い入れを語られても…。「厭」要素の分析は少なく、ちょっと拍子抜け。
しかし、それが終わると、一挙に様々な分野の「厭映画」怒涛の紹介が始まります。
「怖い子ども」「狂ったおっさん」「極悪アニマル」「人食い」「カルト宗教」「宇宙人」「田舎の恐怖」など
容赦ない乱れうち!これだ!このボリューム、この混沌ぶりこそが「厭アンソロジー」だ!
こころ温まる監督親子の撮影裏話が挟まる時もあるが、それはそれで一服の清涼剤。
大満足です。
ただ贅沢をいうと有名どころが多く、
もっともっと未知の映画を知りたかったですね。
本当に贅沢をいうとですが…。
「厭な映画 2」も待っています!
2015年9月10日に日本でレビュー済み
最近、タイトルに厭な〇〇と付く本が何点か出版され、レヴューなどを見てみると読者の反響もかなり強いようです。
やはり何となくもやもやしてすっきりとしない厭な時代には、こういったものが人気を得るのでしょうか!!
と言うことで、今回の別冊映画秘宝は、ずばり「厭な映画」です。
表紙、巻頭から先ず、「悪魔のいけにえ」、そして、監督のトビー・フーバーの作品が50ページ弱特集されています。
私は、この「悪魔のいけにえ」を公開当時観にいきましたが、粒子の荒い実録風の画面で、チェンソーの音が響き渡り、
確かに厭な気分がかなり後まで尾を引きました。
本書では、さらに、「狂気の世界地図」、「凄まじき人間の悪行!」、「人生と映画のたそがれ」、と大別され、
その中で様々なジャンルの厭な映画が紹介されています。以下ネタバレ的な事がありますから、未読の人は注意して下さい!!
「脱出」、「ルームメイト」、「隣人は静かに笑う」・・・テロリストを扱っていますが、後味の悪さは最高でした!・・・・・、
「何がジェーンに起こったか?」・・・子どもの時に両親に連れられて観にいきました。途中からは、ほとんど目をつぶっていました・・・・、
「ザ・チャイルド」、「スクワーム」、「ソドムの市」、「八仙飯店之人肉饅頭」・・・・・といった定番の作品も紹介されていますが、
本書では、それらの映画の背景、エピソード、裏話・・・等にむしろ重点が置かれているようです。
例えば、ベティ・デイヴィスとジョーン・クロフォードの撮影中での対立、嫌がらせ・・・映画より怖い!!・・・、
「トワイライトゾーン」で3人の死者を出したジョン・ランディス、愛妻シャロン・テートを惨殺されたロマン・ポランスキー、
男娼に惨殺されたピエル・パオロ・パゾリーニ、マリオ・バーヴァと息子ランベルト・バーヴァの関係・・・・・。
作品、或いは監督の選定、また、「厭な」という意味合いには、気持ちが悪い、後味が悪い、気味が悪い、残酷・・・・等、
さまざまな意味合いがあると思いますが、それらがごちゃ混ぜに論じられている、等検討すべき点はあると思いますが、
私自身に関しては、非常に面白く読ませてもらいました!!!
やはり何となくもやもやしてすっきりとしない厭な時代には、こういったものが人気を得るのでしょうか!!
と言うことで、今回の別冊映画秘宝は、ずばり「厭な映画」です。
表紙、巻頭から先ず、「悪魔のいけにえ」、そして、監督のトビー・フーバーの作品が50ページ弱特集されています。
私は、この「悪魔のいけにえ」を公開当時観にいきましたが、粒子の荒い実録風の画面で、チェンソーの音が響き渡り、
確かに厭な気分がかなり後まで尾を引きました。
本書では、さらに、「狂気の世界地図」、「凄まじき人間の悪行!」、「人生と映画のたそがれ」、と大別され、
その中で様々なジャンルの厭な映画が紹介されています。以下ネタバレ的な事がありますから、未読の人は注意して下さい!!
「脱出」、「ルームメイト」、「隣人は静かに笑う」・・・テロリストを扱っていますが、後味の悪さは最高でした!・・・・・、
「何がジェーンに起こったか?」・・・子どもの時に両親に連れられて観にいきました。途中からは、ほとんど目をつぶっていました・・・・、
「ザ・チャイルド」、「スクワーム」、「ソドムの市」、「八仙飯店之人肉饅頭」・・・・・といった定番の作品も紹介されていますが、
本書では、それらの映画の背景、エピソード、裏話・・・等にむしろ重点が置かれているようです。
例えば、ベティ・デイヴィスとジョーン・クロフォードの撮影中での対立、嫌がらせ・・・映画より怖い!!・・・、
「トワイライトゾーン」で3人の死者を出したジョン・ランディス、愛妻シャロン・テートを惨殺されたロマン・ポランスキー、
男娼に惨殺されたピエル・パオロ・パゾリーニ、マリオ・バーヴァと息子ランベルト・バーヴァの関係・・・・・。
作品、或いは監督の選定、また、「厭な」という意味合いには、気持ちが悪い、後味が悪い、気味が悪い、残酷・・・・等、
さまざまな意味合いがあると思いますが、それらがごちゃ混ぜに論じられている、等検討すべき点はあると思いますが、
私自身に関しては、非常に面白く読ませてもらいました!!!
2015年9月27日に日本でレビュー済み
悪魔のいけにえが表紙の本ですよ?即買いでしょ!ホラー映画の勉強になります。パゾリーニの死因について、いろいろ知る事ができました。ババアからオヤジからマカロニウエスタンまでw面白かったです。悪魔のいけにえ3・4を観た事ないので、誰かどうにかしてくれ。1~4Blu-rayボックスとか発売してくれ。単品でも良いから。
2015年9月27日に日本でレビュー済み
トビー・フーパー(この本によると公開時はタブ・フーパー
という表記だったそう)監督の『悪魔のいけにえ』は今年、
日本公開40周年を迎えたんだそうです。このムックは同シリ
ーズについての詳細を冒頭に持ってきて、鑑賞後に厭な気分
になる映画を多数紹介する内容になっています。「厭な」と
いうネーミングが素晴らしいですね。また、表紙の家族ポー
トレートが素敵です。
邪悪な隣人モノから人間狩り・人喰い、動物ホラーなど懐か
しい、かつ気味の悪い映画ばかりが掲載。でも、モノクロの
本なので写真はそんなに気持ち悪くないです。厭なババア映
画ゾーンなんて「確かに……」と思う切り口のものも。個人
的には動物・虫モノが良かったです。『吸血の群れ』『スク
ワーム』とか懐かしい。子供の頃、気持ち悪いなぁと思いつ
つ見ちゃいました。
パゾリーニの『ソドムの市』も掲載。高校の時に友達たちと
東京・三軒茶屋の名画座までわざわざパゾリーニ特集を観に
行って、唖然としたことを思いました。皆で横浜まで帰ると
きに「しばらくハンバーグとかミートボール食えないなぁ」
と話したのを思い出しました。
約250ページとぶ厚いの本ですが、それでも「厭な」という
広範なテーマですので「あれ、あの映画が載ってないぞ!」
というという感じも若干あります。でも、その辺は今後出る
であろう似たテーマのムックに期待したいところです。厭な
ものドーンと読むと気分爽快になる。そんな不思議な内容で
した。
という表記だったそう)監督の『悪魔のいけにえ』は今年、
日本公開40周年を迎えたんだそうです。このムックは同シリ
ーズについての詳細を冒頭に持ってきて、鑑賞後に厭な気分
になる映画を多数紹介する内容になっています。「厭な」と
いうネーミングが素晴らしいですね。また、表紙の家族ポー
トレートが素敵です。
邪悪な隣人モノから人間狩り・人喰い、動物ホラーなど懐か
しい、かつ気味の悪い映画ばかりが掲載。でも、モノクロの
本なので写真はそんなに気持ち悪くないです。厭なババア映
画ゾーンなんて「確かに……」と思う切り口のものも。個人
的には動物・虫モノが良かったです。『吸血の群れ』『スク
ワーム』とか懐かしい。子供の頃、気持ち悪いなぁと思いつ
つ見ちゃいました。
パゾリーニの『ソドムの市』も掲載。高校の時に友達たちと
東京・三軒茶屋の名画座までわざわざパゾリーニ特集を観に
行って、唖然としたことを思いました。皆で横浜まで帰ると
きに「しばらくハンバーグとかミートボール食えないなぁ」
と話したのを思い出しました。
約250ページとぶ厚いの本ですが、それでも「厭な」という
広範なテーマですので「あれ、あの映画が載ってないぞ!」
というという感じも若干あります。でも、その辺は今後出る
であろう似たテーマのムックに期待したいところです。厭な
ものドーンと読むと気分爽快になる。そんな不思議な内容で
した。