市川崑の生い立ちから映画監督として成功していくまでを聞きまくったインタビュー本。
先の方も書かれている通り、94年刊行の「市川崑の映画たち」を補完した正に決定版と言える内容。
アニメーター時代に出会った「シリー・シンフォニー」をはじめとするディズニー作品や、
山中貞雄たちが撮影を行うセットをよく見に行った話、
師匠である石田民三との想い出(彼のベスト作品として「花ちりぬ」「むかしの歌」を推している)、
伊丹万作、伊藤大輔、マキノ正博&山上伊太郎、稲垣浩といった彼の愛した映画の数々についても語られる。やっぱり時代劇が一番好きだったそうだ。
脚本では黒澤明&菊島隆三「用心棒」や稲垣&伊丹&阪東妻三郎「無法松の一生」のシナリオをよく読み返したという。
他にも「未完成交響楽」、現代劇ではエルンスト・ルビッチ「生活の設計」等がお気に入りだったそうだ。
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完本 市川崑の映画たち 単行本(ソフトカバー) – 2015/11/12
『映画秘宝』でおなじみ洋泉社より復刊!
デビュー作『花ひらく』から議論と話題を呼んだ『東京オリンピック』
スタイリッシュな時代劇『木枯し紋次郎』一大センセーションを巻き起こした『犬神家の一族』
そして、実現できなかった構想作品の数々まで……
映画、テレビ、CM、舞台……ジャンルを超えた多彩で絢爛な作品群。
そのすべてが監督本人の肉声で語られる、唯一無二の大著!
貴重な未公開インタビュー、詳細な新規フィルモグラフィーを収録!
デビュー作『花ひらく』から議論と話題を呼んだ『東京オリンピック』
スタイリッシュな時代劇『木枯し紋次郎』一大センセーションを巻き起こした『犬神家の一族』
そして、実現できなかった構想作品の数々まで……
映画、テレビ、CM、舞台……ジャンルを超えた多彩で絢爛な作品群。
そのすべてが監督本人の肉声で語られる、唯一無二の大著!
貴重な未公開インタビュー、詳細な新規フィルモグラフィーを収録!
- 本の長さ559ページ
- 言語日本語
- 出版社洋泉社
- 発売日2015/11/12
- ISBN-104800307929
- ISBN-13978-4800307927
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商品の説明
著者について
市川 崑
1915年(大正4年)11月20日、三重県宇治山田市(現・伊勢市)生まれ。
J・Oスタヂオ トーキー漫画部から映画界に入り、48年、新東宝映画『花ひらく』で監督デビュー。
75本を超える映画を撮り、多くのテレビドラマなどを演出する。82年紫綬褒章を受ける。
94年文化功労者となる。2008年(平成20年)2月13日、92歳没。正四位、旭日重光章を受ける。
森 遊机
1960(昭和35)年9月、神奈川県鎌倉市生まれ。上智大学文学部英文科卒。
フランス映画社、パイオニアLDC(ジェネオン エンタテインメント)を経て、
現在は書籍編集者、プロデューサー、映画研究家。共著に「光と?、真実と影」(01年、和田誠氏と)、
「大塚康生インタビュー アニメーション縦横無尽」(06年、大塚康生氏と)がある。
1915年(大正4年)11月20日、三重県宇治山田市(現・伊勢市)生まれ。
J・Oスタヂオ トーキー漫画部から映画界に入り、48年、新東宝映画『花ひらく』で監督デビュー。
75本を超える映画を撮り、多くのテレビドラマなどを演出する。82年紫綬褒章を受ける。
94年文化功労者となる。2008年(平成20年)2月13日、92歳没。正四位、旭日重光章を受ける。
森 遊机
1960(昭和35)年9月、神奈川県鎌倉市生まれ。上智大学文学部英文科卒。
フランス映画社、パイオニアLDC(ジェネオン エンタテインメント)を経て、
現在は書籍編集者、プロデューサー、映画研究家。共著に「光と?、真実と影」(01年、和田誠氏と)、
「大塚康生インタビュー アニメーション縦横無尽」(06年、大塚康生氏と)がある。
登録情報
- 出版社 : 洋泉社 (2015/11/12)
- 発売日 : 2015/11/12
- 言語 : 日本語
- 単行本(ソフトカバー) : 559ページ
- ISBN-10 : 4800307929
- ISBN-13 : 978-4800307927
- Amazon 売れ筋ランキング: - 704,091位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 971位日本映画 (本)
- カスタマーレビュー:
カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2015年11月25日に日本でレビュー済み
1994年10月10日初版発行ワイズ出版(以下ワイズ版で)から発売された「市川崑の映画たち」を持っています。今回の完本との違いですが①ワイズ版はハードカバー②ワイズ版の帯の推薦分は谷川俊太郎氏が。完本は生誕100年、大著復活!に ③巻末資料編ワイズ版は作品毎にその作品の写真が使用されています。(CM除く) 完本は写真掲載が半分以下に。ワイズ版100枚弱。完本48枚です。 ④ここが一番のポイントですがワイズ版は終章で終わりです。これは市川監督の70作「四十七士の刺客」完成記念特別出版の為ですが完本は市川監督がお亡くなりになられている為、それ以降の作品(未映像化分含む)を全て掲載しており新章413ページから481ページまで掲載されてます。ページ数は、ワイズ版と完本では数ページしか違いませんがこれは完本の方は1ページ当たりの文字数が多い為です。また、完本はソフト化作品一覧。完本あとがきで市川健美氏(市川監督がお父様です。)が掲載されています。市川監督の幼少期から最終作まで掲載されてますが、新章は作品によってはインタビュー無しです。内容は非常に面白く、また興味深いものが掲載されています。この本を読めば市川監督作品を見てみたいと思うのでは!ワイズ版発売時映画の金田一シリーズしか見ていなかった私がこの本を読んで他の市川監督の作品を次々見ていったように。庵野秀明監督、岩井俊二監督を始めとする多くのクリエーター達に多大なる影響を与え、そして忘れられない数々の作品を作られてきた市川監督、そのインタビュー集、是非読んでみてください。それと余談ですが市川監督のインタビューにあった「病院坂の首縊りの家」(1979年)当初石坂浩二氏が監督をやるという話しですが日本映画専門チャンネルの日本映画レトロスペクティブの石坂氏自身の話しでは市川監督から「病院坂やりたくないんだよ、石坂ちゃん、やってよ。」と冗談みたいな感じで言われたとの事。石坂氏は市川監督ほどの作品へのこだわりは出来ないので当初からやるつもりはなかったとの事、また「犬神家の一族」(2006年)撮影終了時、市川監督から石坂氏に「これで金田一終わったと思っちゃダメ、まだやる!今までやったのは、やらない。」石坂氏が「本陣(殺人事件)ですか?」と聞くと「本陣はインチキなトリックだからやらない。」と言われたそうです。出来れば犬神家2006年度以降の作品も見たかった、本当に。 石坂氏が市川監督から演出の注意で「アップの時、まばたきをしないように、意味がある時はいい。また、口は普段、少し開けておき閉じるときは意味がある。」と言われた話等。市川監督のこだわりがわかるエピソードです。