全ヤマトシリーズの作品解説本です。
表紙と、本文中のヤマト航海図以外はイラストや写真がないので
購入を検討されている方はその点ご注意を。
アニメ全シリーズに加え、小説版やコミック版、ゲーム版も紹介されています。
(小説やコミックの中にははアニメをそのまま移植しただけ、というものもありますので
そういうのはオミットされています)
ガンダムシリーズに比べてヤマトシリーズは過去作の資料本が少ないので
こういう本が出てくれるのはありがたいです。
著者の視点はかなり公平・客観的だと思います。
ヘタに神格化して賞賛しまくったり、逆に評論家視点でやたら上から目線で
コキ下ろしまくりというわけでもなく、また全シリーズ均等に扱っており
どの世代のヤマトファンが見ても不愉快に思いにくいと思います。
「さらば」以降繰り返される、登場人物の死でドラマを盛り上げよう
という姿勢や「完結編」での沖田復活はかなり辛辣に書いている一方、
実写版「SPACE BATTLESHIP」の良い点をちゃんと具体的にあげて
再評価する等しています。
語られること自体が少ない「2520」などもちゃんと他シリーズと同等の
扱いで紹介されている公平ぶりがいいですね。
ヤマトは昭和の大ブームのときに見てたがその後どうなったか知らんという方、
2199で初めて触れたという方、様々な方におすすめです。

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いま語るべき 宇宙戦艦ヤマト 単行本 – 2014/12/4
M.TAKEHARA
(著)
「宇宙戦艦ヤマト」――40年の航路を完全解説!!
1974年に放送が開始されたテレビシリーズ第一弾『宇宙戦艦ヤマト』――アニメブームの端緒を開いた本作は、40年にわたり今なお多くのファンから愛され続けています。
本書は、テレビシリーズ第一弾『宇宙戦艦ヤマト』から『宇宙戦艦ヤマト 完結編』、OVA『YAMATO2520』、『宇宙戦艦ヤマト 復活編』、実写版『SPACE BATTLESHIP ヤマト』、2012年に完全新作として製作された新シリーズ『宇宙戦艦ヤマト 2199』まで、これまで製作されたヤマトシリーズの魅力を総括。
個々の作品を振り返りながら、そこの秘められたメッセージ、語られなかったテーマ、アニメ史に残した功績、幻と消えた企画『デスラーズ・ウォー』、ノベライズ版やコミカライズ版に至るまで、多角度的に考察していくものです。
ヤマトが教えてくれたこと…残したもの…、その魅力すべてを語りつくします。
1974年に放送が開始されたテレビシリーズ第一弾『宇宙戦艦ヤマト』――アニメブームの端緒を開いた本作は、40年にわたり今なお多くのファンから愛され続けています。
本書は、テレビシリーズ第一弾『宇宙戦艦ヤマト』から『宇宙戦艦ヤマト 完結編』、OVA『YAMATO2520』、『宇宙戦艦ヤマト 復活編』、実写版『SPACE BATTLESHIP ヤマト』、2012年に完全新作として製作された新シリーズ『宇宙戦艦ヤマト 2199』まで、これまで製作されたヤマトシリーズの魅力を総括。
個々の作品を振り返りながら、そこの秘められたメッセージ、語られなかったテーマ、アニメ史に残した功績、幻と消えた企画『デスラーズ・ウォー』、ノベライズ版やコミカライズ版に至るまで、多角度的に考察していくものです。
ヤマトが教えてくれたこと…残したもの…、その魅力すべてを語りつくします。
- 本の長さ220ページ
- 言語日本語
- 出版社竹書房
- 発売日2014/12/4
- ISBN-104801900755
- ISBN-13978-4801900752
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登録情報
- 出版社 : 竹書房 (2014/12/4)
- 発売日 : 2014/12/4
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 220ページ
- ISBN-10 : 4801900755
- ISBN-13 : 978-4801900752
- Amazon 売れ筋ランキング: - 634,068位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 3,269位サブカルチャー (本)
- - 3,921位漫画・アニメ・BL(イラスト集・オフィシャルブック)
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2014年12月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2020年3月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2199版、2202版、実写が受け入れられない昭和版好きヤマトファンです。でも、リメイクの作画が駄目。けど内容は気になるのでこちらを購入。それでわかったのは昭和版の表現は必要だったということ。第1作の発進のあの手間手順は残してリメイクして欲しかった。リメイクの女子キャラ増やした件はかまわないけど雪の謎設定はまだ納得できない。あとユリーシャの設定により真田澪が消えてしまったのでは? あの“永遠に”の真田さんの義理親子設定好きなのですがリメイクで古代守を死亡させてしまってリメイクする予定“新たなる旅立ち”をどうするつもりなのか。新たと永遠にを合体リメイクするのか? ユリーシャを真田澪の代わりに設定改定したモノになるか? 2199のコミックを中古で立ち読みしたがこの真田さんでは親子ごっこはムリだろう。なんかデスラーも地球に対しての関係がビミョーでリメイクの映像化はやっぱり見れない、と確証しました。でも、作画に違和感のない方は見てみてもいいかも。ノベルスだけは読んでみることにしようかという気にはなった。昭和ヤマトもゲームルートみたいに二択分かれがあるので見る側のこだわりの問題だけ。迷ったらこの本を一読すれば納得できる。
2018年10月30日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ヤマトは放送当時から見ていた記憶があります。ただ、ここまで詳しく書かれている本は初めて。自分も見ていたの意外に知らないバージョンがあったり、ストーリーや制作秘話等・・・これは通のなせる業ですね。2202も盛り上がってますのでこれで過去作の総おさらいをしてみるのも良いですね。
2014年12月29日に日本でレビュー済み
ヤマトシリーズ全体をカタログ的にまとめて初心者向けに解説するというそのコンセプトは良い。
しかし、同題の同人誌を商業誌化する際の改稿が不徹底で、全体的にちぐはぐな印象を受ける。
元の同人誌では、筆者の自己主張がかなり強く、批判や否定も多々あった。それを商業誌化にあたって整理するのは良いが、作業が不徹底のためパブリックな文章になりきれていない。さりとて、筆者の主張を改めて世に問うような姿勢も感じられず、中途半端な印象を受ける。
また、ヤマトシリーズの内容を考えると仕方ない部分もあるが、宇宙人の登場する未来の宇宙戦争に現代社会の軍事や国際法を投影して、その矛盾を突くという手法が散見され、筆者の主張のために作品を利用しているという印象も感じられる。
また、明らかに多くの資料(おそらくは同人誌やファンサイトを含む)を参考にしながら(それは悪いことではないが)、収集した情報を筆者が自分の文章として消化し切れていないために、ところどころでデジャブを感じてしまうのも減点。
コンセプトや、編集による読みやすさは悪くないだけに、自分の主観で染められる同人誌を、公に問う商業誌に生まれ変わらせる作業の難しさを感じさせるのが残念な一冊だった。
しかし、同題の同人誌を商業誌化する際の改稿が不徹底で、全体的にちぐはぐな印象を受ける。
元の同人誌では、筆者の自己主張がかなり強く、批判や否定も多々あった。それを商業誌化にあたって整理するのは良いが、作業が不徹底のためパブリックな文章になりきれていない。さりとて、筆者の主張を改めて世に問うような姿勢も感じられず、中途半端な印象を受ける。
また、ヤマトシリーズの内容を考えると仕方ない部分もあるが、宇宙人の登場する未来の宇宙戦争に現代社会の軍事や国際法を投影して、その矛盾を突くという手法が散見され、筆者の主張のために作品を利用しているという印象も感じられる。
また、明らかに多くの資料(おそらくは同人誌やファンサイトを含む)を参考にしながら(それは悪いことではないが)、収集した情報を筆者が自分の文章として消化し切れていないために、ところどころでデジャブを感じてしまうのも減点。
コンセプトや、編集による読みやすさは悪くないだけに、自分の主観で染められる同人誌を、公に問う商業誌に生まれ変わらせる作業の難しさを感じさせるのが残念な一冊だった。
2015年9月24日に日本でレビュー済み
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内容についてはおおむね他の方々が書かれているところでありますが、ラジオドラマ群についてすっぽり抜けているところが画龍点睛を欠くところ
であります。
あべ静江さんの朗読劇。
オールナイト日本の生ドラマシリーズ。
これらも抑えていれば、出所不明としている「さらば」のいくつかの台詞もどこから来たものか分かったでしょうに。
その点でー1です。
であります。
あべ静江さんの朗読劇。
オールナイト日本の生ドラマシリーズ。
これらも抑えていれば、出所不明としている「さらば」のいくつかの台詞もどこから来たものか分かったでしょうに。
その点でー1です。
2015年3月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
遥か昔に映画館で観た「宇宙戦艦ヤマト」から四十年。
「2」「新たなる」「永遠に」「3」「完結」「復活」「2199」そして「実写版」も。
実に分かり易く解説・批評されており、読み始めて止まらなくなりました。
往年のヤマトファンには必見の書です。
今後は松本零士氏の「新宇宙戦艦ヤマト」に期待したいです。
「2」「新たなる」「永遠に」「3」「完結」「復活」「2199」そして「実写版」も。
実に分かり易く解説・批評されており、読み始めて止まらなくなりました。
往年のヤマトファンには必見の書です。
今後は松本零士氏の「新宇宙戦艦ヤマト」に期待したいです。
2015年3月29日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
一読して大変な労作ということはすぐにわかります。ヤマトが好きとはいえ、40年間に及ぶ膨大な作品、設定資料などなどを読み込み続けたのだなと思います。また、本書では描けなかったこと、切り捨てたこともまた多かったことでしょう。
文章も平易で、わかりやすい。できるだけ客観的に執筆しようという姿勢が垣間見え、好ましく思いました。
ヤマトの歴史を知りたい方、作品世界を知りたい方には最適の一書であるとお勧めします。「2199」を物理学、天文学の側面から解説した「宇宙戦艦ヤマト2199でわかる天文学」と合わせて読むと、大変理解が深まり、ますますヤマトが好きになると思います。
高校生の時に「PART1」を初めて見た時の興奮、「2199」の迫力ある戦闘シーンに鳥肌が立った感覚……ヤマトを堪能している50代としては、こんな本を読みたかったと率直に思いました。
文章も平易で、わかりやすい。できるだけ客観的に執筆しようという姿勢が垣間見え、好ましく思いました。
ヤマトの歴史を知りたい方、作品世界を知りたい方には最適の一書であるとお勧めします。「2199」を物理学、天文学の側面から解説した「宇宙戦艦ヤマト2199でわかる天文学」と合わせて読むと、大変理解が深まり、ますますヤマトが好きになると思います。
高校生の時に「PART1」を初めて見た時の興奮、「2199」の迫力ある戦闘シーンに鳥肌が立った感覚……ヤマトを堪能している50代としては、こんな本を読みたかったと率直に思いました。
2014年12月14日に日本でレビュー済み
あらゆるヤマトを網羅するということは、執筆の情熱と権利関係と距離を置くことと、客観的な視座がないと実現しがたい。本書はそれらが最低限備わっていると評価できる。ヤマトについて語られた評論本、ムック本は多々あるが、アニメシリーズでは、2520がオミットされがちであるし、木村拓哉主演の実写版もカウントされていない場合が多い。松本零士の新宇宙戦艦ヤマトも著述されていないケースが多い。デアゴスティーニのヤマトでも、実写版や2199には触れていない(時期的なこともある。)その点本書は、2014年時点の最新作まで一応触れている。
ただ、新規の知見や情報はない。資料の発掘もない。ファンとして、こういう作品がいつごろあったということの振り返りをまとめたものである。
ある意味、ずっとヤマトを追い続けてきた長年のファンには「知ってること」しか掲載されていない。従って、私にはそんなにこの本が価値あるものとは思えなかった。若いファンが歴代のヤマト作品を観る時にガイド的に役立つことはあるかもしれない。公式ではないからできた著述には素直に賛辞を送りたい。その歴史あと10年で50年。ヤマト歴史研究がそろそろ本になってもいいころではあるのだ。
ただ、新規の知見や情報はない。資料の発掘もない。ファンとして、こういう作品がいつごろあったということの振り返りをまとめたものである。
ある意味、ずっとヤマトを追い続けてきた長年のファンには「知ってること」しか掲載されていない。従って、私にはそんなにこの本が価値あるものとは思えなかった。若いファンが歴代のヤマト作品を観る時にガイド的に役立つことはあるかもしれない。公式ではないからできた著述には素直に賛辞を送りたい。その歴史あと10年で50年。ヤマト歴史研究がそろそろ本になってもいいころではあるのだ。