タイトルの「米軍慰安婦」の話は、10%もなく、多分数ページです(数えてないけど)。
あとは、著者の物心ついてから現在までの体験談(自伝)です。
大変評価のむつかしい本と思いますが、私はあえて★5にしました。
読む人によって、100人が100人異なる評価をするでしょう。
前作にも同じものを感じたのですが、本書は日本の”従軍慰安婦”の強制連行等は、”存在した”という前提に立っているように感じます。
明確な記述はないのですが、私の感覚です。
興味のある方は、一読ください。
注:本書は、平成26年に当社から刊行された『韓国の米軍慰安婦は なぜ生まれたのか』を、再構成の上、増補改訂したものです。
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朝鮮戦争で生まれた米軍慰安婦の真実 [文化人類学者の証言]私の村はこうして「売春村」になった 単行本(ソフトカバー) – 2018/6/28
崔 吉城
(著)
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前著『朝鮮出身の帳場人が見た慰安婦の真実』が「第五回 国基研 日本研究特別賞」を受賞!
本書は、受賞後の第一弾
韓国の米軍慰安婦はなぜ生まれたのか。
その一部始終を見ていた少年がいた。
のちに学者となる彼の原点となった、
貧困と性暴力が交錯する朝鮮半島の現実とは―
慰安婦問題をことさらに騒ぎ立てることは
いつか韓国人に戻ってくるブーメランのようなものである。
韓国メディアから「親日派」と猛バッシングを受けた著者による
体験をもとにした赤裸々な告白。
本書で私は、朝鮮戦争の体験を語り、
『韓国の貞操ナショナリズム』の本質に迫り、それを警告したかった。 ―崔 吉城
韓国の建国精神として柱となる二つのイデオロギーは、反共と反日である。
政府は北朝鮮の挑発を理由に、愛国心による総和団結を呼びかけた。
それによって韓国の国民は、「反共」意識を強く持つようになった。
日本に対する従軍慰安婦問題が、全ての韓国人の貞操が日本人によって犯されたかのような
強い「反日」感情と結びつくのも、そうした流れの一つであろう。
つまり、貞操をナショナル・アイデンティティ(国民意識)の形成に利用したのである。(本文より)
今、韓国政府は慰安婦問題を、政治的・外交的カードとして頻繁に使っているが、これは決して良いこととは言えない。
こうした戦後の問題は他国だけの現象ではなく、歴史的に古くさかのぼる、韓国自身の問題だからである。(本文より)
本書は、平成二六年に当社から刊行された
『韓国の米軍慰安婦はなぜ生まれたのか』を
再構成の上、増補改訂したものです。
本書は、受賞後の第一弾
韓国の米軍慰安婦はなぜ生まれたのか。
その一部始終を見ていた少年がいた。
のちに学者となる彼の原点となった、
貧困と性暴力が交錯する朝鮮半島の現実とは―
慰安婦問題をことさらに騒ぎ立てることは
いつか韓国人に戻ってくるブーメランのようなものである。
韓国メディアから「親日派」と猛バッシングを受けた著者による
体験をもとにした赤裸々な告白。
本書で私は、朝鮮戦争の体験を語り、
『韓国の貞操ナショナリズム』の本質に迫り、それを警告したかった。 ―崔 吉城
韓国の建国精神として柱となる二つのイデオロギーは、反共と反日である。
政府は北朝鮮の挑発を理由に、愛国心による総和団結を呼びかけた。
それによって韓国の国民は、「反共」意識を強く持つようになった。
日本に対する従軍慰安婦問題が、全ての韓国人の貞操が日本人によって犯されたかのような
強い「反日」感情と結びつくのも、そうした流れの一つであろう。
つまり、貞操をナショナル・アイデンティティ(国民意識)の形成に利用したのである。(本文より)
今、韓国政府は慰安婦問題を、政治的・外交的カードとして頻繁に使っているが、これは決して良いこととは言えない。
こうした戦後の問題は他国だけの現象ではなく、歴史的に古くさかのぼる、韓国自身の問題だからである。(本文より)
本書は、平成二六年に当社から刊行された
『韓国の米軍慰安婦はなぜ生まれたのか』を
再構成の上、増補改訂したものです。
- 本の長さ256ページ
- 言語日本語
- 出版社ハート出版
- 発売日2018/6/28
- ISBN-104802400608
- ISBN-13978-4802400602
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出版社からのコメント
「はじめに」より抜粋
今、日本と韓国とのあいだで、戦争中の性犯罪が問題とされている。
いわゆる「従軍慰安婦」をめぐる問題である。
そこでは、「強制連行」や「性奴隷」といった言葉が飛びかうが、この問題に関しては、
慰安婦をどのように「強制」したのか、その強制性に絞って議論すべきであろう。
つまり、強姦、人身売買、拉致、といったことが、慰安婦問題の核心なのである。
以下は、こうした慰安婦問題の動きを、年表にしたものである。
1982年9月 朝日新聞が吉田清治氏の講演を掲載
1983年7月 吉田清治著『私の戦争犯罪』(三一書房)出版
1990年11月 「挺対協」設立
1991年8月 朝日新聞の植村隆記者が「元慰安婦」の証言を公表
1992年1月 宮沢喜一首相が廬泰愚大統領に八回謝罪
1993年8月 河野洋平官房長官が「河野談話」を発表
1995年7月 日本政府が「女性のためのアジア平和国民基金」を設立
1996年6月 国連人権委員会で「慰安婦」の数を二〇万人とした「クマラスワミ報告」
1997年1月 金泳三大統領「アジア女性基金」に遺憾
2002年5月 「アジア女性基金」韓国国内での活動終了
2005年3月 廬武鉉大統領、三・一節の演説で「慰安婦問題」に言及
2007年3月 「アジア女性基金」解散
2011年8月 韓国憲法裁判所の判決「元慰安婦へ補償を」
2011年12月 「挺対協」が日本大使館前に慰安婦像を設置
2014年6月 日本政府が「河野談話作成過程」の検証結果を公表
2014年8月 朝日新聞が吉田清治氏に関する記事を取り消し
この年表を大学の講義で学生たちに見せたところ、韓国からの留学生たちが一斉に声を上げた。
彼らは、宮沢首相が廬泰愚大統領に八回も「謝罪」したことも、
河野官房長官が韓国に迷惑をかけたことを深くお詫びすると「謝罪」したことも、
全く知らなかったという。
だとすれば、日本国の総理大臣による八回もの謝罪は、いったい何だったのだろう。
慰安婦問題で韓国は、日本に謝罪を求め続けたいという気持ちが常にある。
これは、韓国政府やメディアにバイアス(偏り・傾向)があるということを意味する。
米国のトランプ大統領は、「フェイクニュース」と言い切って、
直接ツイッターなどで投稿するが、私には、その気持ちが十分に理解できる。
私は、一〇歳のころに朝鮮戦争の悲惨な状況を体験した。
そこでは国連軍兵士による性暴行があり、それを防ぐために売春婦たちが村にやってきた。
彼女たちは、いわば「韓国の米軍慰安婦」である。
私は、こうしたことについて深く考え、読者に向けて語りたいと思っている。
今、日本と韓国とのあいだで、戦争中の性犯罪が問題とされている。
いわゆる「従軍慰安婦」をめぐる問題である。
そこでは、「強制連行」や「性奴隷」といった言葉が飛びかうが、この問題に関しては、
慰安婦をどのように「強制」したのか、その強制性に絞って議論すべきであろう。
つまり、強姦、人身売買、拉致、といったことが、慰安婦問題の核心なのである。
以下は、こうした慰安婦問題の動きを、年表にしたものである。
1982年9月 朝日新聞が吉田清治氏の講演を掲載
1983年7月 吉田清治著『私の戦争犯罪』(三一書房)出版
1990年11月 「挺対協」設立
1991年8月 朝日新聞の植村隆記者が「元慰安婦」の証言を公表
1992年1月 宮沢喜一首相が廬泰愚大統領に八回謝罪
1993年8月 河野洋平官房長官が「河野談話」を発表
1995年7月 日本政府が「女性のためのアジア平和国民基金」を設立
1996年6月 国連人権委員会で「慰安婦」の数を二〇万人とした「クマラスワミ報告」
1997年1月 金泳三大統領「アジア女性基金」に遺憾
2002年5月 「アジア女性基金」韓国国内での活動終了
2005年3月 廬武鉉大統領、三・一節の演説で「慰安婦問題」に言及
2007年3月 「アジア女性基金」解散
2011年8月 韓国憲法裁判所の判決「元慰安婦へ補償を」
2011年12月 「挺対協」が日本大使館前に慰安婦像を設置
2014年6月 日本政府が「河野談話作成過程」の検証結果を公表
2014年8月 朝日新聞が吉田清治氏に関する記事を取り消し
この年表を大学の講義で学生たちに見せたところ、韓国からの留学生たちが一斉に声を上げた。
彼らは、宮沢首相が廬泰愚大統領に八回も「謝罪」したことも、
河野官房長官が韓国に迷惑をかけたことを深くお詫びすると「謝罪」したことも、
全く知らなかったという。
だとすれば、日本国の総理大臣による八回もの謝罪は、いったい何だったのだろう。
慰安婦問題で韓国は、日本に謝罪を求め続けたいという気持ちが常にある。
これは、韓国政府やメディアにバイアス(偏り・傾向)があるということを意味する。
米国のトランプ大統領は、「フェイクニュース」と言い切って、
直接ツイッターなどで投稿するが、私には、その気持ちが十分に理解できる。
私は、一〇歳のころに朝鮮戦争の悲惨な状況を体験した。
そこでは国連軍兵士による性暴行があり、それを防ぐために売春婦たちが村にやってきた。
彼女たちは、いわば「韓国の米軍慰安婦」である。
私は、こうしたことについて深く考え、読者に向けて語りたいと思っている。
著者について
崔 吉城(チェ キルソン)
東亜大学人間科学部教授、広島大学名誉教授、東亜大学東アジア文化研究所所長
1940年6月17日 韓国京畿道楊州に生まれる。
1963年8月 国立ソウル大学師範学部国語教育学科卒業。
1985年3月 筑波大学文学博士。専攻は文化人類学
著書に『朝鮮出身の帳場人が見た慰安婦の真実』(ハート出版)『韓国のシャーマン』福留範昭・訳(国文社)、『韓国のシャーマニズム』(弘文堂)、
『韓国の祖先崇拝』重松真由美・訳(御茶の水書房)、『恨の人類学』真鍋祐子・訳(平河出版)、『韓国民俗への招待』(風響社)、
『これでは困る韓国:ニューカマー韓国人の対話』呉善花・共著(三交社)、『親日と反日の文化人類学』(明石書店)、
『哭きの文化人類学:もう一つの韓国文化論』舘野皙・訳(勉誠出版)、『樺太朝鮮人の悲劇:サハリン朝鮮人の現在』(第一書房)、
『映像が語る植民地朝鮮』(民俗苑)、『雀様が語る日本』(新典社)がある。
著書『朝鮮出身の帳場人が見た慰安婦の真実』は、「第五回 国基研 日本研究特別賞」を受賞した。
公式サイト「崔吉城ホームページ」http://www.choikilsung.net/
公式ブログ「崔吉城との対話」http://blog.goo.ne.jp/dgpyc081
東亜大学人間科学部教授、広島大学名誉教授、東亜大学東アジア文化研究所所長
1940年6月17日 韓国京畿道楊州に生まれる。
1963年8月 国立ソウル大学師範学部国語教育学科卒業。
1985年3月 筑波大学文学博士。専攻は文化人類学
著書に『朝鮮出身の帳場人が見た慰安婦の真実』(ハート出版)『韓国のシャーマン』福留範昭・訳(国文社)、『韓国のシャーマニズム』(弘文堂)、
『韓国の祖先崇拝』重松真由美・訳(御茶の水書房)、『恨の人類学』真鍋祐子・訳(平河出版)、『韓国民俗への招待』(風響社)、
『これでは困る韓国:ニューカマー韓国人の対話』呉善花・共著(三交社)、『親日と反日の文化人類学』(明石書店)、
『哭きの文化人類学:もう一つの韓国文化論』舘野皙・訳(勉誠出版)、『樺太朝鮮人の悲劇:サハリン朝鮮人の現在』(第一書房)、
『映像が語る植民地朝鮮』(民俗苑)、『雀様が語る日本』(新典社)がある。
著書『朝鮮出身の帳場人が見た慰安婦の真実』は、「第五回 国基研 日本研究特別賞」を受賞した。
公式サイト「崔吉城ホームページ」http://www.choikilsung.net/
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登録情報
- 出版社 : ハート出版 (2018/6/28)
- 発売日 : 2018/6/28
- 言語 : 日本語
- 単行本(ソフトカバー) : 256ページ
- ISBN-10 : 4802400608
- ISBN-13 : 978-4802400602
- Amazon 売れ筋ランキング: - 883,712位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 1,529位日中・太平洋戦争
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著者について
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2018年7月5日に日本でレビュー済み
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2022年2月18日に日本でレビュー済み
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戦争下では慰安婦は存在するが、全て本人の自由意思でなったものであり、韓国や北朝鮮が主張する強制連行での慰安婦は存在しない。
2021年2月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
韓国の学者の方が書かれた物という事もあるのでしょうが、日本人にとってはとても不快でした。広島、長崎の原爆を日本人はことさら大袈裟に騒ぐな。日本が悪い事をしたのだからとありました。
朝鮮戦争での慰安婦についても、日本人からしたら、あなた方が争ったから、戦争になった結果でしょうって言いたいし、日本の従軍慰安婦を強制だって言っている韓国側の
主張は、朝鮮戦争でのアメリカ、韓国の時の事をモデルにして作り上げられた、真っ赤な嘘だったと思われました。
作者は直接ありのままを見ていたので、米軍慰安婦がどういう物だったかという事実は知る事ができました。しかし、やはり韓国人ですね。
人の事はお構い無しの精神が、内容からしっかり伝わって来ました。まさに、ブーメランだと思いました。
朝鮮戦争での慰安婦についても、日本人からしたら、あなた方が争ったから、戦争になった結果でしょうって言いたいし、日本の従軍慰安婦を強制だって言っている韓国側の
主張は、朝鮮戦争でのアメリカ、韓国の時の事をモデルにして作り上げられた、真っ赤な嘘だったと思われました。
作者は直接ありのままを見ていたので、米軍慰安婦がどういう物だったかという事実は知る事ができました。しかし、やはり韓国人ですね。
人の事はお構い無しの精神が、内容からしっかり伝わって来ました。まさに、ブーメランだと思いました。
2018年7月19日に日本でレビュー済み
朴 仙容
7月16日 23:01
日本の朝鮮統治時代、終戦までの31年間、朝鮮の農村振興に邁進した先輩(重松髜修・拓大)がいた。その先輩の無私の半生、現地の人達からもたいへん尊敬された人物である。そんな存在を知り、朝鮮総督府が進めた植民地朝鮮の農村振興策を調べていた。その勉強の合間、何の気なしに、東亜大学の崔吉城教授の新書(米軍慰安婦の真実)を開いて読んでいると、朴 正煕時代のセマウル運動と日帝時代の農村振興の関係についての記述がでてきた。興味深い記述である。この新書、タイトルとは、かなり異なる内容である。崔吉城教授が、物心ついた頃の生れた村の風景に始まり、10歳の時に勃発した朝鮮戦争など、著者が見聞きした事柄を淡々と書き綴っている。噂話を、あたかも見てきたかの如くに書く人が多いが、この新書には、そんな類は一切ない。この新書の書評は後日アップする。ここでは、開発独裁で「漢江の奇跡」と言われる経済建設を成し遂げた朴 正煕元韓国大統領について…崔吉城教授が、その生家を訪ねた調査報告に触れておく。崔吉城教授は、青年期に日本と深く関わったと思われる朴 正煕、その人物の全体像を描きだそうとしている。朴 正煕が大日本帝国の教育機関で受けた師範教育とは、どんなものであったのか…その教育が青年期の、彼の意識の中にどのように作用したのか…聞慶で教師をしながら、どんな気持ちで教育に携わり、どんな経験を積んだのか…それらのことが、後に革命を起こして大統領になり、農村革命を起こす時にどんな影響を与えたのか…などなどに崔吉城教授が関心を寄せている。この新書である「米軍慰安婦の真実」…タイトルや帯のコピーには違和感がある。これは激動の中で幼・青年期を過ごした文化人類学者「崔吉城教授」の個人史だ。朝鮮戦争に始まる、その記述はノンフィクションの物語、読み応えのある良書である。
山田 寛人
7月17日 8:01 ·
崔吉城『朝鮮戦争で生まれた米軍慰安婦の真実』(ハート出版、2018年)の感想、その3。広島の平和教育と関連付けて考えてみた。
「〔南京大虐殺記念館の〕残虐な展示と平和の旗は、いったい何を意味するのか。...広島の平和記念資料館も...原爆被害の残酷な様子だけを展示して平和都市を訴えるというのは、どういう理屈なのだろう」(235-236)
こうした子供のように素朴でシンプルな疑問は、なぜか、あまり耳にしない。広島の学校でも、多くの子どもたちが教師に向かって問いかけているかもしれないが、先生たちはそれにどう答えているだろう。
被害を訴える展示には2つの効果がある。一つは「二度とこのようなことはくり返したくない」と思わせる効果である。もう一つは「そのためにどうすればよいか」を考えさせる効果である。
しかし、「そのためにどうすればよいか」を考える時に被害を強調し自らを100%の被害者と規定すると、その被害をもたらした相手は100%の加害者ということになり、場合によっては復讐を正当化することにもなる。ナショナリズムが煽られて新たな争いに発展するのはそのためである。
「この世には、平和主義者を装いつつ、破壊、侵略、戦争を行う者が多い」(237)。しかし、韓国や中国とは異なり、日本では被害を強調することでナショナリズムが煽られて反米になるというパターンは起きなかった。私はその怒りと憎しみのエネルギーが、逆に日本の加害の歴史を強調する方向に作用したのではないかと考えている。
しかし、加害の歴史に対する<反省>は、自らを「反省する」ことではなく、戦争を引き起こした軍部、それを引き継いできた戦後の保守政権に「反省させる」ことに向けられてきたように見える。日本の「サヨクナショナリズム」とでもいうべきものが、時に暴力的になる原因はここにあるのではないだろうか。
「私は、韓国の民主化のためには、4・19革命〔1960.4.19〕の結果を静かに待たなければならないということを信じていた。なぜなら、私は民主主義の成熟をしばらく待つことが、国民に民主主義を定着させるためには重要であると思っていたからである。そこに気づかずに行動する、世間知らずの学生たちや知識の浅い群衆によるデモには、本当に心が痛んだ。なぜならそれは、軍事クーデターを招くおそれがあったからである。その結果、心配していた軍事クーデター〔1961.5.16〕は起きた。まさに国民が、クーデターの状況を作ってあげたような結果となったのである」(172)
先日の平和教育について考える集会で、広島の平和教育に対して圧力がかかっているという声を聞いたが、その原因を外に求めるだけで自らの内にそれを求める反省的視点がなければ、むしろ独裁政権を支えることにつながりかねない。
「あなたの正義が私の平和を脅かす」という声に常に真摯に耳を傾ける必要がある。「民主主義の成熟」を待ち、「民主主義を定着」させるとは、互いに自らとは異なる意見に耳を傾けあうことだと思う。
それを実践すれば、相手が自分とはちがう異次元の世界に住む異常な人ではなく、自分とよく似た感覚を持つ同一次元の異なる地点にいるだけの人だということが感覚的にわかるようになるのではないだろうか。それこそが平和の実践だと思う。
賴菲特
朝鮮戦争で生まれた米軍慰安婦の真実の感想:
最初この本を読んで懐かしい事情と言葉が沢山出でいますから、私は笑いながら本を読んだ:ジャンケンポンとマンマとがほとんど忘れた言葉が湧いて来る、特に行商の掛け声、台湾 今は無くなった、韓国と台湾は同じ日本の植民地で有ったでしょう、違う点は天候と温度の違さ、その時台湾の主食は薩摩芋で有った、勿論、後は戦争に着いて来る 笑え無くなった、真剣に読む。
政府が人民を統治する手段は同じですから、台湾でも独裁者の蔣介石が居っだ、一旦権力を握った、誰でも放しないと思った、台湾でも学生デモで1990年 (野百合運動)で総統(総理)を人民が選挙ができました。
戦争からの避難して轉學の独立して病気になった、色々な苦難を経ってやっと今の先生に成っています、戦争の暗闇から、わずかな光も見えます、ポジティブな人生観は私の良いモデルです、これからどんな厳しい環境が有っても、私が無事に乗り越える勇気を与える、いつも先生に感謝の気持ちを持っています。
私も売春婦に対して非常に不良っぽいイメージを持っていますが本を読むと 米軍の売春婦の二面性 も理解できます、やはり色々な面から考えると結果が違うになりました、大変勉強になりました、このような思索して私とっては大事な役に立つヒントです、感謝しました。
各国の記念館は政治の目的が多い、共同の敵を作るのは一番団結し易いと私はそうと思いました。
崔吉城著『朝鮮戦争で生まれた米軍慰安婦の真実』(ハート出版、東京、2018年)
県立広島大学名誉教授 原田 環
本書は、『韓国の米軍慰安婦はなぜ生まれたか』(ハート出版、東京、2014年)、『朝鮮出身の帳場人が見た慰安婦の真実』(ハート出版、東京、2017年)等で、慰安婦問題を熱心に取り上げてきた文化人類学者の崔吉城氏が、『韓国の米軍慰安婦はなぜ生まれたか』を全9章の1冊の本に増補改訂したものである。新たに韓国のセマウル運動、韓国陸軍士官学校での生活にも言及していて、内容がより豊かなものになっているが、本稿では紙数の関係上、慰安婦問題に絞って検討したい。
慰安婦問題については、2015年に日韓の外相間で「最終的かつ不可逆的な」解決を図った「日韓合意」が確認されたが、韓国側の日本批判は止まない。韓国は第二次大戦における朝鮮人慰安婦の存在を日本の性犯罪とし、「強制連行」「性奴隷」等の言葉を用いて批判している。この韓国の動きは、慰安婦の存在を日本の不法行為の結果発生したものだという外在論が前提になっている。
これに対して崔氏は本書で、慰安婦問題は「強制性」に絞って議論すべきだとした上で、慰安婦が誕生する朝鮮社会の内在的歴史要因に目を向けることを提起している。具体的には、自らの個人史を経糸に、朝鮮戦争(1950-53)と「貞節」ナショナリズムを緯糸にして慰安婦問題を取り上げている。自らの個人史を柱の一つにしているため、慰安婦問題を韓国内部から歴史的に捉えたものとなっている。
そもそも慰安婦とは何か。崔氏によれば、慰安婦とは戦場において軍人に慰安を提供する女性(売春婦)であった。慰安婦をめぐる運動では戦前のものをターゲットにしているが、戦後にも存在した。これらの慰安婦の存在が、慰安婦問題において、「強制」を伴ったものか否かが問題になっているのである。戦前の慰安婦に関しては、崔氏は先の『朝鮮出身の帳場人が見た慰安婦の真実』において、帳場人の朴氏の日記による限りでは、日本軍の「強制」は見られなかったという。
戦後の慰安婦については、崔氏は朝鮮戦争の国連軍において直接見聞したという。朝鮮半島は1945年に日本の植民地支配から解放され、1948年に北緯38度線以南に大韓民国(韓国)、以北に朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)が成立した。その後1950年に北朝鮮が韓国に侵略した結果、朝鮮半島全土を戦場とする朝鮮戦争が始まった。これに国連軍(米軍中心)、中国軍が参戦した。崔氏の故郷、韓国京畿道東豆川も戦場となり、韓国軍、北朝鮮軍、米軍、中国軍が相次いで進駐した。
この時、中国軍以外の軍隊によって村の女性に対する性的暴行が起きた。主要には米軍であった。当初、東豆川の村民は米軍が共産軍から村を解放しにやって来たとして歓迎したが、米軍は村の女性達を襲い性的暴行を行った。韓国軍も自国の女性に対し性的暴行を行った。
崔氏によれば、この状況に対して村は儒教的な伝統的倫理をゆるめて、外部から売春婦をいれるとともに、各戸の部屋を売春婦に貸し出し、利益を得た。村人は売春婦を歓迎し、村は売春村と化した。売春村になると村では、米軍の性的暴行はなくなった。村はあたかも慰安所のような状況を呈した。慰安婦は外貨を稼ぐ存在となった。かくして村の利益のために米軍慰安婦が誕生した。売春は不特定多数を相手にし、慰安婦は軍人を相手にした、セックス産業であった。
朝鮮戦争以後もセックス産業は栄えた。米軍基地の周辺には売春地帯が形成された。1970年代、朴正煕政権は一方で売春婦(慰安婦)の行動を貞節の面から取締りながら、他方で外貨獲得と朝鮮半島の安全保障のために、彼女らの行動を愛国視した。韓国政府は米軍の性暴行や売春に対して大きな問題にしなかった。今日、韓国政府は慰安婦問題に関し米国に非常に寛大であるが、日本に対しては厳しく、政治的外交的カードとして用いている。
ところで崔氏によれば、村の儒教的な伝統的倫理とは、女性が守るべき「貞節」をさす。「貞節」とは、女性が課せられた「婚前の純潔」と「一夫従事」(「不事二夫」、再婚禁止)のことで、女性にとって命より大切なものと見なされていた。これに対して、男性は買春も、妾を持つことも許容されていて、明らかにダブルスタンダードであった。朝鮮社会における「貞節」とは、女性にだけ屈従を要求する家父長的「男尊女卑」によって女性を虐げるもので、再婚禁止などは、女性の再婚を妨げセックス産業においやる場合もあった。
崔氏は、慰安婦問題の「少女像」は、現代版「貞節」思想を具現したものだという。「少女像」は「貞節」の「烈女碑」から来たもので、「烈女碑」は李朝時代に於いて「一夫従事」(「不事二夫」、再婚禁止)を守った女性を表彰したものである。
「少女像」を反日慰安婦運動体が担ぐのは、朝鮮と日本の国家の関係を、純潔な朝鮮人の女性とよこしまな日本人の男性に置き換え、朝鮮人女性がよこしまな日本人によってその純潔を奪われ慰安婦になったとのシンボリックな想定がある。朝鮮が日本の植民地になったことを、朝鮮の純潔が日本によって奪われたとイメージ化することによって、反日ナショナリズムを高揚して国民を統合し、対日交渉を有利に進めようとする意図がある。このセックスナショナリズム、言い換えれば「貞節」ナショナリズムの根底には伝統的な「貞節」観が今日も生きていて、女性の解放につながっていないと崔氏はいう。「少女像」は反日運動のシンボル・手段であって「烈女碑」に示される伝統的韓国社会内部の男尊女卑を否定するものではない。
本書は、文化人類学の立場から慰安婦問題を韓国社会内部から女性を視点に据えて検討したもので、客観的で説得力のあるものとなっている。本書には崔氏の体験に基づく知見が示されていて有益である。今後、本書が契機となって「貞節」ナショナリズムのさらなる研究が進展することを期待したい。
7月16日 23:01
日本の朝鮮統治時代、終戦までの31年間、朝鮮の農村振興に邁進した先輩(重松髜修・拓大)がいた。その先輩の無私の半生、現地の人達からもたいへん尊敬された人物である。そんな存在を知り、朝鮮総督府が進めた植民地朝鮮の農村振興策を調べていた。その勉強の合間、何の気なしに、東亜大学の崔吉城教授の新書(米軍慰安婦の真実)を開いて読んでいると、朴 正煕時代のセマウル運動と日帝時代の農村振興の関係についての記述がでてきた。興味深い記述である。この新書、タイトルとは、かなり異なる内容である。崔吉城教授が、物心ついた頃の生れた村の風景に始まり、10歳の時に勃発した朝鮮戦争など、著者が見聞きした事柄を淡々と書き綴っている。噂話を、あたかも見てきたかの如くに書く人が多いが、この新書には、そんな類は一切ない。この新書の書評は後日アップする。ここでは、開発独裁で「漢江の奇跡」と言われる経済建設を成し遂げた朴 正煕元韓国大統領について…崔吉城教授が、その生家を訪ねた調査報告に触れておく。崔吉城教授は、青年期に日本と深く関わったと思われる朴 正煕、その人物の全体像を描きだそうとしている。朴 正煕が大日本帝国の教育機関で受けた師範教育とは、どんなものであったのか…その教育が青年期の、彼の意識の中にどのように作用したのか…聞慶で教師をしながら、どんな気持ちで教育に携わり、どんな経験を積んだのか…それらのことが、後に革命を起こして大統領になり、農村革命を起こす時にどんな影響を与えたのか…などなどに崔吉城教授が関心を寄せている。この新書である「米軍慰安婦の真実」…タイトルや帯のコピーには違和感がある。これは激動の中で幼・青年期を過ごした文化人類学者「崔吉城教授」の個人史だ。朝鮮戦争に始まる、その記述はノンフィクションの物語、読み応えのある良書である。
山田 寛人
7月17日 8:01 ·
崔吉城『朝鮮戦争で生まれた米軍慰安婦の真実』(ハート出版、2018年)の感想、その3。広島の平和教育と関連付けて考えてみた。
「〔南京大虐殺記念館の〕残虐な展示と平和の旗は、いったい何を意味するのか。...広島の平和記念資料館も...原爆被害の残酷な様子だけを展示して平和都市を訴えるというのは、どういう理屈なのだろう」(235-236)
こうした子供のように素朴でシンプルな疑問は、なぜか、あまり耳にしない。広島の学校でも、多くの子どもたちが教師に向かって問いかけているかもしれないが、先生たちはそれにどう答えているだろう。
被害を訴える展示には2つの効果がある。一つは「二度とこのようなことはくり返したくない」と思わせる効果である。もう一つは「そのためにどうすればよいか」を考えさせる効果である。
しかし、「そのためにどうすればよいか」を考える時に被害を強調し自らを100%の被害者と規定すると、その被害をもたらした相手は100%の加害者ということになり、場合によっては復讐を正当化することにもなる。ナショナリズムが煽られて新たな争いに発展するのはそのためである。
「この世には、平和主義者を装いつつ、破壊、侵略、戦争を行う者が多い」(237)。しかし、韓国や中国とは異なり、日本では被害を強調することでナショナリズムが煽られて反米になるというパターンは起きなかった。私はその怒りと憎しみのエネルギーが、逆に日本の加害の歴史を強調する方向に作用したのではないかと考えている。
しかし、加害の歴史に対する<反省>は、自らを「反省する」ことではなく、戦争を引き起こした軍部、それを引き継いできた戦後の保守政権に「反省させる」ことに向けられてきたように見える。日本の「サヨクナショナリズム」とでもいうべきものが、時に暴力的になる原因はここにあるのではないだろうか。
「私は、韓国の民主化のためには、4・19革命〔1960.4.19〕の結果を静かに待たなければならないということを信じていた。なぜなら、私は民主主義の成熟をしばらく待つことが、国民に民主主義を定着させるためには重要であると思っていたからである。そこに気づかずに行動する、世間知らずの学生たちや知識の浅い群衆によるデモには、本当に心が痛んだ。なぜならそれは、軍事クーデターを招くおそれがあったからである。その結果、心配していた軍事クーデター〔1961.5.16〕は起きた。まさに国民が、クーデターの状況を作ってあげたような結果となったのである」(172)
先日の平和教育について考える集会で、広島の平和教育に対して圧力がかかっているという声を聞いたが、その原因を外に求めるだけで自らの内にそれを求める反省的視点がなければ、むしろ独裁政権を支えることにつながりかねない。
「あなたの正義が私の平和を脅かす」という声に常に真摯に耳を傾ける必要がある。「民主主義の成熟」を待ち、「民主主義を定着」させるとは、互いに自らとは異なる意見に耳を傾けあうことだと思う。
それを実践すれば、相手が自分とはちがう異次元の世界に住む異常な人ではなく、自分とよく似た感覚を持つ同一次元の異なる地点にいるだけの人だということが感覚的にわかるようになるのではないだろうか。それこそが平和の実践だと思う。
賴菲特
朝鮮戦争で生まれた米軍慰安婦の真実の感想:
最初この本を読んで懐かしい事情と言葉が沢山出でいますから、私は笑いながら本を読んだ:ジャンケンポンとマンマとがほとんど忘れた言葉が湧いて来る、特に行商の掛け声、台湾 今は無くなった、韓国と台湾は同じ日本の植民地で有ったでしょう、違う点は天候と温度の違さ、その時台湾の主食は薩摩芋で有った、勿論、後は戦争に着いて来る 笑え無くなった、真剣に読む。
政府が人民を統治する手段は同じですから、台湾でも独裁者の蔣介石が居っだ、一旦権力を握った、誰でも放しないと思った、台湾でも学生デモで1990年 (野百合運動)で総統(総理)を人民が選挙ができました。
戦争からの避難して轉學の独立して病気になった、色々な苦難を経ってやっと今の先生に成っています、戦争の暗闇から、わずかな光も見えます、ポジティブな人生観は私の良いモデルです、これからどんな厳しい環境が有っても、私が無事に乗り越える勇気を与える、いつも先生に感謝の気持ちを持っています。
私も売春婦に対して非常に不良っぽいイメージを持っていますが本を読むと 米軍の売春婦の二面性 も理解できます、やはり色々な面から考えると結果が違うになりました、大変勉強になりました、このような思索して私とっては大事な役に立つヒントです、感謝しました。
各国の記念館は政治の目的が多い、共同の敵を作るのは一番団結し易いと私はそうと思いました。
崔吉城著『朝鮮戦争で生まれた米軍慰安婦の真実』(ハート出版、東京、2018年)
県立広島大学名誉教授 原田 環
本書は、『韓国の米軍慰安婦はなぜ生まれたか』(ハート出版、東京、2014年)、『朝鮮出身の帳場人が見た慰安婦の真実』(ハート出版、東京、2017年)等で、慰安婦問題を熱心に取り上げてきた文化人類学者の崔吉城氏が、『韓国の米軍慰安婦はなぜ生まれたか』を全9章の1冊の本に増補改訂したものである。新たに韓国のセマウル運動、韓国陸軍士官学校での生活にも言及していて、内容がより豊かなものになっているが、本稿では紙数の関係上、慰安婦問題に絞って検討したい。
慰安婦問題については、2015年に日韓の外相間で「最終的かつ不可逆的な」解決を図った「日韓合意」が確認されたが、韓国側の日本批判は止まない。韓国は第二次大戦における朝鮮人慰安婦の存在を日本の性犯罪とし、「強制連行」「性奴隷」等の言葉を用いて批判している。この韓国の動きは、慰安婦の存在を日本の不法行為の結果発生したものだという外在論が前提になっている。
これに対して崔氏は本書で、慰安婦問題は「強制性」に絞って議論すべきだとした上で、慰安婦が誕生する朝鮮社会の内在的歴史要因に目を向けることを提起している。具体的には、自らの個人史を経糸に、朝鮮戦争(1950-53)と「貞節」ナショナリズムを緯糸にして慰安婦問題を取り上げている。自らの個人史を柱の一つにしているため、慰安婦問題を韓国内部から歴史的に捉えたものとなっている。
そもそも慰安婦とは何か。崔氏によれば、慰安婦とは戦場において軍人に慰安を提供する女性(売春婦)であった。慰安婦をめぐる運動では戦前のものをターゲットにしているが、戦後にも存在した。これらの慰安婦の存在が、慰安婦問題において、「強制」を伴ったものか否かが問題になっているのである。戦前の慰安婦に関しては、崔氏は先の『朝鮮出身の帳場人が見た慰安婦の真実』において、帳場人の朴氏の日記による限りでは、日本軍の「強制」は見られなかったという。
戦後の慰安婦については、崔氏は朝鮮戦争の国連軍において直接見聞したという。朝鮮半島は1945年に日本の植民地支配から解放され、1948年に北緯38度線以南に大韓民国(韓国)、以北に朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)が成立した。その後1950年に北朝鮮が韓国に侵略した結果、朝鮮半島全土を戦場とする朝鮮戦争が始まった。これに国連軍(米軍中心)、中国軍が参戦した。崔氏の故郷、韓国京畿道東豆川も戦場となり、韓国軍、北朝鮮軍、米軍、中国軍が相次いで進駐した。
この時、中国軍以外の軍隊によって村の女性に対する性的暴行が起きた。主要には米軍であった。当初、東豆川の村民は米軍が共産軍から村を解放しにやって来たとして歓迎したが、米軍は村の女性達を襲い性的暴行を行った。韓国軍も自国の女性に対し性的暴行を行った。
崔氏によれば、この状況に対して村は儒教的な伝統的倫理をゆるめて、外部から売春婦をいれるとともに、各戸の部屋を売春婦に貸し出し、利益を得た。村人は売春婦を歓迎し、村は売春村と化した。売春村になると村では、米軍の性的暴行はなくなった。村はあたかも慰安所のような状況を呈した。慰安婦は外貨を稼ぐ存在となった。かくして村の利益のために米軍慰安婦が誕生した。売春は不特定多数を相手にし、慰安婦は軍人を相手にした、セックス産業であった。
朝鮮戦争以後もセックス産業は栄えた。米軍基地の周辺には売春地帯が形成された。1970年代、朴正煕政権は一方で売春婦(慰安婦)の行動を貞節の面から取締りながら、他方で外貨獲得と朝鮮半島の安全保障のために、彼女らの行動を愛国視した。韓国政府は米軍の性暴行や売春に対して大きな問題にしなかった。今日、韓国政府は慰安婦問題に関し米国に非常に寛大であるが、日本に対しては厳しく、政治的外交的カードとして用いている。
ところで崔氏によれば、村の儒教的な伝統的倫理とは、女性が守るべき「貞節」をさす。「貞節」とは、女性が課せられた「婚前の純潔」と「一夫従事」(「不事二夫」、再婚禁止)のことで、女性にとって命より大切なものと見なされていた。これに対して、男性は買春も、妾を持つことも許容されていて、明らかにダブルスタンダードであった。朝鮮社会における「貞節」とは、女性にだけ屈従を要求する家父長的「男尊女卑」によって女性を虐げるもので、再婚禁止などは、女性の再婚を妨げセックス産業においやる場合もあった。
崔氏は、慰安婦問題の「少女像」は、現代版「貞節」思想を具現したものだという。「少女像」は「貞節」の「烈女碑」から来たもので、「烈女碑」は李朝時代に於いて「一夫従事」(「不事二夫」、再婚禁止)を守った女性を表彰したものである。
「少女像」を反日慰安婦運動体が担ぐのは、朝鮮と日本の国家の関係を、純潔な朝鮮人の女性とよこしまな日本人の男性に置き換え、朝鮮人女性がよこしまな日本人によってその純潔を奪われ慰安婦になったとのシンボリックな想定がある。朝鮮が日本の植民地になったことを、朝鮮の純潔が日本によって奪われたとイメージ化することによって、反日ナショナリズムを高揚して国民を統合し、対日交渉を有利に進めようとする意図がある。このセックスナショナリズム、言い換えれば「貞節」ナショナリズムの根底には伝統的な「貞節」観が今日も生きていて、女性の解放につながっていないと崔氏はいう。「少女像」は反日運動のシンボル・手段であって「烈女碑」に示される伝統的韓国社会内部の男尊女卑を否定するものではない。
本書は、文化人類学の立場から慰安婦問題を韓国社会内部から女性を視点に据えて検討したもので、客観的で説得力のあるものとなっている。本書には崔氏の体験に基づく知見が示されていて有益である。今後、本書が契機となって「貞節」ナショナリズムのさらなる研究が進展することを期待したい。