弱小クラブの自転車天使部に集う4人の高校生が織り成す下町ストーリーです。
天然キャラの島野いるか、ツンデレの加藤”照姫”、きっぷの良い川越彩果、母性と方向音痴の松竹梅雪見。
CDの声優さんも含めて「けいおん」を思い出しますが、やはり一番かわいいのもツンデレの加藤です。
黒髪ロングでロードバイクで町を駆ける姿と、いるかに振り回される姿の対比は癖になりそうです。
表紙がいるかなのでどうやら主人公という設定らしい。でも今のところはウザキャラ気味です。
ただ、それが加藤のキャラを引き立てている。
作者もあきらかに加藤びいき。一巻のメインテーマも加藤がいかにして自転車天使部の一員になったかです。
恐らく、加藤もまた主人公なのでしょう。
まずは4人の顔見せといった感じで、なぜ加藤が東京ぎらいなのかなどは語られません。
それはこれからのお楽しみということでしょう。
それから、細かいところに作者の遊びが沢山詰まっているのも見所です。
寮の名前が「壱国館」。これは「一刻館」のパロディなのか。
管理人さんは三つ編みメガネでエプロンにいちごのワンポイントとそこはかとなくあの名キャラを彷彿とさせます。
他にもいろいろ遊びがあるようなので探す楽しみもあります。
ただ、この作品、ロケハンが大変そうです。
描写しているのが、地元の人しか知らなさそうで、実際にいったら誰でも関心するような場所ばかり。
読んでいる方は面白いから、もっと4人には走りまわって欲しいです。
2巻がたのしみだな。
それと、近い将来のアニメ化もたのしみです。
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