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フィギュアスケート 銀盤の疑惑 (Linda BOOKS!) 文庫 – 2014/2/8

4.5 5つ星のうち4.5 28個の評価

氷上の華と言われるフィギュアスケーター達。
その美しさに魅せられ、銀盤に足を踏み入れたファン達は、フィギュアスケーター達を取り巻く深い闇があることに気付いてしまう。
不可解な採点結果。偏った報道の数々。選手たちの戸惑いの表情……。

オリンピックの夢舞台に挑む選ばれしフィギュアスケーター達。
銀盤の女神は誰に微笑むのか?

自費出版ながら発売後、たちまちフィギュアスケートファンの間で大反響を得た「フィギュアスケート 疑惑の高得点」。
ソチオリンピック開催にあわせ、同書で考察したフィギュアスケートの深淵をさらに探るべく書き下ろされたのが本書である。
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登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 泰文堂 (2014/2/8)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2014/2/8
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 文庫 ‏ : ‎ 253ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4803005435
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4803005431
  • カスタマーレビュー:
    4.5 5つ星のうち4.5 28個の評価

カスタマーレビュー

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5つのうち4.5つ
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上位レビュー、対象国: 日本

2014年2月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
本書は前著 フィギュアスケート 疑惑の高得点 に続いて、フリーライターの猫宮氏による、
フィギュアスケート採点の疑惑を鋭く解析するものです。

まず2002年のソルトレイクシティオリンピックでの疑惑の採点にさかのぼって現在の採点基準になった経緯が説明されています。
ペアの演技で、僅かなミスがあったロシア組がノーミスのカナダ組を抑えて優勝したことについて、
フランスの審判員が不正採点を認めるような発言をした後に翻し、結局、ISUの結論としてカナダ組にも金メダルを授与したというこの事件。
もうこの時点でISUの採点が信用に値するかどうかがわかりそうなものです。

これにより採点基準は大きく変わりますが、疑惑はなくなりません。
むしろ、審判の匿名性は不正をますます増長させる温床になっている気配すらあります。

本書では猫宮氏は2013年3月の世界選手権、女子シングルについての疑惑を取り上げています。
猫宮氏は女子選手を独自に採点し、218、31点の高得点で優勝したキムヨナ選手の演技を本来は183、85点として、
5位が妥当だとしています。
その理由として、スケートの最高速度・滑りの速度・ジャンプの飛距離やGOEの8つの要素を交え、詳述しています(40頁以下)。
この検証結果を見ると、やはり現在の不透明な採点システムは公正な評価の最大の障害になっているとしか思えません。
審判にスポーツマンシップとはかけ離れた現実があることを白日の下に晒し、正していくべきだと思います。

さて、問題は採点だけではありません。その報道についてもあります。

同じ2013年3月の世界選手権男子シングルでのことですが、
フリーで二回転倒したパトリック・チャン選手がデニス・テン選手を抑えて優勝したことについて、
北米のメディアは採点が公正か?の疑問をきちんと報道しています。
但し、この採点については、チャン選手がSPではテン選手より7点も上回っていたことや、
テン選手の3回転ジャンプが2回転になってしまっていることから、特に不正によるものではないだろうとのことですが、
問題なのは、日本のメディアが疑惑の判定について殆ど報道しないことです。
解説者も疑問を呈することが殆どありません。
やはり迂闊にそのタブーに触れることはできないということでしょうか?

そしてなぜか逆に、浅田真央選手に対する偏向報道があることを著者は指摘しています(158頁)。
本当に浅田真央選手の欠点を的確に報道するならば
(著者は浅田真央選手の、ジャンプの際に回転不足を避け高く飛ぼうとするあまりに沈みこんでしまうという欠点を公正に指摘しています)、
それもまたよしとすべきですが、どうもマスコミの報道はそうではなく、単に浅田真央選手を揶揄または貶めるものが多いのです。
また、著者は、「なぜ基礎点が低いキムヨナ選手が高得点になるのか?」を考察する報道がないことに疑問を呈しています。

それとは話が別になりますが、
前著やブログなどを巡って韓国のメディアでキム選手の所属事務所が著者に対して訴訟を検討していると威圧的な報道をされながら、
それに全く屈しない著者に敬意を表します。
こういったこともなぜ日本のメディアで報道されないのでしょうか?
「報道しない自由」が濫用されている感が拭えません。

本書の巻末には、フィギュアスケートの採点について詳しく載っており、
また技についても図解付きで説明されていますので、競技前に読むと各選手の演技をより愉しめるかと思います。
170人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2014年2月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
著者の猫宮黒埜氏の凄いところは、まず自分へのバッシングの意見も包み隠さず引用・掲載する点ですね。

逆に猫宮氏をバッシングしている人達のブログなどを見てみると、自説への反対を掲載せず、一方的に自説をまくし立て、一方的にその正当性を強調するものがほとんどです。反対意見を掲載しないということは、自説にやましいところがあり、自信がない証拠です。

逆に言えば、いかに猫宮氏の方が自説にやましいところがなく、自信を持っているかが伺えます。

この著者の著作を巡る騒ぎについて感じる点として、判定への批判というのは、野球でもサッカーでもかなり数多く行われていますが、この本に対するバッシングとは正反対で、それに対してムキになって反論する人たちは少ない。

特によく審判が贔屓していると言われるプロ野球の読売巨人軍の関係者、ファンなどを見れば一目瞭然です。自分の関係する、もしくは応援するチームの実力に自信があるからこそ、判定が巨人贔屓だという情報の流布に過度に反応しないのでしょう。そんな負け惜しみ、勝手に言わせておけばいい、と言わんばかりに。

一方、フィギュアスケートのキム・ヨナを巡る判定への批判については、それとは全く逆で、キム・ヨナのファンも関係者も、猛烈なまでに必死の攻撃を行っています。(その攻撃の矢面に立っているのが猫宮氏です。)

その姿が巨人関係者・ファンとはあまりに対照的なのが興味をそそるところです。おそらく、キム・ヨナ陣営・ファンにとって、そこは触れて欲しくない、どこかやましいところを感じてるからこそ、そこまで必死に、判定への疑問を叩き潰そうとするのでしょう。

ましてこの著作を潰そうとする勢力の中には、韓国の国家権力という、非常に強大な相手も含まれます。それだけ強大な勢力を敵に回してもこの著作を発表した著者の勇気に敬意を表さざるを得ません。

これこそが真の「言論の自由」と言えるでしょう。現実世界でメディアなどが言う「言論の自由」「報道の自由」の多くは、実はメディアや隣国などの権力に沿ったものに過ぎず、かなり堕落したものなのですが、この猫宮氏の自由への態度こそ、真に進歩的であり、革新的であると言えます。
144人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2014年2月10日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2013年3月に出版された「疑惑の高得点」の続編。
まず、著者の猫宮氏は2013年の世界選手権での特定の選手の異常な高得点を取り上げ、疑問を呈している。
GОE+3の加点がたくさんあるが、その条件を明らかに満たしておらず、+1あたりが妥当。
メディアはキム・ヨナのスピード感あふれる演技を称賛しているが、実際には浅田真央やコストナーよりずっと遅い。それなのにスピードがあると錯覚する人がいるのは、漕いでいる場面が多いからで、この漕ぎは無駄な力が入っているということであり、むしろマイナス要素である。
キム・ヨナは高い表現力があるとメディアは報じているが、いつも同じ構成で、音楽を表現するというより、BGМとして曲がかかっているといった感じで、音楽を表現するという項目で、最も遠い位置にいると断言して差し支えない。
男子のパトリック・チャンがフリーで2回の転倒があったにもかかわらず、優勝したことに対しては疑問の声が上がったが、キム・ヨナの異常に高い得点を疑問視する声をメディアはほとんど報じなかった。
更に今シーズンのキム・ヨナはバンクーバーОPの頃より確実にスケートの質が落ちているのに、相変わらず異常に高い得点が出続けている。
こういった疑問を口にすると必ず、「ルールを知らないだけ」「採点批判はモラルの欠如」という恫喝がくる。疑問を口にしただけでそれを糾弾して封じ込めようとするのは明らかに行き過ぎた行為だと、猫宮氏は嘆く。

また今シーズンのGPファイナルのSPで、完璧なジャンプに見えた浅田真央のトリプルアクセルが回転不足と判定され、点数が伸びなかったことにも疑問を呈している。会心の演技をして会心の笑みを浮かべてキスアンドクライについた選手が、低い点を見て暗い表情になり、観客からブーイングが起きる。こんな光景をこれまで何度か見てきた。大抵が回転不足を取られた結果だが、特に浅田真央に厳しい判定を下す日本人ジャッジが度々批判に上がっている。女子の競技が終盤の頃、3人のジャッジが言い争いをしているのを目撃した人もいるという。
宮原知子選手のコーチの田村岳斗氏はブログで、2013年の世界ジュニアの女子シングルのテクニカルパネルの判定に対して、「よくあんな判定ができたものだ」と怒りの発言をした。「回転不足判定、ダウングレード判定には、『はっきりとしない場合には、テクニカルパネルはスケーターの利益になるように務めるべきである』とあるが、今回の大会ではその理念は感じられなかった」。ブログのコメント欄は賛同で溢れかえったという。

日本以外では、フィギアスケートの人気が凋落し、アイスショーも激減している。今のような判定や採点が続けば、日本もそうなると猫宮氏は危惧する。子供にフィギュアスケートをさせたいという親が減り、そうなれば有望な選手もなかなか出てこなくなり、人気は更に衰え、宣伝効果の無くなったスポーツから企業が撤退すれば、スケートリンクを維持するのが困難になり、フィギュアスケートは消えていくことになる。そういう負のスパイラルに落ち込みかけている。

救いは、メディアによって、絶対的に強いのはキム・ヨナ、浅田真央は勝てない、という印象操作を何度も仕掛けているのに、それを信用しない人が増えていることである。浅田真央はバンクーバーОPの後、スケーティングやジャンプを基礎からやり直し、全てを高い次元で完成させつつある。いつも更なる高みを目指しており、きっと何かしてくれるという期待感や可能性を多くの人に感じさせる選手だからである。
また、米国のスケート連盟が、審判の匿名性を廃止するよう、ISUに提案し、2014年の理事会で採決が行われる予定だという期待を抱かせるニュースもある。米国連盟もフィギュアスケートの人気回復に向けて一丸となって進もうとしているのかもしれない。

たとえ今回のオリンピックに間に合わなくても、批判の声を上げ続けることが大事だと感じさせてくれた。
数日前に発表されたばかりの情報が書かれていたのには驚いた。どうやって間に合わせたんだろう。
97人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2014年3月2日に日本でレビュー済み
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ソチオリンピックが終わり、一番印象に残ったシーンが浅田真央選手の涙交じりの笑顔だった方も多いと思います。
女子で唯一のトリプルアクセルを含む6種8トリプルのプログラムを完璧に滑り、音楽との一体感も素晴らしかったのに、
なぜかフリーでは全体の3位の得点しか取れませんでした。
フリーの最終グループで、急に得点が跳ね上がったと思いませんでしたか?
オリンピックという大舞台で、自己ベストを更新する選手が続出するのが不自然だと思いませんでしたか?
少なくともフリーの演技は、メダルをとった他の選手よりも浅田真央選手が上だったと思いませんでしたか?

少しでもそんな疑問を持った方には、ぜひこの本を読んで頂きたいです。
フィギュアスケートの得点の半分は、ロビー活動でどうにでもなる匿名審判の主観でつけられるという、
スポーツとは思えないシステムになっているのが、よくわかると思います。

選手は得点について文句を言えません。
いつのころからか、浅田選手はキス&クライで得点が出ても感情を表さなくなり、
「自分の中での最高の演技」と、得点や審判には言及しなくなりました。
浅田真央選手が私達にくれた感動に応えるためにも、もっとフィギュアスケートの採点に関心を持つべきだと思います。
86人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート