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愛する人の死、そして癒されるまで: 妻に先立たれた心理学者の悲嘆と癒し 単行本 – 2003/2/1

4.0 5つ星のうち4.0 8個の評価

商品の説明

内容(「MARC」データベースより)

愛する対象を失ったときに、どのような精神的な体験をするのか教えてくれる「悲嘆の心理学」。死別の体験者として、また心理学を知っている者として、遺された者がどう生きればいいのか、心の傷を癒すヒントを説く。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 大和出版 (2003/2/1)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2003/2/1
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本 ‏ : ‎ 286ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4804761004
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4804761008
  • カスタマーレビュー:
    4.0 5つ星のうち4.0 8個の評価

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相川 充
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上位レビュー、対象国: 日本

2013年9月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
著者は若くして伴侶を亡くされた。しかし、これは妻に先立たれた悲しい体験を綴っただけの本ではない。

自身の悲嘆と癒しの経験を軸にして、自身の経験を取り上げながら、悲嘆を色々な角度から取り上げそれらを心理学の立場から分析し、他の文献や研究も参考にしつつ客観的に説明している。さらに悲嘆の対処法、癒しへの具体的な方法も述べている。

もちろん、自分自身が体験した悲嘆の苦しみ、悲しみのエピソードも数多く明かしている。それらは、正直で率直で、悲嘆の中にいる人には非常に共感できるものだ。泣いたことのみならず、自分を遺して亡くなった妻に対し「怒り」の感情が湧いたことすら隠さずに記している。それらの正直な感情を読んで、愛情が深く感性のある人なのだなと思った。

悲嘆を経験している者にとって、同じ痛みを経験し、その後悲嘆と折り合いをつけて前向きに生きている人の経験談は慰めと励みになる。

私がこの本が際立っていると思ったのは、自身の悲嘆の体験に加え、それらを軸に心理学の面からの客観的な分析や記述がなされていること、そして何よりも、具体的な癒しの方法が記されているからだ。

例えば、大切な人を喪った後、後悔・罪悪感を持つ人は少なくないと思うが、著者は自分の経験を述べた後、客観的な説明をし、さらに「後悔」から抜け出すヒントという表題で、具体的な対処法を書いている。それは、後悔・罪悪感に押しつぶされないために役立った。

また、「癒されるための四つの課題」という章の中で、快復の手助けとなる具体的な4つの方法を詳述している。

加えて、「1日の終わりにプラスの出来事を書くことと続ける」とか「笑顔をつくる」等々の比較的簡単に実践できそうなやり方もわかりやすく紹介している。

悲しみは「時が解決してくれる」「時間という薬がある」等はよく語られる。私自身も何度か言われた。しかし、日常生活を忙しくおくるうちに、故人を思い出す時間がだんだん少なくなり、それでいつの間にか悲嘆が癒えるのだろうか? 時が悲しみを和らげる部分はあるだろう。しかし、ただただ時が過ぎるのを待つという「受け身」の姿勢で立ち直れるだろうか??と感じていた。

実際、英語のグリーフケア、グリーフワークをウェブ等で読むと、悲嘆から逃げたり抑え込んだりせず、it is necessary to face your grief、悲嘆に対峙する必要がある、と書かれている。ひとりで取り組めるセルフグリーフワーク等も載っている。

この本を読み、悲嘆を受け入れて自分なりに折り合いをつけ、再び前向きに生きるためには、やはり辛く苦しい作業であっても、どこかの時点で積極的な対処法を実践した方がいいと考え始めた。
むしろ、そうしないと悲嘆が長引くような気もしている。
本の中に書かれてあることは、グリーフワークをする上でとても参考になる。

心理学の話や分析もでてくるが、難解さや冷たさはない。上から目線でないのは、著者自身も悲嘆の経験者だからだろう。悲嘆のただ中にいる人を理解し、語りかけている。
また、著者は心理学の助教授(今は教授?)であり、数々の外国のグリーフケアの文献やリサーチをもとに分析を加えているので、その記述は信頼がおけると思う。
本全体を通して、読みやすく、的確であるが親しみを感じさせる言葉で書かれていて、よく理解できた。

個人的に、本書で特に心に残った部分が二つある。

一つは、著者が青森県の恐山のイタコに出かけた詳細な体験談。著者はイタコを通して故人からのメッセージを聞くことができたのだろうか? その結末がどうであるかよりもはるかにかけがえない体験を著者はされた。恐山での5時間の体験で著者が抱いた感情を記したこの節の最後の一段落に、私は大きく心を揺さぶられた。この体験談は、非常に印象深い部分であった。

もうひとつは「でんでん虫の悲しみ」というお話。

「でんでん虫のうちの一匹は、まちがいなく私です」と著者は書かれている。このでんでん虫は、今から舞台でゆっくりとはっていくはずで、その過程で演じられる劇をひとりの観客が座席に座ってみている、その観客は自分自身でもある、と書かれておられる。

私という人間がこれから先どうなっていくのかを劇の観客のように最後まで見届ける、そのために自分は生きている。私は、特に苦境に陥った時にこのように考えて生きてきた、と書かれておられる。

このように生きたらいいんだ...、と気持ちが楽になった。

最後に、実を言うと私自身「悲嘆反応を正面から体験する」(本書では課題2)等には実際にまだ取り組めていない。辛くて悲しくてとてもできそうにない気持ちである。しかし、自分の心と相談しながらできることからやっていけばいいと思い直す。

この本を今後のグリーフワークの道しるべにしたいと思っている。
18人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2014年12月29日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
私達には子供が無かったので分からないところもあった。
誰かに聞いて欲しい・・・しかし他人事。
聞いても分からないことばかり・・・しかし話したい。
同じ心境の方が存在するとこで少し癒されたような・・・
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2018年5月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
配偶者が若くして亡くなり、購入しました。特に心に響くことはありませんでした。本全体に黄色いマーカーが引かれていてびっくりしました。
2018年5月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
奥田浩史「穏やかな朝」(『図書』2018/4、岩波書店)に言及・引用されていたので購入した。平明で温もりのある文章で綴られた、心癒されるエッセー。
2007年12月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
大変な経験をされた筆者の哀しみと努力、そして学者として整理をしていく過程はとても頭が下がります。
学者であるが故に、整理ができていく一方、その分析をすることで辛いこともあったのではないかと想像します。

私の喪失した対象は筆者とは異なります。
が、喪失してしまったこと、そしてその原因、後悔しても後悔しきれない気持ちや自分を責め続けること、また被害者意識、そしてそれをやり続けても失ったものは手に入らないにもかかわらず、そのループから出られず、どうしていいのかわからなくなって自分や周囲を更に傷つけること。

こういった気持ちは決して自分に問題があって、責任があるのではないのだということをこの本は教えてくれました。

背中に哀しみがいっぱいのでんでん虫は自分だけではない。
このメッセージは大切にしたいと思います。

自分にとってかけがえのないものを喪失し、自分をコントロールできなくなって不安になっている方にお勧めします。
17人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2004年5月25日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
私は、筆者と同じように愛する妻を突然、あまりに突然亡くしてしまい ました。あまりに早過ぎる死を単身赴任先で聞いて、嘘であって欲しいと思いながら、その後の経験の無い仏事や仕来りに翻弄され、一変した生活に大きなストレスを感じております。困った時には、いつも相談して人生を乗り越えて来たのに、そのパートナーがいない悲しさ、辛さ、片時も忘れることができません。そんな今、この本に出合えて、本当に良かったと思っています。
 自分の起こっていることと、筆者の体験、それに心理学としての分析や解析が自分に対する体験と重なります。そして、癒すための、心の持ち方、大変参考になりました。非常に素晴らしい内容でした。筆者に感謝します。
30人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2021年2月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
筆者が体験した妻との死別をとても冷静な視点とソフトでわかりやすい表現で書いてある一冊です。
つい涙をながしてしまう場面もありましたが、筆者のとても冷静に伝えたいことや問題意識が表現されています。
体験に基づいているので、とても読みやすい一冊です。