安彦漫画の他の作品とも共通するのでしょうが、少年が「自分」を見つけ、「自分と世の中」を見つめ、「自分と他者」を見つめながら成長していく作品です。
20年以上前に「現在」を描いた上巻ですが、その情勢の大部分は今も大きくは変わっておらず、物語をリアリティの面から盛り上げてくれます。
息をつかせぬ物語の展開。まさに「冒険譚」というにふさわしい作品です。
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クルドの星 上 (LEGEND ARCHIVES COMICS) 単行本 – 2005/5/1
安彦 良和
(著)
- 本の長さ290ページ
- 言語日本語
- 出版社チクマ秀版社
- 発売日2005/5/1
- ISBN-104805004363
- ISBN-13978-4805004364
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登録情報
- 出版社 : チクマ秀版社 (2005/5/1)
- 発売日 : 2005/5/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 290ページ
- ISBN-10 : 4805004363
- ISBN-13 : 978-4805004364
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,099,820位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 410,833位コミック
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2023年8月16日に日本でレビュー済み
日本では余り聞かない、クルド人が出てくるマンガです。
「国家をもたない最大の民族」と聞いたことがあるくらいの、クルド人について何も知らない自分が、どの様な信条で戦っている人々なのか少し知ることができました。
クルド人が全て武装組織に属しているわけでは無く、この作品では出てこないシリアのクルド人自治区に暮らしている人々もたくさんいます。クルド人のことを知るきっかけになる作品です。
残念なのは、書かれたのがかなり前で(サダムフセインがイラクに存命だった頃)、現状とは異なる点が多くあるであろうことです。
作品中で武装組織のリーダーが「クルド人はサダムフセインの化学兵器には負けない」と言うシーンがありますが、その通りサダムフセインが先にこの世を去りました。
「国家をもたない最大の民族」と聞いたことがあるくらいの、クルド人について何も知らない自分が、どの様な信条で戦っている人々なのか少し知ることができました。
クルド人が全て武装組織に属しているわけでは無く、この作品では出てこないシリアのクルド人自治区に暮らしている人々もたくさんいます。クルド人のことを知るきっかけになる作品です。
残念なのは、書かれたのがかなり前で(サダムフセインがイラクに存命だった頃)、現状とは異なる点が多くあるであろうことです。
作品中で武装組織のリーダーが「クルド人はサダムフセインの化学兵器には負けない」と言うシーンがありますが、その通りサダムフセインが先にこの世を去りました。
2019年6月30日に日本でレビュー済み
行方不明となった父と母を探すために、日本国籍の15歳の少年がクルド人の民族解放闘争に身を投じて活躍する物語です。物語の冒頭で、ジローが躊躇なく人を撃つところに違和感を感じますが、その後もけっこうな数の人を殺害します。少年冒険活劇としては異質な主人公ですね。クルド問題を素材としたことについては、あとがきで、ただただ偶然に設定を創作したと謙遜されておられますが、きっと膨大な資料のなかから、クルド問題を選び出して素晴らしいシナリオを構築されたのだと思います。おもしろいです。強くおすすめです。
2020年2月2日に日本でレビュー済み
※※※ネタバレです※※※
本格的にゲリラの闘争に身を投じるでもなく、クルドの血筋という素材を活かすでもなく、行方不明のお母さん見つかったけど放置で自分だけ日本政府に救出して貰い、そこで笑顔のエンディングとは… ??
ただの日本人少年の、ひと夏の冒険譚です。それならこのタイトル使っちゃいけないでしょう…根本的には何ひとつ解決していないエンディングだし、打ち切りっぽくもある。
クルドを抜いたサンライズの短編アニメ的に観れたら、まだ面白いと思います。うん、なんか氏がまだSFから抜けきってない。
本格的にゲリラの闘争に身を投じるでもなく、クルドの血筋という素材を活かすでもなく、行方不明のお母さん見つかったけど放置で自分だけ日本政府に救出して貰い、そこで笑顔のエンディングとは… ??
ただの日本人少年の、ひと夏の冒険譚です。それならこのタイトル使っちゃいけないでしょう…根本的には何ひとつ解決していないエンディングだし、打ち切りっぽくもある。
クルドを抜いたサンライズの短編アニメ的に観れたら、まだ面白いと思います。うん、なんか氏がまだSFから抜けきってない。
2020年3月21日に日本でレビュー済み
主人公は実在していないけどクルド人、トルコは実在しているから漫画だけど自国の文化や人種間の違いを考えさせられる。
2019年6月23日に日本でレビュー済み
かなり古い作品だが、今読んでもとても良い。ついでに、アリオンとヴィナス戦記のKindle化もお願いします。
ついでに、首都が違うというコメントを見ましたが、イスタンブールからアンカラに変わっただけですね。
ついでに、首都が違うというコメントを見ましたが、イスタンブールからアンカラに変わっただけですね。
2019年6月9日に日本でレビュー済み
幼い学生の時分に読んだ。世界にはクルド人という人達がいて、困難な状況にあるんだということを知った。そして、ことによると、極東の島国に住むのんきな自分にも何らかの関係が生じることだってあるということを想像させてくれた。それだけでよほど得難い経験だったと、中高年の今になって思う。安彦氏がこの題材を取り上げてくれたことに感謝したい。
2014年9月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
めずらしくクルドという題材を冠しているので興味を持って購入しましたが時代的な制約もあったのでしょうか?異文化についてあまり突っ込んで無く、それぞれのキャラクターも掘り下げて無く...という浅さが不満でした。ようは日本人のハーフという設定は邪魔なのです。少年向けといえども、もうちょっと本格的にクルドっぽい世界観がないと面白くなかった。ただ荒々しいだけの民族という印象だけ残って、もうちょっと何か感動はないのか?と思います。作者の気持ちが入った作品ではなかったように感じます。