基本的な悩みであればあるほど、なかなか人には相談しづらいものだ。今の仕事にやりがいが感じられない、ひょっとしたら適性がないのかもしれない…。フレッシュマンならばともかく、そろそろ中堅とも言うべき段階にさしかかってくると、どうしても体面を意識してしまう。「そんな甘いことで悩んでるのか?」という視線がこわい。
人生の転機を迎えて戸惑っているとき、自分自身にとってしっくりする内なる拠り所をみつける必要がある。一人で考えても五里霧中。信頼できる人に相談しながら模索するのが一番だ。その相談相手をメンターというらしい。
身近なところにメンターになってくれる人がいればいいのだが、必ずしも周囲に見当たるとは限らない。そんな人のために、本書の著者がメンター役を引き受けてくれているように思う。
もちろん、じかに会って話しているわけではないから、十全なアドバイスまではもらえないし、そんなの最初から期待もしていない。しかし、自分ひとりで暗中模索しているだけでは気づかなかった「他人からの視点」、それを突きつけられ、自分なりに考えるきっかけを得られたのはありがたかった。
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あったかい仕事力相談室 単行本 – 2006/3/1
金井 壽宏
(著)
- 本の長さ171ページ
- 言語日本語
- 出版社千倉書房
- 発売日2006/3/1
- ISBN-104805108592
- ISBN-13978-4805108598
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商品の説明
出版社からのコメント
「時代の節目」の今、もしかしたら「自分も節目」?
仕事でひと皮むけるって、どういうこと?
「仕事が何か」がわかれば、気持ちが少し楽になりそうです。
仕事に対する「考え方」の参考になれば…と願ってます。
仕事でひと皮むけるって、どういうこと?
「仕事が何か」がわかれば、気持ちが少し楽になりそうです。
仕事に対する「考え方」の参考になれば…と願ってます。
登録情報
- 出版社 : 千倉書房 (2006/3/1)
- 発売日 : 2006/3/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 171ページ
- ISBN-10 : 4805108592
- ISBN-13 : 978-4805108598
- Amazon 売れ筋ランキング: - 755,048位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 19,880位人生論・教訓
- - 46,588位投資・金融・会社経営 (本)
- - 71,518位ビジネス・経済 (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
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1954年神戸生まれ。1978年京都大学教育学部卒業。1980年神戸大学大学院経営学研究科修士課程を修了。1989年MIT(マサチューセッツ工科 大学)でPh.D.(マネジメント)を取得。1992年神戸大学で博士(経営学)を取得。神戸大学大学院経営学研究科教授(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『リーダーシップ入門』(ISBN-10:453211053X)が刊行された当時に掲載されていたものです)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2009年11月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
キャリア相談の本だが、いわゆる「よくある悩み」にポイントを絞り、わかりやすい説明がなされている。
クランボルツの計画された偶発性、ジェラットの積極的不確実性、日本人では高橋俊介さん、花田光世さんらの考え方も引用されている。
自分が「できる事」と「やりたい事」でどちらに進むべきか迷ったときは、ケースによるが、やりたい事を目指すほうがよいらしい。
あと、紙が厚いせいだと思うが、本の厚さの割りにページ数が少ないため、すぐに読み終えてしまった。
クランボルツの計画された偶発性、ジェラットの積極的不確実性、日本人では高橋俊介さん、花田光世さんらの考え方も引用されている。
自分が「できる事」と「やりたい事」でどちらに進むべきか迷ったときは、ケースによるが、やりたい事を目指すほうがよいらしい。
あと、紙が厚いせいだと思うが、本の厚さの割りにページ数が少ないため、すぐに読み終えてしまった。
2006年5月9日に日本でレビュー済み
ちょうど転職を考えているときに読みましたが、わかりやすい言葉で(話口調で)書かれてあり、単純明快でとても読みやすかった。
デザイン(レイアウト?)もポップで親しみやすく、ビジネス書特有の堅苦しさがないのが良い。就職活動中の学生から、キャリアアップを望む社会人まで幅広い読者層に受ける本だと思う。
デザイン(レイアウト?)もポップで親しみやすく、ビジネス書特有の堅苦しさがないのが良い。就職活動中の学生から、キャリアアップを望む社会人まで幅広い読者層に受ける本だと思う。
2006年3月24日に日本でレビュー済み
仕事の悩みに対して長々と回答せず、どれも適度な短さで、しかし相談人をつっぱねるわけでもなく、どこかでぎゅっと抱きしめてくれているような、タイトル通り「あったかい」空気につつまれている。誰しも、仕事をしながら生きている。こういう仕事論になると、対極の対象として主婦はどうよ!となるけれど、仕事ってこういうものという枠の中にはどちらも入っているように思えた。家族制度の中において、主婦も仕事をし、外の社会で働く人もいる。キャリアと聞くと、バリバリに働くことをイメージしがちだけれど、そうではない、とこの本もやんわり言っている。大事なのは、生き方。つまり生き方のプライオリティが仕事にも反映されているんだろうなぁ、と。仕事と自分の折り合いをどうつけるのかの、ヒントがいっぱい書いてある。んー、読了後の気分は爽快です。40歳目前の私もキャリアを考えなくちゃと明るい気持ちになれるのですよ。