日本だけがアメリカの原爆実験にされた被爆国。
この本を読んで、二人の子供を残して我が身は死んでゆく、この永井博士の心情が私も子を持つ親として、非常に心を打たれ感動しました。
私の叔母の弟が永井博士と時期を同じくして、8月9日に長崎医大の学生で精神科学の講義を受けるため、当日も暑い日で教室の廊下に出て友人と談笑しながら、精神科の教授を待っている時に原爆が投下され爆死しています。
永井博士の平和を希求する心情は、私たちが将来にわたり戦争を絶対になくして、絶対に核を完全に放棄させることを厳しく監視しなくては、また過ちは繰り返されると思います。病床で書かれた博士の素晴らしい一冊です。
永井博士の平和を希求する心が痛いほど理解でき、
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この子を残して (アルバ文庫) 文庫 – 1995/4/20
永井 隆
(著)
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- 本の長さ275ページ
- 言語日本語
- 出版社サンパウロ
- 発売日1995/4/20
- ISBN-104805632399
- ISBN-13978-4805632390
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商品の説明
著者について
1945年8月9日放射線専門の医師であった永井隆は、爆心地から700mの距離にある長崎医大の診療室で被爆。自ら重傷を負いながらも、被災者の救護活動に奔走する。その後、白血病で倒れ、この世を去るまでの6年間、多数の著書を通して愛と平和・命の尊厳を訴え続けた。
昭和26年(1951年)5月1日逝去 享年43才。
昭和26年(1951年)5月1日逝去 享年43才。
登録情報
- 出版社 : サンパウロ (1995/4/20)
- 発売日 : 1995/4/20
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 275ページ
- ISBN-10 : 4805632399
- ISBN-13 : 978-4805632390
- Amazon 売れ筋ランキング: - 506,079位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 291位戦記・体験記
- - 6,877位日本史一般の本
- - 8,381位近現代日本のエッセー・随筆
- カスタマーレビュー:
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2018年9月21日に日本でレビュー済み
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2023年11月26日に日本でレビュー済み
この子を残して
摂理
遺産
父母
孤児
微笑
真実
第一のおきて
空の鳥
神の力と人の力
神に甘える
迷う羊
処方
たこあげ
完全な幸福
泣く人
◆いと小さきもの
孤児に仕える
はと仲間
◆子に向かってもらした言葉
初旅
入学式
家に父あれば
子守
ステンドグラス
死ぬほうがよい
長男
へりくだり
気合い
科学者と宗教
神のことば
医者
専門
科学者
人生の目的
職業
永遠の生活
骨肉
切られた枝
如己堂
摂理
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真実
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たこあげ
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孤児に仕える
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ステンドグラス
死ぬほうがよい
長男
へりくだり
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神のことば
医者
専門
科学者
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永遠の生活
骨肉
切られた枝
如己堂
2018年2月13日に日本でレビュー済み
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50余年前に読んだ事がありますが、今は電子書籍で老眼も気にせず楽に読めました。丁度長崎に行く機会もあり原爆資料館の永井博士の展示の所も見てきました。山の風景が変わらないのと同様に、今もそこにあり距離感もほぼ変わらない感じに安堵しています。
2015年1月2日に日本でレビュー済み
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豊かさから忘れがちな歴史 子育てしてるママ必見です 命の大切さを、感じます 忘れてはいけない
2015年10月22日に日本でレビュー済み
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学生時代、読んでいるので、懐かしくまた読んでみました。
子供をもつ今読んで親の気持ちがわかるようになりました。
子供をもつ今読んで親の気持ちがわかるようになりました。
2009年3月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
『この子を残して』を読むと、被爆により寝たきりになった永井隆の、幼子二人を思う気持ちが痛切に心に響いてくる。子供たちには、既に母親がいない。原爆雲の下で一瞬のうちに灰と化してしまったからだ。自分が死ねば、わが子らは親なし子になってしまう…。その焦燥感、絶望感が行間に滲む。
「地獄だ、地獄だ。呻き声ひとつたてるものもなく、まったく死後の世界である。」(『長崎の鐘』より引用)
子供たちの父は、倒壊した病院の瓦礫を這い出て生き残った医者で、看護婦とともに負傷者の救護と応急手当にあたった長崎医大の先生だった。
自身が負傷者のひとりにも関わらずに、無理をした反動が一年後にくる。駅前で昏倒したのだ。放射線物理医学を長年研究していたため、医学博士号と引き換えに白血病に侵された身体に、原爆症が追い討ちをかけて病床から起き上がれなくなる。
「孤児収容所……ああ、私は悪寒がしてきた。あんな所へこの子が入れられたら…。」
「居候・やっかい者・まま子・連れ子・ひねくれ・ぐず・お世話・ご恩・真人間……孤児が真実孤児の道を歩こうとすれば、いやでもおうでも、耳には痛い言葉が入り、目にはつれない仕打ちがうつる。」
「辛い目に会うたことのない人は無遠慮である。心に傷のない人は鈍感である。自分が鈍感だから、敏感な人がそばにいることに気がつかない。そうして無邪気に他の人の心の傷に触る。」
悩みが反芻する思い乱れる心の中に、永井隆はキリスト教信徒としてやがて救いを見出す。
「完全な幸福は神と一致することであった。―――私は今幸福である。そして二人のわが子も、この心境を持つように祈っている。」「真の信仰をもった人がどんな境遇にあっても、いつもくったくなく、子供のように明るい顔をしているのは、こうして時々大いに泣いて神から慰められ、かぎりない幸福を味わっているからではあるまいか?」
宿命づけられたわが子の<不憫さ>を信仰の力で<神の祝福>に転じさせる生き方には感銘を覚える。読み手は愛に満ち溢れた言葉(想念)に涙する以外にない。是非『長崎の鐘』と併せて読まれることをお奨めする。
「地獄だ、地獄だ。呻き声ひとつたてるものもなく、まったく死後の世界である。」(『長崎の鐘』より引用)
子供たちの父は、倒壊した病院の瓦礫を這い出て生き残った医者で、看護婦とともに負傷者の救護と応急手当にあたった長崎医大の先生だった。
自身が負傷者のひとりにも関わらずに、無理をした反動が一年後にくる。駅前で昏倒したのだ。放射線物理医学を長年研究していたため、医学博士号と引き換えに白血病に侵された身体に、原爆症が追い討ちをかけて病床から起き上がれなくなる。
「孤児収容所……ああ、私は悪寒がしてきた。あんな所へこの子が入れられたら…。」
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「辛い目に会うたことのない人は無遠慮である。心に傷のない人は鈍感である。自分が鈍感だから、敏感な人がそばにいることに気がつかない。そうして無邪気に他の人の心の傷に触る。」
悩みが反芻する思い乱れる心の中に、永井隆はキリスト教信徒としてやがて救いを見出す。
「完全な幸福は神と一致することであった。―――私は今幸福である。そして二人のわが子も、この心境を持つように祈っている。」「真の信仰をもった人がどんな境遇にあっても、いつもくったくなく、子供のように明るい顔をしているのは、こうして時々大いに泣いて神から慰められ、かぎりない幸福を味わっているからではあるまいか?」
宿命づけられたわが子の<不憫さ>を信仰の力で<神の祝福>に転じさせる生き方には感銘を覚える。読み手は愛に満ち溢れた言葉(想念)に涙する以外にない。是非『長崎の鐘』と併せて読まれることをお奨めする。
2015年10月14日に日本でレビュー済み
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子供を思う親の気持ちが切実と伝わって切ない気持ちになりました。
2013年11月5日に日本でレビュー済み
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この本の件については以前に評価していますが・・・?
内容は非常に良い。
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