前半は哲学史の概観（といっても思想のつながりが明確に説明されており、極めてわかりやすい）。後半はそれぞれの思想を今に生きる我々にどう適用していくかという説明。多分大学の教養課程で使われている教科書だと思うが、私のような素人が、哲学の全体像、そしてそれが人の生き方にどうか関わるかを理解するのに最適な本である。２０年近く前に初めて読み、今に至るまで何度読み返したか数えきれない。こんな良質の教科書で、教養としての哲学を教わる中央大学の学生は幸せだと思う。

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哲学の探究 単行本 – 1993/4/1

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