幅広い内容を統合的に扱ったよい本だと感じました。
ビジネスにとても馴染み深いのに皆がその意味をぼんやりとしか分かっていない「記録」や「情報」、「知識」といった概念に関して、その意味内容やそれぞれの関係性を明確に示しています。
大学の教科書として書かれたようですが、むしろ実務からより突っ込んだ理解をしたい実務家ビジネスマンやエンジニアに読んで欲しいです。
次のような話題の複数に渡って興味や関心をお持ちの方にお薦めします。
・データ永続化、データ正規化、ERモデル、UMLクラス図
・レコードマネジメント、記録管理、文書管理
・情報統制、情報管理、情報セキュリティ、個人情報保護、機密情報保護
・ナレッジマネジメントのSECIモデル
別の方が書かれているように記述には一部舌足らずだったり表現が理解しづらかったりするところがありますが、「これじゃあ理解できないよ」って程ひどい記載ではないと感じましたし、実務家としては類書にあまり出会わないのでこのような本は貴重でありがたいです。
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