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シンジケート ペーパーバック – 2006/12/1
穂村 弘
(著)
- 本の長さ117ページ
- 言語日本語
- 出版社沖積舎
- 発売日2006/12/1
- ISBN-10480601110X
- ISBN-13978-4806011101
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登録情報
- 出版社 : 沖積舎 (2006/12/1)
- 発売日 : 2006/12/1
- 言語 : 日本語
- ペーパーバック : 117ページ
- ISBN-10 : 480601110X
- ISBN-13 : 978-4806011101
- Amazon 売れ筋ランキング: - 639,510位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2020年1月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
歌というものは綺麗で無くてはいけないのか
そんな疑問を打ち消してくれる様な歌集
商品状態はよい。汚れも無い
手に取ったらじっくりと最初の一ページを眺めてほしい。あっという間に歌の世界へと誘われるだろう。
それから読んでくとかなり気になるのがいわゆる"電波"的な表現。
ラグーンに傷ついた人魚にとどめを刺しにゆく 鳩のくちづけ 罪の定義は任せるよ
等。
しかし、この電波的な表現が31文字の中で生きて美しくなろうとしてる様は正に芸術としか言い様が無い。
あまりに衝撃すぎて、それから数日間は短歌が作成出来なくなった程である。
余談だが、このシンジケートの中には教科書に採用された歌もいくつかある。
しかし、採用されなかった歌もある。
何故採用されなかったのか理由を考えてみるのも楽しいだろう。
以上、私の主観で書いたレビューである
そんな疑問を打ち消してくれる様な歌集
商品状態はよい。汚れも無い
手に取ったらじっくりと最初の一ページを眺めてほしい。あっという間に歌の世界へと誘われるだろう。
それから読んでくとかなり気になるのがいわゆる"電波"的な表現。
ラグーンに傷ついた人魚にとどめを刺しにゆく 鳩のくちづけ 罪の定義は任せるよ
等。
しかし、この電波的な表現が31文字の中で生きて美しくなろうとしてる様は正に芸術としか言い様が無い。
あまりに衝撃すぎて、それから数日間は短歌が作成出来なくなった程である。
余談だが、このシンジケートの中には教科書に採用された歌もいくつかある。
しかし、採用されなかった歌もある。
何故採用されなかったのか理由を考えてみるのも楽しいだろう。
以上、私の主観で書いたレビューである
2024年2月1日に日本でレビュー済み
先日拝見したTV番組での語り口が飄々とした詩的ユーモアに溢れていて魅力的だったので、第一作から読んでみようと思い手に取った。1990年刊行の本なので、30年以上遅れた読者ということになる。(穂村さんを褒めていた高橋源一郎さんの文章を90年代前半には読んでいたのだが。)
恋人との思い出を表現した短歌が多いが、ハードカバーに添えられた栞に掲載されている林あまりさんの指摘によると、これは既に終わった恋愛関係を歌ったものらしい。成程、発刊時に穂村さんは30代だったが、学生時代のことを歌っていると思われる歌が多い。記憶から取り出した割に瑞々し過ぎる視覚性と感情に溢れているあたりに、この詩人の脳と感性が普通の人とは異なっていることが感じられる。
また、意外に暴力的な歌が混じっている点も興味深い。例えば、以下の歌。
女の腹なぐり続けて夏のあさ朝顔(べんき)に転がる黄緑の玉
女にはなにをしたっていいんだと気づくコルクのブイ抱きながら
これらの歌に込められた暴力性と他の歌に表現されている繊細な感性とをまとめて「少年らしい」と形容することは、今の時代に許されないのかもしれない。でも、野蛮さや繊細さはどちらも「少年」が「大人」になりながら通常失っていくものである。断言しよう。ダメンズの匂いを帯びる人だが、この人は女性にモテる。(実際、僕が観たETVの番組で彼は読者達とzoomか何かで繋がっていたが、画面に映る読者の大半が女性だった。)
あとがきに代えて書かれた「ゴーフル」という文章で、この恋愛の相手だった女性との出会いを穂村さんは書いている。幾つもの歌に引用された女性の言葉が本当なら、この女性の感性とことばを穂村さんは大好きだったのだろう。
恋人との思い出を表現した短歌が多いが、ハードカバーに添えられた栞に掲載されている林あまりさんの指摘によると、これは既に終わった恋愛関係を歌ったものらしい。成程、発刊時に穂村さんは30代だったが、学生時代のことを歌っていると思われる歌が多い。記憶から取り出した割に瑞々し過ぎる視覚性と感情に溢れているあたりに、この詩人の脳と感性が普通の人とは異なっていることが感じられる。
また、意外に暴力的な歌が混じっている点も興味深い。例えば、以下の歌。
女の腹なぐり続けて夏のあさ朝顔(べんき)に転がる黄緑の玉
女にはなにをしたっていいんだと気づくコルクのブイ抱きながら
これらの歌に込められた暴力性と他の歌に表現されている繊細な感性とをまとめて「少年らしい」と形容することは、今の時代に許されないのかもしれない。でも、野蛮さや繊細さはどちらも「少年」が「大人」になりながら通常失っていくものである。断言しよう。ダメンズの匂いを帯びる人だが、この人は女性にモテる。(実際、僕が観たETVの番組で彼は読者達とzoomか何かで繋がっていたが、画面に映る読者の大半が女性だった。)
あとがきに代えて書かれた「ゴーフル」という文章で、この恋愛の相手だった女性との出会いを穂村さんは書いている。幾つもの歌に引用された女性の言葉が本当なら、この女性の感性とことばを穂村さんは大好きだったのだろう。
2019年6月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
印刷ミスで最初数ページに折れ目が入ってる不良品が届きましたので少し不快を感じます。
2015年9月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
一首めが一番好き
この歌の背景を別れ話か一筋縄では行かないような話し合いだと解釈している人がいたが、違う気がする。愛する人の知らない世界を見せた男の、誇りとよろこびの歌でしょう。
その意味ではむしろ、寺山の「われは両手を広げていたり」を想起させる。違うのは、この場合見せた世界がにわかには受け入れがたいものだったらしく、拒否られているところ。そこが滑稽で、ロックを感じる。ただし本心からではない。「初めて火をみる猫の目」だから。
他の解釈があれば、コメントで教えてください。
この歌の背景を別れ話か一筋縄では行かないような話し合いだと解釈している人がいたが、違う気がする。愛する人の知らない世界を見せた男の、誇りとよろこびの歌でしょう。
その意味ではむしろ、寺山の「われは両手を広げていたり」を想起させる。違うのは、この場合見せた世界がにわかには受け入れがたいものだったらしく、拒否られているところ。そこが滑稽で、ロックを感じる。ただし本心からではない。「初めて火をみる猫の目」だから。
他の解釈があれば、コメントで教えてください。
2015年6月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
もっと早くこの作品を知りたかったです。
今まで持っていた短歌のイメージがガラッと変わりました。
素晴らしい!
今まで持っていた短歌のイメージがガラッと変わりました。
素晴らしい!
2013年12月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
少なくても今までに読んだことのなかった世界に連れて行ってくれた。この作品に影響されて今活躍されている歌人も多いはず。
ロックンロールすら感じたのは私だけか。借りて読むのではく、買う価値あり。あとは実際に手にするだけ。
ロックンロールすら感じたのは私だけか。借りて読むのではく、買う価値あり。あとは実際に手にするだけ。
2016年9月26日に日本でレビュー済み
#穂村弘 #短歌 夕闇の受話器受け(クレイドル)ふいに歯のごとし人差し指をしずかに置けば #返歌 携帯の受話器受け(クレイドル)倒れ充電をしないんだからUSBで。