母親の死をきっかけに
家の外にでられなくなった少年・ひなた。
妻の死にむきあえず、仕事に没頭する父親。
そんなある日、母親の飼い猫ノワールが
ひなたに話しかけてきて。。。
ノワールは母親の幼いころ、うばのように育ててくれたお手伝い
橋口さんのうまれかわりだと名乗り、
ひなたにごはんをつくること、食べることを思い出させます。
幼馴染の少女もTし登場し、ひなたが少しずつたちなおるのと平行し
年老いた猫であるノワールは、寿命をまっとうしようとします。
死に直面し、それをどう受け止めるかというテーマを、
母親から子どもに伝えるように描かれたお話でした。
物語は基本的に児童文学のようなストーリー展開なのですが
父親のモノローグも錯綜し、大人向けにしあがっています。
天寿をまっとうする橋口さんの死への態度が凛々しく
印象深いお話でした。
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猫の橋口さん (中経の文庫 み 3-1) 文庫 – 2008/1/1
水無月 さらら
(著)
- 本の長さ223ページ
- 言語日本語
- 出版社KADOKAWA(中経出版)
- 発売日2008/1/1
- ISBN-104806129402
- ISBN-13978-4806129400
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登録情報
- 出版社 : KADOKAWA(中経出版) (2008/1/1)
- 発売日 : 2008/1/1
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 223ページ
- ISBN-10 : 4806129402
- ISBN-13 : 978-4806129400
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,670,322位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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上位レビュー、対象国: 日本
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2008年3月26日に日本でレビュー済み
小学校4年生の男の子がお母さんを病気で突然失ってしまいますが、
そのお母さんが飼い猫に遺した息子のことを託したのでしょうか、
猫と人間の言葉で心中で会話できるようになった少年は、引きこもり
から再び外の世界へと導かれていきます。
万人向けの家族小説だと思いますが、特に学齢期の子どもを持つ
親が読むと、感動しつつも、考えさせられることのある本だと思います。
これから始まる父子家庭の奮闘ぶりを続編で読んでみたい気もしました。
そのお母さんが飼い猫に遺した息子のことを託したのでしょうか、
猫と人間の言葉で心中で会話できるようになった少年は、引きこもり
から再び外の世界へと導かれていきます。
万人向けの家族小説だと思いますが、特に学齢期の子どもを持つ
親が読むと、感動しつつも、考えさせられることのある本だと思います。
これから始まる父子家庭の奮闘ぶりを続編で読んでみたい気もしました。
2008年2月12日に日本でレビュー済み
始まりはそんなに面白くありませんが、だんだんと引きずり込まれてゆき、お母さんが亡くなった時のショックで引きこもりになってることが分かりました。おばあちゃんの生まれ変わりである飼い猫の橋口さんと学校での唯一の幼馴染との心温まる会話、最後には母親の遺書を読んだ時には、自然と涙があふれてきました。とても、感動する小説です。